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5・終りに__補足 いくつか補足をしておきたい。 イ・ビョンホンに心酔する、崇拝する、追っかける……。 そういう現象じたいはそう珍しいことではない。 とくに女性の間ではしばしばそうした現象が生起する。 こうした現象はいったい何を表しているのか。 イ・ビョンホンの演技の秘密とともに解いてみたい……。 そう思って書いたのがこの拙稿だ。 私は優れた芸能者が生起させるこの現象には、 人間の根源的な問題がたくさん隠されていると思っているのだが、 世間の目はいつもけっこう冷ややかだ。 実際、そうした目に晒されて困惑するファンもたくさんいるだろう。 私も芸能(演劇)の端っこに身を置いているものなので、 正直、そうした世間や隣人の目をいつも悲しく思っている。 世間の目が冷たい理由は、こうした現象は宗教の原初的な姿を垣間見せているからだ。 そのカリスマを信じないものたちは、信者たちの熱を異様なものとして退けたいのである。 むかしの人はよく「芝居は女・子供のものだ」と言った。 そのあとかならずこう付け加えるのだが……、「芝居などやめておけ」(笑)。 こうした差別意識はたぶん江戸期、 歌舞伎役者を「河原者」(ケガレ)と蔑称していたことからくるのだろうが、 「女・子供のもの」ということば自体はとても核心を突いている。 「女・子供」とは差別する側から言うと、「社会の中心にはなれない者」という意味である。 砕けて言えば、遊んでばかりいて社会の役に立たない者、ということ……。 いまは「女・子供」もすっかり社会の中心に取り込まれて、ひじょうにヤバイ時代なのだが(笑)。 イ・ビョンホンのことで言おう。 かれの演技は優れて巫的であり、 さまざまな物語や人物に憑依されると言ってきたが、 それは言いかえると、 イ・ビョンホンはさまざまな物語や人物を自在に往来できる子どもだ、 女だ、遊びの天才だ、ということである。 そのことはイ・ビョンホン自身が「子どものころ、ジャッキーチェンに憧れた」と 告白していることからも容易にわかる。 イ・ビョンホンはジャッキーチェンみたいに、自分が子どものときみたいに、 演技・映画という世界で、夢中で遊びまくっているのだ(笑)。うらやましい……(笑)。 付け加えておくと、イ・ビョンホンの遊びの世界はジャッキーチェンより格段に幅が広い。 人間の営みのすべては間違いなく、 女性が「子を孕み、産み、育てる」という行為をモデル(起源)にしている。 女性のそうした根源的な行為を真似て、 人間はこの世界にさまざまなものを作り出してきたのだ、 産み育ててきたのだ。 女性のそうした創造行為を もっとも直接的に受け継いでいるのが子供の「遊び」である。 子育ての経験があるものは最初誰でも驚いたはずだが、 幼いころ、子供たちは徹底して遊ぶ。 起きてから寝るまでもう一日中とことん遊びまくっている、 私の息子たすけもそうだが……(笑)。 この社会の原則(現実原則)をすべて一瞬のうちに遊びへと解体する。 そしてその遊び方もじつにさまざまで自由自在である、 イ・ビョンホンのように……(笑)。 それは言いかえると、子供がじつにさまざまな世界に入り、 じつにさまざまなものをそこで産み出している、作り出しているということである。 もちろんそれを教えながら子供に付き合っているのは、 子供と一緒に遊んでいるのは母親である。 詩人の谷川雁さんはよく「子どもは誰でも3歳までは天才です」とおっしゃっていたが、 子供たちのこうした「遊び」がのちに社会のさまざまな分野で発揮されてくるわけだ。 子供がさまざまな遊びにすぐに入り込めるのは、 むろん子供の資質が、男の子・女の子に関わりなく 心身がひじょうに「受動的」だからである。 資質が巫的(女性的)だからである。 もっと言えば「両性具有」的だからである。 まだ男でも女でもなく中性的だからである、 イ・ビョンホンのように……(笑)。 俳優の基本、演劇の基本がこの「遊び」にあることは改めて言うまでもない。 そうした流れで言うと、 女性ファンがイ・ビョンホンに憑依するのは、 イ・ビョンホンと「母-子」の遊びの世界に還りたいからである。 「母-子」の世界で遊び、自由に世界や物語を出入りしたいからである。 