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zoom RSS 四畳半襖の裏張り_1 (1973) 日本

<<   作成日時 : 2016/02/18 15:52   >>

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[1201]阿部定事件に勝るとも劣らぬ日活ロマンポルノ神代辰巳名作事件♪

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日活ロマンポルの名作。監督は我等が神代辰巳。
「サンダカン八番娼館」と同じ頃だし、
日活ロマンポルこそが日本映画の最後の後継者だった
という事を改めて確認してほしいと思って書く事にした。

ん?熊井啓と栗原小巻にコレ観ろ!って言いたいんだろう? 
あれ、何でバレてるんだろう?(笑)

原作はむろん
あの永井荷風の春本「四畳半襖の裏張り」である。

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米騒動が勃発した1918年(大正7)、夏。
東京、山の手の花街。
号外屋が米騒動を知らせて街中を走り回っていた。

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芸者・袖子は料亭・梅ヶ枝へ呼ばれて車を走らせていた。
演じているのは一世を風靡した我等が宮下順子だよん♪

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一方、置家・花の家では
芸者の花枝が身仕度を整えて客を待っていたが、
米騒動の煽りかどうかは神のみぞ知るで、一向にお呼びかからず、
仕方なく見習い・花丸に芸者の心得を説くのだった。

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「いいね。男は顔じゃないんだよ」「ふぁい」
「男に顔があるとすればね、それはお金だよ」「ふぁい」♪

花枝を演じているのはご存知我等が絵沢萠子はん。
そして花丸はおらが超お気に入りの芹明香だがや💛
まあ観てごらんなさい、このコンビ最高、笑えるよお〜(^^♪

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袖子の客は信介と言い、
「30歳半ばのちょっとした役者風のいい男」で、
ただひたすら女体にしか興味のない遊び人だった。

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その頃、花枝はご不浄へと飛び込んだが、
慌てて出てきて花丸に芸者の心得を言い聞かせるのだった。

「花丸、菊枝姐さんはね、芸者見習いの頃
お便所掃除してたらごはん粒が落ちていたので勿体ないって
それを頂いたんだってさ。そんなんだから出世して今や
綾小路さんのお世話になり御殿のようなお屋敷に住めてるんだよ」
「ふぁい」(^^♪

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袖子は「ごめんなさい」と信介の床に入った。
「暑いから布団はがそうか」
「このままにして、恥ずかしいから」
「汗かいても知らないよ」(^^♪

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その頃、花枝は相変らず花丸に心得を説いていた。
「初めてのお客に気を移しちゃいけないよ」「ふぁい」
「もし間が悪く気が乗ってしまったら、私はお金を貯めてるんだと
そう思うんだよ」「ふぁい」

花丸の間延びしたその「ふぁい」は
初めての客に気をやらないためのお稽古なのだった(爆)。

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ここにもう一人夕子(丘奈保美)という芸者がいた。
彼女はアホ客の座敷が終わると急いで田舎の同級生で一兵卒の
幸一(粟津號)の待つ座敷へと走った。
彼女が現れると同時に、「時間がないんだよ、もう」と
訛り丸出しに言い、幸一クンは立ち上がった。
「待って、ちょっとだけ。ちょっとだけ。今度いつ会えるか」
と夕子は泣いて甘えて犬のようにお尻を振った(^^♪

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夕子を愛してる幸一クンは堪らずズボンをずり下ろし、
そのまま後ろから彼女と交尾した。ごめん、抱いた(^^♪
本当にちょっとだけ。本当に…、ああ、本当に幸一クンは
ほんのほんのちょっと1、2秒でイクと、

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土手を必死に、もう必死に駆け抜け、兵舎へ戻ったのだった。
で、夕子はと言えば、ああ忙しいと次客・タコ入道のもとへと
重い体を抱えて急いだのだべち(^^♪

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信介が布団をはがそうとすると、袖子は
「いや。初めてですもの、恥かしい」と電気スタンドの明りを消した。
むろん客扱いに手慣れた彼女の商売(演技)である。

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その頃花枝は、
半玉・花丸の稽古前の肉体訓練に励んでいた。
「あんた、顔が良くないんだからね」「ふぁい」
「ホラ、一日中卵を股に挟んで歩くのよ」「ふぁい」

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「良い旦那を掴むにはあそこが一番なんだからね」「ふぁい」
「あ、また落とした。だめじゃないか」「すんません」(爆)

そうなんだよねえ、萠ちゃん。
自分の顔が良いと思ってる役者はこういう肉練やんねえから
だめなんだよね。頼むからそういうの全部預かってよ、
と私は絵沢の萠ちゃんに声を掛けるのだった(^^♪

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初会の客に気を入れてはいけない事くらい袖子も
十分心得ていた。が、信介は根っからの遊び人である。
演技は崩され、次第に気が乱れて来た(^^♪

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一方、花枝は今日も花丸の特訓に明け暮れていた。
「ホラ、下っ腹にもっとチカラを入れて」「ウッ」
と花丸は気張りながら
姐さんどうしていつもこんなに暇なんだろ、近頃旦那さんも
さっぱり顔を出さないし、と思ったが口には出さなかった(^^♪

「ホラホラ、膣圧が勝負よ。下っ腹にチカラ入れるの」「ウッ」
花丸が気張った途端に吹き戻しがキュルキュルと啼いて
床まで伸びた。花枝はその膣圧にぶっ魂消た(爆)。

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袖子の商売意識はすでに彼方へぶっ飛んでいた。
息荒く喘ぎ、体をくねらせ乱れまくった。
枕も赤い伊達巻も、そして羞恥も、あゝいま何処だった(^^♪
と言っても期待しないでね。若松映画同様、猥褻感ゼロ。
むしろ、あれ?男と女のあれってこんなに美しく愛しかったっけ?
なんて感動しても知らないよ(笑)。

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「号外、号外! 今度は大阪で米騒動だ!」
と街中を走る忙しない売り子の声が聞こえる。

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花枝は久しぶりに座敷へ呼ばれたが、
酔った上にサブトンでしこたまやられたものだから
草臥れ果てて帰るとすぐに布団で横になった。
「おまえ、幾つだい?」「じゅ、十七です」
「田舎で何もなかったのかい?」「あ、あのう」
「男だよ」「え、ええ、何も」
てんで花丸にもそろそろ水揚げの作法を教えておかないと
いう気になってしまった(^^♪
「ほら、あたしを客だと思ってお入り。何事も修行だよ」「ふぁい」
「膝を揃えて足からそっと入るんだよ」「……」

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「もっとこっちへ」「……(ブルブル)」
「ほんとにおぼこなんだねえ」「……(ブルブル)」
「いい肌してるじゃないか」「……(ブルブルブル〜)」
「あ〜あ〜あ〜(触りまくる)」「……(ガタガタガタ)」
すっかり旦那とご無沙汰のせいか、花枝は
師匠意識をぶっ飛ばして花丸にむしゃぶりつくのだった(爆)。

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その頃、名もなく銭も暇もない我等が一兵卒の幸一クンは、
溜まりに溜まった怒りと男のアレを「ダリャー!」と
銃剣訓練で切先から吐き出していた(^^♪

話違うけどさ、見てよ、襦袢その他の「赤」。
神代監督、この「赤」の使い方がほんとに素晴らしいよねえ。
これだけで大正ロマン感じてゾクゾクッと来ない?(^^♪

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すっかり乱されてしまった袖子は、
恥ずかしい恥ずかしいと言いながら逆襲を始めた。
今度は信介の方が出会った事のないような
怒涛の波に飲み込まれる事になった。夜明けまで(^^♪

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お〜、何て分かりやすくて美しい映像だろう♪

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カメラはむろん神代と名コンビを組んだ姫田真佐久である。

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かくてトなり、一方、米騒動の方は
これまた上々図の如く日々怒涛の如く繰り返されて
政府は船体同様転覆寸前となり、ついに国家権力を発動する
のであった。

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「社告。十五日午前零時、
大阪府警察部より左の如き警告に接したり。
米に関する各地の騒擾記事は当分の間一切
新聞紙に掲載せざるよう其筋より通牒有之候間
御注意相成度」(^^♪(爆)

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てな事で信介も変わった事がしたくなり、
真昼間から松林の中で励んでみたり、

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夜は夜で車夫に金をやって、
走る人力車の中で励んでみたりするのであった(^^♪

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と、花枝がついに堪忍袋の緒を切り、
人力車には人力車をと乗って追いかけてきた。
そ。花枝の旦那とは何を隠そう、信介だった訳だ♪

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「もし、車の中のお方。
分かってるんですよ、あなた。調べはついているんです。
あたし、花枝でございます」
「嫌な女に捕まった」「アッアッ…」(^^♪
「ご結婚なさったそうですね。おめでとうございます。
いえ、心底おめでとうと申してるんですよ。
そりゃ一時は大変悔しゅうございました。
でもどうせ泥水家業、玩具にされるのは当たり前の事、
もう恨んではおりませぬ。
でもどうしてもお話しなければならない事があります。
車を止めてあたしの話を聞いてくださいな」

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「どうします、旦那?」「走るんだ」「へい」
「嫌ですよ今更止めるなんて。アッ、ア、アッ…」(^^♪
「走るんだ、全速力でだ」「へい」
「そうですか。そんなにあたしを馬鹿になさるんですか。
ようございます。あたしのお腹の中にはあなたの子供が入っています」
「アッ、ア、アッ…」(^^♪
「この子が産まれたら教えてやりましょう。
お前のお父さんがどんなに人非人だったか」

いやあ、何度観ても良いよねえ。我等が絵沢萠子はん名演技💛
これぞ日本映画、全く欧米人にゃ出来ねえぜ!てなもんだぜ(^^♪


※「四畳半襖の裏張り_1」
※「四畳半襖の裏張り_2」


■69分 日本 ロマンポルノ
監督 神代辰巳
脚本 神代辰巳
原作 永井荷風
製作 三浦朗
撮影 姫田真佐久
美術 菊川芳江
出演
袖子 宮下順子
信介 江角英明
ぴん助 山谷初男
夕子 丘奈保美
花枝 絵沢萠子
花丸 芹明香
菊子 東まみ
幸一 粟津號
染香 吉野あい

永井荷風の原作の映画化で、大正中期の騒乱を背景に、遊び人の中年男と初見の芸者との密室での情交のさまを描いた日活ロマンポルノの名作。日本中が米騒動に揺れる大正中期、東京・山の手の花街。料亭“梅ヶ枝”では、ひとりの客が芸者がくるのを待っていた。客の名は信介、30歳半ばの遊び人風情のいい男。そこへ、芸者・袖子がやってくる。そして、二人は座敷へと上がり……。

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