ボーン・トゥ・キル (1996)

[193]チョン・ウソンとシム・ウナが愛しの日活青春アクション映画を蘇えらせた……?


画像     う~ん、相手がチョン・ウソンかあ。
     でもシム・ウナ見たいしなあ……。(笑)

     と迷ったあげく観たんだけど、
     いやあ、びっくり、玉手箱だよ。
     めちゃよかったよ。

     シム・ウナはむろん、
     若かりしチョン・ウソンも……!


ほんと、はじめてだなあ、かれに感動したの。
私にすれば奇跡的って感じ……?
チョン・ウソンのファンの方、ごめんなさい、怒らないでくださいね。

もっともラストのほうだけなんだけどね(笑)、
ああ、古き良き日活青春アクション映画がここに蘇えってると、
嬉しくてつい涙が出ちゃったよ……。

実際、スタッフとして日本人の名前がずいぶんあったけど、
往年の日活のスタッフじゃないよね、まさかね……?

チョン・ウソンが演じるのは、
若いんだけど凄腕の、キラーという名の殺し屋。

小さいころ母親に連れられて鉄道に飛び込むんだけど、
母親の手を振り切って逃げちゃうんだよね。
そのあとヤクザの頭目(チョ・ギョンファン)に拾われる。

この頭目がよく映画であるみたいに、
ヤクザのくせによくできた男で、わが子同然に育てるんだよね。

でも頭目がムショに入ってる間に、
手下のユン(キム・ハクチョル)が頭目に頼まれたと言って
ひそかに彼を殺し屋に仕立てあげ、邪魔な連中を次々に殺させちゃうの。
悪いやつなんだよねえ……(笑)。

キラーもまたそれが自分の宿命であるかのように
ただひたすら黙って従っちゃうんだよね。
俺って、孤児になって、拾われて、
ここまで育ててもらったんだからみたいに……?

彼はガランとしたアパートにひとり住まいで、
話し相手といえば飼ってるチチという小猿だけ……。

そんなある日、
酔っ払って道端に座り込んでるスハ(シム・ウナ)を
自分のオートバイに乗せて、彼女のアパートまで連れて帰る。

じつは彼女が同じアパートの住人だったからなんだけど、
このスハやってるキム・ウナが期待にたがわずいいよ~……!

歌手になりたくて金も体も男に差し出したのに、
ていよく騙されただけで、
ホステスやりながら夜毎酔っ払って
なんだかんだと管巻いてるだけの美人女なんだけどさ。

それが縁でスハのほうからキラーに近づいて、
酒やメシをおごらせたり、服を買わせたり、キスしちゃったり……、
一時は、冷蔵庫に無造作に放り込んであるキラーの
人殺しで稼いだ金をもって逃げたりと、もうやり放題……。

でもキラーはそんな彼女を愛しちゃうんだよね。
これまで笑ったことのない自分を笑わせてくれたり、
飲んだことのない酒の飲み方を教えてくれたり、
思いがけない人間的な暮らしや感情を教えてくれたりするから……。

スハにすれば、
無口なキラーの淋しさ、やさしさがよくわかるんだよね。

ところで頭目がお勤めを終えて久しぶりに出所してくると、
ユン社長は、キラーはヤクザには向かないので
カタギにしましたってウソをつくの。
映画によく出てくるような、ほんとに悪いやつなんだよ(笑)。

頭目も、そのほうがよかったって喜ぶんだけど、
自分がいない間にユンがすき放題にやってたことがわかって、
なんとかせにゃいかんと思うのね。

と、それに気づいたユンが先手を打って、
キラーに頭目を殺せって指図するんだけど、
このときキラーがはじめて条件をつけるんだよね、
スハには絶対手を出すなって……。

そうなんだよねえ。
このときはもう悔しいことに
キラーがスハを愛してることを知られちゃってんのよ。
まあ、映画だからね……(笑)。

で、スハを騙して列車に乗せてひとり街を去らせ、
頭目のいる店にナイフをもってひとり乗り込むの……。

このあとは言わないほうがいいかな、
ちょっとしたドンテン返しになってるから……。

でも言わないとわかんないからすこし言うけど、
キラーは頭目に再会して、ユンが自分にウソついてたことを知り、
乗り込んできたユン一家のほうと殺し合いになるんだよね。

いやあ、スローモーションをたっぷり活かした
このシーンがもうめちゃくちゃいいんだよ……!

