ヘヴン (2002)

[042] 美しい愛にはイタリアの風景がよく似合う……。

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脚本のクシシュトフ・キエシロフスキーはポーランド人なんだけど、
どうして舞台をイタリアにしたんだろう。
物語はいかにも
闘いつづけたポーランド人的だなあと思うけど……。

似たような事件が実際にイタリアであったのかな……?

どうなのか全然知らないんだけど、
もし物語の舞台がイタリア(トリノ)でなかったら、
この映画、こんなに美しい映画になったかなあ……。

とくにラストシーン観ると、そう思う。

憲兵隊のヘリコプターを奪って、
2人で遥か上空にどんどん消えていくんだけど、
あの空は、いつも
神話の世界を漂わせているイタリアの空以外に考えられない。

だって、2人は
神々の住む世界へ消えることを選択したんだから……。

実際、トリノの街を出たあと、
2人は神々の住む世界目指して、
どんどん山のほうへ、山のほうへと逃避行つづけちゃうんだよね。

なんてのは、まあ、
イタリアの街や自然、人々……、
そしてイタリア映画が大好きな
私のほんと身勝手な想像かもしれないんだけど、
とにかくもう
2人を包む風景の美しさは必見です……!

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96分 ドイツ/イギリス/アメリカ/フランス ロマンス/ドラマ

監督: トム・ティクヴァ
製作: マリア・ケープフ ウィリアム・ホーバーグ
シュテファン・アルント フレデリック・デュマ
製作総指揮: アンソニー・ミンゲラ アニエス・メントル
シドニー・ポラック ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本: クシシュトフ・キエシロフスキー クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
撮影: フランク・グリーベ
音楽: アルヴォ・ペルト

出演
ケイト・ブランシェット フィリッパ
ジョヴァンニ・リビシ フィリッポ
レモ・ジローネ フィリッポの父親
ステファニア・ロッカ レッジーナ
アレッサンドロ・スペルドゥーティ アリエル
マッティア・スブラジア ピニ警視
ステファノ・サントスパーゴ ヴェンディーチェ
アルベルト・ディ・スタシオ 検察官
ジャンフランコ・バラ
ヴィンセント・リオッタ

「トリコロール」三部作などの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキーの遺稿脚本を「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督がケイト・ブランシェット主演で映画化した、一組の男女の運命的な愛を描いたラブ・ストーリー。共演は「ギフト」のジョヴァンニ・リビシ。破滅へと向かう男女の愛の逃避行が静かに緊張感溢れるタッチで綴られる。
イタリア・トリノ。英語教師のフィリッパは高層ビルに忍び込み時限爆弾を仕掛けた。彼女の目的は一人の男を殺すこと。彼女の愛する夫を死に至らしめ、大切な教え子たちを不幸へと導いた麻薬密売人。フィリッパはこれまで何度も男を逮捕するよう憲兵隊に訴えたが相手にされず、自ら行動に出たのだった。やがて、彼女の自宅に憲兵隊が突入する。彼女は抵抗することもなく憲兵隊に捕えられる。憲兵隊での取り調べが始まると、フィリッパが英語しか話そうとしないため、その場に書記として同席していた新人憲兵フィリッポが通訳を買って出る。尋問が進む中で、フィリッパは男が死を免れ罪なき4人が犠牲になったことを知らされ、ショックのあまり気を失ってしまう。フィリッポはそれを為すすべもなくただ見つめていた…。

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