グッド・バッド・ウィアード (2008)

[369]大傑作になりえなかったのはキム・ジウンが動き過ぎたからだ…?
(重複記事)


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久しぶりだなあ、映画ハシゴしたの。
6日、日曜、豊島園…、そ。
「G.I.ジョー」と、これ「GBW」…(笑)。

シネコン、
ほんとはあまり好きじゃないんだけど、
ハシゴする時はさすがに便利だね。

なんで好きじゃないかって…?
小規模でがんばってる映画館応援したいから…。

それに単館のほうがなんかさ、
雑踏と地続きって感じがしていいじゃん。

要するに私は古い人間ってことさね…(笑)。


「G.I.ジョー」を先に書いたのはちょっと理由あって。
読んでもらえばわかるんだけど…。

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映画にはいま二つある。
新幹線のぞみに乗って撮ってるやつと、
歩きながら、時には立ち止まって撮ってるやつ。

言ってみれば、速度の違い、呼吸の違い…?

で、「G.I.ジョー」は新幹線系。
「GBW」は歩き系…。いや、正確に言うと、走り系…?(笑)

もちろん両者に優劣の差はないんだけど、
作品を作るとき監督はそれをちゃんと意識し、
計算しながら作っていかないとだめなんだよね…。

で、「G.I.ジョー」はそれがうまくいってるんだけど、
「GBW」は危惧した通りちょっと「…?」なのよ。

DVDで観てるときはそう気にならなかったんだけど、
スクリーンで観ると、呼吸のいいところと
だめなところがはっきり出てしまってるわな。

映画の命はスクリーン。
スクリーンは誤魔化せないってことかな…?(笑)

もちろん、いま言ってることは
あくまでも作品レベルの話なんだけどね。


去年、この映画が本国で初公開されたとき、
韓国映画人はみんな大喜びしたらしいんだよね、
「こんな映画作りたかったんだよ!」って…。

韓国の映画ファンもたぶん同じ気持ちだったとおもう。
「こんな韓国映画を観たかったんだよ!」
興行成績も昨年度のNO.1だったって言うしね…。

それはなんかすごくよくわかるよね。
韓国映画に、これまでにない
途方もない広がりと、解放感を与えてるもん。

すこし言いかえると、
なにもない広大な砂漠に、
ゼロの空間に町を作ったり鉄道を敷いたりして、
物語の世界を立ち上げてる…?

むかし風に言うと、
オール・セットの広大な空間を作って
そこで童心に帰って映画作りに没頭してる…?

これって映画人の「夢の王国」なんだよねえ。
現実とは違う「もうひとつの現実」をそこで構築していく。
そういう遊び…、子どもの遊び…。

芝居も基本的に同じなんだけどさ、
これってものすごく解放されるし、めちゃ楽しいんだよねえ…!(笑)
まして日本は…、いや、韓国もある意味、島国だしさ。
超狭いしさ…。

その解放感、幸福感が観客に伝染したんだろうね。

その意味では、「GBW」は間違いなく
韓国映画史上に残る記念碑的な作品だとおもうよ…。


でも作品的には、
傑作ではあるけど、大傑作っていうわけにはいかない…?
ザ・ン・ネ・ン…(笑)。

理由はすでに言ったように、
映像の呼吸が悪いから…、物語が散漫すぎるから…。


この作品の最大の見せ場はラスト近く、
GBW三人、馬賊、日本軍らが三つ巴、四つ巴になって
砂漠でウェスタンさながらの戦闘を繰り広げるシーンだよね。

ここはもう文句なしに面白い。
満点…?
でも、ここにもっていくまでの展開に感心しないんだよね。

いちばんの問題は、
「闇市」ですでにこのシーン同様の銃撃シーンを
手法的に展開してるから…。

だからこの砂漠の戦闘シーンも、
繰り返し、リフレイン、二番煎じみたくなっちゃってるんだよね。

なんで闇市の銃撃シーン、あんなに長いのよ。
チョン・ウソン見せてるだけじゃん、まったく…(笑)。

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で、私的にみれば、方法は二つしかない。

ひとつは、このシーンの映像の呼吸で全編を貫くこと。
つまり、「G.I.ジョー」と同じようにやれってこと…。

「G.I.ジョー」の映像の呼吸は、新幹線のぞみ並みだよね。
100メートルを
全力疾走してるかのような呼吸=<吸う><吐く>で撮ってる。

え? 100メートル走者はほんとは息止めてる…?
知ってる。だからあくまでイメージだと思ってえな…(笑)。

実際、「G.I.ジョー」のカット数は
数千という恐ろしい数字になってるとおもうよ。
しかも測ってはいないけど、長いカットで3秒くらい…?