事実、イ・ビョンホンをわが子のように感じているひとも多いとおもうが、 そうした女性ファンの欲望はとても人間的で、しかもひじょうに根源的なものだ。 だからこそ女性ファンは至上の幸福感を味わえるのだ。 そのことを否定する権利は誰にもない……。 図式的に言えば、宝塚ファンの場合は「母-女の子」の世界、 イ・ビョンホンや女形スターのファンの場合は「母-男の子」の世界、 ということになっているのではないかと私は想像している。 もうひとつ……。 イ・ビョンホンはハリウッド映画にも出演したようだが、 はたして世界的に評価されるようになるのだろうか……? 私もイ・ビョンホン・ファンなのでぜひそうなってほしいのだが、 じつはあまり期待をしていない。 イ・ビョンホンに期待しないのではない。 欧米のひとたちの俳優を見る目にあまり期待できないのだ。 そのことは 日本ではアラン・ドロンの評価はひじょうに高いのに、 本国フランスではきわめて低いことを知っているからだ。 代わりに同じころ活躍した ジャン=ポール・ベルモンドの評価はひじょうに高い……。 このことはなにを意味しているのか。 一言でいえば、日本あるいはアジアは基本点に 「母権社会」なので女性的資質にたいする評価が高くなるのだが、 欧米は「父権社会」なので男性的資質を評価し、 女性的資質をあまり評価しないのだと私は考えている。 自然崇拝の痕跡を残している仏教文化圏と、 それを断ち切ったキリスト教文化圏の違いというのか……。 アラン・ドロンは女性的資質が強く、ベルモンドは男性的資質の強い俳優である。 イ・ビョンホンとソン・ガンホとの対比によく似ている。 まあ、欧米の文化圏(キリスト教文化圏)のひとたちには、 巫的な演技を基本としているイ・ビョンホンのすばらしさは あまりよくわからないのではないかと私は疑っているわけだ。 もし予想が外れたら、 私のキリスト教文化圏にたいする評価はいまより高くなるのだが……(笑)。 もちろん外れることを祈りたい……。 <終> -------------------------------------------------------- ●こむぎさん 「深いため息」とは? わかるようなわからないような……(笑)。 ●ひまわりの種さん イ・ビョンホンは年齢的にも、 自分の演技の幅をもっと広げたいと思っているのではないでしょうか。 心配ないと思いますよ(笑)。 ●クムさん 巫女的資質=女性的資質ということなのですが……。 ●minmiさん 「ビョンホンは、本国韓国では韓流スターであり、 必ずしも人気や評価がトップというわけではないのです」 私もそうだろうなあと想像しています。 かれは韓国人としてはかなり異質だと思います。 韓国の人は、男性も女性も概ね「男性的資質がとても強い」傾向にあります。 ソン・ガンホやチャン・ドンゴンを観ててもそうですね。 女優も、日本の女優さんが持っているような 「奥ゆかしい色香」?を持っている女優さんをあまりみかけないですよね。 私は在日の方もけっこう知っていますが、みなさん、日本人よりはるかに 「気が強い」というか(笑)、ひじょうに男性性が強いです。 その意味でいうと、イ・ビョンホンは韓国人としてはかなり珍しく 女性的資質が強い俳優だとおもいます。 どちらかというと資質的には日本人に近いんです。 ですから本国の人気はいまひとつだろうと思いますし、 日本人受けするのもよくわかります。 往年のアラン・ドロンや、ジェームス・ディーンなんかもそうなんですが……。 ちなみに韓国の方が概して男性性が強いのは、 韓国が他国に侵略されつづけてきた歴史をもっているからではないかと 思っています。強くならないと自分たちを守れなかったから、というか……。 このブログは別にイ・ビョンホン・ファンのためにやっているのではないので、 遠慮なくなんでもお書きください。私がお守り?しますので……(笑)。 ●ゆうさん 「ビョンホンさんと同じ歳の息子のことは気にならないのに、 ビョンホンさんのことが気になるのは何故でしょう」 利害関係がないので、かえってより強く思うことができる のではないでしょうか……? ●テレジアさん ビョンホンが好きなのは、そこに自分を投影しているからだ、 と単純に考えればいいのではないでしょうか。 演技は憑依的ですが、物語や人物に憑依するには、 物語や人物の心を読む力が必要ですから、 ビョンホンは理知的でもあると考えたほうがいいと思います。 