殺し合いの最中に頭目とキラーの
ほんとの父と息子みたいな会話があるんだけどさ、
「恋人ができたのか。どんな女だ。美人か?」みたいな……。

キラーはすこし照れたように黙して伝えるんだけど、
いや、見てつかあさい、ほんと胸が詰まっちゃうから……。

いま言ったシーンを含めて、
この殺し合いの最中のチョン・ウソンが文句なしにいいの。
それまでは例によってちょっと顔で芝居しすぎなんだけど、
このラストシーンだけは
目と肩のチカラが抜けてじつにいい表情してるの、
哀愁の漂う……。

なんだよ、ウソン、やればできるじゃん、ねっ!
まだ若かったから素直にできたのかなあ……(笑)。

そのころスハは……、
で終わるんだけど、幕切れもいいよお、日活調で。

キム・ハクチョルとチョ・ギョンファンもいいしね、
いかにもヤクザ映画に出てくる悪い子分、
いい親分みたいで……(笑)。

みんなに拍手々々、お礼言いたいです……!

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●romotyan712さん
シム・ウナ、私が観た作品では1番好きかもしれません。

●スクリーンさん
けっこう古い映画なんですよね。
シム・ウナ、若くて、汚れ役で、とってもいいです。
時間があったら絶対おすすめです。とてもいい映画です……。

ありがとうございました。

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110分 韓国 ロマンス/ドラマ

監督: チャン・ヒョンス
脚本: チャン・ヒョンス イ・ムヨン ソン・ヘソン
撮影: チョン・イルソン

出演
チョン・ウソン
シム・ウナ
チョ・ギョンファン

残酷な殺し屋の悲劇的なラブストーリーを描いた作品。
キルは,幼い時に鉄道で自殺しようとした母の手から逃げた後,暗黒街のキラーとして育てられる。マルボーロタバコ,コーラ,カップ麺,冷蔵庫の中の現金,ぎらぎらした刃のナイフ一本,オートバイ,猿のチチとの交流が生活のすべてであるキルは,自分に与えられたキラーの任務を黙黙と代行する非社会的人物。干からびた大地に降る小雨のように,彼を刺激するのは酒場のホステスで歌手志望のスハだけだ。キルは,遅い夜に燈台のように明るくなる彼女のアパートを見て小さな幸福を感じる。ある日,道に倒れているスハを見つけたキルは,彼女を家まで送り,スハに対する感情が愛に変わる。だが,愛という感情はキラーには致命的な弱点。

この記事へのコメント

romotyan712
2009年01月12日 09:15
山崎先生 おはようございます。今度は、こちらにお邪魔します。
実は、チョン・ウソンさんは、怖くてだめですが、「美しい彼女」で魅了されたシム・ウナさんについて知りたくてお邪魔しました。
上品で、知性的な彼女がこんな汚れ役をしていたなんて
正直驚きました。彼女の評判の繊細な演技をこの役でどのようにこなしたか是非みたいです。
でも、レンタルにおいてないかも・・知れません。
スクリーン
2009年01月22日 00:17
山崎様 こんばんは

わ~~~この作品 知らないです。シム・ウナさん作品制覇したつもりだったのですが、こんな作品どこに埋もれてましたか?(TUTAYAの倉庫ですか)

ウソン氏との共演、、なんて またまた@@

 いつ頃の作品でしょうか?
ジャケットのウソン氏見る限りでは、ビョンホンさんと共演の【アスファルトの男】頃より 若い感じ。

シム・ウナさん 是非 視たい。視たい。(ウソンさんではなく)ウソンさんファン ごめんなさい。
TUTAYA 行ってきま~~す。

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