将軍の息子3 (1992)

[338]下層で生きる人間たちの肌合いとこころを描くイム・グォンテク…。


画像     この3部は、
     まとわりつく刑事を
     半殺しにした金斗漢が、

     ウォンサン(元山)に
     逃亡したところから始まる。

     さらにウォンサンから
     満州の奉天へと放浪したあと、

再び京城(現ソウル)へ戻り、
組を建て直し、林組の組長(シン・ヒョンジュン)を
襲撃したところで終わる。

わずか112分の映画に、
こんなにたくさんのドラマが詰まっちゃうの?

と、信じられないくらいドラマが詰まってて、
すげえよなあ、映画って。すげえ、すげえ、イム・グォンテク監督!
って、ほんと感動しちゃうよ…(笑)。

さりげないんだけど、いいシーンもたくさんある。

軟禁されている歌劇団の歌手
ウンシル(オ・ヨンス)を誘い出して散歩するシーン。

木賃宿の娘に手紙を書いてもらうシーン。
木賃宿の子どもと別れるシーン。

京城に帰り、
かつて自分が住んでいた橋の下を訪ねるシーン。

金斗漢とウンシル(オ・ヨンス)が旅館で結ばれ、
ウンシルのあの声が旅館中に響き渡るシーン…(笑)。

結局ウンシルに振られて、
酔ってひとりで歌をうたいながら帰るシーン。

その間に、鍾路組の手下たちが
林組に背後から襲撃されるシーン。

林を襲撃したあと、
キム・トンへ(イ・イルジェ)に肩を借りながら
夜明けの町を去っていくラスト・シーン…。

なんでこんなにいいんだろう…?
って考えると、やっぱり、

一貫して、
社会の下層でからだを張りながら生きてるひとたちを
描いているからだろうなあ。

イム・グォンテクの映画、私が観たのは全部そう。

そういうひとたちの生きる肌合いっていうのかな、
そういうのを撮るのがひじょうにうまい…?

私がこの監督をすごく評価してるのも
そのせいなんだけどさ…。


あ、林組長やってるシン・ヒョンジュン、
なんかすごく笑えるよ、お芝居臭くて…(笑)。

いかにも日本のヤクザやってますって感じで、
もうほとんどお人形さんの域…?(笑)

見て、下の写真の中央にいるのが、かれ。
3部作通してずっとこれやってるわけ…(笑)。

これだけ徹底して一本調子のお芝居やられると、
それはそれですごいのかも…、
なんて思わされちゃったりするけどさ(笑)。


日本が朝鮮を支配下においた時代、
町と人々の暮らしがどんなふうだったのかもよくわかり、
絶対、お勧めの作品…!

画像

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■112分 韓国 ドラマ

監督: イム・グォンテク
製作: イ・テウォン
脚本: キム・ホンジュン
撮影: チョン・イルソン
音楽: シン・ビョンハ

出演
パク・サイミン
イー・イルチェ
オ・ヨンス
シン・ヒョンジュン

鍾路を離れてウォンサン(元山)へ行ったキム・ドゥハン(パク・サンミン)は,白井に世話になっていたが,借金のかたに宿に残されていた歌劇団歌手のチャン・ウンシル(オ・ヨンス)のことで,白井と争って倒し,満州に向かう。
ドゥハンは,奉天のモロハの親分のところに世話になっていたが,キム・トンへ(イ・イルジェ)の阿片取引の手助けをして,馬賊団と争い破れ,自分には鍾路しかないと悟り帰ってくる。一方,ウンシルは,人気歌手になって,鍾路で公演していたが,その芸術性から憲兵隊の近藤中尉(トッコ・ヨンジェ)に気に入られていた。ドゥハンは,ウンシルの公演場で林組の宇田を倒し,追われている途中でウンシルの宿舎にかくまってもらう。そのため,逮捕されたウンシルを助けるため,ドゥハンは,警察柔道師範の丸岡警部(キム・ソンリョン)に相談して憲兵隊に自首する。憲兵隊の近藤中尉は,ドゥハンに有段者3人との武術試合をさせ,これに勝ったドゥハンは,釈放される。林組の親分林(シン・ヒョンジュン)は,ドゥハンを抹殺して鍾路組をつぶそうとし,二人は,最後の対決を迎える。

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