スカーレットレター (2004)

イ・ウンジュに心を奪われる……。


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物語的には「?」な作品。
ほんと、脚本がとてもつまんないよね。

ハン・ソッキュ、
「八月のクリスマス」観ていい俳優だなあ、
と思ったんだけど、こんな映画にも出るんだあ。
それにも驚いたし、ちょっと軽くショック……。

ラスト、車のトランクが開けられると、
全身がものすごく真っ赤な血で染まってるんだけど、
その瞬間、もう苦笑するしかないよな……?

あんな演出したら
愛する女を失った哀しみもなにも伝わるわけないでしょ。
頼むからやめてほしいんだけど……。

ん? もしかしたら私が日本人だから……?

だって韓国映画の血の量は総じてすごいじゃない?
あれ、そこまでやんないと
韓国のひとにはリアリティないってことなの……?
いやあ、まさか、そんなことないと思うんだけどねえ……。

でも、そんな映画の中で
ひとりだけ燦然と輝いている女優がいるんだよ。
そう。
この映画が遺作になった、イ・ウンジュ……。

恋愛の複雑なこころを体当たりで表現してて
ほんと、秀逸……! 必見だよ!

韓国映画の女優さんたちはまだ若くて、
成人女性を演じられる女優さんはそんなに多くないと思うけど、
その点でもイ・ウンジュはちょっと別格。
すごく成熟した女をかんじさせる女優なんだよね、
まだ若かったんだけど……、25歳……。

ひとつだけ上げておくと、
光が降り注ぐ窓辺でひとりステップを踏むシーン。
短いシーンなんだけど、泣きたくなるくらいいいから……。

ところでイ・ウンジュが自死したのは、
この映画での裸の露出に悩んでいたからだという
噂が流れたらしいんだけどね。
事務所や製作サイドは否定したらしいんだけど、
この映画観ると、ありうるかも……、と思っちゃった……。

彼女、
ものすごく必死に濡れ場までやってんのに、
すばらしい演技やってるのに、
出来上がった作品がこれじゃあ……、
おれだって死にたくなっちゃうかもしんない
って思ったもの……。


■イ・ウンジュさんのご冥福を心からお祈りします。

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●「チェブ」さん
あっ、唐辛子の赤か……!
と、妙にものすごく納得してしまいました。
ほんと、謎が解けたような気がします。

●「スクリーン」さん
そうですか。おかあさん、辛かったでしょうね。
ラストのトランクの中でのイ・ウンジュさんの演技、
ほんとうにすばらしいです。
ハン・ソッキュがまったく霞んでしまいました……。

●ライラックさん
たとえ出来上がった作品がよくなかったとしても、
創っている段階で監督やほかの俳優とこころが触れ合っていれば、
イ・ウンジュさんも少しは救われたんじゃないかという気がして……。

●てっせんさん
「監督はじめ、主要スタッフ一同オシオキ部屋に押し込めて、
コンコンと説教をしてやりたくなります」
てっせんさん、歯切れよくて、かっこいいです……(笑)。
イ・ウンジュに倍賞千恵子や西田佐知子の歌ですか。
私も好きなので、よくわかるような気がします。
しかし、韓国映画の「特有の悪趣味嗜好」……、
という言葉が合っているのかどうかわかりませんが、
あれはいったいどこからくるんだろうなあ、
と私もいつも不思議に思ってるんですよねえ……。

●てっせんさん
「スカーレットレター」の場合は興醒めですんだのですが、
「ブラザーフッド」の殺戮のシーンは生理的にだめでした。
ジャンルを選ばす映画を観るタイプなんですが、
そういう経験は生まれて初めてでした……(笑)。
キム・ギドクの初期作品には「敢えてやってる」感じがあって、
そこがまた私のお気に入りなんですけど……(笑)。
殺害のシーンに限らず、ケンカとか、ビンタのシーンなんかも
ちょっとすごいですよね。
私は民族的な血の表現がああなってるからなのかなあ、
と漠然と思っていたのですが……。
韓国事情にちょっと詳しい友人がいますので、ちょっと聞いてみます。

