上海ルージュ (1995)

[188]女性を思慕する少年の視線……?


画像     チャン・イーモウ監督の愛人で、
     「紅いコーリャン」で鮮烈にデビューした  
     コン・リー主演の作品。

     この映画を最後に
     チャン・イーモウとコン・リーは別れた
     という噂だったんだけど……。

     そのことについて去年の8月、

チャン・イーモウが出版した自伝本で恋愛関係にあったことを認め、
「自分が結婚を決断しなかったので彼女に愛想を尽かされた」
みたいなことを書いてるらしいのよ。     

さらに去年の暮れ……、
ということはつい最近ってことなんだけど(笑)、こんどは……、

コン・リーが夫のシンガポール国籍を取得。
シンガポールは二重国籍を認めていないので中国籍を捨てた。
そのほうが芸能活動が自由にできるためでもあったらしいが、
おかげで中国ではいろいろと物議をかもしている……、

というニュースがいきなり飛び込んできて、
ちょっとびっくりして、
もう1回この作品観てみようかなあと思っちゃって……。

というわけで、
年頭の作品にふさわしいかどうか知らないけど、
たぶんふさわしくないんだと思うけど、
この作品で2009年の幕が開いてしまいました……。(笑)

今年もどうぞよろしくお願いします……!

しかし芸能人は
国を問わずよくやっちゃってくれるので尊敬します(笑)。
まあ、こういうことをやってくれるので、

そうかあ、連中にもこういうことがあったのかあ。
そのへんの男と女と同じだよねえ。
フーン、国ってこういうふうになってんのかあ。
みたいなことが私たちにもよくわかるわけで……。(笑)

それはともかくこの映画、
ギャング映画が好きな私のお気に入りなんです。

上海に働きにやってきた
田舎の少年シュイションの目を通して裏社会を……、
それもボスに囲われた女(歌姫チンパオ)を通して
描いてみせてるからなんだけどね。

その歌姫チンパオをやってるコン・リーがとにかくいいの。

コン・リーがやっているのはチンパオ自身というより、
少年であるシュイションから見たチンパオ……。
子どもの目にはこういうふうにチンパオという大人の女が
見えるんじゃないかなあ、
という像(イメージ)を演じてみせてるっていうのかな……?

シュイシュンからすればそれは「思慕」的な女性像だよね。
そして思慕的にならざるをえないのは、
ショイションがまだ子どもで、
おとなの女を見るときは母親を見るような視線を
ひきずってしまうからなんだよね。

チンパオを自分の母親ではない、
ぜんぜん違ったひとりの別の人格として見れないからなんだよね……。

コン・リーはそういう、
まだ子どもであるシュイシュンから見たおとなの女像を
見事に演じてみせてるんだよねえ……!

そういう視線から裏社会を描いてみせるチャン・イーモウにも
さすが、と唸っちゃうんだけどさ。

まあ、この作品に限らず、
チャン・イーモウの女性を見る視線にはいつもどこか思慕が絡みついてるよな
とは思っちゃうんだけどね。

うん、かれの女好きの秘密がわかる……。(笑)

時間があれば「始皇帝暗殺」もぜひ観てください。
コン・リー、ほんとにいいですから……。

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■109分 中国/フランス ドラマ

監督: チャン・イーモウ
製作: ジャン=ルイ・ピエール イヴ・マルミオン ウー・イゴン
原作: リー・シャオ
脚本: ビー・フェイユ
撮影: リュイ・ラー
音楽: ツァン・グァティエン

出演
コン・リー
リー・パオティエン
リー・シュエチェン
ソン・チュン
ワン・シャオシャオ
ロー・ハイチョン
フー・ピアオ

1930年、上海。町の顔役であるタンのもとで働く叔父のリュウを頼ってこの町にやって来た少年シュイション。タンはアヘンと売春組織を支配することで町を牛耳っていた。シュイションは、タンがその権力の象徴として囲っている愛人で上海一の歌姫チンパオの召使として働くことになるが……。退廃し、荒み、血とアヘンと裏切りに染まった30年代の上海を舞台に、この町のギャング社会を背景にしながら、1人の女性の運命と人間性を描いてゆく。少年の視線で1人の女性の運命の変転を静かに見つめるというスタイルで進行してゆくこの物語は、少々淡々としてはいるものの、香港の派手なギャング映画やハリウッドのエンタテインメントにはない繊細な人間描写が生きている。


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