どうぞ映画のほうもごらんください(笑)。 ●マーガレットさん 「多くの女性をひきつける性的魅力を持つ男性的資質。 (ファンは、これは外せないと思います)」 そうおっしゃるのは、マーガレットさんの中の女性的資質が ビョンホンの中の男性的資質に強く反応しているからだとおもいます。 そのあたりはファンによってそれぞれ 微妙に違うのではないでしょうか。 「演技を離れたイビョンホンの持つ男性的資質にも ふれていただきたかったのですが」 私はあくまで俳優イ・ビョンホンを論じようと思っているだけなので、 そのあたりのことはご期待に沿えないかとおもいます……。 「セクシー、エロスとは女性的資質、男性的資質 両方合わさったものから滲み出るものと考えていいのでしょうか」 そう考えていいのではないでしょうか。 ●クラナッハさん キリスト教はなぜ男性性が強いのか……? 私の素人考えですが、二つ理由があるのではないかと思っています。 一つは、キリスト教が自然に恵まれない環境(砂漠)で育ったせいです。 そのため人々は自然とつねに戦わざるをえなかった、 その影響だと思います。 ちなみに日本の場合は自然が豊かだったので、戦うのではなく、 自然と調和しながら生きる考えをとってきたと思います。 もう一つは、キリスト教がつねに 政治的権力の争いの場に晒されてきたことです。 人心を治めるには政治と宗教が必要です。 そのため西欧の政治的権力者たちはいつも キリスト教の争奪戦を繰り広げてきたという歴史があります。 そうした闘いの場に晒されてきたため、 次第に男性性の強い宗教に変質していったのではないかと思っています。 ちなみに日本の場合は、「姉弟」あるいは「兄妹」で政治と宗教を司る、 という上手いやり方でやってきたと思います。 もちろん「天皇制」のことですが……。 ●あんぱんさん 「抱きしめて守ってあげたい」というのは あんぱんさんの中の女性的資質の発露だとおもいますが……。 「万人受けはしない魅力とも言えます」 万人受けする俳優なんていないのではないでしょうか(笑)。 ●ゆうさん minmiさんは自分の思っていらっしゃることを率直に書かれただけですから、 minmiさんという方はそう思っていらっしゃるのか、 と受け止めればよいだけではないでしょうか……。 イ・ビョンホン・ファンを自認してらっしゃる方で、 ビョンホン・ファンでない方に強い物言いをなさる方が時々いらっしゃいますが、 私もそういう方には少々戸惑いをおぼえるのですが……。 ●チェブさん シュール・レアリストのブルトンはこう言っています。 「お前は何者かと問われたら、誰と付き合っているかを言え」と。 そうすると、相手も自分がどういう人間かわかってくれるだろう、 という意味です。 ビョンホンに心酔する。 と、それは、そこ(ビョンホン)に自分が表れているということだ、 と単純に考えればいいのではないかと思います。 俳優のどういう表現を繊細と見るのか、 それは私たち日本人と欧米人とではどうやら違うようだ、 と考えておいたほうがいいような気がするのですが……。 ●綾香さん 「どうして、母世代や祖母世代の括りや観点で話が進むのでしょう?」 私は少しもそういう観点で書いていませんが……(笑)。 私が書いているのは、ビョンホンの中の男性的資質に 自分の中の女性的資質を反応させている女性ファンもいるだろうが、 それだけではビョンホン現象は説明できない。 女性ファンの中の女性的資質がビョンホンの中の女性的資質に 強く反応しているからカリスマ化が起こるのだ、ということです。 また、たしかに「母-子」については書いていますが、 「見守る」なんてどこにも一言も書いていませんよ。 (コメントされる方で使ってる方はいらっしゃいますが) 「母-子」の世界についても、 「ほんらいの自分」の世界という意味で使っているだけで、 そこへ帰りたいという無意識(心)が働いている方もいらっしゃるだろう と言っているだけです。 そこへ論を着陸させているわけではありませんよ。 「(私の)ビョンホンさんファンのお友達は、20代や30代ばかりです」 「年齢的に考えたら、普通に恋愛対象になりうる世代なので、 そう言う考えは浮かばないです」 綾香さんたちの場合は、自分たちの女性的資質が ビョンホンの中の男性的資質により反応しているということでしょう。 そういう意味では、綾香さんたちの場合は ビョンホン現象を形成しているわけではないということになります。 もっとも私が書いていることは あくまでファンの「無意識」のレベルで起きていることなので、 綾香さんたちのケースが恋愛的感情だけで イ・ビョンホンに反応しているのかどうかは疑っていますが……。 でないと、イ・ビョンホンに群れるはずがありませんから……。 「オバ様のものになってしまう」 そういう言葉を使ったり、そういう見方をしてしまう綾香さんを 私は人間としてとても疑ってしまうのですが……(笑)。 ともあれ、もう少し冷静に、ちゃんと読んで、 ちゃんと理解してからコメントしてほしいと思います。 それが書いたものにたいする礼儀だと私は思っていますが……。 ●youkoさん ありがとうございます(笑)。 ただ、イ・ビョンホンを観はじめてたしかにまだ三ヶ月ですが、 芝居を40年やってまして、その間、まあ私なりに 時間と金を使っていろいろと勉強したり考えたりしてきたことを 書いてるわけで……(笑) 「彼がラブシーンが上手いと言われるのは 凄く女性の感性を理解しているせいなのかと思っていましたが、 女性的資質が強いことと少しは関係あるでしょうか」 女性的資質が強いので女性の感性も 私たち普通の男よりはよくわかる、ということじゃないでしょうか(笑)。 「男も惚れる男」。 そういう男ってやっぱりかっこいいですよねえ。 ●不二子さん はじめまして。私もまったく不二子さんに同感です。 ありがとうございます! ホッとしました(笑) ●ライラックさん イ・ビョンホンとファンの心理、あり方はたくさんの大事なことを 考えさせてくれます。 それに刺激を受けて書いたというのがほんとうのところです。 その意味では、この拙論を読んで一緒にいろんなことを考えてくださる読者が、 私にとってはいちばんありがたい読者だということになります。 お読みいただいてほんとうに感謝します。 ●ポプラさん 「奴奴奴」の評判、上々のようですね。楽しみにしています。 ●minmiさん そうでしょうか? 少なくともイ・ビョンホンの女性的資質な豊かさは 韓国俳優の中では抜きん出ているような気がしますが、 私が観た限りの映画の中では……。 「特に、若い男性アイドルなどは、日本同様、 中性的な人のほうが多いのですよね」 もしそうだとしたら、休戦中ではあるけれども、 国や社会の状態が安定してきたことを表しているのではないか と思いますが……。 「隠しているものが多く見える人ほど、日本人受けするのかな、 と考えていたのですが」 単純に日本人の資質に合っているからだ、と考えていいのでは ないでしょうか。 ●こむぎさん ありがとうございます(笑)。 イ・ビョンホン、作品的に時々ちょっと恵まれてないよな、 と思うことがあります。 心に残るとてもいい作品を創れる俳優なので、 ほんと、いっつも、いい監督とシナリオに出会ってほしいですよねえ(笑)。 ●さくらさん 「minmiさんのコメントに、 韓国の宗教をキリスト教国家だとのコメントは適切ではありません。 確かに教会の数の多さ、教徒の数も多いですが、仏教(儒教)です」 はい、私自身はほかの映画欄にも書きましたが、仏教国だと認識しています。 「チャンドンゴン・イ・ビョンホンは30代俳優のトップスターです」 そうですか、失礼しました(笑)。 本国の人気面に関しては、私にはまったくわからないです。 みなさんによっておっしゃることが違うものですから……。 ただ、私は本国での人気度にはあまり関心ありませんし、 興味もありません。 イ・ビョンホンはいい俳優だと思っているだけなものですから……。 ●杏さん どうも理解していただけないようですね。 私の説明不足かもしれませんが、私は、 かれはひじょうに恵まれた女性資質をたくさん持っていると言っているだけで、 男性的資質がないと言っているわけではありません。 ちゃんと持っているわけで、場面によっては その資質が、男性的なところが強く出ることも多々あると思いますよ。 また、性格が短気であることと、男っぽいということはなんの関係もありません。 女性だって短気なひとはたくさんいるわけで……(笑)。 杏さんがイ・ビョンホンを男っぽいと見てるとすれば、 それは杏さんの中の女性的資質がビョンホンの中の男性的資質に 強く反応していることを表しているだけです。 