グッド・バッド・ウィアード (2008)

[369]大傑作になりえなかったのはキム・ジウンが動き過ぎたからだ…?


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久しぶりだなあ、映画ハシゴしたの。
6日、日曜、豊島園…、そ。
「G.I.ジョー」と、これ「GBW」…(笑)。

シネコン、
ほんとはあまり好きじゃないんだけど、
ハシゴする時はさすがに便利だね。

なんで好きじゃないかって…?
小規模でがんばってる映画館応援したいから…。

それに単館のほうがなんかさ、
雑踏と地続きって感じがしていいじゃん。

要するに私は古い人間ってことさね…(笑)。


「G.I.ジョー」を先に書いたのはちょっと理由あって。
読んでもらえばわかるんだけど…。

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映画にはいま二つある。
新幹線のぞみに乗って撮ってるやつと、
歩きながら、時には立ち止まって撮ってるやつ。

言ってみれば、速度の違い、呼吸の違い…?

で、「G.I.ジョー」は新幹線系。
「GBW」は歩き系…。いや、正確に言うと、走り系…?(笑)

もちろん両者に優劣の差はないんだけど、
作品を作るとき監督はそれをちゃんと意識し、
計算しながら作っていかないとだめなんだよね…。

で、「G.I.ジョー」はそれがうまくいってるんだけど、
「GBW」は危惧した通りちょっと「…?」なのよ。

DVDで観てるときはそう気にならなかったんだけど、
スクリーンで観ると、呼吸のいいところと
だめなところがはっきり出てしまってるわな。

映画の命はスクリーン。
スクリーンは誤魔化せないってことかな…?(笑)

もちろん、いま言ってることは
あくまでも作品レベルの話なんだけどね。


去年、この映画が本国で初公開されたとき、
韓国映画人はみんな大喜びしたらしいんだよね、
「こんな映画作りたかったんだよ!」って…。

韓国の映画ファンもたぶん同じ気持ちだったとおもう。
「こんな韓国映画を観たかったんだよ!」
興行成績も昨年度のNO.1だったって言うしね…。

それはなんかすごくよくわかるよね。
韓国映画に、これまでにない
途方もない広がりと、解放感を与えてるもん。

すこし言いかえると、
なにもない広大な砂漠に、
ゼロの空間に町を作ったり鉄道を敷いたりして、
物語の世界を立ち上げてる…?

むかし風に言うと、
オール・セットの広大な空間を作って
そこで童心に帰って映画作りに没頭してる…?

これって映画人の「夢の王国」なんだよねえ。
現実とは違う「もうひとつの現実」をそこで構築していく。
そういう遊び…、子どもの遊び…。

芝居も基本的に同じなんだけどさ、
これってものすごく解放されるし、めちゃ楽しいんだよねえ…!(笑)
まして日本は…、いや、韓国もある意味、島国だしさ。
超狭いしさ…。

その解放感、幸福感が観客に伝染したんだろうね。

その意味では、「GBW」は間違いなく
韓国映画史上に残る記念碑的な作品だとおもうよ…。


でも作品的には、
傑作ではあるけど、大傑作っていうわけにはいかない…?
ザ・ン・ネ・ン…(笑)。

理由はすでに言ったように、
映像の呼吸が悪いから…、物語が散漫すぎるから…。


この作品の最大の見せ場はラスト近く、
GBW三人、馬賊、日本軍らが三つ巴、四つ巴になって
砂漠でウェスタンさながらの戦闘を繰り広げるシーンだよね。

ここはもう文句なしに面白い。
満点…?
でも、ここにもっていくまでの展開に感心しないんだよね。

いちばんの問題は、
「闇市」ですでにこのシーン同様の銃撃シーンを
手法的に展開してるから…。

だからこの砂漠の戦闘シーンも、
繰り返し、リフレイン、二番煎じみたくなっちゃってるんだよね。

なんで闇市の銃撃シーン、あんなに長いのよ。
チョン・ウソン見せてるだけじゃん、まったく…(笑)。

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で、私的にみれば、方法は二つしかない。

ひとつは、このシーンの映像の呼吸で全編を貫くこと。
つまり、「G.I.ジョー」と同じようにやれってこと…。

「G.I.ジョー」の映像の呼吸は、新幹線のぞみ並みだよね。
100メートルを
全力疾走してるかのような呼吸=<吸う><吐く>で撮ってる。

え? 100メートル走者はほんとは息止めてる…?
知ってる。だからあくまでイメージだと思ってえな…(笑)。

実際、「G.I.ジョー」のカット数は
数千という恐ろしい数字になってるとおもうよ。
しかも測ってはいないけど、長いカットで3秒くらい…?

そういう新幹線のぞみ並の速度で
トップからラストまで一気に突っ走ってるから、
観てるほうもジェットコースターに乗せられてるかみたいに
目回っちゃうんだけどさ。

そういう体感速度で作ってる。
観せられてる…。
そのみごとさ。
そこからからくる面白さ…。

この「GBW」の銃撃シーンは、
新幹線系じゃなくて「馬」が走る速度なんだけど、
その速度(呼吸)でトップからラストまで一気に走りつづける。
カット割りしていく。呼吸していく…。

要するに、歩いたり立ち止まったりしないで、
つまんないとこで間延びしてないで、
ホラ、どんどん行っちゃえよ、新転位の芝居みたいにってこと…(笑)。

そういう撮りかたがひとつ…。

もうひとつは、
砂漠の戦闘シーンまで走らないこと…(笑)。
歩く速度で、時には立ち止まって、
走っても小走り程度で、
たとえ全力で走ったとしても絶対3秒以内で…。

そうやって我慢して我慢して、そういう速度で撮りつづけて、
もう我慢が限界に達したとき、いっきに馬が全力疾走する速度で撮る。
あの砂漠のシーンへと全面展開していく…。

そういう静と動で構成する方法…。


もちろん
キム・ジウンは徹底して後者で行くべきだった…?

だってキム・ジウンはがんらい「静」の監督だもん。
「甘い人生」にしたって「箪笥<タンス>」にしたってそうじゃない?
基本的にはひじょうにスタティックに撮ってるわけでしょう。
そうやって映像の内圧を高めていくタイプの監督でしょう?

そんなスタティックな映像がジウンの特徴だし、持ち味だよ。

そんなジウンが
あの砂漠の戦闘シーン撮ったからこそ感動するんだけど、
でもなぜか、この作品に限って自分の良さを捨てちゃってる…?

どうしちゃったのよ…?
「静」を捨てて全編「動」で撮りたかったのかなあ…?

まあ、そうなんだろうと思うけど、
もともとあまり得意にしない呼吸なので
ちょっと破綻しちゃった感があるんだよね。

観てる側からすると、
映像の呼吸、物語の呼吸にうまく乗り切れない…?

私だけじゃなくて、
ほかのお客さんもそういう感じで見てたよね。

それは繰り返すけど、
砂漠の戦闘に至るまでの映像のリズム(呼吸)が乱れてるというか、
中途半端なせい…。

ひいては物語が中途半端なせい…。


良い男の性格付けはなに…?
賞金稼ぎ…? 独立軍の援助…? 宝(地図)ほしいの?

悪い男は…?
変な男への復讐…? 対抗心…? ボスと何したかったの…?

変な奴は…?
宝がほしいだけ…?

日本軍と独立軍の戦いはどこ行っちゃったの…?

まあ、話は雑多にたくさん出てくるんだけど、
いったい何が物語の核なのかよくわからないんだよね。
話が全部、中途半端…?

話をたくさん盛り込んだのはいいけど、
どれも未処理のまま終わっちゃった感じ…?

そのことは本歌の「続・夕陽のガンマン」と比べると
もう歴然としてるんだよね…。

話の骨格をきちんと作れてない。
「G,I.ジョー」と比べてもわかる…。


そうなってしまった最大の原因は、
ジウンが本歌「続・夕陽のガンマン」に礼儀を尽くしすぎたからだ
と私ゃ思う…(笑)。

それこそ本歌取りのうまい世界のイタリア映画を見習って、
もっと自分流にアレンジすべきだった気がする…。


ついでに言っておけば、
「笑い」も排すべきだったよね、「甘い人生」みたいに。
ジウン、けして「笑い」のとれる監督じゃないもん。

実際、ガンホじゃ中途半端にしか笑えないし、
笑いを迎合することもないし、
ジウンのいい面であるハードさも死んじゃうし…。

そういう面でも、
ジウンにいちばん合ってるのはビョンホンだったぞお…!


で、かりに私に撮れと言われたら…?(笑)

まず物語的には
まるで意味のない良い奴(チョン・ウソン)をカットして、
そこに賞金稼ぎの女ガンマンを入れる。
女優はもちろん、わたしのイ・ミスク…(笑)。

で、この女ガンマンと、
悪い奴(ビョンホン)、変な奴(ガンホ)はかつて恋人同士だった。
ろくでもない三角関係だった…。

それがもとで衝突し、変な奴が悪い奴の指を切り落とした…。

しかし満州へ日本軍が侵攻してきて、
三人はいずこともなく散り散りに消えた。

そして数年後、ろくでもない三人がまた満州に姿を現わす。

悪い奴ビョンホンは、日本軍iに雇われたスパイ(裏切り者)として。
変な奴ガンホは、金で雇われた反乱軍の傭兵兼ドロボーとして。
良い奴イ・ミスクは、賞金稼ぎの一匹オオカミとして…。

三人は、
日本人金丸総裁が持っているという
清時代の埋蔵金のありかを記した地図を狙って列車に乗り込み、
偶然にも再会する。

地図はこの映画の通り変な奴が入手し、逃走する。
悪い奴、変な奴がそれを追走する…。

そういう話にしたいなあとおもう…(笑)。

非情な女ガンマンを三人のひとりに入れたのは、
「G.I.ジョー」を見ればわかるけど、

物語に男と女の「愛」を入れないと、
やっぱり話に色気がなくなるから…(笑)。

色気が人間世界の基本…!

といっても、
イ・ミスクは、愛を捨てた非情のガンマン。

その非情な女ガンマンの心をものにしようと、
悪い奴と変な奴は、ついには日本軍を裏切り、独立軍を裏切る。

しかし愛を心の底に残してるばっかりに
最後は命を落とすことになるのね(笑)。
この映画の通り、三人の決闘の末に…。

宝も、石油なんていう代物じゃ面白くもなんともないから、
文字通りのきらめく黄金、貴金属にしたい…(笑)。

それも砂漠に累々と横たわる日本軍兵士と、
独立軍兵士の屍の下(洞窟?)に埋もれてるのよ。
「続・夕陽のガンマン」の向こうを張ってさ…(笑)。


ま、いろいろ書いたけど、
けしてつまんない作品ってことじゃないんだよ。
誤解しないでね。

男は、好きな男には
ときに厳しく言わなきゃいけないこともあるのよ。

ごめん…(笑)。

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●スクリーンさん
「闇市の良い奴の しつこいターザンまがいの銃撃戦」
「変な奴のアヘン宿への立ち寄り」
ほんと、あそこ不要ですよねえ。
「そのぶんチャンイの出番を増やして欲しかった」
わたしも…!
ジウン監督、ガンホとウソンに妙に遠慮してます。だめです(笑)。
ビョンホンの魅力は、同じ遊びでも、ガンホやウソンとちょっと違うんです。
狂気を秘めています。
そこがファンにとっては魅力でもあるのに、
普通の監督が嫌がったり使い切れなかったりするところだと思います…。

●レイコさん
はじめまして。
お読みいただいているそうでありがとうございます。
しかし、レイコさん、すごいですねえ…!
そういうファンの行動には、いい映画に感動するのと同じくらい
私は感動しちゃうんですよね。
それはもう一本の映画なんだよ。
ビョンホンが映画を作ってるように、
ビョンホン・ファンはそうやって、
けして上映されることはないかも知れないけど、
もう一本の映画を作ってるんだよ、と思います…!(拍手)
この映画、大傑作にはなっていませんけど、
思いの丈を全部込めて作ったのでしょうから、
それはそれでいいし、評価したいですよね…。
あ、レイコさんのために、記事の最後のほう、
わたしの物語をすこし付け足しておきました(笑)。
再読していただけるとうれしいです…。

