ハピネス (2007)

[329]もうすこし物語をきめ細かくすれば傑作になった予感…?


画像     あの
     「八月のクリスマス」を撮った
     ホ・ジノ監督の作品。

     と言われると、
     ホ・ジノ監督も
     ちょっとつらいかな…?(笑)

     うん、面白かった。
                   「八月」ほどじゃないけど…、

なんて、どうしてもあの作品がついてまわるだろうから…。

でも、しょうがないよね。
傑作を撮った作家の宿命みたいなもんでさ。
同情はしない…(笑)。

で、どうだったかって…?
うん、面白かったよ。「八月」ほどじゃないけど…(笑)。

ソウル(都市)で酒とタバコと女の自堕落な生活を送り…、
(いかにも形容が古いなあ。笑)
肝硬変を患ったヨンス(ファン・ジョンミン)が、
田舎の療養院を訪れ、ウニ(イム・スジョン)に出会う。

ウニはその療養院のスタッフなのだが、
肺が40%しか活動していない重症肺疾患患者でもある。
しかも天涯孤独の身…。

なにかとヨンスの世話をしているうちに、
ウニとヨンスは愛し合うようになる。

やがて二人で治療院を出て、田舎で一緒に暮らしはじめる。

しかしソウル時代の恋人と友人が訪ねてくると、
ハッピーに見えたその暮らしが翳りはじめる。

ウニしかいない田舎暮らしに飽きたのだ。
都会での生活が恋しくなったのだ…。

ひとりソウルを訪ねてみる。
友人に職を斡旋され、むかしの女ともヨリが戻る。

田舎へ帰り、ウニに別れ話を持ち出す。
ウニの心と呼吸ははげしく乱れるが、
それでも気丈に「私は幸せに暮らしたいの」と、
ヨンスを家から追い出す…?

ソウルでの酒とタバコと女の自堕落な日々がまた始まる。
しかし、なぜか楽しくない…。
友人に職を解雇され、女とも別れる。

あげくに不健康な生活がたたり、吐血し、入院。
夢も希望もたたれ、投げやりな日々を過ごす。

そこへ療養院の院長が訪ねてきて、
ウニが入院して危篤状態にあることを告げる。
ヨンスは列車に乗り、その入院先を訪れる…、
というお話…。

例によってホ・ジノ監督らしく、
一筋縄ではいかない恋愛劇である。

そこはとてもいいし、好きなところなんだけど、
う~ん、と首をかしげたくなるところがある。

なんでウニがヨンスみたいな男を好きになるのか、
見てても納得できんというか、ようわからんのだ(笑)。

療養院にほかに若い男がいないから…?
どうもそうとしか思えないんだけど…(笑)。

ヨンスはヨンスで、
どう見たってソウルの夜の街で
自堕落な生活を送ってきたような男に見えない。

どっちかっていうと、
田舎暮らしがよく似合う健康な男に見えるのよ(笑)。

またソウルに帰って昔の女と暮らしても楽しくない。
それで女に「こんな生活が楽しいか?」
なんて捨てゼリフを吐いて別れるんだけど、

ちっとも楽しくないそのソウルの生活が
実際はほとんど描かれてないんだよね。
だもんだから、なんだよ、このヨンスって男は?
みたいに見えちゃう…?

描かんとする物語の面白さはわかるんだけど、
そんなこんなの画面じゃちょっと困るよねえ…(笑)。

説得力薄い。
きめ細かさを得意とするはずのホ・ジノなはずなのに、
物語が粗すぎるわ…。

でもホ・ジノらしく、いいシーンがけっこうある。

ヨンスとウニが粗末な部屋ではじめて愛し合うシーン。
同室の男が自死しているのをヨンスが発見するシーン。

ヨンスに別れ話を持ち出されたあと、
ウニが、走ったら死ぬとわかっているのに走り出すシーン。
ここだけはポロポロ泣いちゃったなあ…(笑)。

そしてエンディング、
ヨンスがウニと暮らした家へ行き、泣きつづけるシーン。

おまえな、いまごろ泣いたって遅いんだよ。
こうなることはとっくにわかってたじゃないか。
おまえってちょっと鈍感すぎるんじゃないの…?
とは思ったけどさ…(笑)。

とすると、
イム・スジョンはすごくよかったんだけど、
ファン・ジョンミンがちょっとって感じだったのかな…?

思い切って
もう一度ハン・ソッキュ使えばよかったのかもね…?

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画像


●てっせんさん
イム・スジョン、いいですよねえ。
なんでこんなにいい女がこんな男に惚れるのよ。
もうそこがだめでしょう、と怒りたくなるというか…(笑)。
コン・ヒョジン、いいなあと思ったら出番が少なくて、
ガックシでした(笑)。
しかし、リュ・スンボムが惚れるのもわかますね…。

ありがとうございました。

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■124分 韓国 ロマンス

監督: ホ・ジノ
脚本: ホ・ジノ イ・スキョン
シン・ジュンホ ソ・ユミン
撮影: キム・ヒョング
音楽: チョ・ソンウ

出演
イム・スジョン ウニ
ファン・ジョンミン ハン・ヨンス
キム・ギチョン
キム・ジング
コン・ヒョジン
リュ・スンス
パク・イナン
シン・シネ

都会で夢に破れた男と,病に冒された薄幸の女との出逢いが生んだ,悲しくも幸福な純愛。
ソウルでクラブを経営しながら,自由奔放な生活を楽しんできたヨンス。経営していた店は,滅びて,恋人スヨンとも別れ,弱り目にたたり目で,深刻な肝硬変まで病むようになったヨンスは,周辺に留学に行くという嘘を残して,逃げるように田舎の療養院<希望の家>に降りて行く。療養院<希望の家>に暮らして8年目,スタッフとして仕事をしているウニは,息が切れれば死ぬこともある重症肺疾患患者だが,明るくて楽天的だ。自分の病気を意に介さず,恋愛にも積極的なウニは,初日からしきりに気になったヨンスに先に近付く。うっとうしい田舎の療養院,未来など見えないみじめな状況で,ヨンスは,つらいものも,恐ろしいものもないように見えるウニに頼るようになって,手を握ってキスをして,夜を共に送りながら,普通のカップルのように幸せな恋愛を始める。そして二人は,療養院を出て一緒に暮らし始める。1年後。ウニの助けで健康を取り戻したヨンスは,ひたすら幸せなばかりのウニと違って,二人だけの生活がますます退屈になる。酷く貧乏臭い田舎生活も,いつ死ぬかも知れない病弱なウニも負担になったヨンスの前に,おりしもソウルから昔の恋人スヨンが訪ねてくる。

この記事へのコメント

てっせん
2009年08月08日 01:57
この映画、イム・スジョンに泣かされました(笑)。
ファン・ジョンミン、おっしゃるとおり、まるでふるさとに帰ってきたオニイサンみたいになってましたねえ。ここらへん、監督の誤算だったんじゃないでしょうか。まさかあんなに田舎に馴染んじゃうなんて、思ってなかったかも・・・(笑)
この男の描き方がどうももどかしくて、その結果、あんなに純なこころを持った、病身の女を傷つけちゃう脚本そのものにケチをつけたくなっちゃいます。
それはともかく、このような話、韓国の民話にもあったような気がするんですが・・・(笑)。
あ、それから、ソウルでの恋人役、リュ・スンボムの恋人のコン・ヒョジンなんですが・・・ちょっともったいない起用のような気がします。

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