自分にはビョンホンがそう見えるからといって、 他人にもそう見えているとは限らないのです。 きわめて常識的なことだと思いますが……。 ●聡さん そうですね。ビョンホンの資質、表現はとても「アジア的」です。 なのでアメリカ人にわかるかとなると微妙だと思っています。 韓国の俳優の中でもおっしゃる通り、 ビョンホンの繊細さは独特だし、異質だなあと私は感じています。 韓国の方と日本人の受け止め方も 微妙に違うんじゃないかなと思っています。 あくまで韓国映画を観るかぎりということなのですが……。 ●チェブさん A・ブルトンです。 「ビョンホンさんもこれからいろいろな「反応」と出会っていくのでしょうね」 メジャーに行った日本人選手は、話には聞いていたんだけど……、 と、最初はかなり戸惑いますよね。映画の世界も同じだろうなと思います。 仕事の仕方がもう全然アジアとは違いますから(笑)、 それに慣れるだけでもたぶん大変でしょうねえ……。 ●minmiさん 「韓流」ということばがどうして生まれたのか、すこしわかってきました。 ありがとうございます。 「短いコメント欄でうまく簡潔に説明するのって、本当に難しいですね。 どうしても言葉足らずというか、誤解されそうで…。」 私もビョンホン論、ちょっと長めに書きましたが、それでも けっこう誤解するひとはします。ほんと、難しいです(笑)。 でも、誤解するひとはたとえちゃんと書いたとしても誤解するんじゃないかと 私は諦めていますが……(笑)。 ちなみに私はminmiさんにお書きいただいていること、 minmiさんのお気持ちは私なりにじゅうぶん汲み取っているつもりなので、 これからもどうかコメントくださいね。 お互いにコメント(会話)を繰り返すことで、ひとは互いに相手を理解し、 お互いに自分の間違いに気がついていくものだと思いますので……。 ●keiさん このブログは狂信的なイ・ビョンホン・ファンのための ブログではありません。 イ・ビョンホンのことをあまりよく知らない人や、 調べたことがない人が書いても、誤解して書いたりしても、 悪意がない限り、構わない場所です。誤解も貴重な意見なのです。 狂信的なイ・ビョンホン・ファンの攻撃性のほうが はるかに悪質であり、怖いです……。 このブログでも、そういうものがだんだん表れはじましたね。 そういうファンに囲まれているんだとしたら、 イ・ビョンホンがちょっと可愛そうになりますね……。 ●yorumuさん 韓国映画を観てると、いい俳優がいっぱいいてうらやましいのですが(笑)、 しかしどうして日本人はとりわけイ・ビョンホンに反応するのだろう……? というのが、そもそもイ・ビョホン論を書いてみたいと思った動機なんです。 もちろん私も大好きなので、いったい私の何が、 日本人の何が反応しているのだろう、と……。 ですから、ここに書いたことはイ・ビョンホン論でありながら、 じつは日本人論でもあると思っています。 イ・ビョンホンを語ることで日本人の心の深層を見直してみたかったというか……。 そういう意味でいうと、日本人と韓国人の温度差をコメントしてくださったりする minmiさんやyorumuさんのコメントは私にとっては大変貴重です。 「肩の力を抜いてビョンホンさんを応援したい」 「わたし自身も遊び心いっぱいにしてビョンホンさんの作品を楽しみます」 まったく同感です(笑)。 ●keiさん 間違っているのかどうか私にはわかりません。 韓国映画界や映画で観るイ・ビョンホンのほかのことは 私はあまり知りませんので……。 ただもう少し穏やかな物言いがあると思うのですが……。 ●ソヌッチさん 偶然観た「甘い人生」に私も感謝してます(笑)。 どうもここのところ映画(洋画・邦画)が面白くないなあ と気持ちが沈んでいた矢先でしたので……(笑)。 私たちの知らないところでイ・ビョンホンをいい俳優だと思っているひとは けっこうたくさんいるんじゃないかなあと思っています。 「いい男だし、声はいいし、演技はいいし(特に美しき日々)、 話すことも賢いし、飽きないし」……。 ごちそうさまです(笑)。そういうふうに素直におっしゃっていただけると、 なんだかこっちまで幸せになります(笑)。 ●テプンさん 「作品を作る際、監督に意見を言う情熱が彼を支えている」 ほんとに映画が好きで、いい作品を作りたいんでしょうね。 