●チュモニさん
懐かしいですねえ。チュモニさん、飯田橋の佳作座のそばに…!
あそこは長いことえらくお世話になった映画館だったので、
もしかしたらすれ違ってるかもしれませんねえ…(笑)。
はい。観るものの特権を利用して、思い切り遊んでます(笑)。
これだけ遊ばせてくれるのだから、この映画、
やっぱりいい映画なんだなあ、と改めて思っています(笑)。
女ガンマンだめですか(笑)。
物語を「テグとの因縁話」に収斂するために
考えた結果だったのですが…(笑)。
「鉄板を胸から取り出すシーンがカットされていましたね」
さすが! あのシーンだけは絶対外しちゃだめだったんですよね。
生き残ったガンホのためにも、死んだビョンホンのためにも…。
ジウン監督、欲張りすぎた結果、編集でも混乱してますねえ…。
ウェスタンの、とくに決闘シーンの醍醐味は、
1発で相手を倒すところだと思うんです。
それをまあ、あんなに何発も撃っちゃって、
ちょっとウェスタンの常道から外れてしまってます。
まして直前の戦闘シーンでいやになるほど撃ってるんだから、
ラストは逆に、スマートに1、2発で行くべきだったと思います。
あれではウェスタンではなく、アジアの剣的殺戮(グロ)になってしまいます。
そのあたりも、ジウン監督、
私にはちょっと計算を違えてるような気がしました…。

●ひまわりの種さん
「ビョンホンさんの見事な演技がかえって空しく思えて困りました」
なるほどなあ。この映画を観たあと、
私もちょっと空しさを感じたんですが、考えると、
私もひまわりの種さんのこの気持ちと同じだったのかも…。
それから、「要するに私は古い人間ってことさね」
と書きましたが、ほんとうを言うと、
たかが人生50~60年の差なんてあまり関係ないよと思ってます(笑)。
あったとしても知れたもので、そこにはなにも本質的な問題はない…?
おまけですが、「古い」「新しい」もどうでもいい問題です。
若いときは往々にしてそこに価値を与えがちですが…(笑)。
なので、古くてもぜんぜん問題ありません(笑)。
もちろんとっくにおわかりのことと思いますが…。

●lee_milkyさん
そうですね、
lee_milkyさんのように観ることもできるのかもしれませんね。
でも、やっぱりあらかじめストーリーは考えられてます。
でないと、あんな立派なセットは組めませんから…(笑)。
ドキュメンタリーの場合、自分で映像を撮ることができます。
でも映画監督の場合、基本的にはそうじゃないです。
コンテは書きますが、実際には
カメラマンのセンスに任せるしかありませんよね。
と、監督の絶対的な権力はなにかというと、
「編集」ということになります。で、私が言いたいことは、
ジウンはこの映画、その編集でちょっと失敗してるんじゃないの?
ということです…。
その失敗の理由も私にはわかります。
苦労に苦労を重ねて撮った映像なので、
不要とわかっててもばっさり切り捨てることができないんです…(笑)。
日本版、いきなりチャンイとボスから始まって、
「おっ」と期待するんですけど、
次にあのどうしようもない満鉄と鷹のイントロに戻ります。
あんなの捨ててさっさと次の物語のシーンに、
列車内のシーンに行けばいいんです。
ドンドン行っちゃって、俳優やスタッフの紹介なんて最後だけ…。
悪いけどセンスないなあと思います…(笑)。
映像の呼吸(リズム)で見せていけば、
多少物語りに難があっても見せることはできるし、
お客さんも納得すると思うんです…。
そこが「G.I.ジョー」とぜんぜん違っちゃったところだと思います。
編集が幾通りもあること自体、
ジウン自身が混乱している証拠なんじゃないでしょうか…。

これもlee_milkyさんと違って申し訳ないんですが、
チョン・ウソンも私はやはりばっさり切り捨てます(笑)。
理由ははっきりしてて、ガンホはまだしも、
かれは演技の「苦労」をなにもしていないからなんです(笑)。
マンギル役のリュ・スンスや、ガンホのおばあちゃん役の方のほうが、
苦労が滲み出てもう全然いいです。俳優としても面白いです…(笑)。
紳介似やタモリ似もすごく頑張ってて、いいです。
でもウソンは…(笑)。
役が書かれていないことは理由にならないですね。
そんなときこそより苦労すべきだからです。
その俳優が役を生きるうえでどれだけ苦労したか、
ほっとていてもすぐに写真(映像)に出ちゃうんですよね。
だから俳優は映画のたびに苦労しなくちゃだめなんです。
自分のために、お客さんをひっくるめて、みんなのために…。
そのいちばんいいモデルがじつはビョンホンだと思います。
チャンイ、ものすごく苦労してますよねえ(笑)。
苦労がありあり過ぎて、ビョンホンとしては
ほんとはあまりいい出来じゃないかもと思うんですが、
でも苦労がありありなので観てるだけで許せちゃうんですよね。
どうしてもひきつけられちゃうんです…(笑)。
長くなって申し訳ありませんでした。
映画の細かいところはコメントへの返信で、と思っていたので、
lee_milkyさんに甘えて、ご利用させていただきました…(笑)。

●lee_milkyさん
「I COME WITH THE RAIN」を観てないので、
どれが一番か、私にはちょっとわからないんですが…(笑)。
ただビョンホン個人のことで言うと、
これがベストだとは私には思えないですねえ(笑)。
ただし三人の中で一番いいのは間違いないし、
ビョンホンがはじめての悪役をそれこそ
全身で演じようとしていることはむちゃくちゃよくわかります。
もうそのあたりでほかの二人とは別格だし、
そういうビョンホンにたいする私の信頼は
もうなんの揺らぎもないわけです…(笑)。
「G.I.ジョー」と、どっちが好きかというのもじつはなくて…(笑)、
私はどっちも好きなんですよねえ(笑)。
よほどひどい映画でない限り、私はなんでも好きなんです。
ここに書いてることはあくまで表現の水準を問題にしてるだけで…。
すいません、なんか話がややこくしくて…(笑)。

