我が心のオルガン (1999)

あ、この学校、この先生、この子ども、この物語、みんな知ってる……!


画像


観はじめて観終わるまで、
ほとんどずっとそういう感じで、ほんと、びっくりした。

田舎の風景、学校、教室、授業の風景……、
運動会、オルガン、村芝居、学芸会、先生たち、初恋……、
そして先生(イ・ビョンホン)の去り際まで……、
あ、知ってる、知ってる、みんな知ってる……、の連続。

時代背景は1960年代らしいんだけど、
私が小中学生から高校生だった昭和20年代から30年代半ばすぎまで、
ほんと、日本もみんなこんな感じだったんだよねえ。

たんに風景だけじゃなくて、人間の心も……。

これまでも韓国映画観ると
そういう感じはあったんだけど(特に「夏物語」)、
ここまで来ると、もうほんと、
韓国と日本の文化の根っこ、ほとんど同じじゃない……!
なんて思っちゃうよねえ。
こんなこと言うと、韓国のひと、怒るかもしれないけど……。

でも、ほかの国のどんな映画観ても、ここまでになること……、
「あ、この学校、この先生、この子ども、この物語、みんな知ってる!」
みたいな感じになることないもんね。
絶対、ない。ありえないわ……。

特に、イ・ビョンホンだよねえ。
かれの心の動き、気持ち、心情……、
そういうものがもう逐一わかるんだよね。
ほんと、逐一わかるの。

これまで観てきた韓国の俳優で、
イ・ビョンホンほど逐一心情がわかる俳優はいないよね、
もちろん私たち日本人にだけど……。
いないと思う。

それも私たちが知っている心情、
むかし私たち日本人が確かに持っていた心情を
生きてみせている俳優。
演じてみせている俳優。

もう私たち日本人より
よっぽど日本人みたいに見えちゃうんだよねえ。

イ・ビョンホンが
日本の女性にカリスマ的な人気を誇るのも、
そのこと抜きには考えられないんじゃないかなあ……。

ただ1点、ホンヨン(チョン・ドヨン)と
スハ(イ・ビョンホン)がそれぞれお月様見てるとき、
月に顔なんか入れるなよなあ……! 
マンガになっちゃうよ、まったく……。

まだ観てないひとには、お勧め。

クリッとしていただけると嬉しいです
お気に入りがきっと見つかる!京都きもの市場
【e-lensstyle】累積実績20万人突破のコンタクト/メガネの通販スタイル

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


●「チェブ」さん
ラストですか。まあ、あってもなくても
この映画のよさを損なうことはないと思うんですけど、
私の好みで言えば「要らない」ほうかなあ。
そのほうがシャレてるかんじで……。
イ・ビョンホンの映画、ファンしか観ないんですか?
だとしたら、どうしてなんでしょう。
そういう映画ファンの気持ちはよくわかりませんねえ……。

●「アマポーラ」さん
あの、「もっと日本で韓国ほかアジアの映画を上映してほしい」
ってどういうことですか?
「スクリーン」さんも
「反韓流の影響」もあるのかと書いてらっしゃいますが…。、
すいません、事情に疎くて……。
日本の映画界、映画館にそうした動きがある
ということでしょうか?
だとしたら、とんでもない話だと思いますが……。
それとも政治絡みですか……?
「靖国」の上映問題ならまだわかりますが……。
といっても、あれもとんでもない話で……。
できればもうすこし詳しく教えてください。

●「スクリーン」さん
いつもコメントありがとうございます。
イ・ビョンホンとお父さんの話、知りませんでした……。
レンタル屋さんでは韓国映画けっこう優遇された位置にありますが、
たしかに韓国映画を上映している映画館はそんなに多くないですね。
というか、正直あまり見かけません。
どういうことになってるのでしょうか?
できれば訳を教えてください……。

●「マリリン」さん
冒頭のチョン・ドヨンとイ・ビョンホンの出会いで
もうこの映画決まっちゃってますよね……。
「ハッピー・エンド」観てみます。

●「アマポーラ」さん
シネカノンまで「奴奴奴」上映渋っているんだとしたら、
きっと何かあるんでしょうね。まだわかりませんけど……。

●「デイジー」さん
なるほど、そうじゃないかと憶測はしてましたけどね。
でも自分ばかりが正当だとおもわないほうがよいのでは……。

●「スクリーン」さん
ありがとうございます。
いまの韓国映画はほんとうに面白いです。
ジャッキー・チェンもそれを認めるかのような発言をしてましたね。
にもかかわらず上映機会が少ないのはなぜか
どうしても解せないです。
上で「デイジー」さんが言っているようなことは
少なくと私の周辺ではまったくありません。
若い劇団の子たちに面白いから観てごらんとすすめると、
みんな「面白い」「凄い」って言いますから。
韓国映画だからといってなんの偏見もありませんから……。
まして「一部のファン」?のことなんて念頭にありませんから……。
まあ買付け金額の問題もあるかもしれませんが、
上映機会がまだ少ないものだから、
日本の映画ファンの間には思ったより
韓国映画の面白さがまだ浸透していないのかもしれません。
友人で映画好きの佐野史郎でさえ、
「そうか。韓国映画もっと観なくちゃ」なんて言ってるくらいですから……。
困ったものです。