天職だというご意見、よくわかります……。 ●スクリーンさん 10分の1くらいは、スクリーンさんのために書きました(笑)。 ほんとですよ(笑)。 時間に余裕ができたら当然ビョンホンを真っ先に観ます(笑)。 ●杏さん 「ビョンホンはとても男っぽい人です」 そう思う方は、自分の中の女性的資質が イ・ビョンホンの中の男性的資質に反応しているのだ、 しかしそれだけではカリスマになることはできない、 というのが私の論の骨子なんですけどね……。 そうでないとしたら、そこのところをコメントしてくれないと 考えの違いもへったくれもないように思いますが……。 「狂信的なファンの攻撃性」 コメントを読むとそういうものを感じることがあるということです。 そうでないとしたら、そういうものを感じさせないように 気をつけて文章を書くべきだと思いますが……。 実際minmiさんは、 「こちらにコメントされている ビョンホンファンの方たちの反発が怖くて、書き込めずにいました」 と書いていらっしゃいます。ということは読者にも、 なにかそういうものを感じさせるコメントがある ということではないのでしょうか……。 ●つばきさん 観客は映画や舞台を観るとき、物語の人物と同時に、 その人物を演じている俳優自身を観ている、 「二重」に観ている状態なのだとおもいます。 つまりビョンホン自身も観ているし、ビョンホンが演じている人物も 観ている……、「二重身」を観ている状態です。 ですから、どっちを観ているのかわからなくなる、というより、 どっちも観ているのだとおもうと、混乱しないですむと思いますが……(笑)。 もちろん私もつばきさん同様、どっちも観てるわけです。 NHKの紅白の件、ビョンホンの真摯な人柄が表れてますよね。 私もかれのそういうところがとても好きです……。 ●あんぱんさん 「女性のようななまめかしさを感じていました」 「彼があまりにも男性的であるなら、きっとこんなに惹かれていなかったでしょう」 ほんとに、ものすご〜く、よくわかります(笑)。 私も似てまして、あまりにも女性的な女性はちょっと苦手なんですよね(笑)。 しかし、なぜか「4・イ・ビョンホンと宝塚と女形」あまり読まれないですねえ。 理由がわかりません。 せっかくビョンホンの色香の謎を解いたつもりの章なのに(笑)。 ビョンホン・ファンはもしかしてせっかちの方が多くて、 「5」へと先に行っちゃうのでしょうか?(笑) それとも 「宝塚」「女形」の文字をできるだけ避けてお通りになりたい……?(笑) ●risamarieさん ありがとうございました。 根が単純だなんてとんでもないです。 「イ・ビョンホンの演技が凄いのは、ひとえに天才的な才能の故。 またファンがここまで嵌るのは、単に演技者としての魅力だけでなく、 彼そのものの持つ人間性の素晴らしさとの 両方に魅かれるからだと思っていました」 こういう理解だけでほんとうはもう十分なのだとおもいます。 とても深いところに届いているのだとおもいます。 人間はからだと心で何事も「先に」生きていきます。 私は「遅れて」それを一生懸命言葉にしているだけでして……(笑)。 ●つばきさん 長谷川一夫や林与一の色香とはちょっと違いますよね。 両性具有的という意味ではたぶん同じですが、 ビョンホンの場合は天性のもので、長谷川一夫や林与一の場合は、 歌舞伎一門の中でかなり意図的に作られているせいだ とおもいます。 似ている俳優を探すとすると、私は市川雷蔵かなと思っています。 雷蔵にはビョンホンと違ってちょっと近づきがたいところがありますけど……。 ●テプンさん 年齢的にみても、かれが働き盛りであることは間違いないでしょうね。 ただかれの場合は日本のファンの期待を大きく背負わされたり、 ファンと接触したりしなければいけないので、 負担はふつうの俳優より相当大きいとおもいます……。 がんばってほしいですね。 ●スクリーンさん 超ビョンホン・ファンのスクリーンさんの気持ちを ビョンホン・ファンでない方も少しは理解していただけると、 私も書いた甲斐があってうれしいんですけどね……。(笑) ●あんぱんさん おっしゃっているような意味で宝塚の男役スターの色香と、 ビョンホンの色香とが同じだと言ってるわけではないのです。 「両性具有」的な「構造」が同じだということです。 