男の香り (1998)

[157]うん、面白い。映画の作り方、見せ方、よく知ってるよね……?


画像     この映画、ちょうど10年前の映画なんだけど、
     いやあ、けっこう面白かったなあ……。

     ヒョクスのおやじが女の子を拾ってきて?
     その子ウネと兄妹みたいにして育つんだよね。

     で、大きくなってウネが輪姦されて、
     ヒョクスが輪姦した連中を半殺しにして、
     出所したあと、2人でソウルに出るのよ。


ヒョクスは工事現場で真面目に働いているんだけど、
ある日、現場にやってきたやくざとケンカになってぶん殴っちゃって、
その腕を見込まれて結局やくざの世界に入るんだけどね。
ウネを大学にやったり、いい部屋に住まわせたいと思うからなんだけど……。

でも次第に2人の仲が微妙になってくるわけ。

兄妹として育てられてきたけど、もともとは他人で
2人ともお互いに愛し合ってて、
ウネは男と女の関係になりたいんだけど、
ヒョクスは一線を超えられずに兄妹でいようとするから……。

そんなある日、ヒョクスが対立組織との抗争で刑務所に入る。
と、ウネは以前から自分に求愛していた
政治家の息子で、検事の男と結婚することにするんだよね。
ヒョクスを仮釈放させることを条件に……。

その結婚式のシーンがいいんだよねえ。
ヒョクスが兄としてウネの手をとりながら教会の中を歩くんだけど、
歌が流れて……。

その歌がまためちゃくちゃよくて……。

でも結婚したもののヒョクスが忘れられない。
ウネとヒョクスの関係に気づいた夫が豹変して暴力を振るい始める。

ついには恐怖のあまりウネが夫を殺害して、
そこへ駆けつけたヒョクスがウネを弟分に預けて、
自分がやったって自首して、
最後、絞首刑になるっていうお話なんだけどね。

とにかく演出のテンポがものすごくいいのよ。
物語をグイグイ引っぱって、飽きさせないの。
いやあ、この監督、いい腕力してるねえ……。

このブログでいままで取り上げたギャングものだと、
「ロード・トゥ・パーディション」「甘い人生」「花嫁はギャングスター」
「シティ・オブ・バイオレンス-相棒-」 なんていい作品がいっぱいあったけど、
これもいいなあ。

うん、ハードで、甘くて、すごくいい……(笑)。
まあ、無国籍ものと言えば無国籍ものなんだろうけどさ……(笑)。

おまけに私の好きなイ・ボムスやチャン・セジンが出てて、
相変わらずいい味出してるしねえ。
参っちゃう……(笑)。

とくにチャン・セジン……、
あんまり使われてないみたいなんだけど、もっと使ってよ。
キャラが濃すぎて使いにくいのかも知れないけどね、
そこうまく使うのが監督の手腕なんだから……。
もったいない……。

あ、まただけど、タイトルなんとかして……(笑)。

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●てっせんさん
この作品、よかったらぜひ観てあげてください(笑)。
結婚式のシーン、よくある手だと言えばよくある手なんですが、
歌がすごくよくてとてもいい感じです。
しかし韓国にはいろんな俳優がいていいですねえ。
最近はすこし顔もわかるようになってきて最初のころよりは
2倍も3倍も楽しく観れます(笑)。
昔はお正月だとかお盆になると「オールスターキャスト」の
娯楽大作が作られましたが(面白かった試しはあまりない?[笑い])、
韓国でもオールスター集めてぜひ一本作ってほしいです(笑)。

●てっせんさん
映画の中の歌、何の歌か、誰が歌っているのか、
もしわかったら教えてください……。

ありがとうございました。

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104分 韓国 ドラマ/ロマンス

監督 チャン・ヒョンス
脚本 ファン・ジェホン
撮影 パク・ヒジュ

出演
キム・スンウ
ミョン・セビン
チョ・ミンギ
チャン・セジン
キム・レウォン
イ・ヨウォン

クォン・ヒョクスの父は,幼い少女を家に連れてくる。この時,ヒョクスは10歳だったが,この少女,シン・ウネを見るやいなや,この子のために終生を捧げることを決心する。二人は,異性愛を心の内側に大事に秘めたまま,兄妹として育てられる。
二人はいつのまにか成長して,ウネの大学入試があった日,ウネは輪姦にあい,これに憤怒したヒョクスは復讐して監獄に行く。釈放された ヒョクスとウネは,上京して同居するが,ヒョクスはウネを守るため,極道の世界に身を置きボスになる。
ウネは,大学に入って法科生チョン・チョルミンと出逢う。検事になったチョルミンから求婚されたウネは,犯罪を犯したヒョクスの仮釈放を条件に結婚を受け入れる。結婚後,チョルミンは,ウネとヒョクスが実の兄妹でなく,結婚前に二人が同居したという事実を知ってウネに暴力をふるう。耐えられないウネは,チョルミンを殺害するが,ヒョクスは,ウネのために罪をかぶる。


この記事へのコメント

てっせん
2008年09月30日 22:21
この映画は観ていないんですが、しかし・・・
チャン・セジンとか「達磨よ・・」のイ・ウォンジョンにまで、着眼されるとは、いよいよ韓国映画のディープな世界にお入りになってしまいましたねえ(笑)
イ・ウォンジョンは漢字ですと、李源宗なんですね。源さんと呼びたくなるような・・・(笑)この人はとにかく、暑苦し~い役柄を演じさせたら右に出る者はいないでしょうね。
この二人、実はドラマ「ボディーガード」で共演してるんです。二人ともまんまボディーガード役で(笑)。ですがこのドラマでは、二人の魅力はあまり生かされていません。
てっせん
2008年10月01日 23:43
今晩は
おススメ下さってありがとうございます(笑)。
結婚式のシーンの歌、すごく気になりますねえ。
今度ぜひ観てみます。
この監督、「誰にでも秘密がある」の時も、腕利きだな、プロだなと思ったことがあります。
実は、この監督の映画で観たかったのは、「ライバン」という、中年のタクシー運転手三人組の日常の騒動?を描いた作品なんです。日本でも数年前上映されて観る機会はあったのですが、見逃してしまいました。そして残念ながら日本ではDVD化されてません。韓国でも廃盤の憂き目にあってるかもしれません(笑)。ちなみに、タイトルのライバンとは、サングラスのレイバンの韓国式発音だそうです(笑)。
あ、それから、オールスターキャストの娯楽大作、私もかつて夢想したことがあります。トロット(韓国演歌)やヒップホップやロックやタンゴやらが、まるでピビンパみたいにごっちゃごちゃになってて、ノリがよくってうーんと楽しいのを、いっぺんでいいからつくってみてくれって(笑)


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