●テプンさん
「1つのバージョンに絞ってこそ作品は完成した、と言える」
はい、まったく同感ですねえ。
唯一例外があるとすれば推理ものだと思います。
結末が二つ、あるいは三つある。それはいいと思います。
でも、それ以外は2つも3つもバージョンがあるなんて、
どう考えても変です。
作る側がどう創りたかったのか自分の中で
決定することができなかっただけです…。
「これだけのキャストをもってもヒット作になれなかった」
これもまったく同感ですねえ。
そしてその最大の責任はやっぱり監督にあるし、
監督が負うべきだとおもいますね。
映画の監督にはものすごい権限が委譲されていますから…。
結局、「甘い人生」がめちゃくちゃ良かった、
だからお客さんもものすごく期待したんだけど、
ジウン監督はそれに応えられなかった、ということなんでしょうね。
まあ、いつもうまく行くわけではないのでしょうがないんですけど、
監督、次の映画のために、反省すべきところはちょっと
反省してみましょうよ、一緒に…、という気持ちですかね…(笑)。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ああ、人間そうありたいですよねえ。
ビョンホンはほんと偉い! 感動…!
私も仕事を通じていろんな方に会ってきたほうだと思いますが、
ほんとに一流の方はみなさん
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」でした。
これはもう120%断言できますねえ…(笑)。

●yuriさん
ジウン監督、思い切り切り捨てるほうなんですか?
だとしたら、捨て方がぜんぜん足りてないんだと思いますねえ(笑)。
物語そのものはどう転んでもたいした物語ではないので、
映像で、映像の呼吸で見せるしかないんです。
なのに、その呼吸が、リズムがよくないんですよねえ。
全編「動」のリズムで創ろうとしてるし、
フィルムも撮ってしまっちゃったわけですから、
もう「編集」でどうにかするしかないんですよね。
だとしたら、砂漠の戦闘シーンのリズムで
全編構成するしかないと思います。
余韻は一切捨てて、カット・カットを思いっきり短くしていく。
120数分を90分くらいに縮めてしまう。
そうするとこれ面白いんじゃないかなあ、と私は思ってます…(笑)。
チャンイだけの映画でよかったのに…?
いやいや、もうおっしゃる通りだと思いますねえ…(笑)。

●Leeさん
我次郎似いましたねえ。インディアン似も!
タモリ似。紳介似。チャンイのボス…。
そうやって考えると、脇は面白いひと多かったですねえ。
ガンホとウソンがどうしても霞んでしまいますねえ…(笑)。
ほんとはまずいですよねえ…。
「トウォンはライフルの腕は超一流のはずなのに」
乗馬銃撃ではあんなにカッコ良かったはずなのに、
あれじゃラストまずいですよねえ…(笑)。
そうですか、ラスト4通りも…!
私は2通り観たんですかね。3通り…?
ところでLeeさん、すでになんどごらんになったんですか?(笑)
ファンはほんとありがたいですよね…!

●ひまわりの種さん
そうですか。
ジウンがハリウッドで「狙われた獲物」のリメイクを…。
韓国の監督でハリウッドへ行くの初めてなんですかね?
楽しみですね。
おっしゃるように、かれが韓国で「キムチ・ウェスタン」を撮った!
ということはすごいことだと思っています。
「次回作日本では観られるでしょうか?」
なんですよねえ。そこが一番心配になるんですよねえ…。
まあ、文句なしに面白い作品だったら
だれか絶対買ってくれるはずだ、とは思うんですが…。

●スクリーンさん
「興行的に成功して欲しいのはGBW」
いやいや、私もまったく同感です!!
いや、違うかな?
作品的にも「GBW」に一番成功してほしかった…?(笑)
実際、観るとその可能性がすごくあった。
だから悔しくていろいろ私は言ってるんだと思います(笑)。
ビョンホンの記事、読みました。
「イ・ビョンホンの最高傑作はない」
この思いが、チャンイのような、自分に与えられた役への
一途な人物造形をもたらし、
見る側も堪能できる理由なんでしょうね…。

●チェブさん
砂漠の銃撃戦、いいですよねえ!
あそこは何度観てもいいです(DVDですが…)。
ただ「満点…?」で、「満点!」にならないのは、
おっしゃるようにビョンホンの出番が少なすぎるからだあ!
ということになります…(笑)。
別に乗馬なんか下手でもいいと思うんですけどね。
三人の話なんだから、出す、映すことが一番重要なわけで…。
ジウンのやること私にはわかりません(笑)。
ビョンホンに惚れてるから
カッコ悪いとこ見せるの嫌だったのかなあ…(笑)。
「登場人物多すぎ」
なんですよねえ。でも一方で、
この記念すべき韓国初の砂漠大敢行ウェスタン映画に、
これだけの連中が熱い想いで一堂に終結した!
という感じがあって、うわっ、いいなあ! 
とも思うんで困っちゃうんですよねえ…(笑)。
ジウンも同じ想いで、結局、編集段階になって混乱し、
自分でもあたま抱えちゃったんじゃないかなあ、
という気がしてしょうがないですねえ…(笑)。

●さっちさん
はじめまして。
ブログお読みいただいているそうでありがとうございます。
そうですか、変な奴の代わりに女ガンマンが…?
まあ、人間は似たようなこと考えるんでしょうね(笑)。
で、あちこち探したのですが、同ホームページにまだ
たどり着けない状態です。
だめなんですよねえ、私、そういうの不得手で…(笑)。
きょうで10回目ですか。
いやあ、みなさん、ほんとすごいですねえ…。
ビョンホンもこっちに足向けて寝れませんよね…。

●さっちさん
ありがとうございました。見れましたあ…(笑)。
なんでガンホが女ガンマンに変わっちゃったんでしょうね(笑)。
ジウンとウソンの人形はよく似てますが、
中央のビョンホンは「おいおい、もっとカッコいいだろう」と
言いたくなりました…(笑)。