わかりやすく言うと、宝塚は、ビョンホンの色香の秘密がよくわかっていて、 それをお芝居としてやっている、そのため イ・ビョンホン現象と同じようなことがファンの間には起こる、ということです。 宝塚のトップスターの場合は、あくまで演技として「両性具有」を やってみせているだけですから、当然、「過剰」になってしまうと思います。 まあ、その意味では最初から、 ビョンホンと同じものを求めてはいけないわけです(笑)。 ●うすゆき草さん ていねいにお付合いしていただいている方がたくさんいらして ほんとうに感謝しています……。 ありがとうございました。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
深いため息と共に 読み終わりました。 |
こむぎ 2008/05/24 15:10 |
大変興味深く拝読いたしました。 |
ひまわりの種 2008/05/24 18:22 |
初めまして。 |
クム 2008/05/24 20:57 |
こちらにコメントされているビョンホンファンの方たちの反発が怖くて、書き込めずにいました。 |
minmi 2008/05/24 21:55 |
山崎さん こんばんは・・ |
ゆう 2008/05/25 01:27 |
山崎さん、こんばんは |
テレジア 2008/05/25 02:57 |
<続きです> |
テレジア 2008/05/25 02:59 |
山崎先生、演技力の分析ありがとうございました。 |
マーガレット 2008/05/25 11:08 |
山崎さん、こんにちは。 |
クラナッハ 2008/05/25 16:42 |
続き、、、 優れて女性的な資質から、宗教戦争まで引き起こす、かくも激しい男性的な宗教が何故,生まれたのかと言うのが私の素朴な疑問です。(もしかすると、見当違いのことを質問しているのかもしれませんがその点はなにとぞご容赦のほどを、、、) |
クラナッハ 2008/05/25 16:56 |
山崎さん、興味深く読ませていただいています。 |
あんぱん 2008/05/25 19:16 |
続き…彼の魅力は私にはたくさんあるのですが、演技が繊細なところも魅力のひとつです。あえて言えば万人受けはしない魅力とも言えます。 |
あんぱん 2008/05/25 19:18 |
山崎さん こんばんは |
ゆう 2008/05/25 19:34 |
続きです |
ゆう 2008/05/25 20:11 |
続きです |
ゆう 2008/05/25 20:23 |
山崎さん、こんにちは |
チェブ 2008/05/26 11:18 |
山崎様 |
綾香 2008/05/26 11:34 |
(続きです) |
チェブ 2008/05/26 11:38 |
続きです。 |
綾香 2008/05/26 11:52 |
ラストです。 |
綾香 2008/05/26 11:53 |
(続きです) |
チェブ 2008/05/26 11:58 |
山崎さん こんにちは |
youko 2008/05/26 17:23 |
(続きです) |
youko 2008/05/26 17:45 |
はじめまして。ビョンホン論。唸りつつ、楽しみに拝見させて頂きました。 |
不二子 2008/05/26 22:07 |
山崎さん、こんばんは。 |
ライラック 2008/05/26 23:23 |
(続きです) |
ライラック 2008/05/26 23:26 |
山崎様 |
ポプラ 2008/05/27 00:19 |
お忙しいのに、丁寧なコメントレス、感謝いたします。 |
minmi 2008/05/27 17:26 |
山崎さんのコメントが、もう『ど真ん中・ストライク!」だったものですから…。(笑) |
こむぎ 2008/05/27 22:57 |
山崎さん、初めまして、今晩は |
さくら 2008/05/27 23:33 |
山崎様 こんばんは |
杏 2008/05/28 00:18 |
山崎様、はじめまして、こんばんは。いつも興味深く拝見しています。憑依、本当に同感です。ですが、私もハリウッドでは韓国同様、ビョンホンよりもチャンドンゴンの方が受けるんじゃないかと思っています。ビョンホンの心の揺れを繊細に表現する演技はアメリカ人や韓国人に通じにくいに違いない。もちろん、ソンガンホやチャンドンゴンはいい俳優だと思いますが、私はビョンホンの演技がいつも、心の奥底に残って好きですね |