そういう新幹線のぞみ並の速度で
トップからラストまで一気に突っ走ってるから、
観てるほうもジェットコースターに乗せられてるかみたいに
目回っちゃうんだけどさ。

そういう体感速度で作ってる。
観せられてる…。
そのみごとさ。
そこからからくる面白さ…。

この「GBW」の銃撃シーンは、
新幹線系じゃなくて「馬」が走る速度なんだけど、
その速度(呼吸)でトップからラストまで一気に走りつづける。
カット割りしていく。呼吸していく…。

要するに、歩いたり立ち止まったりしないで、
つまんないとこで間延びしてないで、
ホラ、どんどん行っちゃえよ、新転位の芝居みたいにってこと…(笑)。

そういう撮りかたがひとつ…。

もうひとつは、
砂漠の戦闘シーンまで走らないこと…(笑)。
歩く速度で、時には立ち止まって、
走っても小走り程度で、
たとえ全力で走ったとしても絶対3秒以内で…。

そうやって我慢して我慢して、そういう速度で撮りつづけて、
もう我慢が限界に達したとき、いっきに馬が全力疾走する速度で撮る。
あの砂漠のシーンへと全面展開していく…。

そういう静と動で構成する方法…。


もちろん
キム・ジウンは徹底して後者で行くべきだった…?

だってキム・ジウンはがんらい「静」の監督だもん。
「甘い人生」にしたって「箪笥<タンス>」にしたってそうじゃない?
基本的にはひじょうにスタティックに撮ってるわけでしょう。
そうやって映像の内圧を高めていくタイプの監督でしょう?

そんなスタティックな映像がジウンの特徴だし、持ち味だよ。

そんなジウンが
あの砂漠の戦闘シーン撮ったからこそ感動するんだけど、
でもなぜか、この作品に限って自分の良さを捨てちゃってる…?

どうしちゃったのよ…?
「静」を捨てて全編「動」で撮りたかったのかなあ…?

まあ、そうなんだろうと思うけど、
もともとあまり得意にしない呼吸なので
ちょっと破綻しちゃった感があるんだよね。

観てる側からすると、
映像の呼吸、物語の呼吸にうまく乗り切れない…?

私だけじゃなくて、
ほかのお客さんもそういう感じで見てたよね。

それは繰り返すけど、
砂漠の戦闘に至るまでの映像のリズム(呼吸)が乱れてるというか、
中途半端なせい…。

ひいては物語が中途半端なせい…。


良い男の性格付けはなに…?
賞金稼ぎ…? 独立軍の援助…? 宝(地図)ほしいの?

悪い男は…?
変な男への復讐…? 対抗心…? ボスと何したかったの…?

変な奴は…?
宝がほしいだけ…?

日本軍と独立軍の戦いはどこ行っちゃったの…?

まあ、話は雑多にたくさん出てくるんだけど、
いったい何が物語の核なのかよくわからないんだよね。
話が全部、中途半端…?

話をたくさん盛り込んだのはいいけど、
どれも未処理のまま終わっちゃった感じ…?

そのことは本歌の「続・夕陽のガンマン」と比べると
もう歴然としてるんだよね…。

話の骨格をきちんと作れてない。
「G,I.ジョー」と比べてもわかる…。


そうなってしまった最大の原因は、
ジウンが本歌「続・夕陽のガンマン」に礼儀を尽くしすぎたからだ
と私ゃ思う…(笑)。

それこそ本歌取りのうまい世界のイタリア映画を見習って、
もっと自分流にアレンジすべきだった気がする…。


ついでに言っておけば、
「笑い」も排すべきだったよね、「甘い人生」みたいに。
ジウン、けして「笑い」のとれる監督じゃないもん。

実際、ガンホじゃ中途半端にしか笑えないし、
笑いを迎合することもないし、
ジウンのいい面であるハードさも死んじゃうし…。

そういう面でも、
ジウンにいちばん合ってるのはビョンホンだったぞお…!


