家族の誕生 (2006)

[175]チョン・ユミの身体像に注目だよ……?


画像     う~ん、う~ん、う~ん……。

     面白いといえば面白いし、
     面白くないといえば面白くないし……?

     評価、むつかしいなあ……(笑)。

     三つの家族の話で構成されてんだよね。

     1つは、姉ミラ(ムン・ソリ)と
     弟ヒョンチョル(オム・テウン)のお話。


ヒョンチョルが5年ぶりにひょっこり姉のもとへ帰ってくる。
なんとまあ母親のような年上の女を連れて……。

弟との暮らしを楽しみにしていた姉ミラは、
素性のわからない女ムシンを交えた弟との同居生活に、
次第に心が散り散りになっていく……。

も少し言うと、心に描いていた弟との「家族」的な生活が、
ベトベトと弟にまとわりつく
素性の知れない女の侵入によって壊されていくわけ……。

さらにそこへ、ムシンの子チェヒョンが尋ねてくる。
弟によれば、ムシンの前の夫の妻が産んだ女の子らしいんだけど……。

そして入れ替わるように弟がまた姿を消すと、
姉ミラはついに女ムシンとチェヒョンを家から追い出してしまう……?

もう1つは、メジャという母親の物語。

この母親は美人で男を拒むということを知らないので、
言い寄ってくる男といつも関係しちゃうみたいなのよね。
つまり、母親なのにいつまでたっても、女……。

幼い男の子まで抱えているのに、
いまも妻子ある男と付き合ってる……。

だらしない母親の後始末ばかりしてきた娘が怒って、
「あなたはあたしの母親をどう思ってんですか」って
その男の家に怒鳴り込むと、

その男、家族の前でつい本音言っちゃうんだよねえ、
「私は君のおかあさんを愛している」って……。

娘にすれば母親の性的資質のおかげで、
家族崩壊なんだよって言いたいところなんだけどさ……(笑)。
実際、年の離れた弟ギョンソクの父親は、
自分の父親とはまた違った男でして……(笑)。

そして3つ目は、
列車の中で偶然知り合った若いカップルのお話なんだけど、

じつはこの2人、
女の子がチェヒョン(チョン・ユミ)で、
男の子はあのメジャの子ギョンソク(ポン・テギュ)なのよ。

そう。時は流れて、上の2つのお話の10数年後なんだよね。

ところがギョンソクは、
チェヒョンがいつも溢れる愛情を誰にでもばら撒いちゃうもんだから、
もう毎日が嫉妬で気が狂いそうなの。

子どものころも、母親がそうで気が狂いそうだったのに……。
でも、なんでか母親と同じ性的資質をもった
チェヒョンに惚れちゃって……(笑)。

う~ん、因果なもので、
人生、どうもコピーしちゃいますねえ……(笑)。

で、別れてくれってチェヒョンの家まで追っかけていくと、
その家ではまあなんと、ミラが
あの追い出したはずの女ムシンとまるで家族であるかのように、
一緒に仲睦まじく暮らしてたりして……(笑)。

結局、ムシンもミラも愛情をばら撒く女性で、
チェヒョンもその資質を受け継いだってことなんだろうけどさ。

そこへまた10数年ぶりに
弟ヒョンチョルが全然知らない女を連れて、
ひょっこり帰ってきちゃったりして……(笑)。

と、まあ、こう書くといかにも面白そうなんだけど?
実際はそれほどでもないっていうのか……。

理由はたぶん、この作品が提出しようとしている家族イメージは、
もう日本人はとっくに手にしてるからじゃないかなあ、
なんて思ったんだけどね……?

韓国の場合、
家族幻想、血縁・一族幻想はまだ強固みたいなので、
こういう家族幻想は衝撃的?なのかもしれないけど……。

といっても、けして観ても損はしない映画だよ。
だってチェヒョンをやっているチョン・ユミがもうめちゃくちゃいいから。

物語よりチョン・ユミの身体像のほうが
全然先に行ってるよって言いたくなっちゃうくらいだよ……!

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●kさん
もうひとつ面白がれなかったのはたぶん、
日本の家族がとても悲惨な状況にあるからじゃないかと……(笑)。
ポン・テギュ、リュ・スンボムと雰囲気そっくりですね。
2人が「不細工だけど素敵な男子ツートップ」というのは
じつに謂い得て妙ですねえ……(笑)。

ありがとうございました。

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118分 韓国 ロマンス

監督: キム・テヨン
脚本: ソン・ギヨン キム・テヨン
撮影: チョ・ヨンギュ
音楽: チョ・ソンウ

出演
ムン・ソリ
オム・テウン
コ・ドゥシム
コン・ヒョジン
キム・ヘオク
ポン・テギュ
チョン・ユミ

全く関連がないように見える三つの話が、後半部に連結する独特な形式のドラマで、血縁と関係がない多様な人間関係の中で結ばれる<家族>の意味を描いた作品。
誰が見ても恋人カップルと誤解するほど親しく、友人のようで恋人のような姉弟ミラとヒョンチョル。自由な人生を楽しむヒョンチョルは、5年の間も便りなく,突然姉ミラを訪ねてくる。人生が少しは曇る20歳年上の女性ムシンと一緒に。そして素晴らしい人生を夢見たミラは、愛する弟ヒョンチョル、そして弟が愛する女性ムシンとのハラハラして、ぎこちない同居を始める。
一方、リアリストのソンギョンは、ロマンチストの母メジャのために静かな日がない。愛ならば万事OKの母の後始末をするソンギョン。ボーイフレンドのジュノとの愛情戦線に混じった暗雲もきれいに晴れる兆しを見せない。
そして、そいつの愛のために気楽な日がないギョンソクとチェヒョンがいる。顔も気持ちも可愛いチェヒョンが、あふれる愛を周囲の人々に分けていたら、ボーイフレンドは愛情欠乏症にかかってしまったという数奇なカップルだ。
この7人は、愛だけでも複雑だが、あちこちで絡まり混ざったスキャンダルでいつも人生が揺れている。愛にスキャンダルに風が静まる日がない彼ら。果たしてきらびやかな幸福が生まれるだろうか。



この記事へのコメント

k
2008年12月17日 17:48
う~ん、う~ん、う~ん。ひょっとしたら私ってまだ20世紀に棲んでるのかも・・・と山崎さんのコメントを読みながら思ったのでした。この映画、私の去年のベスト1と、過去にお勧めしたのですが、何と言うか韓国映画がここまで家族をゆるやかに描くことが出来るようになったのか・・・という驚きと同時に、血縁との葛藤がまだ存在することへの懐かしさというか、安心感のようなものだったんですね。紐帯が、まだかろうじて切れていないというか・・・。
チョン・ユミ、きっと気に入られるだろうと思ってました。私としては、不細工だけど素敵な男子ツートップのリュ・スンボムとポン・テギュがお気に入りです。

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