聡 2008/05/28 01:15 |
山崎さん、コメントありがとうございます。 |
チェブ 2008/05/28 08:18 |
すみません。 |
minmi 2008/05/28 12:52 |
(上の続き) |
minm 2008/05/28 13:00 |
山崎様興味深く拝見しております。minmiさんが、ファンでないため、反論が出やすいと思いますが、悪意でなく、ここは「ビョンホン論」なのですから、韓流スターと一括りにせず、彼の事をもっと調べて論ずるべきではないでしょうか?ファンは彼についてはよく知ってます。彼は韓流スターと呼ばれる事をきらっており、その作品も、韓流に迎合するものではありません。信念の人です。批評する前に理解してから、お願いします。 |
kei 2008/05/28 23:33 |
続き、私の読んだり、見たりして知っている彼は、何より映画を愛し、真摯に、ストイックに作品に向かっています。彼を好き嫌いに関らず、韓国の映画人が認めるところだと思います。純粋な人です。ソンガルボさんたちと同じ土俵に立っている、尊敬し合っている仲間なのです。かってに別のジャンルに置かないでください。ご理解ください。 |
kei 2008/05/29 09:31 |
山崎様 こんにちは |
yorumu 2008/05/29 13:24 |
続きです |
yorumu 2008/05/29 13:25 |
再びお邪魔し申し訳ありません。私はminmiさんを攻撃しようと思った訳ではなく、意見交換の場として、私の日頃思っていることを反論したかっただけです。私の言っている事は間違っているのでしょうか?狂信的なファンとは心外です。でも結果、いろいろな意見がでる事の妨げになったとしたら、お詫び申しあげます。発言に慎み、ビョンホンさんが可愛そうと言われないよう、ファンとして考えてみたいと思います。 |
kei 2008/05/29 18:48 |
山崎さん こんばんは。 |
ソヌッチ 2008/05/29 23:34 |
山崎様、大変興味深く読ませていただきました。俳優としてのビョンホンについて深く掘り下げたお話を聞けて、とても幸せです。 |
テプン 2008/05/29 23:41 |
続き |
ソヌッチ 2008/05/30 00:07 |
山崎様 こんばんは |
スクリーン 2008/05/30 00:07 |
山崎様、再びお邪魔することをお許しください。私のコメントを読んだところ誤字と文章がつながっていない部分があり、恥ずかしながら訂正させていただきます。 |
テプン 2008/05/30 00:22 |
山崎様 こんばんは |
杏 2008/05/30 00:50 |
山崎様 |
つばき 2008/05/30 12:27 |
山崎さん、こんにちは。 |
あんぱん 2008/05/30 14:20 |
山崎様 こんばんは。 |
risamarie 2008/05/30 18:49 |
これからもビョンホン作品をご覧になって、どんな感想を持たれるかとても楽しみです。 |
risamarie 2008/05/30 18:52 |
山崎さま |
つばき 2008/05/30 23:21 |
山崎様、こんばんは。「俳優がビョンホンの天職」に賛同していただきありがとうございます。カンヌでのビョンホンの発言で気になったのが、撮影のために200日以上韓国を離れたことについて「結婚していたなら許されなかっただろう」です。『巫』であるビョンホンに個人的な幸せは望めないのかも知れないと。今年一杯映画、ドラマの撮影が続きますが、以前は一つの仕事が終われば長い休暇を取っていた彼が、何故急に仕事をし続けるのか考えていますが、答えが出ません。 |
テプン 2008/05/31 00:36 |
山崎様 こんばんは |
スクリーン 2008/06/03 02:25 |
続きです。 |
スクリーン 2008/06/03 02:26 |
ビョンホンさんの色香のことです。 |
あんぱん 2008/06/04 18:58 |
山崎さんこんばんは!! |
うすゆき草 2008/06/05 20:35 |
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