で、かりに私に撮れと言われたら…?(笑)

まず物語的には
まるで意味のない良い奴(チョン・ウソン)をカットして、
そこに賞金稼ぎの女ガンマンを入れる。
女優はもちろん、わたしのイ・ミスク…(笑)。

で、この女ガンマンと、
悪い奴(ビョンホン)、変な奴(ガンホ)はかつて恋人同士だった。
ろくでもない三角関係だった…。

それがもとで衝突し、変な奴が悪い奴の指を切り落とした…。

しかし満州へ日本軍が侵攻してきて、
三人はいずこともなく散り散りに消えた。

そして数年後、ろくでもない三人がまた満州に姿を現わす。

悪い奴ビョンホンは、日本軍iに雇われたスパイ(裏切り者)として。
変な奴ガンホは、金で雇われた反乱軍の傭兵兼ドロボーとして。
良い奴イ・ミスクは、賞金稼ぎの一匹オオカミとして…。

三人は、
日本人金丸総裁が持っているという
清時代の埋蔵金のありかを記した地図を狙って列車に乗り込み、
偶然にも再会する。

地図はこの映画の通り変な奴が入手し、逃走する。
悪い奴、変な奴がそれを追走する…。

そういう話にしたいなあとおもう…(笑)。

非情な女ガンマンを三人のひとりに入れたのは、
「G.I.ジョー」を見ればわかるけど、

物語に男と女の「愛」を入れないと、
やっぱり話に色気がなくなるから…(笑)。

色気が人間世界の基本…!

といっても、
イ・ミスクは、愛を捨てた非情のガンマン。

その非情な女ガンマンの心をものにしようと、
悪い奴と変な奴は、ついには日本軍を裏切り、独立軍を裏切る。

しかし愛を心の底に残してるばっかりに
最後は命を落とすことになるのね(笑)。
この映画の通り、三人の決闘の末に…。

宝も、石油なんていう代物じゃ面白くもなんともないから、
文字通りのきらめく黄金、貴金属にしたい…(笑)。

それも砂漠に累々と横たわる日本軍兵士と、
独立軍兵士の屍の下(洞窟?)に埋もれてるのよ。
「続・夕陽のガンマン」の向こうを張ってさ…(笑)。


ま、いろいろ書いたけど、
けしてつまんない作品ってことじゃないんだよ。
誤解しないでね。

男は、好きな男には
ときに厳しく言わなきゃいけないこともあるのよ。

ごめん…(笑)。

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●スクリーンさん
「闇市の良い奴の しつこいターザンまがいの銃撃戦」
「変な奴のアヘン宿への立ち寄り」
ほんと、あそこ不要ですよねえ。
「そのぶんチャンイの出番を増やして欲しかった」
わたしも…!
ジウン監督、ガンホとウソンに妙に遠慮してます。だめです(笑)。
ビョンホンの魅力は、同じ遊びでも、ガンホやウソンとちょっと違うんです。
狂気を秘めています。
そこがファンにとっては魅力でもあるのに、
普通の監督が嫌がったり使い切れなかったりするところだと思います…。

●レイコさん
はじめまして。
お読みいただいているそうでありがとうございます。
しかし、レイコさん、すごいですねえ…!
そういうファンの行動には、いい映画に感動するのと同じくらい
私は感動しちゃうんですよね。
それはもう一本の映画なんだよ。
ビョンホンが映画を作ってるように、
ビョンホン・ファンはそうやって、
けして上映されることはないかも知れないけど、
もう一本の映画を作ってるんだよ、と思います…!(拍手)
この映画、大傑作にはなっていませんけど、
思いの丈を全部込めて作ったのでしょうから、
それはそれでいいし、評価したいですよね…。
あ、レイコさんのために、記事の最後のほう、
わたしの物語をすこし付け足しておきました(笑)。
再読していただけるとうれしいです…。

