フライドグリーントマト (1991)

[128]ホイッスル・ストップ・カフェは女アンクル・トムの小屋?

画像



「フライドグリーントマト」(南部の名物料理)
というタイトルからもわかるように、
南部アラバマ州の田舎町で生きた二人の女性、
イジーとルースの物語。

画像

といっても
老人ホームで暮らしている老女ニニー(ジェシカ・タンディ)が、
たまたま訪れた中年女エヴリン(キャシー・ベイツ)に
二人の話を昔語りしてきかせるというスタイルをとってるんだけど、
これがほんとにいいお話なんだよねえ(^^♪

画像
画像

イジーは少女時代、
目の前で兄バディを列車事故で亡くした。

画像

失意のイジーの心を救ってくれたのは
バディの恋人のルースだった。

画像

やがてルースはフランクという男と結婚、
子どもを産むのだが、フランクは暴力の常習犯だった。

画像
画像

見かねてイジーはルースと子どもを連れ帰り、
二人で大衆食堂ホイッスル・ストップ・カフェを始める。
そこは黒人をも招き入れるカフェだった(^^♪
が、そこへフランクが再三、訪ねてきていやがらせをする。

画像
画像

ある日とうとう、それを見かて、
二人が雇っていた黒人女性がフランクを殺してしまう。

画像
画像

フランクの車が川底から上がり、
イジーが容疑者として裁判にかけられるが、
牧師がうそのアリバスを証明して、結局、イジーは無罪。
死体が発見されないことも有利に働いたのだが、

画像

じつはフランクの死体は、事件を知ったイジーらが
犯行を隠蔽するためスープにして食べてしまったのだった(^^♪

え、ほんと? ぜんぶ作り話なんじゃないの、
ニニーおばあちゃんの?って思わず言いたくなっちゃうよね、
話がなんだかうまく行き過ぎてさ。

画像

実際、ほんとかどうか、
ニニーおばあちゃんにしかわからない訳でさ(^^♪

画像

でも、ほんとかどうかなんて、
そんなことはどっちでもいいんだよね。

画像

イジーとルースという女性が、
夫の暴力(=南部の黒人差別)と闘いながら、
まるでほんとうの家族であるかのように暮らし
生きたという「物語」を伝えることができれば。

画像

そんな物語を聞くことで、
夫や人生に倦みはじめた中年女エヴリンの心に
新しい風が吹きはじめれば。

画像

じつはこの映画二度目だったんだけど、
女性には絶対おすすめの作品。
女性たちのこういう生き方を描いた作品、
ありそうでそんなにないから(^^♪

それに、
キャシー・ベイツ、ジェシカ・タンディー、
イジーのメアリー・スチュアート・マスターソン、
ルースのメアリー・ルイーズ・パーカーの
四人の女優がすごくいいの。

四人ともめちゃ個性的で、
こういう女性に出会えるといいなあ、
と男が憧れるような女性のタイプがみんな出てる感じ(^^♪

冒頭の兄バディが列車事故に遭うシーン。
イジーとルースが列車に乗るシーン。
そしてルースがイジーの前で静かに息をひきとるシーンなども
とても心に残る。

真美さん、
DVD、ありがとうございました。


●momoさん
「イジーのようにタフに生きたいと思いました」
ほんと、スジーのようにタフに生きれたらと思いますよね……。

●真美さん
「南部の明るい日差し」
私も好きですねえ。
イタリア映画が大好きなんですが、それも「南の日差し」と
関係あるのかもしれません。
それに記事には書きませんでしたが、
兄の死を受け止めることができなかったイジーが、
ルースの死をみごとにきちんと?受け止めますよね。
あのあたりもすごく感動しちゃいます……。

ありがとうございました。


画像


■130分 アメリカ ドラマ
監督: ジョン・アヴネット
製作: ジョン・アヴネット ジョーダン・カーター
製作総指揮: アンドリュー・メイヤー アン・マリー・ギレン
トム・テイラー ノーマン・ベアー
原作: ファニー・フラッグ
脚本: ファニー・フラッグ キャロル・ソビエスキー
撮影: ジェフリー・シンプソン
音楽: トーマス・ニューマン
出演
メアリー・スチュアート・マスターソン
メアリー=ルイーズ・パーカー
キャシー・ベイツ
ジェシカ・タンディ
シシリー・タイソン
スタン・ショウ
クリス・オドネル
ゲイラード・サーテイン
ティム・スコット