●「ゆう」さん
佐賀にですかあ……。
私は宮崎の山奥に生まれて、
ほとんどこの映画と同じような環境の中で育ったんです。
このころの日本は経済的にはまだ貧しかったけど、
いま思うと1番幸福な時代?だったのかなあ、という気がします。
歳とったのかなあ……。

●ライラックさん
私はこの映画大好きです。
イ・ビョンホンも好きだと言ってましたあ(笑)。
いまの日本の学校、強引にこういう学校にしちゃえば
なにも問題起きないんですよねえ(笑)。
ほんと理想的だと思いますけど、マジ……。

ありがとうございました。

-------------------------------------------------------

■118分 韓国 ロマンス/ドラマ

監督: イ・ヨンジェ
脚本: イ・ヨンジェ オ・ウニ ソ・ビョンチェ パン・ジャンホ
撮影: チョン・ジョミョン チェ・ジュボン

出演
イ・ビョンホン
イ・ミヨン
チョン・ドヨン
チョン・ムソン
イ・インチョル
ソン・オクスク
ソ・ヘリン
イ・デヨン
キム・イル
キム・ソンファ
シン・シネ
キム・ミニ

高度成長期以前の1960年代。山奥にある小学校に、師範学校を卒業したばかりの若い教師スハ(イ・ビョンホン)が赴任してきた。遅れて進級した17歳の小学生ホンヨン(チョン・ドヨン)は、スハに恋心を抱く。だがスハは、年上の女教師ウンヒ(イ・ミヨン)に片思い。初恋に胸を焦がすホンヨンの願いとは裏腹に、スハはウンヒと親しくなっていく。仲睦まじいふたりの姿に、 ホンヨンは嫉妬を覚えるのだが……。

この記事へのコメント

チェブ
2008年04月05日 08:18
我が心のオルガン・・・私はこの映画の全体に流れる空気感が好きです。おっしゃられるとおりどこか懐かしいのかもしれません。私は[初恋のきた道]という作品も好きだったので、今更ながら同じような理由だったのかと納得いたしました。
さてオルガンですが別れた二人がどうなったか?エンドロールで種明かしされますよね。それでなんとなく安心してしまうのですが逆に白黒つけられておもしろくないという人もいます。山崎さんはどう思われますか?ビョンホンさんの作品願わくばファン以外のたくさんの人に観ていただきたいと思うのですが今の状況だと難しいのでしょうか・・。ビョンホンさんの作品に限らず韓国映画やアジアの国々の映画には日本人の私たちにも理解しやすく心うたれる作品がたくさんあると思うのですが・・・これも先の山崎さんがおっしゃられてた理由からなのかもしれないですね。
アマポーラ
2008年04月05日 20:51
山崎さん、はじめまして。
いつも楽しくよませていただいています。
「わが心のオルガン」は私も大好きな映画の一つです。
>日本もみんなこんな感じだったんだよねえ。
山崎さんのこの言葉、私もよく韓国ドラマをみていて感じます。
ビョンホンさんが日本の雑誌取材で「韓国のドラマが日本で受け入れられた理由の一つは、昔の日本を思い起こさせるどこか懐かしさを感じる点ではないでしょうか」みたいなことをおっしゃっていました。
「わが心のオルガン」を撮った当時はまさかこんな時代がくるなんて、彼自身想像もしていなかったでしょうね~
チェブさんが望んでおられることは、もっと日本で韓国ほかアジアの映画を上映してほしい、ということでは・・・私も切に望んでいる一人です!
何せビョンホンさんの次回作も日本での上映が未定なので心配しています。(>_<)
スクリーン
2008年04月05日 20:53
山崎様 こんばんは
わが心のオルガン。。。郷愁を感じます。
昨日 たまたま【二十四の瞳】話題が娘との会話に出ました。たしか あれも 家族にために 小学校途中で 勉学を断念の子がいましたね。オルガンのホンヨンは中断しながらも復学(赤ちゃんをおんぶしてですが)
日本の戦中 戦後の様子と同じでしょうか。
ビョンホンさんは この作品で、役者としてさらに、進化。過去の映画は派手な演技でしたが、抑える演技も素晴らしい。日常生活でも 地味な先生になりきる為に努力されたようです。また余談ですが、映画の中で身に着けてるジャケットは、亡くなったお父様のものとの事。映画俳優になる事を一番に応援してくれたそうです。
オルガンの前の 作品 【白夜】の海外ロケの最中のに50代の若さで他界。ビョンホンさんは 常に今の自分があるのは父の存在があったからと感謝されてる記事を読みました。今の 日本人にどのくらい 父親の感謝、尊敬している若者(もう若者というにはちょっと遅いですがね)いるのでしょうか。こういった姿勢が、良い作品を作るベースになっているのではと思います。
スクリーン
2008年04月05日 20:55
続きです。
ファンだけの観賞残念≫≫同感です。
反韓流の影響もあるのでしょうか。ファンだけの観賞 本当に勿体無いと思います。国を超えて多くの方に観ていただきたい。
マリリン
2008年04月05日 23:33
心が、暖かくなる優しい映画ですね。
随分前ですが、オルガン・・観賞後
友人の薦めでチョン・ドヨンの
「ハッピー・エンド」を、観たんです。
何の知識もないまま・・・
えぇ!!同じ女優さん??
びっくりしました!!彼女の演技にも・・物語にも。
しかもオルガンと同じ年に撮ったなんて・・・
チョン・ドヨンてすごい!!