●チュモニさん
懐かしいですねえ。チュモニさん、飯田橋の佳作座のそばに…!
あそこは長いことえらくお世話になった映画館だったので、
もしかしたらすれ違ってるかもしれませんねえ…(笑)。
はい。観るものの特権を利用して、思い切り遊んでます(笑)。
これだけ遊ばせてくれるのだから、この映画、
やっぱりいい映画なんだなあ、と改めて思っています(笑)。
女ガンマンだめですか(笑)。
物語を「テグとの因縁話」に収斂するために
考えた結果だったのですが…(笑)。
「鉄板を胸から取り出すシーンがカットされていましたね」
さすが! あのシーンだけは絶対外しちゃだめだったんですよね。
生き残ったガンホのためにも、死んだビョンホンのためにも…。
ジウン監督、欲張りすぎた結果、編集でも混乱してますねえ…。
ウェスタンの、とくに決闘シーンの醍醐味は、
1発で相手を倒すところだと思うんです。
それをまあ、あんなに何発も撃っちゃって、
ちょっとウェスタンの常道から外れてしまってます。
まして直前の戦闘シーンでいやになるほど撃ってるんだから、
ラストは逆に、スマートに1、2発で行くべきだったと思います。
あれではウェスタンではなく、アジアの剣的殺戮(グロ)になってしまいます。
そのあたりも、ジウン監督、
私にはちょっと計算を違えてるような気がしました…。

●ひまわりの種さん
「ビョンホンさんの見事な演技がかえって空しく思えて困りました」
なるほどなあ。この映画を観たあと、
私もちょっと空しさを感じたんですが、考えると、
私もひまわりの種さんのこの気持ちと同じだったのかも…。
それから、「要するに私は古い人間ってことさね」
と書きましたが、ほんとうを言うと、
たかが人生50~60年の差なんてあまり関係ないよと思ってます(笑)。
あったとしても知れたもので、そこにはなにも本質的な問題はない…?
おまけですが、「古い」「新しい」もどうでもいい問題です。
若いときは往々にしてそこに価値を与えがちですが…(笑)。
なので、古くてもぜんぜん問題ありません(笑)。
もちろんとっくにおわかりのことと思いますが…。

●lee_milkyさん
そうですね、
lee_milkyさんのように観ることもできるのかもしれませんね。
でも、やっぱりあらかじめストーリーは考えられてます。
でないと、あんな立派なセットは組めませんから…(笑)。
ドキュメンタリーの場合、自分で映像を撮ることができます。
でも映画監督の場合、基本的にはそうじゃないです。
コンテは書きますが、実際には
カメラマンのセンスに任せるしかありませんよね。
と、監督の絶対的な権力はなにかというと、
「編集」ということになります。で、私が言いたいことは、
ジウンはこの映画、その編集でちょっと失敗してるんじゃないの?
ということです…。
その失敗の理由も私にはわかります。
苦労に苦労を重ねて撮った映像なので、
不要とわかっててもばっさり切り捨てることができないんです…(笑)。
日本版、いきなりチャンイとボスから始まって、
「おっ」と期待するんですけど、
次にあのどうしようもない満鉄と鷹のイントロに戻ります。
あんなの捨ててさっさと次の物語のシーンに、
列車内のシーンに行けばいいんです。
ドンドン行っちゃって、俳優やスタッフの紹介なんて最後だけ…。
悪いけどセンスないなあと思います…(笑)。
映像の呼吸(リズム)で見せていけば、
多少物語りに難があっても見せることはできるし、
お客さんも納得すると思うんです…。
そこが「G.I.ジョー」とぜんぜん違っちゃったところだと思います。
編集が幾通りもあること自体、
ジウン自身が混乱している証拠なんじゃないでしょうか…。