20~50年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理に賑わうカフェを切り盛りする2人の女性をめぐる出来事を、現代のジョージア州の老人ホームで、老女が中年女性に語って聞かせるという形で描く人間ドラマ。製作・監督はこれが劇場映画デビューとなるジョン・アヴネット、共同製作はジョーダン・カーナー、エグゼクティヴ・プロデューサーはノーマン・ベアー、ファニー・フラッグの原作を基に、彼とキャロル・ソビエスキーが脚色、撮影は「グリーン・カード」のジェフリー・シンプソン、音楽は「ネイキッド・タンゴ」のトーマス・ニューマンが担当。

エヴリン・カウチ(キャシー・ベイツ)は40代の太りぎみの専業主婦。夫のエド(ゲイラード・サーティン)は彼女よりもテレビに夢中で夫婦仲は倦怠期そのもの。エヴリンは自己啓発セミナーに通ったりして何とかしようとしていたが効果がなく、殆どチョコレート中毒で情けない毎日を送っていた。ある日エヴリンは夫と出かけたローズヒル・ホームで、そこに暮らす老女ニニー・スレッドグッド(ジェシカ・タンディ)と出会う。彼女が始めた昔話は不思議に魅力的で、エヴリンはニニーの話を聞きに頻繁にホームを訪れるようになる。
その物語は今から50年も前のアラバマ州。まるで男の子のような少女イジー・スレッドグッド(メアリー・スチュアート・マスターソン)は、大好きな兄バディの突然の事故死によって、心を堅く閉ざしていた。そのイジーに唯一近づき、心を開いてくれたのはバディのガールフレンドだったルース(メアリー・ルイーズ・パーカー)。愛する者を失った傷を共有する2人は、お互いになくてはならない存在になっていた。
やがてルースは結婚するが、夫フランクは彼女に暴力をふるい、イジーは身重のルースを婚家から連れ帰る。2人は大衆食堂ホイッスル・ストップ・カフェを開店、明るく気丈なイジーと女らしく心優しいルースの人柄で、店は繁盛する。そこへフランクが「子供に会わせろ」と押しかけてくる。だが村祭りの夜、フランクは車ごと姿を消し、イジーは犯人として裁判にかけられるが、無罪となり、事件は迷宮入り。まるで夫婦のように助け合って暮らすイジーとルースと仲間たち、皆に見とられてルースはわが子を気づかいながら、眠るように息を引き取る。
そんな物語を聞くうち、エヴリンは触発され、生きる意味を見つけ出し、夫もエブリンを見直し始める。やがてニニーがホームを出た日、エヴリンは一緒に暮らそうとニニーを迎えにいき、ニニーはルースの夫は召使のシプシー(シシリー・タイソン)が皆を守るために殺してしまったこと、そしてイジーは実はニニー自身であることを、いたずらっぽい目をしてそっと打ちあけたのだった。

この記事へのコメント

2008年08月17日 07:02
この映画、3年前に見ました。
とても印象深く、素敵な作品だと思ったのを覚えています。スープにしちゃったあたりとか、ドキリとしましたが、真実はどちらでも良くて、イジーのようにタフに生きたいと思いました。
真実
2008年08月19日 08:10
山崎さん おはようございます♪

この映画を始めて観たのは確か92年だったと思いますがそれ以降観た映画の中でこの映画が1番好きかなって思ってます 南部の明るい日差しも好きだし私は逞しい女性像が好きねとよく言われるのでそれもあるのでしょうけど
イジーの逞しさ好きでした それにメアリースチュアートマスターソン大好きです♪そして実は昔の自分の話をウエットに富んだ語り口で語るジェシカタンディはさすがです♪
タイプの違う4人の女優陣がとても魅力的な映画でしたね♪

この記事へのトラックバック