ラブストーリー (2003)

※この記事は「テーマ」設定の事情により重複しています。

[140]たましいそのものを映像に定着してみせるクァク・ジェヨン……?


画像     さすがクァク・ジェヨン監督。

     物語の構成といい、
     その映像といい、

     うまいなあ……、
     と、ただ舌を巻くしかない……。




物語は、
テスが教室で首吊り自殺を図り、
入院するあたりから急展開する。

ジュナが入院中のテスに付き添っている。
そこへジヘが見舞いに訪れる。
ジュナはジヘに気づかれないよう
彼女にもらったペンダントをドアのノブに掛け、姿を消す。

ペンダントに気づいたジヘが
ジュナを求めて階段を駆け下り、通りへ出ようとして
玄関のドアを開ける。

と、通りでは
戦場へ向かうベトナム派遣兵が行進中で、
その兵士たちを人々が旗を手に見送っている。
ジュナは、ヘジを求めてその中を探す……。

このあたり、クァク・ジェヨン、ほんとにうまい。

玄関のドアを開けた瞬間、それまで
青春の真っ只中を生きるあまり視えなかった現実(社会)が
突然、ヘジの視界に入ってくるわけだけど、

こういうシーンに出会うと、
ほんと猛烈に映画に嫉妬しちゃうよねえ。
演劇じゃ造りたくてもなかなか作れないからねえ、こういうシーン……。

このあとジュナも
ヘジをテスに譲るため志願してベトナムへ向かうんだけど、
その戦闘シーンもホントきれいだよねえ。

戦闘がきれいだなんて言うと怒られそうだけど、
そこでクァク・ジェヨン監督が描いているのは、
ヘジを想うジュナの心だけだからだよね。

いや、全編そう……。

クァク・ジェヨンが描こうとするのは人間の心なんだよね。
たましい……。

人間から、たましいのエキスを、
それもイノセントな側面だけを抽出して、
そのたましいの彷徨や移ろいを
ひたすら映像化することに賭けるっていうのかな。

それで戦闘シーンもめちゃ美しく感じちゃうんだよね……。

物語は、
結ばれなかったヘジとジュナが、
その娘と息子の代になって結ばれるという、
ふつうだとちょっと照れちゃうよなあみたいな話なんだけど、

そういう照れをみごとに感じさせないのも、
ここに描かれているのが
過去、現在、あるいは未来をも
自在に行き来するたましいの彷徨だからなんだと思う……。

極端な言い方をすると、
「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」なんかもそうだったけど、
クァク・ジェヨンが描きたいのは人間じゃなくて、
人間から抽出したたましいそのもの……。

そのため
物語が「マンガ」的(荒唐無稽)になったり、
この作品みたいにあまりにもうまく行き過ぎた話になったり
せざるをえなくなっちゃうんだよね……。

もちろん映画が
「ラブストーリー」ということばで収まりきれないのも
クァク・ジェヨンのそうした映画方法のせい……。

ソン・イェジン、
「永遠の片想い」もよかったけど、これ、もっといい。

テスやってるイ・ギウ、いいっ !
って、私もやつと一緒にヘナッと倒れそう……(笑)。

真美さん、DVDありがとうございました。
またみごとに泣かされちゃいましたね。

私の宝ものにしたい写真集のような、
ほんとうにステキな映画でした……。


●ちょごりさん
イ・スンウ、いいですよねえ。
あえて「少年」と言いますけど、少年の穢れのない心を
みごとに表現してみせていますよね。
この映画たぶん日本でもリメイクされているのだと思います。
「今は、言葉が綴れる事がとても嬉しいです」
このことばを聞くと私もほんとうにうれしく思います。
俳優にも声を発することの喜びを感じながら芝居を
やってほしいと思うのですが……。
やはり声を発することができなかったような体験をしないと、
なかなかそうはいかないんでしょうかね……。
おからだご自愛くださいね。

●てっせんさん
いえいえ、毎晩でもコメントください!
てっせんさんにお会いできないとすごく寂しいです(笑)。
「クァク・ジェヨンという監督は、若い俳優の魅力を
最大限に引き出してあげるのに、卓越した才能を持っていますね」
ほんとにおっしゃる通りだと思います。
そして私がこの監督が大好きなのもそこです。
というのも、私もクァク・ジェヨンとまったく同じように若い俳優を……、
いえ、トシ食った俳優でも同じなんですが、
そういうふうに育てたり演出したりすることに、まあ、
命を賭けているからなんですが……(笑)。
たとえどんなに悪人の役をやろうと、その俳優がきれいに見えないと
私はどうも許しがたい気持ちになりまして……(笑)。
たけし(北野武)とは同世代ですが、彼もそうだよなと思っています。
「古都慶州の家並みや路地がとてもいい」
「気まぐれな唇」、タイトルがいいですねえ。
ロードムービー大好きなので早速探しに行かないと……(笑)。

●youkoさん
観る人間の心のやさしさ、清らかさを
最大限に引き出してくれる映画ですよね。
「観た後に心が温かくなりました。こんな世の中になってしまったけれど、
人間の本質はきっと変わってないはず」
ほんとうに私もそう信じたいです……!

●youkoさん
「私が言うのも何ですが、全然遠慮なさらずに(笑)」
てっせんさんをけしかけていただいてありがとうございます(笑)。
「恋の潜伏捜査」、私も遅れをとらず拝見しますね……。

●てっせんさん
すごい。私には新しい情報ばっかりで……。
てっせんさん、いったい何本韓国映画ごらんになってるんでしょう。
ぜひ本出してほしいです。
「春香伝」「四月の雪」「ハッピークリスマス」ですね。要チェック。
どんどん溜まっていきます(笑)。

●てっせんさん
「今はともすると善玉でさえ、コギタナク見えてしまって(笑)」
ははははは、は、はは……(と笑いに力がなくなる)。

●ライラックさん
「目が見えなくなったチョ・スンウさん、
このシーン、忘れられないです」
帰還してジへに再会するシーンいいですね。
「え、まさか」って観てるこっちもジヘの気持ちでした……。

ありがとうございました。
クリッとしていただけると嬉しいです
使い捨てコンタクトレンズ★安い・早い・確実にお届け★
デメカル血液検査キット


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

ブログん家


------------------------------------------------------

■129分 韓国 ロマンス/ドラマ

監督: クァク・ジェヨン
製作: チ・ヨンジュン
脚本: クァク・ジェヨン
撮影: イ・ジュンギュ
音楽: チョ・ヨンウク

出演
ソン・イェジン ジへ/ジュヒ
チョ・スンウ ジュナ
チョ・インソン サンミン
イ・ギウ テス
イ・サンイン スギョン
キム・ビョンオク 担任

時を越え、親子2世代それぞれの甘く切ない純愛を綴った恋物語。母の日記と恋文を偶然見つけた娘が、そこに書かれた母の美しくも切ない初恋を辿り、やがてその運命が自らの恋の行方にも重なっていくさまをノスタルジックにして抒情溢れるタッチで描く。監督は「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン。
演劇部の先輩サンミンに恋焦がれる女子大生のジヘ。彼女はある時、同じくサンミンに想いを寄せる友人からEメールの代筆を頼まれ引き受けてしまう。複雑な想いの彼女はある日、家の中で小さな木箱を見つける。その中には、母ジュヒがしたためた35年前の日記帳と何通もの手紙が入っていた。それらにそっと目を通し始めるジヘ。やがて彼女は、母のあまりにも切ない初恋の物語を知ることになる。自分の今の境遇を思わせる母の恋愛に不思議なものを感じるジヘ。さらには、そこに書かれていたある秘密が、やがてジヘ自身の恋の運命をも変えることになるのだった…。




僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント

ユーザレビュー:
綾瀬はるかの美少女っ ...
はるか姫全開の永久保 ...
大女優の予感綾瀬はる ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック