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zoom RSS 妻よ薔薇のやうに_2 (1935) 日本

<<   作成日時 : 2016/01/07 15:12   >>

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[1190]美しき昭和モダン映画。成瀬巳喜男の作品を観て初めてホロリとしたかもな(^^♪

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と思いきや、俊作がいきなり時間もあるし山へ帰るかな
と言い出して君子は慌てふためく。が、
母悦子は落ち着いついた様子で「そうですか。ではお達者で」
父は「色々お世話になりました」 
「私はやりかけの仕事がありますからこれで失礼します」
と母、奥に去る。アチャ〜!(^^♪

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そこへ折良く、いや折悪く? 
叔父さん新吾が現れとうとう堪忍袋の緒が切れた!

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あんたは一体この家の事をどう思ってるんです!
悦子や君子が気に入らないんですか!
一体悦子の何処が悪いんです!
10年も過程を守る女なんて今時、鐘や太鼓を叩いたって
そうザラにはいませんよ!

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叔父乱入のお陰で冷静さを取り戻した君子は言う。
「叔父さん、いまお父さんの旅費の事おっしゃいましたわね」
「君子」と父が止める。
「ごめんなさい。言わないのが本当でしたわね。
叔父さん、お願いです。お父さんをこのまま帰してあげてください。
お父さんはやっぱり帰るのが本当だと思うんです」
成長した君子。「ん!?」と驚く叔父さん(笑)

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「ありがとう、君子。そうさせてくれ。
清二君、君子の事を頼むよ」
と言い残し、父は玄関を出て一人円タクに乗った。

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叔父は悦子に止めさせようとするのだが、
「人は皆心ごころですもの。
帰るというのを無理に止められやしません」と言いつつ、
悦子はハンケチで涙を拭ぐう。

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俊作は山へ帰り、悦子は残された。

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その母の姿を見ながら君子は心で言った。
「お母さんの負けだわ」と(^^♪

というお話。

いやあ、成瀬作品は結構観て来たが、
「旅役者」同様、構成は良いしお洒落だし、
さすが初期作品の代表作と言われるだけの事はあるよねえ。
ちなみにラストシーンで少年堅一君の明るい歌声が入るのだが、
これも効果抜群、上手い!(^^♪

まして途中だけどさ、成瀬映画を観てちょっホロリとしたのは
おいらこの作品が初めてかも(^^♪

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しかし成瀬作品に限らず昭和初期の映画はホントにお洒落。
単純明快でズバリと核心を突いつてくる。
しかもカラリとしていて無暗に湿っぽくなく、
笑えた上でどこかホロリとさせられる。まさに昭和モダン(^^♪

こういうタッチが私一番好きで、
こういう風にやりたいなあといつも思うんだけど、
戦後生まれの人間たちはどうも湿っぽくなり過ぎたり、
過剰にバカやったりしてうまく行かねえべや(泣)。

あ、今回初めて知ったんだけど、成瀬監督、
このあと君子をやってる女優千葉早智子と結婚したんだって!
後に離婚したらしいんだけど、これも意外だったなあ(^^♪


※「妻よ薔薇のやうに_1」

※「妻よ薔薇のやうに_2」


■74分 日本 ドラマ
演出: 成瀬巳喜男
原作: 中野実
脚本: 成瀬巳喜男
撮影: 鈴木博
編集: 岩下広一
音楽監督: 伊藤昇
演奏: P.C.L.管弦楽団
出演
千葉早智子 山本君子
丸山定夫 山本俊作
英百合子 お雪
伊藤智子 山本悦子
堀越節子 お雪の娘・静枝
藤原釜足 悦子の兄・新吾
細川ちか子 新吾の妻
大川平八郎 君子の恋人・精二
伊藤薫 お雪の息子・堅一

中野実の『二人妻』を成瀬巳喜男が脚色・監督した愛のドラマで、成瀬の初期の代表作と評価されている。1969年に「恋にめざめる頃」というタイトルでリメイク版が製作された。なお主人公の娘を演じた千葉早智子は、この作品がきっかけで成瀬と結婚した(後に離婚)。
丸の内に勤めるOLの君子は、母で歌人の悦子と二人暮らし。父は砂金探しに出たまま10年以上も戻っておらず、その土地で芸者上がりの女と同棲し子供までもうけていた。母の兄から父を連れ戻してほしいと頼まれた君子は、芸者上がりのお雪に会うため信州へ。意外なことに、お雪は子供たちと父を支える立派な母親だった。君子は砂金探しを続ける父に帰ってほしいと頼むのだったが…。

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