昨年、カンヌで主演女優賞を受賞したのも
納得。そういえば、本物のアラン・ドロン
からトロフィー、貰ってましたけ・・・

山崎さん、機会があったら是非!!
アマポーラ
2008年04月05日 23:55
山崎さん、返信ありがとうございます。
うまく説明できるかどうか、わかりませんが・・・
私は「バンジージャンプする」「誰が俺を狂わせるか」などの映画は韓国映画フェスティバルという期間限定の催しで、それも小さな映画館で観ました。
それはそれで昔の映画館の雰囲気が感じられてよかったんですけどね。
スクリーンで韓国映画が全く上映されないわけではないんですが、興行的に不振のため早期打ち切りとか上映本数が減ってきているのは事実だと思います。
「僕の彼女を紹介します」などはヒットしたんですよね。
シネカノンの創設者、李鳳宇(リ・ボンウ)さんをご存知ですか?韓国でヒットした「シュリ」という映画を日本にもってきて大成功させた方です。
山崎さんも「とんでもない」と思われたように李さんもすぐれた外国映画、日本映画を紹介することに命を注いでいらっしゃいます。
ビョンホンさんの次回作「奴奴奴」の日本上映がはっきりしないのは、ひとつに作品の時代背景があるのかな、とも思いますが絶対素晴らしい作品だと思うので映画館でみたいんですよ。^^

デイジー
2008年04月06日 16:38
ヤツの日本上映と時代背景は関係ないと思いますよ
たしかに満州が舞台ですが、完全に娯楽作品と聞いています。政治的要因は全く関係ないと思います。
それが原因という記事を見たこともありません。
一部のファンの勝手な推測を無責任に書かないでほしいです。
韓国映画は、韓流ブームで一部のおばさん御用達のようなイメージが広がって、そのことがネックになって、観客が一般層に広がらないのが不振の原因だと思います。
ビョンホンさんの新作のヤツらは、大作で制作費も相当かかっていますが、日本側は韓国側が希望するような金額を提示していないので、まだ上映が決まらないのだと思います。
スクリーン
2008年04月06日 17:01
韓国映画の上映会館が日本で少ない>ハリウッド映画に比べると少ないと思います。
ハリウッド映画は認めても、世の奥様方が 韓国の俳優に嵌り、足蹴に映画館に通うのは嫌だし、米国のは頭が上がらないけど、韓国は認めたくないのかな。
難しい事は分からないけど、単にブームだけではなく、良い作品だから何度も観たい。好きな俳優さんの演技をスクリーンで観たいから、日本での上映を願っているだけなんですがね。
公開後 早期にDVD化され購入していても、でっかいスクリーンで観たいです。ビョンホンssiは単にブームで終わる事がないよう望んでいます。
韓国映画の素晴らしさ伝えたい。次回作の上映願い、せっせと、韓国映画上映あるたびに 通います。
山崎さんのなぜ??の質問の回答にはなってなくてごめんなさい。
ゆう
2008年04月09日 12:04
山崎さん こんにちは

 先日は 本当にごめんなさいね。
我が心のオルガン・・山崎さん 仰るように  懐かしくて・・山奥の学校に 転校して行った経験があるだけに。
この映画を観る少し前に 50何年振りに 佐賀の山奥へ行ったんですが・・この映画まんまの記憶が 何度観ても 同じ経験を思い出します・・
この映画位から ビョンホンさんの 演技が変わった気がします・・子供達と 一ヶ月近く共に生活しながら撮影されたとか ビョンホンさん自身 インタビューの中で 忘れられない映画に 我が心のオルガンを仰ってた記憶があります。スハ先生が子供達の日記読むシーン最高に 笑えて好きです。ホンヨンのスハ先生慕う気持も和みます。
チョン・ドヨンも 色んな役がこなせて素敵な女優さんですね。イ・ミヨンさんも 中毒で息のあった演技なさってビョンホンさんと共演された 女優の活躍も嬉しいです。山崎さん いつも この場所観させて頂いてます
ありがとうございます
ライラック
2008年05月15日 22:54
山崎さん、こんばんは。
山崎さんのコメント、最高です!
「心情がわかる俳優」・・・脚本を何回も納得するまで読み、役になりきり演じ、心の動きまで伝わってきます。仕草や表情など、どこまでが監督さんの指示するものなのか、アドリブ?とか考えるのも楽しいです。

なんでこうも懐かしく、郷愁溢れる映像が韓国で作られたのか、不思議な気持ちになります。学校の様子、特に運動会には驚いたなんてもんじゃありません。運動会の種目のルーツはどこなんでしょう。(笑)
学校の先生のキャラがわかりやすく、こんなのは日本のドラマでも見られましたね。
17歳で小学校に通うホンヨン、貧しくてお弁当も持ってこれない子、遅れがあり友達の助けを必要とする子、すべてを受け入れ、あるがままで生きていくおおらかさと逞しさを感じました。
スハ先生は自分に恋するホンヨンの気持ちには無頓着で、イ・ミヨン演じる先生に夢中。わかりやすいです。裏がなく、見たとおりの感動を得られた素晴らしい作品です。
sino
2013年06月30日 09:28
2008年にワープして来ましたよ~。どうしてまた?と、思われるかも知れませんが、こんな記事が上がってたので、お知らせしたくなったのです。

「RED2」にビョンホンが子供の頃にお父さんと一緒に写ってる写真が登場するのだそうです。ビョンホンのお父さんは、ハリウッド映画の熱狂的ファンだったそうで、そのお父さんの熱意が息子ビョンホンを通じて、映画初出演を果たす事ができたというのです。写真とはいえ、出演するので、お名前も出るんだそうです。ビョンホンはとても感激している、というものです。 この「わが心のオルガン」でも、ビョンホンは、お父さんが若かりし頃のジャケットを着たんでしたよね~。なんか、しみじみしますね。そして、今年は(今年中は無理でした)父になる切符も手にしましたね~。巡り逢わせってものを、感じるわけさ!。
ひまわりの種
2013年06月30日 16:56
今日は~、とsinoさんにつられました。
2008年レビューですと、“奴”日本公開まだ未定だったのですね。 今のビョンホンさんの特にハリウッド映画での活躍はまさしく夢でしたよね!
”オルガン”は時代背景やら疎開していた奥多摩の記憶やらと懐かしさ一杯の映画、こんな良い韓国映画を知らない人にはほんとお気の毒に思いました。
遠足に行くシーンで着ているグレンチェックの上着がお父様の形見だたとかで、シーンとちょっとちぐはぐなのも微笑ましいことでした。
"RED 2"にはお父様と一緒に写った写真が、あの私たちも知っている写真かしら? 実は”ジョー2”まだ未見なんです、というより観ないと思います。(ファン失墜?ここだけでのお話・・。)
でも”RED 2"はもう今から待ち切れないほどです。たとえ遠くの映画館でも出かけます。 (”ジョー2”は近くでやってるんです)
ドヨンさんともしかしたら又共演もあるとか、楽しみです。
sinoさんのお蔭で勝手なことをコメントして楽しませていただきまして失礼いたします
sino
2013年07月01日 10:53
 ひまわりの種さんの発言
「実は”ジョー2”まだ未見なんです、というより観ないと思います。(ファン失墜?ここだけでのお話・・。)」もう、毅然としていておかしいですよ~。   
ぶっちゃけた話、私もでございます。…(笑)
体形はかなり違うようですが、私達、ちょっと感覚が似てますね~。月見草さん含め3人は「ざっくばらんトリオ」という感じですね。 
月見草
2013年07月06日 23:45
てつ兄い~凄くない?
sinoさんの絵文字なんぼめごいべ(なんと可愛いことか)ひまわりの種さんまでも「GIジョー2」観でねぇつうか観る気ねぇって・・・・兄貴どう思う?「ざっくばらんトリオ」月見草ひとり浮いてる感じしねがわだっきゃ(私は)、初日、一番、朝9時にわざわざ大鰐から弘前さ車っこ飛ばして、観に行って、ほんずねっていうか、もつけっていうか(笑)
sinoさんたぶんてつさんもひまわりの種さんも解読出来ねぇびょん!

この記事へのトラックバック