●うすゆき草さん
お元気ですか?
チャンイがひとりぼっちになってしまう…。
そうなんですよねえ。このままで何を物語の核にするかと言ったら、
うすゆき草さんのおっしゃるところしかないと思うんです。
チャンイのストーリーを徹底して膨らませていく…。
ボスとの最初のシーン、ボスを殺害するシーン、
「ボスとテグはどっちが強いのか?」と聞く手下を殺すシーン。
ラスト近く、最後の手下を殺すシーン…。
実際、自分から孤独になっていくチャンイのストーリーが
観てて一番魅力的だし、面白いんです…(笑)。
ジウンは、撮影しながらそのことに気づかなかったのかなあ、
気づいて物語を軌道修正できなかったのかなあ、
と、どうしてもそう思っちゃうんですよねえ…。

●うめさん
そうですね、おっしゃる通りかもしれません。
ただ頑張ろうとしてるよなと私は評価していいとは
思っているのですが…。

●りぼんさん
そうですか。ようやくごらんになれましたか。
おめでとうございます…!
最初は「おおっ」と思いますよね。
でも観てるうちに私もだんだん…(笑)。どう考えても
変な奴(ガンホ)のストーリーが長すぎてかったるいし、
良い奴(ウソン)が魅力的じゃないからだと思います。
ただビョンホンはほんとにいいですよねえ。
俳優として、映画人として、創り込むこと、
見せる(魅せる)ことを徹底してやってくれています。
そのあたり、彼が大リーグ級、真のスターの由縁なんでしょうね。
いやいや、絶対、贔屓目じゃなくて…(笑)。
しかし、この映画、りぼんさんがおっしゃるように、
たしかに男の子たちの贅沢な遊びなんでしょうね。
それで私もつい遊びたくなっていろいろ言う…?(笑)
ジウンもビョンホンが一番好きなのに、
みんなに気を使って、結果、ビョンホンがちょっと割りを食ってる…?
ビョンホンもそれがわかってるもんだから、
ジウンに甘えて撮影のときわざといろいろ注文をつける…?
これでもかこれでもかとジウンに見せつけちゃう…?
そんな現場(男の子遊び場)が手に取るように浮かんでくる、
そういう映画に仕上がっちゃいました…(笑)。
この際だからもう私も一緒に謝っちゃいます。
みなさん、ごめんなさい…!(笑)

●てっせんさん
いやあ、もうおっしゃる通りですよね。
ガンホ、全然おもしろくないんですよお。
演技が緩くてゆるくて、おかしくとも何ともないです。
全然笑えません。かれの演技は小手先で、
演技派だなんてホントとんでもないです…(笑)。
イ・ジョンジェのほうが全然いいです。
ガンホがよかったのはせいぜい
「大統領の理髪師」あたりまでではないでしょうか。
かれを重宝してると、いまに韓国映画界はだめになるんじゃ
ないでしょうか…?
私もマジそう思ってます…(笑)。

ありがとうございました。

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■129分 韓国 アクション

監督 キム・ジウン
製作総指揮 キム・ジウン
製作 チェ・ジェウォン キム・ジウン
脚本 キム・ジウン キム・ミンスク
音楽 チャン・ヨンギュ 

出演
パク・トウォン チョン・ウソン
パク・チャンイ イ・ビョンホン
ユン・テグ ソン・ガンホ
ピョンチュン ユン・ジェムン
マンギル リュ・スンス
キム辧主(パンシュ) ソン・ヨンチャン
パク書房(ソバン) オ・ダルス
ソ・ジェシク  ソン・ビョンホ
石原大佐 白竜
特別出演
ナヨン オム・ジウォン

大日本帝国が朝鮮を統治する激動の時代、満州鉄道の列車を襲って見つけた地図を独占するため、それぞれの信念で生き抜いている朝鮮の風雲児、3人の男達が運命のように出くわした。
金の為なら誰でも殺る懸賞金狩人(マネーハンター、賞金稼ぎ)のパク・トウォン、人の上に立たなければ気が済まないプライド高き馬賊団の首領パク・チャンイ、踏みにじられても反発する雑草のような生命力を持った列車強盗犯のユン・テグ、彼らは互いの正体を知らぬまま地図を追い求め大陸を駆け回る。さらに、地図の正体の推測が交錯する中、大日本帝国陸軍と、大日本帝国軍による大陸横断列車の建設予定地だとして追う朝鮮独立軍や、馬賊団まで地図を手中に収めようと大混戦になる。果たして最後の勝者は誰になるのか。


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この記事へのコメント

スクリーン
2009年09月09日 00:10
山崎様 こんばんは

劇場でご覧になっての GBW感想アップありがとうございます。

好きな男には 手厳しく。。。分かります。分かります。
ジウン監督 聞いてますか~~~!!

チャンイの映像は アップも、引いても 旨くビョンホンさんの魅力を引き出していると思いました。

ところどころ ここは不要と思うシーンも多々あり。
(闇市の良い奴の しつこいターザンまがいの銃撃戦。変な奴のアヘン宿への立ち寄り)
その分 チャンイの出番を増やして欲しかったな。

良い奴 ドンファンを女ガンマンに代える。いいですね。おもしろそう。↓
★まるで意味のない良い奴(チョン・ウソン)をカットして、そこに賞金稼ぎの女ガンマンを入れる。
女優はもちろん、わたしのイ・ミスク★
ビョンホンファンは 初の悪役に挑戦した、ビョンホンさんのチャンイに 逢いたくて頑張ってスクリーン通いです。



レイコ
2009年09月09日 00:49
はじめまして。山崎さんの感性とまっ正直な文章が好きで、いつも読ませていただいています。

イ・ビョンホンさんのファンで、特に「甘い人生」が大好きなもので、またジウン監督の作品に出ると決まったときから思い入れの深い作品です。
去年も二度ほど渡韓して、韓国版、カンヌ版(両方とも、日本版と編集が多少違います)どちらも何度か観ていました。
韓国版DVDは発売日に渡韓して購入してきましたし、日本語字幕付き海賊版も見てしまいました。
もちろん、日本公開を待ちわびて楽しみにしていた日本版も観ています。

もう何十回・・・百回以上観たかもしれません。
随所にジウン監督独特の色気や妖しい魅力がある作品だと思います。

それなのに、いつも決まって眠くなってしまう場面があったり、間延び感を感じてしまったり、逆にもう少しの物足りなさを感じてしまうのは何故だろう・・・何度見てもそう思っていました。
素人ながらに、ここがこう組み合わさったら・・・この場面は無くても・・・心の中ではあれこれ思いながらも、イ・ビョンホンさんとジウン監督が大好き過ぎて、まるまる作品そのまま受け取めようと重いくらいだったのかもしれません。

でも、今日は山崎さんの批評に、なるほど!と膝を叩いて、そのバッサリとした思い切りストレートな両断ぶりに夜中だというのに大笑いしちゃいました。
なんだかとっても楽しくなっちゃいました。
山崎さんの撮るグッド・バッド・ウィアード(ろくでもない三角関係版)が観てみたいです♪
チュモニ
2009年09月09日 01:30
『新幹線と馬』とは、まったく言い得て妙ですね。
山崎さんのストーリーの方が面白そう…。触発されて遊んじゃってます?(笑) 
(ジウン監督は、あれもこれもと欲張りすぎたかしら?)

『良い奴』のカットは大賛成なんですけど、『女ガンマン』の登場は気がもめそうなので、私は「テグとの因縁話」をもっとタップリ…の方がいいです。(笑)

日本版のラスト・シーンで、テグが『防弾用の鉄板』を胸から取り出すシーンがカットされていましたね。
「むざむざチャンイが…」とグッときたシーンだったので、残念に思いました。
(テグ関連でいうと、あの殺し方は、とても笑えなくて、後味が悪かったです。)

「雑踏と地続きの映画館」では、飯田橋の佳作座を連想しました。(家から歩いて行ける距離にありました。)
私も相当古い人間です。(笑)
ひまわりの種
2009年09月09日 10:12
お早うございます。
スクリーンでの初見せめてもと公開初日に行きました。
なのに日本版のカットにはもうがっかりでした。
オム・ジウォンさんは全く登場せず、そしてあの
ラスト! 監督さん日本の観客を誤解されたのかしら?
”ムチャクチャでいいのだ”とやらのキャッチフレーズに乗っかって
”何も考えず痛快さを楽しんで”ですかね。
古い人間の極みに属する自分など映画は映画館で
でないと”観た”とは思えない者で。

散々待っての日本版でのがっかり感が余りに大き過ぎ
映画そのものの特にビョンホンさんの見事な演技が
かえって空しく思えて困りました。

先生のミスクさん登場バージョンで遊ばせていただいて少し気が晴れました。
ライラック
2009年09月09日 14:48
山崎さん、こんにちは。お久しぶりです。

大好きなビョンホンさんの「GBW」をスクリーンで字幕付きで見たい!
と思い続けて1年以上…韓国語がわかりもしないのに、早くスクリーンで見たい一心で韓国にも行き、3回見ました。
行く前には、PCで登場人物や時代背景、ストーリーなど予習して行きました。
あの時は熱かった! いよいよ日本で公開! やっと昨日見に行ったのです。

こんなに待ち焦がれていたのに、間延びしたり、眠気を感じる瞬間があるのは?…自分の中で「旬」が終っちゃた?
山﨑さんのコメントを読んで、納得! そうそう!

ビョンホンさんの登場シーンは身を乗り出して見入ってしまいます。
それはもう、ビョンホンさんだけが物語りから抜け出して、あらゆる表情、立ち振る舞い、セリフという
演技だけを見てしまうんです。
それで満足した、ってことはストーリー的にはどう?ってことになりますね。
入り乱れた平原での追激戦に迫力を持たせるため日本軍や多国籍馬賊団なども登場させたけど、追激戦以外での登場シーンは面白くなかったかな。
テグとの因縁話はもっと丁寧に描いて欲しかったです。理解しがたい。
アヘン窟にいた子どもを助けたり、おばあさんとの生活(確か韓国編では、宝物を手に入れたら、おばあさんとも暮らす、とあったような)を見たら、指斬り魔と結びつかないし。

追激戦と誰よりもプライドが高く上等なブラックスーツと白のワイシャツが似合うチャンイの演技すべてがこの映画の面白さでした。

では、お次「J.I.joe」に行ってまいります。

2009年09月10日 00:39
こんばんは。
以前、私がキムジウン監督は、以前は画家みたいと思っていたけど、今は報道カメラマンみたいだと思うと書いたことを覚えていらっしゃいますか?まさに、それが山崎さんが今回おっしゃっていることに当てはまります。この映画は、あらかじめストーリーがあって、それに沿って撮影したのではなく、偶然に撮ることが出来た数々のドキュメンタリー映像をつなげて作ったような印象を受けたからです。ストーリーがしっかりしていないのは、いくつものバージョンがあることからも分かります。この映画を見て半年ほどして「おくりびと」を観たとき、そのストーリーが、ピタピタピタッと決まってる感じがして、この映画に無駄な部分は全く無い気がしたのですね。カットシーンは一つもないのではないかと思えたほどです。それに比べて、なぜ奴奴奴はあんなにもカットシーンが多く、ストーリーが決まらないのか、考え込んでしまいました。一時期は、ビョンホンシが色々口出しし過ぎてストーリーがブレるのでは無かろうかと思ったほどです。
lee_milky
2009年09月10日 00:40
ところが、更に時間が経過すると、こんどは、決まりすぎの「おくりびと」は無駄が無くて遊びがないせいか、だんだん見るのが負担になってきたんです。不思議ですけど。すると、次第に「奴奴奴」の曖昧さの中にリアリティーを感じるようになりました。不完全の魅力とでもいうのでしょうか。
今は、そう感じている時期です。
私がはじめに見たのは、それこそ未だ未完成だったカンヌバージョンでした。
私は、このバージョンの方が韓国バージョンよりもインターナショナルバージョンよりも好きでした。
独立軍のことが描かれていないし、ラストも決闘シーンのあと、トウォンの後ろ姿が現れる程度なので、この方がすっきりするように思えたからです。
日本バージョンは、このカンヌバージョンに似ているので、私は、とても嬉しく思いました。
でも、更にまた時間が経過したら、この映画に対する思いも、好きなバージョンも変化するのでしょうね。
lee_milky
2009年09月10日 00:46
ところで、山崎さんバージョン、楽しく読ませて頂きました。
私的にはトウォンも居て欲しいですが、やはり色気がないと。。。というご意見には賛成です。
私はジウン監督の作品は甘い人生とこの映画しか見ていませんが、男性はこれだけ色っぽく撮るのに、女性はあまり色気がないように思えます^^;
2009年09月10日 21:47
山崎さん、こんばんは。
長くて熱いレス、ありがとうございました^^
>その失敗の理由も私にはわかります。苦労に苦労を重ねて撮った映像なので、不要とわかっててもばっさり切り捨てることができないんです…(笑)。
私、ジウン監督が切り捨てられない理由は、ビョンホンシがカッコ良いからかと思っていました(((爆)))
>編集が幾通りもあること自体、ジウン自身が混乱している証拠なんじゃないでしょうか…。
>マンギル役のリュ・スンスや、ガンホのおばあちゃん役の方のほうが、苦労が滲み出てもう全然いいです。俳優としても面白いです…(笑)。
同感です^^
>ビョンホンとしてはほんとはあまりいい出来じゃないかもと思うんですが
そうですか?素人目には分かりませんでした。でも、私が、この夏の作品の中で最も好きだったのは、あまり人気のないアイ・カム・ウイズ・ザ・レインです。映画もキャラクターもです。
DVDをご覧になったら、また感想をお聞かせ下さいね^^
テプン
2009年09月10日 22:56
山崎さん、こんばんは。

まだ映画館では観ていない私が書き込むのどうかなーと思っていたら、私が感じていることを山崎さんが書かれていたので(笑)

こんなにいくつもバージョンを作って細切れのように出して果たしてこの映画は完成しているのだろうか?監督の迷いがこうしているのは間違いないですね。

私はどんなに迷いがあっても1つのバージョンに絞ってこそ作品は完成した、と言えると思うのです。未完成な作品を公開して良いのだろうか?

日本での現在の公開映画館数の少なさもあるでしょう、でもこれだけのキャストをもってもヒット作になれなかったのは監督の迷いがあったのが一因じゃないかなー、なんて偉そうに感じてます。

ビョンホンのファンがどんなに頑張って映画館に足を運んでも(本当に公開されてるところの人は何度も)。キャストだけでは観客は呼べない、痛感してます。リチャード・ギアの『HATI』がロングランになっているのはリメークであっても魅力ある作品だからではないでしょうか?

ビョンホン、ウソンssiをインタビューした人のブログから。ビョンホンから「あなたのこと憶えてます。」と声をかけてくれてスターになる人は違う、と感動したそうです。ウソンssiは同じような取材に飽きていて早く終わらないかなーという風情がありありだったそうです。実るほど頭を垂れる稲穂かな。ビョンホン大変だね、でもそんなだから魅かれるんだけど。取り留めなくなってしまいました(汗)
yuri
2009年09月10日 23:50
山崎様
こんばんは。いつも楽しく読ませていただいています。まだ韓国版しか見ていなくて、内容十分にわかっていないのですが、闇市のシーンがいやに長くて、チョン・ウソンがロープで飛んでいる場面を何回も見ているような気がしたのと、最後の撃ち合いが「まだ生きてるの?」という位しつこく感じたのは、山崎さんのおっしゃるように、ストーリーがテンポよく流れていなかったからか!と思いました。
せっかく撮ったのを編集で捨て切れなかったのだろう、とおっしゃいますが、ジウン監督は思い切りよく捨ててしまう方だそうですよ。ムカデを殺す場面の前に、裸で横たわるイ・ビョンホンを足元から頭まで写し出すシーンがあったのを、美しすぎてメロドラマみたいだから、ときっぱり切り捨てた、と監督自身が語っていたのを読みました。チャンイの孤独がひしひしと伝わる名場面だったろうに、と、とても口惜しい気がします。
思うに、監督はイ・ビョンホンが一番好きなだけに、3人に公平に、と思いすぎて、ウソンやガンホのシーンを多くしたのでしょう。今のままでも、チャンイが主役なのに、もっと多くしたらチャンイだけの映画になってしまうと感じたからですね。それでもよかったのに!
Lee
2009年09月11日 01:57
山崎さん、こんばんは<(_ _)>

今日も「GBW」観てきました^^;
山崎さんの感想なるほどなぁ・・・と
思いながら読ませて頂きました(^^)
山崎さん作のストーリーも面白そうですね。

前回の私のコメントで
「ウソンシとガンホシの演技はよく
覚えていなくて・・・」と書きましたが
補足しますね^_^;
初めて観た時、マンギルや紳介似の俳優さんは
とても印象に残りました。
これはやっぱり山崎さんがコメントへの
お返事の中で書かれているような
理由なのでしょうか^_^;

最後の決闘シーン、仰るとおりなかなか決着が
つかないですね。
トウォンはライフルの腕は超一流のはずなのに^^;
私も一発か二発で決着がつくに賛成です。
私の観たところチャンイもトウォンも一発目は
テグを狙いましたよね?
で、テグは鉄板のおかげで命拾い?(笑)
ホントに鉄板のシーンはカットしないで
ほしかったですね!

決闘が終わった後のシーンは
あと4パターン観ました。観る側がいろんな
パターンを楽しむのにはいいかな~と思いました。

紳介似の手下に「海が見える」と言った
我次郎似さんもいましたね(^^)

ひまわりの種
2009年09月11日 10:19
お早うございます。
お気使い有難うございます。そんな達観など
とても程遠い、ただ韓国へ映画観に行かない
くせに繰言言っているだけです。
所でジウン監督のこんな情報が有りました。
ハリウッド映画での監督で「狙われた獲物」リメーク
これ確かミシェル・ピッコリ、ロミーシュナイダー
のフランス映画でしたかしら。
しかし監督さんてさすが力&幸運なのですね
やりたかったウェスタンも出来たし。
ガンマンの決闘シーンを堂々とあんな仕立てに
してしまうのですから別の意味感心します。
次回作日本では観られるでしょうか?
スクリーン
2009年09月11日 23:34
山崎様 こんばんは

明日 三週目に突入。口コミで一人でも多くの方が劇場に足を運んでくれることを願います。

GIジョーとGBWの違い。。
そうですね 初版 GIジョー余分なスキャストの紹介も無く、フランスの歴史を感じさせる、塔。そして、あの処刑でシーンで つかみはばっちり。この先 何が起こるのか期待大でしたね。

GBW あの鳥達は何を意味してたのでしょうか。
ビョンホンファンは 何度も見に行くので、そのうち理解していくのでしょうが、一般の方には??のままで終わるかも。 

どなたかの先生への質問で、今年 公開の3作品のうち どれが 一番ですが?とありますが、一番はこれ なんてわたしも決めかねます。ただ、興行的に成功して欲しいのはGBW  たくさんの収益を望むのはGIジョー(アジアの収益によって ビョンホンさん(事務所にですが)にボーナスあり。(笑い)
ただ ひとつ ビョンホンさんが あるインタビューの時に、このような発言をしています。「「イ・ビョンホンの最高傑作はない」「これまで一緒に作品に取り組んできた監督の皆さんには申し訳ないのですが、そういう作品が早く出ればいいと思います」↓アクセスしてみてください。
http://www.chosunonline.com/entame/20090906000002

彼は まだまだ 進化し 挑戦して行くのでしょう。次の作品が楽しみです。
チェブ
2009年09月12日 09:18
みなさんのご意見なるほど~と思います。ジウン監督が一番やりたかったのは砂漠の銃撃戦ですよね?だからあの場面に関しては監督の努力や熱い思いってのを受け止めてあげたいです。冒頭の鳥と列車のシーンと最後に変な奴が指名手配されて砂漠を走り抜けるシーン、あそこはジウン監督の好みの手法なのかなと思うので そこもまぁいいんじゃないかと(笑) でも真ん中が・・登場人物多すぎだし、その分ストーリーが複雑で確かに一度しか見ない観客はわけわからないかもしれないですね。だから私もついチャンイに焦点をしぼって見てしまうわけですが、ビョンホンの目力というか表情というか見る側にグッと入ってくる演技は素晴らしいと思うのです。なのに作品の山といえる砂漠銃撃戦ではビョンホンの馬術も影響してかチャンイが埋もれてしまってる気がしてちょっと残念。奴の馬術・ジョーの剣術、俳優さんて大変ですよね。ビョンホン頑張れーって私も好きな男には厳しいのです(笑)
さっち
2009年09月21日 10:00
山崎さん、初めまして。
いつもここでは皆さんのいろんな意見などを
拝見させていただいてますが、山崎さんの女性ガンマンのストーリーを読んだ後にたまたま韓国のノムノムノムのホームページを覗いてきましたら、なんと
先日ノム・・の1周年記念上映会の時のケーキ?が
山崎さんが書かれていたのと同じメンバーすなわち
へんな奴がテグではなくて女性ガンマンなんです。
ケーキの一番上に監督、下の段にいい奴、悪い奴
女性ガンマンと並んでいて嬉しくなりました。
最初の画面の下のほうにありますので一度ご覧に
なってください!
ちなみに私は今日10回目のチャンイに会いに
行ってきます。
これからもビョンホンシの応援よろしくお願いします。
さっち
2009年09月22日 07:21
山崎さん、再びお邪魔します。
韓国のページはこちらです。
http://cafe.daum.net/goodbadweird
画面右上の翻訳をクリックすると
日本語で読めます。
変な和訳もありますが・・・(笑)
うすゆき草
2009年09月22日 21:18
先生
お久しぶりです。
GBW見られたのですね、先生らしいコメント、
面白いです。
闇市の場面でBの手下が大部分いなくなって、
砂漠で皆いなくなって、ひとりぽっちになってしまうのです。あの場面は必要なのでは?
でもGの活躍はいらないわ。


うめ
2009年09月24日 23:51
韓国は映画鎖国が長く続いていたので、この映画は新鮮だったのかもしれません
しかし海外マーケットから見たらアクションも特に目新しいものはなく、すべて
何らかの映画のパクリが多かったですね
内容的にもオリジナルの表面をかっさらってきただけの感じなので、海外で失敗
して当然だったと思います
りぼん
2009年09月25日 13:04
こんにちわ、山崎さん。お久しぶりです。
やっと、やっと、(GBW)を観る事が出来ました。
映画の導入部分ではものすごく期待に胸を
膨らませたのですが、困ったことに途中で
眠くなりました。
山崎さんも書いておられますが、
ジウン監督は、膨大なお金と
たっぷりの時間をかけ、徹底して女性を排し、
自分のお気に入りの俳優を回りに集めて
贅沢でスケールの大きいチャンバラごっこを
遊んだなあと、思いました。
壮大な夢ですね。女性にはこうゆう感覚は
ありません。
映画の物語を展開させ、進めていくのは、テグで

西部劇たらしめる絵姿としてトオンが必要、
だけど一番気合を入れて撮りたかったのは、
チャンイ()だったのでは?

山崎さんの映画評は、いつも、映画に対する
深い愛情が感じられて教えられる事が多いです。
てっせん
2009年12月07日 23:00
今晩は
この映画、好きだということをお断りした上で私も敢えて苦情を言わせて貰います・・・(笑)
シナリオとか物語の作り方についてはむずかしいので棚上げにしておいて、俳優について・・・。

やはり、ソン・ガンホのことなんですねえ。この映画での彼、あんまりおもしろくないんですよね・・・。例えば、イ・ジョンジェだったらどうだろうかって、頭の中でガンホとジョンジェを入れ替えて、いろんなシーンを想像してみたんですけど、けっこうイケルんですねえ、贔屓がすぎるかもしれませんが・・・(笑)。まあ、他の俳優でもいいのですが・・・。

ガンホ、パク・チャヌクの「こうもり」とか、あちこちでひっぱりだこですが、演技派と評価が定まった彼が果たして本当に映画の質をあげているのか・・・韓国の監督連中、一度真剣に省みて欲しいんですよね。以前にも書きましたが、ちょっと彼に頼りすぎだと思います。

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