イム・グォンテク__監督

■イム・グォンテク(韓国)


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1936年5月2日、全羅南道で生まれ。光州市で育つ。
朝鮮戦争後に釜山、のち1956年にソウルに移る。
ソウルで映画監督Chung Chang-Hwaと知り合い、
映画製作アシスタントとして働くようになる。
1962年に映画監督としてデビュー。
1997年、第8回福岡アジア文化賞芸術・文化賞を受賞。


監督作品
1962 豆満江よさらば
1962 戦争と老人
1963 男は売れない
1963 望夫石
1963 申聞鼓
1964 断腸録
1964 欲望の決算
1964 十姉妹先生
1964 万年遅刻生
1964 十年勢道
1964 栄和ママ
1965 雨の中に散る
1965 王と常奴
1966 戦争と女教師
1965 法廷を泣かせた玉(オク)
1965 私は王である
1965 ニルリリ
1967 青紗灯籠
1967 風雲の剣客
1967 望郷千里
1968 妖花チャン・ヒビン
1968 風のような男
1968 夢女
1968 帰ってきた左利き
1969 上海脱出
1969 十五夜
1969 雷剣
1969 荒野の鷲
1969 ちょっとお世話になります
1969 雨降るコモリョン(未公開)
1970 月下の剣
1970 片目の朴
1970 露に濡れたさるすべり
1970 雨降る波止場
1970 あの女を追え
1970 夜汽車でやって来た男(?)
1970 秘剣
1970 まつげが長い女
1971 怨恨の街に雪が降る
1971 三十年ぶりの対決
1971 怨恨の二人のせむし
1971 私をこれ以上困らせないで
1971 妖剣
1971 二番目の母
1971 明洞三国志
1972 明洞残酷史(ピョン・チャンホ,コ・ヨンナムとのオムニバス)
1972 帰ってきた者と出て行く者
1972 三国大侠
1973 妓生五百花(?)
1973 大追撃
1973 雑草
1973 証言
1974 妻達の行進
1974 泣くものか
1974 蓮花
1974 続・蓮花
1975 何故そう言ったのか
1975 昨日、今日そして明日
1976 往十里
1976 裸足の雪道
1976 洛東江は流れるのか
1976 妻
1977 玉礼記
1977 壬辰の乱と桂月香
1978 常緑樹
1978 あの波の上に母の顔が
1978 族譜
1978 近くても遠い道
1979 明日また明日
1979 神弓
1979 旗のない旗手
1980 福夫人
1980 チャッコ
1981 偶像の涙
1981 曼陀羅
1982 アベンコ空輸軍団
1982 汚された子供たち
1982 蝶、懐で泣いた
1982 霧の村
1983 炎の娘
1984 川の流れは止められない
1984 比丘尼(撮影中断)
1985 キルソドム
1986 チケット
1986 シバジ
1987 燕山日記
1987 アダダ
1989 波羅羯諦/ハラギャティ
1990 将軍の息子
1991 開闢
1991 将軍の息子2
1992 将軍の息子3
1993 風の丘を越えて~西便制
1994 太白山脈
1996 祝祭
1997 娼
2000 春香伝
2002 酔画仙
2004 下流人生~愛こそすべて~


「韓国の溝口健二」とも評される韓国映画界を代表する巨匠。その存在は韓国映画界において人間国宝級と言っても差し支えない。新人監督の台頭著しい現在の韓国映画界の中で、多くのベテラン監督は引退同然の状態に追い込まれているのだが、イム・グォンテクただ一人は現役として頑張っている。また、新旧世代間に溝がある映画界の中で進んで若い世代との交流を進めようとする柔軟性も持っている。その辺りに長年現役を続けていられる理由があるのかもしれない。
1936年5月2日、全羅南道長城生まれ。第二次世界大戦直後の左右抗争の時代、イム・グォンテク一族の多くは左翼的だったため大変な苦労をしており、彼が後年『太白山脈』を映画化したのも、幼少時代の体験と関係があるという。左右抗争の混乱期を舞台にした彼の作品には、他に『旗のない旗手』、『チャッコ』などがある。朝鮮戦争中、17歳で家を出、釜山の国際市場で靴修繕などをしていたが、休戦後の映画ブームで知り合いの靴屋グループが映画に投資を始め、彼らに誘われる形で、ソウルで小道具助手・照明助手など映画製作の下働きをするようになる。そして、監督のチョン・チャンファ(鄭昌和)と知り合い、1957年に彼の助監督となる。有能な助監督として認められたイム・グォンテクはチョン・チャンファの『ノダジ』では脚本も担当した(クレジットは「イム・テク」となっている)。
伝統的徒弟制度の中で修行し、1962年に日本植民地時代の独立軍を描いた『豆満江よさらば』で監督デビュー。以後、100本近い作品を製作している。
1970年代前半までは、メロ・アクション・戦争ものなどで商業映画を多数製作。1973年の『雑草』から作家意識に目覚め、以後文芸作品や歴史大作を中心に優れた作品を供給する。1979年3月に15歳年下の女優チェ・リョングァと結婚する。
1980年代以降は、韓国の伝統文化をバックグラウンドに人間の葛藤、特に女性の悲劇を描くのを得意とし、東洋的な映像美を生み出すようになった。そしてベルリン映画祭に出品された『曼陀羅』などで海外からも評価されるようになり、韓国映画の海外普及にも一役買う。特に『シバジ』で第44回(1987)ヴェネチア国際映画祭最優秀女優主演賞を、『アダダ』で第12回(1988)モントリオール国際映画祭最優秀女優賞を、そして『波羅羯諦/ハラギャティ』で第16回(1989)モスクワ映画祭最優秀主演女優賞を受賞したことは、1980年代の韓国映画史の中でも特筆すべき出来事の一つといえる。
1990年代前半には『将軍の息子』シリーズや『風の丘を越えて~西便制』など韓国映画の興行記録を次々と塗り替える大ヒット作を連発した。
近年作の特徴としてあげられるのは、撮影監督にチョン・イルソンを起用し、イ・テウォン社長の泰興映画社で製作するパターンが多いこと。チョン・イルソンとは、1979年の『神弓』を皮切りにその後の代表作の多くで共同作業をしている。泰興映画のイ・テウォン社長と初めて製作した映画は1984年の『比丘尼』だが、この作品は宗教界の反発にあい製作を断念。その後、1989年の『波羅羯諦/ハラギャティ』を泰興映画社で完成させた後は、『開闢』を除いて全作品を泰興映画で製作するという蜜月状態に入る。ちなみに、イム・グォンテク、イ・テウォン、チョン・イルソンのトリオが揃い踏みしている作品は、『将軍の息子』シリーズ、『風の丘を越えて~西便制』、『太白山脈』、『春香伝』、『酔画仙』の全七作。
1989年に宝冠文化勲章、1992年にフランス文化芸術勲章、1997年に福岡アジア文化賞、そして1998年には第30回大韓民国文化芸術賞とサンフランシスコ国際映画祭で黒澤賞を受賞するなど、彼の芸術家としての活動は国内外で高く評価されている。また、各国で「イム・グォンテク特集」が開催されるなど、1990年代後半に入ってもその国際的評価は揺るぎない。
2000年の『春香伝』は、韓国の古典ラブ・ストーリーを映画化したものだが、パンソリにあわせて物語が進行していくという独特な表現方法をとっている。なお、この作品では、監督=イム・グォンテク、製作者=イ・テウォン、撮影=チョン・イルソン、脚本=キム・ミョンゴンと、『風の丘を越えて~西便制』の黄金カルテットが復活。カンヌ映画祭のコンペ部門に進出した最初の韓国映画となった。
2002年作の『酔画仙』は天才画家の破天荒な生涯を描いた作品。『春香伝』に続いて、監督=イム・グォンテク、製作者=イ・テウォン、撮影=チョン・イルソンの布陣で臨んだ本作は第55回(2002)カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。三大国際映画祭でグランプリまたは監督賞を受賞するという韓国映画界の長年の悲願をついに達成し、イム監督は、カトリック大学から映画界初の名誉文学博士号を授与されたほか、金冠文化勲章、ユネスコのフェリーニ・メダルを、製作者のイ・テウォンは銀冠文化勲章を受賞した。

1998年より東国大学演劇映像学部教授。1999年には映画振興委員会委員に就任した(同年に辞意を表明)。
作品中、日本で紹介されている作品は、以下の通り。恐らく、その作品が最も多く日本に紹介されている韓国人監督だと思われる。
『望夫石』、『雷剣』、『証言(ホワイト・バッジ ファイナル 史上最大の作戦)』、『洛東江は流れるのか(新ホワイト・バッジ 地獄への戦場)』、『族譜』、『曼陀羅』、『アベンコ空輸軍団』、『霧の村』、『炎の娘』、『川の流れは止められない』、『キルソドム』、『チケット』、『シバジ』、『アダダ』、『燕山日記』、『波羅羯諦/ハラギャティ』、『将軍の息子』、『開闢』、『将軍の息子2』、『将軍の息子3』、『風の丘を越えて~西便制』、『太白山脈』、『祝祭』、『春香伝』、『酔画仙』
日本語のイム・グォンテク論に『韓国映画の精神 -林権澤監督とその時代』(佐藤忠男、岩波書店、2000年)がある。





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