ス SOO (2006)

[286]イメージ・ショットだけでは物語は創れない…?


画像     期待してただけに
     ちょっと「う~ん…」て感じ…?

     台本の問題だよねえ。

     双子の兄テス(チ・ジニ)と
     弟テジン(チ・ジニ)が
     19年ぶりに再会する。


が、ふたりが近づこうとした瞬間、
テジンはテスの眼前で何者かに射殺される…。

テスは刑事だったテジンになりすまし、犯人を追う。
テジンの恋人だった女刑事ミナにはテジンではないと見破られるが、

犯人は19年前、兄弟を引き裂いた麻薬組織とわかり、
やがて壮絶な復讐戦がはじまる…。

という単純な物語なんだけど、
イントロ部分のテスとテジンの少年期の物語が
どうしても弱いんだよねえ…。

兄弟の絆というか想いというか、
そういうのをちゃんと説得力をもって描いて見せてくれないと、

どんなにはげしい復讐劇が演じられても、
もうひとつテスの復讐劇に思い入れができないんだよね…。

失敗の最大の理由は、
二人の少年期の物語をイメージ・ショットだけで
描いちゃったからだろうなあ…。

兄テスが麻薬組織から金を盗む。
組織がうりふたつの弟テジンを捕まえてしまう。
子どものテスは手出しができない…。

という物語はちゃんとあるんだけど、
イメージ・ショットだけでそれを処理しちゃってて、
見る側に説得力のある双子の兄弟の物語として構築できていない。

だから終盤の復讐劇にもうひとつ説得力が欠けちゃう…?

延々とつづく殺戮のシーンも、長いだけで、
とりたてて感動的な映像もないしねえ、
キム・ジウンとイ・ビョンホンが「甘い人生」で創ってみせたような…。

音楽も緩すぎるし、
チ・ジニもちょっとキャラ的に甘すぎるし…。

ただテスの恋人ミナをやってるカン・ソンヨンはよかったかな…?

次、がんばってくださ~い…?

画像
チ・ジニ とカン・ソンヨン(左)

■122分 韓国 アクション/サスペンス/犯罪

監督: 崔洋一
脚本: 崔洋一
撮影: キム・ソンボク
音楽: イ・ビョンウ

出演
チ・ジニ
カン・ソンヨン
オ・マンソク
イ・ギヨン
チョ・ギョンファン
ムン・ソングン

17年ぶりに会った双子の弟の死を契機に,刑事だった弟になりすました男の,組織を相手にした凄まじい復讐劇。
警察と暗黒街が注目する最高の請負殺人者で,自分を育ててくれたソンイン以外は誰にも顔を見せずに,<解決師 壽(ス)>と呼ばれるテス。彼の人生の目標は,たった一つ。19年前に空腹に負けて麻薬組織のお金を盗んだ自分の代わりに捕まって,そのまま別れてしまった双子の弟テジンに会うこと。
しかし,やっとのことで弟テジンに会った日,弟は,テスの目の前で頭を銃で撃たれて即死する。弟を殺した犯人を捕らえなければ死ねない<解決師 壽(ス)>は,自分だけの復讐のために,非情な世の中と正面勝負を始める。
テスは,正体が分からない犯人を捕らえるために,弟の身分で偽装するが,テジンは自分を追っていた警察の身分。テジンの婚約者で女刑事のミナと,テスのせいで同僚を失った刑事ナム・ダルグの疑いの中で,テジンの殺害犯が正体を表わすことを待つ。そしてテスは,弟テジンの死後に,19年前テスとテジンを別れさせた張本人の麻薬組織のボス,ク・ヤンウォンがいること知り,彼のすべての血より濃い復讐を始める。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック