四月の雪 (2005)

[246]ホ・ジノ監督、ヨン様を生かしきれてないなあ……?


画像     ジャケット見て
     私はだめだろうなと
     ずっと観なかったんだけど、

     重い腰をやっと上げたのは
     監督が「八月のクリスマス」の
     ホ・ジノだったから…。

     あれ、名作だもんなあ…。

で、結論から言うと、
う~ん…、ホ・ジノ、どうしちゃったんだろう…?(笑)

物語はたぶん
「ランダム・ハーツ」(ハリソン・フォード主演)のパクリ…?

いや、パクリは多いに結構なんだけど、
物語の起伏が乏しすぎて、
これじゃあ映画というよりフォト・ストーリーだよねえ…。

いや、ヨン様のフォト・ストーリーでもいいんだけどさ(笑)、
「八月のクリスマス」の光の陰影どこ行っちゃったのよ、
光、ベタじゃん、これじゃテレビドラマじゃん…。

設定がよその田舎町、病院、ホテルだからかもしんないけど、
物語に起伏が乏しいんだから、セット、もっと凝らないと。
写真(映像)で見せてくれないと…。

うらぶれてうらぶれて、
もう死人が廊下をうろついて斃れそうな病院…。
暗くて、べっとりと薄汚れて、
階段はミシミシ、ドアもギギーッって鳴るようなホテル…。
一歩外に出ると、太陽がギラギラして目が痛い…。

そういうふうにでもしないと、
これじゃあ写真(映像)にもならないなあ。

そういう場所に立ってはじめて、
ソウルから来たかっこいいヨン様も光るってもんだろうし…(笑)。

ホ・ジノ監督、ヨン様の力に負けて、
バックもきれいきれいにしちゃったのかなあ…。
ホ・ジノらしさはゆっくりとした映像のリズムだけだもんね。

八月で成功、四月で失敗?
だいたい八月はクリスマスだったから、
四月は雪でいこうなんていうアイデアが甘すぎる…?(笑)

八月にクリスマスは意外だけど、
四月に雪は意外でもなんでもないでしょう…?

ところでヨン様(ペ・ヨンジュン)だけど、
予想外に、生理的に受け付けない感じでもなくて、
ちょっと安心したんだけど(笑)、薄いよねえ。
ペラペラ、紙切れ…。

いや、紙切れがだめってことじゃなくてね。
紙切れは紙切れで、
微風に漂う軽さ、薄さのよさってのはあるわけだから…(笑)。

でも、その軽さ、薄さがちょっと中途半端で、
微風だと漂わない、強風だとどっか飛んで行っちゃう…?

顔がよすぎるので
ちょっと演技で人間の陰影をカバーしようとしたのかも?
でも、それがかえって裏目に出てる感じ…?

そのへん、監督にも責任あるよ。
使い切れてないよ。

ソン・イェジンはまあまあ。
でもヨン様相手だとちょっとはぐれちゃっうかな…?

ずいぶんヒットした作品らしいけど、
映画としてのおすすめにはもう一歩。
ごめんなさい…。

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●ちょごりさん
この映画に心を揺さぶられなくても不思議ではないと
思います。
また心を揺さぶられるような映画はいまは数少ないので、
そんなに心配なさらなくてもいいのではないかと思いますが…(笑)。

●minmiさん
原題は「外出」なんですか。
「八月のクリスマス」は原題の直訳なんですかね?
minmiさんの好きなヴォーカルグループとは…?(笑)
映像の構図自体はそんなに悪くはないと思いますが、やはり
私には陰影が乏しく感じられました…。
本国と台湾ではコケて日本でも中ヒットだったんですか。
ヨン様のファンは押しかけなかったということでしょうか…?
そうだとしたらやはりペ・ヨンジュン・ファンには
どういう方が多いのかちょっと想像つく感じがします…。

●minmiさん
「八月のクリスマス」がよかったので、
邦題を「四月の雪」にしたんでしょうね。
ドラマと映画の決定的な違いは「祝祭性」だと思います。
ドラマは現実と地続きで映画のように「遠く」へ行けない、
映画は「もうひとつの現実」をきちんと創れる、というか…。
そういう意味で言っても、ヨンジュンはタレントで、
ビョンホンはスターなんだと思います…。

ありがとうございました。

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■107分 韓国 ロマンス/ドラマ

監督: ホ・ジノ
製作: カン・ボンレ
製作総指揮: キム・ドンジュ ペ・ヨンク
脚本: ホ・ジノ シン・ジュンホ
撮影: イ・モゲ
美術: パク・サンフン
編集: リ・ユンソ
音楽: チョ・ソンウ

出演
ペ・ヨンジュン インス
ソン・イェジン ソヨン
イム・サンヒョ インスの妻スジン
リュ・スンス ソヨンの夫ギョンホ

人気俳優ペ・ヨンジュン主演のラブ・ストーリー。互いのパートナーが同乗していた車が事故に遭遇したことで裏切りの事実を知ってしまった男女が、心の傷を癒やし合ううち、いつしか互いに惹かれていく。監督は「八月のクリスマス」のホ・ジノ。共演に「永遠の片想い」のソン・イェジン。
コンサート会場の照明ディレクターを務めるインスは、仕事中に妻スジンの交通事故の知らせを聞き、彼女が搬送されたサムチョクという町の病院へ駆けつける。その廊下には、夫が交通事故に遭ったという女性ソヨンが独り悲しみに打ちひしがれていた。やがて彼らは、事故処理の結果から互いの伴侶が不倫関係にあり、同じ車に乗っていたという衝撃の事実を突きつけられるのだった。それぞれパートナーに対し、怒りと悲しみが込み上げ複雑な心境に苛まれるインスとソヨン。そんな2人も互いに励まし合ううち、恋愛感情が芽生えていく…。

この記事へのコメント

2009年03月07日 09:26
おひさしぶりです
お邪魔させていただいていても、コメント出来なくてすみません。

先生!うふふ。。。
私も、観ましたですよ、この映画「四月の雪」
そうなんですか、確かに、気持ちが入っていかないですね・・・
最近の私は、どうも、感情が(感性)が薄くなってしまったのか、中々、心を揺さぶる映画に出逢っていなくて寂しいです。
minmi
2009年03月09日 19:13
韓国語のタイトルを直訳すると「外出」なんですよね。
「四月の雪」は日本でのタイトルです。
好きな歌手がこの作品のためにわざわざ開かれたコンサートに出演していたので、1ショットでも出てくるかしら、とかなり邪な思いで観に行ったら、出てきませんでした。
それだけでがっかりだった記憶があります。
やっぱり好きなヴォーカルグループが、テーマ曲を歌うというので楽しみにしていたのですが、エンディングに流れた歌は似ても似つかない別の歌手の歌で、それまたがっかりした記憶も…。
でも、この作品の映像は、けっこう好きでした。
minmi
2009年03月09日 23:17
追記
この映画、興行的にヒットしたのは、日本だけです。
韓国本国では大惨敗、韓流ブームでは日本の先輩にあたるいまだヨンサマ大人気だったはずの台湾でも大惨敗です。
日本でのヒットも、大ヒットではなく、中ヒット程度だった記憶があります。
minmi
2009年03月10日 13:56
「8月のクリスマス」の原題は、そのまま「8月のクリスマス」です。
ホジノ監督の作品では「春の日は過ぎ行く」という佳品もありまして、地味だけど、私はとても好きな作品です。

ヨンサマ人気という面では「太王四神記」のほうが成功してますね。
やはりドラマで人気の出た人は、ドラマでのほうが受けるということなのかな、と思ったりしますが、私はヨンサマのファンではないので、実はあまりよくわからないのです。

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