ラスト・ブレゼント (2001)

[339]イ・ヨンエとイ・ジョンジェが人間の性の哀しさをみごとに表現してみせた…?
(この記事はテーマ設定の事情により重複しています)


画像     いやあ、
     自信失くしちゃったなあ…。

     なにって…?

     作品の資料を、
     と思ってある
     ホームページに行ったのよ。

で、たまにやるんだけど、
この作品についてのほかのひとのコメントを覗いてみたら、
けっこう「×」なひとが多いのよ。

え………………? って自信失くしちゃってさあ。

そりゃあ台本がちょっと粗いとは思うけど、
ものすごくいい映画で、
こっちは「これぞ映画」に入れてもいいかなあ、
なんて思ってたくらいだったからさあ…。

いや、ま、いいんだけどね。
ひとにはそれぞれ好みがあるわけだから…。

とは思ったけど、
このひとたちに漂う
この映画にたいする拒絶感はいったいなに…?

感動しちゃうおれが変なの?
それともこのひとたちが変なの?

って、なんだか訳がわかんなくなって、
心が凍りついちゃったというか、
助けてくれえって悲鳴をあげたくなっちゃったというか…。

本国の韓国では100万人を超す大ヒットだったらしいんだけど、
日本でもしこんなに拒絶感おぼえるひとが多いんだとしたら、

私しゃあ、やっぱり日本人確実に狂っちゃってるよ、
と思うんだけどねえ…。

実際、いま、狂ってるひと多いものねえ、怖いくらい…。

ま、そこまでは言わないにしても、
コメントの仕方にまったく愛情がないって言うの?

このひとたち、ほんとに映画が好きなの?
べつに愛情もないし好きでもないんだったら、
おい、コメントなんか書き込むなよって思うんだけど、

そういう節度みたいなものがまったく感じられなくて、
やっぱり「え…………?」ってなっちゃうんだよねえ…。

それに比べると私なんか超幸せだよなあ。
コメント下さるかたそういうひとまったくいないもんねえ。
と、ものすごく感謝したくなっちゃいました…(笑)。

いや、ほんとです。
ありがとうございます…!(絶対的感謝)

まあ、最後はほかのホームページいくつか見たら、
けっこう評価高かったので、ちょっと安心したんだけどね…(笑)。


ところでこの作品はすでに言ったけど、
本的には多少無理あるよね。

ジョンヨン(イ・ヨンエ)、
なんでこんなにヨンギ(イ・ジョンジェ)に冷たく接するのか
実はよくわかんないし、

ジョンヨンみたいな女が
プロデューサーにお参りするわけないだろうと思うし、

ふつうだったら、
ヨンギと相棒の関係もちょっと書かなきゃあと思うし…。

でも、そういう無理や粗なんか
仕舞いにはどうでもいいよ!ってなっちゃうのは、

愛情表現のすごく下手な夫婦の、
まさにその下手さ加減を、
イ・ヨンエとイ・ジョンジェがものすごく丁寧に、
微細に表現してみせてくれてるから…!

お互い愛し合っているにもかかわらず、
いや、愛し合っているがゆえに、こころが微妙にすれちがってしまう…。

すれ違うのは
言ったように、お互い愛情表現が不器用だからなんだけど、

二人が幼い子どもを亡くしたこと。
ジョンヨンが不治の病に犯され、夫に内緒にしていること。
二人はヨンギの両親の反対を押し切って結婚したんだけど、
肝心のヨンギがコメデイアンとしてなかなか売れないこと。
妻に内緒でヨンギが店の権利書を持ち出したことetc.…。

そういうことが重なって、二人とも
ますます愛情を素直に表現できなくなっちゃってるんだよね。

で、忘れちゃいけないのは、
そういう条件が重なってしまうと、
たとえ愛情表現がそう苦手ではないひとでも、
多かれ少なかれ二人のような状態に陥っちゃうってこと。

その意味では、
二人の微妙なすれ違いは、人間であるかぎり
けして避けることのできないすれ違いなんだけど、

そうしたすれ違いを
イ・ヨンエとイ・ジョンジェが
ほんとにもうよく表現してみせてくれるのよ。

たとえばヨンギが、
ギャラの代わりにこんな薬を渡しやがった、と嘘ついて、
ジョンヨンに薬を渡そうとするシーン…。

あ、人間ってこういうことやるよなあ。
おれもやったことある!
って心の中で叫びたくなっちゃうんだよねえ。

でもジョンヨンはけして素直には受け取らない。
受け取ると自分の病気を知らせることになっちゃうからだけど、
そんなこと、したくてもとてもできないから、
バンと突っ返して自分の部屋に駆け込む…。

心にもないことをやってしまう…。

で…、
あ、人間ってこういうことやる。おれもやったことある!
って、またしても心の中で叫びたくなっちゃう…?(笑)

だよなあ、人間てこういうことやっちゃうんだよねえ。
やっちゃいけない。
ほかになにか方法があるはずだってわかってても…。

うん、こういうことやらないやつなんて人間じゃないよなあ…(笑)。
一言でいえば、人間の性(さが)…? 性の哀しさ…?

