王の男 (2006)

[021] 底が浅い? びっくりしたあ……。


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このブログの映画データはいつも
「allcinema」にお世話になっているんだけど、
たまたまこの映画の投稿コメントを見たら、
「底が浅い」「人間が薄っぺらい」
「われわれの住むこの世界となんら繋がりを持たない」
と書いてるひとがいて、いやあ、ビックラこいたあ……。

同時にちょっと悲しくなっちゃった。

まあ、どう観ようと、基本的にはそのひとの勝手なんだけど、
韓国で1,300万人が観たといわれる映画なんだよ。
それだけでもあんまり馬鹿にしないほうがいいと思うんだけど……。

当たり前のことだけど、コメントしたとき、
そのコメントしたひとの感受性や、頭脳の程度も
読者にはわかるようになってるわけでね……。

といっても、こういうひとは他人にどう評価されようと、
自分が一番だと信じて疑わないんだろうけど……。

馬の耳に念仏。馬耳東風。猫に小判……。
いやあ、むかしのひとはホントうまいこと言うよね。


ところで私がいちばん感動したのは、
中世韓国がとてもよく描かれていたこと。

といっても中世韓国がどんな感じだったか知らないんだけど、
街の様子、人々の様子はこんなんじゃなかったのかなあ……、
王宮というと「女帝エンペラー」みたいにすぐ豪華絢爛に描きたがるけど、
こんなもんじゃなかったのかなあ……、
と、とても説得力を持っているのだ。

ちょうどパソ゜リーニの「アポロンの地獄」がそうだったんだけど……。

物語もエンターテイメントとしては極上。

とくにコンギルと燕山君がやる人形劇のシーンは秀逸。
「底が浅い」どころか、人間の生存の核心をついてて見事。
まったくの創作なのか、それとも韓国に伝わる物語なのか……?

芸人たちの芸のシーンもとても面白かった。
観てると、日本の古代芸能はこういう芸の
猿真似からはじまったんだなあということがじつによくわかる。


余談だけど、私は「韓流」ということばが気に食っていない。
「韓流」ということばだけがやたら流布して、
個別映画の顔がうずもれてしまうからだ。
「韓流」だけで片付けられてしまいがちだからだ。

あ、そうだ。
消えてなくなれ、「韓流」という言葉よ。
もうおまえの役目は終わった!


●「スクリーン」さん
イ・ジュンギ(コンギル)、きれいですよね、魂が。
途中まで、もしかしたら
カム・ウソン(チャンセン)の恋人か妹が男装してるのかな…?
なんて、マジ疑いながら観てしまいました。

ありがとうございました。
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■122分 韓国 ドラマ/歴史劇/サスペンス

監督: イ・ジュンイク
製作総指揮: キム・インス
原作: キム・テウン (演劇『爾』)
脚本: チェ・ソクファン
撮影: チ・ギルン
衣装: シム・ヒョンソップ
音楽: イ・ビョンウ
アートディレクター: カン・スンヨン

出演
カム・ウソン チャンセン
イ・ジュンギ コンギル
チョン・ジニョン ヨンサングン(燕山君)
カン・ソンヨン ノクス
チャン・ハンソン チョソン
ユ・ヘジン ユッカプ
チョン・ソギョン チルトゥク
イ・スンフン パルボク

史上最悪の暴君として韓国で今も語り継がれる実在の王、燕山君(ヨンサングン)をモチーフに、その暴君に気に入られたことで運命を狂わされていく2人の芸人の姿をドラマティックかつ絢爛豪華に綴る歴史巨編。
出演は「スパイダー・フォレスト 懺悔」のカム・ウソンと「ホテル ビーナス」のイ・ジュンギ。監督はこれが長編3作目のイ・ジュンイク。韓国では公開当時、歴代動員新記録を樹立する大ヒットとなった。
時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングンの悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられてしまう。そして、人前で笑ったことがない王の前で芝居を披露し、王が笑わなければお前たちは死刑だと宣告される。ところが、妖艶なコンギルの芸が王を虜にし、ついに王を笑わせることに成功、彼らは死刑を免れ、宮廷に住むことを許されるのだったが…。

この記事へのコメント

スクリーン
2008年03月22日 17:10
【王の男】DVDで昨年観ました。
韓国での話題作、出演者2人(韓国ドラマで既に観た方でした)の映画出演も気になり、観賞。
イ・ジョンギ氏の美しさに@@ カム ウソン氏と2人のの芸人を演じる 姿。結構嵌り真剣に見ました。
【韓流】この言葉 私も嫌いです。
なぜ私が 韓国の映画やドラマに嵌っているのか。それは流行ではなく、心を打つ 作品に出会え、その出演者たちの作品を 観たいからです。イ・ビョンホンのファンで彼の作品を中心に観てますが、彼の共演者は他の作品ではどのような演技をされてるのか気になり、また他の作品も 感性に触れるものがあるから観るのです。

単なる流行で 韓国映画 ドラマをメディアに 取り上げて欲しくないけど、最近徐々に 日本での買い付けが少ないのが心配。DVDで観るしかないのでしょうか。
映画は映画館で周りの息を呑む空気も一緒に味わいたい。

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