愛するときに話すこと (2006)

[387]あったよ、ハン・ソッキュの映画らしい映画。傑作だよ…!


画像     あ、あるじゃないか、
     ハン・ソッキュの
     映画らしい映画…!

     「八月のクリスマス」以来
     8年ぶりに撮ったラブストーリー、

     と当時、
     話題になったらしいんだけど、
                  すごく面白かったよ…!

うん、いい映画。傑作…!

ラブ・ストーリーというより
家族ドラマと言ったほうがいいかな…?

ハン・ソッキュの役は町の小さな薬局主・イング。
お相手はキム・ジスという女優で、
友人と洋品店をやっている服飾デザイナー・ヘラン。

といっても
死んだ父親の莫大な借金を相続?してしまったので、
海外のブランド品をコピーして売っては
よく警察のご厄介になってる女なんだけどね。

出合った二人がなんとなくお互いに好意を抱く。
やがて付き合いはじめる。
でもお互い家族的な問題を抱えているため、
ゴールには至りそうにない、というストーリー…。

ヘランは言ったように借金の返済を抱えているため。
妹と一緒に返してたんだけど、
妹が結婚して、ひとりで返さなくちゃならなくなるの。

妹は姉にすまないと結婚を諦めかけたんだけど、
ヘランが結婚させちゃうんだよね。
妹のお腹にいる赤ちゃん堕ろすのかわいそうだってんで…。

イングは、
兄インソプ(イ・ハヌィ)が障害をもっているため。

母親と一緒に面倒みてるんだけど、
最後、姿が見えなくなったインソプを探しに出たとき
交通事故に遭って死んじゃって、
ひとりで兄貴の面倒をみなくちゃいけなくなる…。

まあ、そんなこんなでさ…。

このインソプやってるイ・ハヌイ、好演だよ。

障害は抱えてるけど、あっちの欲望は健在…?
というか思春期真っ盛りという感じで、
ところ構わずヌード写真ばっかりめくって喜んでる…?

時間があればオナニーしてる。
おいおい、猿じゃないんだからさあ…(笑)。

そんな兄がいるから、
弟イング(ハン・ソッキュ)は
以前結婚まで考えていた女性がいたんだけど、
彼女の両親に反対されて結局別れた…?

だからこんな兄貴なんて
いなくなればいいのになんて思うこともあるんだけどさ、
ある晩、そんな兄貴見てられなくて
ホテルにホテトル嬢呼んであげたりするわけ。

まあ、心中複雑ながら、やさしい弟なんだよねえ…(笑)。

そのホテトル嬢によれば…、
お兄ちゃんは触ろうとすると逃げる? 
まあ、一応、やることだけはやった…?

で、うまく行ったかどうかもっと知りたがる弟に、
「私だって人間よ」の捨てゼリフ…(笑)。

ね? それだけでもういい映画だなあって思うでしょう?(笑)
実際、この一連のシーンだけでも感動しちゃうよ…。

ヘランやってるキム・ジスもいいよ~!

はじめて彼女観たのかなあ…?
映画よりもドラマ主体みたいなんだけど、イ・ミスク系…?(笑)

重心の低い女優さんで、複雑な心をサラっと演じてみせてる…?
しかもきれいで、色気もあって、
もうこれ一本ですっかり私のお気に入りだよ。

あえて難点を言えば、そのきれいすぎるところ…?(笑)

そんなにきれいだと、
映画やテレビのプロデューサーにスカウトされて、
スターになって、借金なんかすぐ返せちゃうでしょう!
と思わせちゃうんだよねえ…(笑)。

冗談はともかく、天下のハン・ソッキュと堂々と渡り合って、
情感もすごく豊かなんだよなあ。

ひとりになったとき、わが身が背負ってる辛さで
不意に涙をこぼしたりするシーンがあるんだけど、
観てるだけで思わずこっちもグッとなってしまうのよ。

いやあ、韓国、
まだ私の知らないいい女優さん、いっぱいいるんだろうなあ。
何度も言うけど、すごいわ…。

ところでハン・ソッキュ、いいねえ…!

かれのいいところは、とにかく重心が徹底して低いところ。

いいかえると、
町の名もない小さな薬局主を、
そのへんにいるひとを演じても全然違和感がないところ。
「八月のクリスマス」なんかでもそうだったんだけどさ。

そこがすごい。感動する…!
大スターになると、なかなかこうはいかないでしょう。

チョン・ウソンなんかとてもやれない役だし、ガンホも無理…?
おれはガンホだあってのがどうしても出ちゃうもんね…。
まあ、あの顔は得もしてるし、損もしてるってこと…?(笑)

それはともかく、
キム・ジスがのびのびやれてるのも、
ハン・ソッキュの重心の低さからくる包容力のせいだろう
って思ったよ…。

ラスト、
ヘランが自分が卒業した小学校に行って、
「埴生の宿」がまだ流されてるのを知って、
携帯でイングに聞かせようとするんだよね。

でもそのときイングは留守で、
その歌が留守電に吹き込まれるところで終わるの。

キム・ジスが「埴生の宿」を懐かしがるのは、
韓国では「お家へ帰ろう、お家がいちばんいいよね」
みたいな歌だからなんだけどさ…。

でもさあ、なんか…、

イングがその留守電を聞いてるところへ客が入ってきて、
日常的な仕事に戻る…、

そういう終わりかたにしてほしかったあ!
って私は猛烈に思ったよ(笑)。

しかし、人生や生活がちゃんと描かれてると、
ほんと、映画ってもうそれだけで感動するよねえ。

でも、この映画、公開されたとき、
ソウルでは20数万人しか動員できなくて、
興行的にはコケたらしいのよ…。

まあ、作品の良し悪しと、
観客動員は必ずしも結びつくわけじゃないんだけど、

え、どうして…?

って正直私は思うぜ。

見る側もさ、
いい映画を創ってくださいみたいな気持ちにならないと、
映画人たちの映画創りの意欲もだんだん失せちゃうものなんだぜ。

この作品、
私は絶対、自信をもってお薦めしま~す…!

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■115分 韓国 ロマンス

監督: ピョン・スンウク
脚本: ピョン・スンウク
撮影: イ・インウォン
音楽: キム・シファン

出演
ハン・ソッキュ
キム・ジス
イ・ハンウィ
チョン・ヘソン
キム・ソンニョ

家族という荷物を背負った男女の極めてリアルな愛の物語。
親切な町内薬剤師イング(ハン・ソッキュ)。兄インソプ(イ・ハヌィ)の問題を除けば、職業も良く、性格も良く、なかなか男前。しかし、精神の発達が遅れている兄のために、結婚はいつも後まわしだ。そんなイングの町内に東大門贋物デザイナーのヘラン(キム・ジス)が引っ越してくる。顔も可愛く、スタイルも良いが、亡くなった父が残した莫大な借金のためにガメツク暮らすので、恋愛はさておき、性格までやつれている。過去の恋人の結婚の知らせに心が激しく乱れ、息苦しくなりビールを飲んだイング。そんな彼の薬局にヘランが睡眠剤を買いにやってくる。睡眠剤の代わりにビールの缶を差し出すイング。二人は一緒にビールを飲みながら、互いに好感を感じるようになる。熱病のような愛ではないが、決して軽くもない恋愛の始まり。映画を見て、旅行にも行きながら一緒に笑うことができた二人。しかし、愛する心が大きくなるほど、現実の荷物も大きくなっていく。そうするうちに、母の突然の死で兄の面倒を一人で看ることになったイングと、妊娠した妹が子供を堕ろして結婚を諦めようとする状況に置かれたヘランは、難しく始めた愛をこれ位で終わりにしようとする。


…ing (韓国盤)
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