そういうシーンが続くのをみているうちに、
涙と鼻水でこっちの顔はもうグズグズになってきて、
だんだん始末に終えなくなってきちゃうんだよねえ…(笑)。

とにかくすごい。
イ・ヨンエとイ・ジョンジェ、すごい。
こういうのを役者だって言いたいよねえ…!

とくにイ・ジョンジェ、
そんなにたくさん観てるわけじゃないけど、この作品がいちばん。

いつもはけっこうカッコつけた役が多いんだけど、
こういう、ちょっと情けない、
頼りないヨンギみたいな役がいちばん…!
絶大…!(笑)

コメディアンとしてコントやるシーンもすごくいいしね。
あのイ・ジョンジェが笑えるの…(笑)。

いやあ、惚れ直しちゃったわ。


ほかに、詐欺師のコンビの二人もいいよ~。
類型的な役を、きっちり類型どおりにやって、
しかも、しっかり笑かすことができるんだもん…。

あたま下がる。

こういう俳優たちを観ても
感動しないひとたちがいるのかと思うと、いやあ、淋しくなるぜ。
かわいそう…?(笑)

まだ観ていないひとはいないでしょうけど、
超お奨めの1本です…。

クリッとしていただけると嬉しいです
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●つばきさん
おはようございます…?(笑)
イ・ジョンジェは私もお気に入りの俳優なんですが、
いやあ、この映画には参りましたねえ。
途中からもう涙が止まんなくなっちゃいまして…(笑)。
イ・ジョンジェはむろん、イ・ヨンエもほんとによかったです。
「夜を賭けて」で監督をやっている金守珍は、
私がかつて在籍した状況劇場という劇団の後輩なんですよ。
かれはむろん、出演している俳優の大半は
私のよく知っているひとたちで、
観たときはなんだかハラハラして
正直、映画どころではありませんでした…(笑)。
関東もきょう、ほんとに久しぶりに晴れました。
このまま夏らしい天気が続くといいのですが…。
つばきさんもおからだどうぞご自愛くださいませ…。

●Leeさん
「イ・ジョンジェさんの悲しみを堪えながらのコントが忘れられません」
ラストのほうですよね。
ほんと、舞台裏のほうから撮ったあのときのイ・ジョンジェの表情、
私も心に焼きついています。
客席にいる妻(イ・ヨンエ)にもきっとあの顔見えてたんでしょうね…。
「ノムノムノム」、映画館で観たいですねえ…。
あ、上映が始まったらブログの「ノムノムノム」の記事も
復活させようと思っています…(笑)。

●コスモスさん
はじめまして。
ブログお読みいただいているそうでありがとうございます。
イ・ジョンジェの評価がとても高いですねえ。
私も大好きで、すばらしい俳優だと思っていますが、
「イルマーレの雰囲気も彼でなかったら無理かも」
とのコメントには、あっ、そうだよなあ…! 
と、ものすごく納得しました。ありがとうございます(笑)。
この映画のイ・ヨンエもほんとにいいですよねえ。
彼女の作品の中では、もう最高に気に入っています。
とても身近に感じられるキャラクターだから、
ということも手伝ってるのでしょうか…?
韓国映画を観はじめてからいまの日本映画は
ほんとに物足りなくて観なくなっちゃいました。
むかしの作品は別なんですけど、やっぱり俳優が…。
芝居をやっているものですから、
私としてはとても他人事ではないのですが…(笑)。

ありがとうございました。

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■112分 韓国 ロマンス/ドラマ

監督: オ・ギファン
製作: キム・ミヒ キム・サンジン
脚本: パク・ジュンウ オ・ギファン
撮影: イ・ソッキョン
音楽: チョ・ソンウ

出演
イ・ジョンジェ ヨンギ
イ・ヨンエ ジョンヨン
クォン・ヘヒョ ハクス
イ・ムヒョン ハッチョル
コン・ヒョンジン ヨンギの相棒チョルス
ユン・ジニョン ジニョン
サ・ヒョンジン ヘジョン
イ・インチョル 詩が好きなジョンヨンの先生
イ・ムンシク ヨンマン

本国の韓国では100万人を超す大ヒットを記録した涙と感動のメロドラマ。売れないコメディアンの夫と、ある秘密を抱えながらも献身的に夫を支える妻。なかなか素直になれないながらも、心の底では互いに深い愛情で結ばれている一組の夫婦の姿を情感豊かに描く。主演は「イルマーレ」のイ・ジョンジェと「JSA」「春の日は過ぎゆく」のイ・ヨンエ。
なかなか芽の出ないコメディアン、ヨンギ。彼は、親の反対を押し切って愛するジョンヨンと結婚するも、生まれた息子を幼くして亡くし、なかなか立ち直れない。いきおい、しっかり者の妻との口喧嘩も絶えない。ところが、ヨンギにようやくチャンスが訪れ、お笑い番組の勝ち抜き戦で躍進をみせる。一方、ジョンヨンはヨンギに内緒で番組プロデューサーに彼を懸命に売り込む。そんな時、ふとしたことからヨンギは妻が不治の病に侵され余命僅かであることを知る。そのことを決して打ち明けようとしないジョンヨン。彼女の気持ちを思いヨンギも知らないフリを通すのだが…。

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