●スクリーンさん
お疲れ様でした(笑)。撮影、終了してもう帰国したんでしょうか?
遺作になったこの映画のイ・ウンジュ、成熟してて、
いまだに他の韓国女優の追随を許さないですねえ…。

ありがとうございました。

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119分 韓国 ミステリー/サスペンス/ロマンス

監督: ピョン・ヒョク
製作: カン・ミンギュ
製作総指揮: イ・スンジェ
脚本: ピョン・ヒョク
撮影: チェ・ヒョンギ
音楽: イ・ジェジン

出演
ハン・ソッキュ ギフン
イ・ウンジュ カヒ
ソン・ヒョナ ギョンヒ
オム・ジウォン スヒョン
キム・ジングン
ヤン・テド

ひとつの殺人事件を軸に、不倫に悩む担当刑事の私生活と容疑者である未亡人をめぐる秘密が交錯し、事件の混迷とともに複雑に絡み合った愛憎が極限に達していくさまをミステリアスかつ官能的に綴るサスペンス・ラブ・ロマンス。監督は「Interview」のピョン・ヒョク。主演は「シュリ」のハン・ソッキュ。なお、将来を嘱望されながら2005年2月22日、自らその命を絶った「ブラザーフッド」のイ・ウンジュは本作が遺作となった。
ある日、とある写真館の店主が頭を割られ惨殺される。事件を担当することになったギフン刑事は、現場に血まみれで立ち尽くしていた妻ギョンヒを容疑者と見て捜査を開始する。最初は単なる痴情殺人と思われた事件だったが、捜査は思いのほかはかどらず混迷の度を深めていく。そんなギフンは一方で、美しく貞淑な妻スヒョンがありながら、スヒョンの音大時代からの親友で情熱的なジャズ・シンガー、カヒとも不倫の関係にあった。そして妻の妊娠を機に、カヒとの関係を整理しようとした矢先、そのカヒも妊娠したことを知り、ギフンはどうすることもできず、いよいよ窮地へと陥っていく…。



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ユーザレビュー:
イ・ウンジュの遺作と ...
大好きなイ・ウンジュ ...
イ・ウンジュはやっぱ ...

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この記事へのコメント

チェブ
2008年04月09日 08:40
この作品をみた後気持ちが重かったのを覚えています。とくにイ・ウンジュの自殺の原因とも噂のあった作品ですから。ストーリーは細かいところまであまり覚えていないのですが、ラストのトランクのシーンはいつまでも記憶な残っています。私はイ・ウンジュさんの声が好きなんですね。透明感があってスタイリッシュな大人の女性を感じさせるというか、だから余計にラストの血だらけのシーンとのギャップを感じたのかもしれません。たしかに韓国映画って流血の量がハンパじゃないですねぇ。血がピューッと噴き出して刺されても刺されてもまた立ち上がる・・・死んじゃうでしょ普通と逆にしらけることありますよね。韓国の方々にとって赤は特別なのかな?血の赤、唐辛子の赤。
スクリーン
2008年04月09日 22:57
本作品観てくださって ありがとうございます。

あまりにも衝撃的なトランクの中のシーン  ストーリー上、必要なシーンとも思えません。
ここまで体当たりで演じたのに、もっと もっとこの先素晴らしい作品に出会える可能性があったのに、本当に残念です。低音の彼女の発する台詞、目の動き、好きです。噂 事務所では否定してますが、純粋な彼女は、絶えられなかったのでしょう。私も20代の娘を持ちますが、仕事とは言え ショックです。
余談ですが、彼女はピアノニストを目指していたのですが、家庭の為、諦め、女優になったそうです。女優を勧めたお母様は、後悔の念でいっぱいだったとの記事読みました。韓国のトーク番組で、ビョンホンさんと共演された折、彼女の演奏で、ビョンホンさんが歌うシーンがあります。とても素適です。一周忌の席では、バンジージャンプの最後のシーン(渓谷をバックに2人の台詞)が 音声で流れ、更に参加者の涙を誘ったそうです。ビョンホンさんも参列。
本作品 後味悪いですが、イ・ウンジュさんが一生懸命演じられた最後の作品なので、噂を聞いた後に レンタルで観賞。。。。。ご冥福お祈りします。
ライラック
2008年05月16日 21:44
山崎さん、こんばんは。
イ・ウンジュさんの遺作としてこの作品を見ているのですから、ウンジュさんの死と切り離しては見られません。
美しく、頼りなく、痛々しいウンジュさん。
素直な声で歌うシーンの哀しいこと。
捩れて、空中分解、ほおり出されてしまったような・・・。
「演技と憑依」で山崎さんの語られていることがウンジュさんとも重なってしまいます。

ウンジュさん、安らかにお眠りください。
てっせん
2008年07月13日 21:27
ゆうべの投稿に早速ご返事いただき、ありがとうございました。調子に乗っての連続投稿です。
・・・この映画は、悪趣味もここに極まれりという感じで、熱演していたイ・ウンジュのことを思うと、山崎さんおっしゃるとおり、たいへん辛いものがありますね。
監督はじめ、主要スタッフ一同オシオキ部屋に押し込めて、コンコンと説教をしてやりたくなります。この作品も、私の中で韓国映画ワースト何番目かに位置しています。韓国映画には、特有の悪趣味嗜好があるような気がしてなりません。ときたま、カナワンなぁ、というがあるんですね。今は敢えてこれ以上触れませんが・・・
とは言え、イ・ウンジュは、散る間際の、絶頂の美しさで輝いていましたね。亡くなったから余計そのように思うのでしょうが・・・。
私は彼女の声がとても好きでした。いつだったか、you tubeで倍賞千恵子の「さよならはダンスの後に」を聴いたとき、あぁ、イ・ウンジュに歌ってもらいたかったな、と思ったことがあります。西田佐知子の歌も似合うんじゃないかしら・・・ほんとに、惜しい才能を喪ってしまったものです・・・

・・・とりとめもなく、失礼しました。
てっせん
2008年07月14日 23:41
悪趣味嗜好という言い方は不適切でした。ごめんなさい。
韓国映画には、生理的に不快感を催す露骨なシーンが少なからず見受けられますが、どうも製作者側は、観客がそんなものを観たくもないのを承知しつつ、敢えてやってるんじゃないかということを言いたかったのです。
この映画でいえば、大量の血だとか痰だとか、あるいはハン・ソッキュのおしりだとか・・・一度くらいならなんとか見逃せても、何度も繰り返されると、観客ヘのイヤガラセ、ケンカ売ってんのかオイッてなっちゃうんですね(笑)
冗談はともかく、なぜ、彼らはそういう映像を敢えて観せるんでしょうか。リアリズムを追求するあまりの脅迫観念から行き過ぎちゃったのか。あるいは、たとえば「王の男」で旅芸人が、性に関わる風刺としての排尿行為を演じてたように、韓国の民衆芸能からの根深い影響があるのか・・どなたか詳しい人に教えていただきたいです(笑)
スクリーン
2009年03月30日 22:53
山崎様 こんばんは お久しぶりです。

やっと 平常心に戻りました。(なぜ・・って ビョンホン秋田撮影中は秋田ブログにずっと貼り付き。他を覗く余裕なし^^)

【スカーレット レター】 本日 初めてスクリーンで見ました。(有楽町シネカノンで 韓国映画イベント中) DVDでは目を覆いながらの鑑賞でしたが、しっかり ラストまで見ました。 ウンジュさん 旨い。 すごい演技です。劇中の歌も旨い。
彼女の 新作見れないのは本当に、残念ですが、遺作となっと本作品、 ぜひ視る機会あれば、 皆様劇場に足を運んで欲しい。

JSAも上映されてます。今日は 2本見てきました。JSAもスクリーン鑑賞 良いですよ。
 有楽町シネカノンで3月28日~4月3日
http://www.cqn-cinemas.com/5th/

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