ジャ・ジャンクー__監督

■ジャ・ジャンクー(中国)


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1970年5月29日、中国山西省生まれ。

作品
1997年 『小山の帰郷』
1998年 『一瞬の夢』
2000年 『プラットホーム』
2001年 『In Public』
2002年 『青の稲妻』
2004年 『世界』
2006年 「東」
2006年 『長江哀歌』


1970年5月29日、中国山西省の小さな田舎町、汾陽〔フェンヤン〕に生まれる。山西省の省都・太原(タイユェン)の芸術大学に入学し、油絵を専攻。同時に小説執筆を始める。この頃、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の『黄色い大地』を見て映画に関心を持ち、93年に北京電影学院に入学。95年、仲間とともにインディペンデント映画製作グループを組織し、55分のビデオ作品「小山の帰郷」を監督。河南省から北京にきた出稼ぎ労働者の青年が失意のうちに田舎に戻ることを決意する姿を描き、香港インディペンデント短編映画賞の金賞を受賞。
97年、北京電影学院を卒業。その卒業製作として16mm長編劇映画『一瞬の夢』を監督。自らの故郷・汾陽を舞台にスリを生業とする青年の孤独な日常と恋、そして残酷な結末を描いたこの映画は、“卒業製作”であるにも関わらず、98年ベルリン国際映画祭<フォーラム部門>でプレミア上映され、ヴォルフガング・シュタウテ賞(最優秀新人監督賞)を受賞。さらにプサン国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ナント三大陸映画祭で連続してグランプリを獲得し、一気に世界の注目を集めた。
2000年、35mmで撮影した長編第2作『プラットホーム』を発表。消費経済の登場で中国社会が大きく変化した時代、79年から91年までを舞台に、文化劇団(文工団)の若者たちの青春群像をスケールあるロードムービーとして完成させた。この第2作は前作以上に高い評価を受け、ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に招待され、ナント、ブエノスアイレスの両映画祭ではグランプリに輝いた。2001年、山西省の地方都市、大同(ダートン)で初めてデジタルビデオで撮影した短編ドキュメンタリー『In Public』を製作。2002年、同じく大同を舞台にデジタルビデオ撮影の長編第3作『青の稲妻』を発表する。経済発展に沸く中国にあって、ただ無気力に出口なしの青春をやりすごす若者の姿を捉えたこの映画で、カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。つづく2004年の第4作『世界』では、北京郊外に実在するテーマパーク「世界公園」で働く若者たちを中心に、世界中の建造物のレプリカを集めた公園とは裏腹に、自分たちはまるで世界から切り離されているかのような地方出身者たちの孤独を描いて、ふたたびベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。受賞こそ逃したものの熱狂的に迎えられ、若くして世界的名匠の地位を確立した。




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