アメリカン・ギャングスター (2007)

[205]なかなか期待通りにいかないのが人生だけど、映画も……?


画像     私の好きな
      リドリー・スコット監督だし、

     ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンだし、
     と期待して観たんだけど、

     う………ん。
     まあ、こんなもんなのかなあ、
     って感じ…?(笑)


ギャング映画…、相変わらず古いねえ(笑)、
マフィア社会描いた作品で良いのほんとにたくさんあるから、
なかなか「面白い!」ってわけにはいかないよね…。

アメリカがベトナム戦争をやってた
60年~70年代にかけての実話に基づいた作品で、
物語の構成もさすがにしっかりしてるし俳優もいいんだけど、

あれもこれもと詰め込みすぎたせいか、
なんだか大味になっちゃってるんだよね。
居酒屋で食べるホッケみたいな感じ…?(笑)

黒人マフィアのボス・バンピーの運転手だったルーカスは、
バンビーの死後、父と仰ぐバンビーのやりかたを真似ながら、
自分の家族親戚を中心とした新しい組織をつくる。

それも頭よくて、
自分でベトナムまで足運んで、麻薬王と話つけて、

空軍戦闘機を利用して直接その麻薬をアメリカに密輸入して、
「ブルー・マジック」という、純正、格安の
ブランド覚醒剤(笑)を売りさばきはじめるんだよね。

一方では元ミス・プエルトリコのエブァを妻に迎えて、
ひじょうに慎ましい生活を送るの、
家族を愛する9時から5時のサラリーマンみたいな。
つまりボスとして目立たないようにするわけ…。

麻薬捜査班のボスに任命されたロバーツも面白いやつでさ。
ワイロは一切受け取らない
正義感の強い、仕事熱心なやつなんだけどね、
妻子からすると全然父親失格なわけ。
仕事のためとは言え、
家庭は顧みない、まあ女とは寝ちゃう、夜は帰らない…。

で、離婚の憂目にあって、子の親権ももらえないやつ…?(笑)

そのロバーツが
アメリカ中を麻薬で汚染させている大物を狙い、
ルーカスに行き当たって逮捕するっていう話なんだけど、
話にはまだ裏があるんだよね。

ロバーツの最終的な狙いはじつは、
マフィアからワイロを受け取り、
連中を野放しにしている警察内のデカたちを一掃すること。

ルーカスを逮捕したのも、どっちかつうと
彼からそういう連中の情報を得るためだったんだよね。

実際、ルーカスとの取引が成功して?
麻薬捜査に関わっていた四分の三のデカ連中が逮捕され、
当時、警察の一大スキャンダルになったらしいんだけどさ……。

まだあるのよ。
事件後、ロバーツは弁護士に転身、
ルーカスの弁護士としてロバーツの減刑に成功するんだよね。
もちろん情報提供の協力者だったと弁護して…。

ね、なかなか面白い話でしょう…?

実際、あ、ちょっとそこ膨らませてゆっくり撮って、
みたいなシーンがゴロゴロしてんの。

韓国の連ドラみたいにたっぷり見せてよ(笑)。
新幹線に乗って目的地まで
一直線に行きゃいいってもんじゃないでしょう、映画なんだから…、
って言いたくなっちゃうんだよねえ(笑)。

まあ、リドリー・スコット、
老いてもなお健在ってことでよしとするか…(笑)。

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●チェブさん
ホッケ、私はだめですねえ。身がパサパサしちゃって大味で…。
だいたい東京に来てはじめて食べた魚で、私の育った九州には
なかったですからねえ…(笑)。この映画、
チェブさんに気に入っていただいて私としては大変嬉しいんですが、
でも私としましては大いに不満なんです。(笑) 
おいしいエサをたくさん撒いておきながら、
中途半端にしか決着をつけることができてないからです。
映画はせいぜい2~3時間ですから、もったいないなあと思っても、
思い切り捨てて、焦点を絞るというか、窓口を狭めるというか、
そうしたほうがうまくいくと思います。
まあ、自戒を込めて言ってるわけですが…。(笑)

ありがとうございました。

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157分 アメリカ サスペンス/犯罪/ドラマ

監督: リドリー・スコット
製作: ブライアン・グレイザー リドリー・スコット
製作総指揮: スティーヴン・ザイリアン マイケル・コスティガン
ブランコ・ラスティグ ニコラス・ピレッジ ジム・ウィテカー
脚本: スティーヴン・ザイリアン
撮影: ハリス・サヴィデス
音楽: マルク・ストライテンフェルト

出演
デンゼル・ワシントン フランク・ルーカス
ラッセル・クロウ リッチー・ロバーツ
キウェテル・イジョフォー ヒューイ・ルーカス
キューバ・グッディング・Jr ニッキー・バーンズ
ジョシュ・ブローリン トルーポ刑事
テッド・レヴィン ルー・トバック地方検事
アーマンド・アサンテ ドミニク・カッターノ
ジョン・オーティス ジェイ・リヴェラ
ジョン・ホークス フレディ・スピアマン
カーラ・グギーノ ローリー・ロバーツ
RZA モーゼス・ジョーンズ
ルビー・ディー ママ・ルーカス

2大オスカー俳優デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウが巨匠リドリー・スコットのメガフォンのもとで相対する実録犯罪サスペンス。1970年代のニューヨークを主な舞台に、独自の麻薬ビジネスで暗黒街に台頭していく男と、警官としての誠実さを武器に執拗な捜査で迫る刑事との熾烈な駆け引きをスリリングに描く。
1968年、ニューヨーク。黒人ギャングのボス、バンピーの右腕として仕えてきたフランク・ルーカス。彼はバンピー亡き後、ボスの座を引き継ぎ、自らの帝国を築き上げようと決意。そして、東南アジアから純度100パーセントのヘロインを直接仕入れる独自ルートを開拓し、それらを“ブルー・マジック”のブランド名で市場へ売りさばくことに成功したことから、フランクは瞬く間に麻薬王として君臨していく。一方、ニュージャージーの警察に所属する刑事リッチー・ロバーツ。彼は、警官の汚職がまかり通っていたこの時代に潔癖な仕事を貫いていたため、周囲から疎まれ孤立していた。また私生活では元妻と養育権で係争する傍ら、司法の道を目指している。そんな彼はある時、検察官からエセックス郡麻薬捜査班のチーフに抜擢される。やがて大衆に蔓延するブルー・マジックの捜査を進めるうち、フランクの存在に辿り着くリッチーだが…。



この記事へのコメント

チェブ
2009年01月26日 14:37
山崎さんこんにちは
居酒屋で食べるホッケ・・って(笑)
あー私ホッケも好きだからこの映画も嫌じゃなかったのねぇ!というわけじゃないけれど、そんなに悪いと思わなかったです
これも実話なんですよね。実話を実話と感じさせない・・私としてはパチパチハチ(拍手)でしたが(笑)
もっともアメリカンギャング、マフィアって時点ですでに現実離れですね。
ロバーツとルーカスどちらも人間味があるというか憎めないキャラクターで、そのあたり悪くないなぁと思ったのですが、デンゼル・ワシントンが好きなので、ちょっと甘口になっているかもしれません(笑)
最後にロバーツがルーカスを弁護するって、ちょっと出来過ぎな感もありますが、それもまた事実なんですよね?

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