これもlee_milkyさんと違って申し訳ないんですが、
チョン・ウソンも私はやはりばっさり切り捨てます(笑)。
理由ははっきりしてて、ガンホはまだしも、
かれは演技の「苦労」をなにもしていないからなんです(笑)。
マンギル役のリュ・スンスや、ガンホのおばあちゃん役の方のほうが、
苦労が滲み出てもう全然いいです。俳優としても面白いです…(笑)。
紳介似やタモリ似もすごく頑張ってて、いいです。
でもウソンは…(笑)。
役が書かれていないことは理由にならないですね。
そんなときこそより苦労すべきだからです。
その俳優が役を生きるうえでどれだけ苦労したか、
ほっとていてもすぐに写真(映像)に出ちゃうんですよね。
だから俳優は映画のたびに苦労しなくちゃだめなんです。
自分のために、お客さんをひっくるめて、みんなのために…。
そのいちばんいいモデルがじつはビョンホンだと思います。
チャンイ、ものすごく苦労してますよねえ(笑)。
苦労がありあり過ぎて、ビョンホンとしては
ほんとはあまりいい出来じゃないかもと思うんですが、
でも苦労がありありなので観てるだけで許せちゃうんですよね。
どうしてもひきつけられちゃうんです…(笑)。
長くなって申し訳ありませんでした。
映画の細かいところはコメントへの返信で、と思っていたので、
lee_milkyさんに甘えて、ご利用させていただきました…(笑)。

●lee_milkyさん
「I COME WITH THE RAIN」を観てないので、
どれが一番か、私にはちょっとわからないんですが…(笑)。
ただビョンホン個人のことで言うと、
これがベストだとは私には思えないですねえ(笑)。
ただし三人の中で一番いいのは間違いないし、
ビョンホンがはじめての悪役をそれこそ
全身で演じようとしていることはむちゃくちゃよくわかります。
もうそのあたりでほかの二人とは別格だし、
そういうビョンホンにたいする私の信頼は
もうなんの揺らぎもないわけです…(笑)。
「G.I.ジョー」と、どっちが好きかというのもじつはなくて…(笑)、
私はどっちも好きなんですよねえ(笑)。
よほどひどい映画でない限り、私はなんでも好きなんです。
ここに書いてることはあくまで表現の水準を問題にしてるだけで…。
すいません、なんか話がややこくしくて…(笑)。

●テプンさん
「1つのバージョンに絞ってこそ作品は完成した、と言える」
はい、まったく同感ですねえ。
唯一例外があるとすれば推理ものだと思います。
結末が二つ、あるいは三つある。それはいいと思います。
でも、それ以外は2つも3つもバージョンがあるなんて、
どう考えても変です。
作る側がどう創りたかったのか自分の中で
決定することができなかっただけです…。
「これだけのキャストをもってもヒット作になれなかった」
これもまったく同感ですねえ。
そしてその最大の責任はやっぱり監督にあるし、
監督が負うべきだとおもいますね。
映画の監督にはものすごい権限が委譲されていますから…。
結局、「甘い人生」がめちゃくちゃ良かった、
だからお客さんもものすごく期待したんだけど、
ジウン監督はそれに応えられなかった、ということなんでしょうね。
まあ、いつもうまく行くわけではないのでしょうがないんですけど、
監督、次の映画のために、反省すべきところはちょっと
反省してみましょうよ、一緒に…、という気持ちですかね…(笑)。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ああ、人間そうありたいですよねえ。
ビョンホンはほんと偉い! 感動…!
私も仕事を通じていろんな方に会ってきたほうだと思いますが、
ほんとに一流の方はみなさん
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」でした。
これはもう120%断言できますねえ…(笑)。

●yuriさん
ジウン監督、思い切り切り捨てるほうなんですか?
だとしたら、捨て方がぜんぜん足りてないんだと思いますねえ(笑)。
物語そのものはどう転んでもたいした物語ではないので、
映像で、映像の呼吸で見せるしかないんです。
なのに、その呼吸が、リズムがよくないんですよねえ。
全編「動」のリズムで創ろうとしてるし、
フィルムも撮ってしまっちゃったわけですから、
もう「編集」でどうにかするしかないんですよね。
だとしたら、砂漠の戦闘シーンのリズムで
全編構成するしかないと思います。
余韻は一切捨てて、カット・カットを思いっきり短くしていく。
120数分を90分くらいに縮めてしまう。
そうするとこれ面白いんじゃないかなあ、と私は思ってます…(笑)。
チャンイだけの映画でよかったのに…?
いやいや、もうおっしゃる通りだと思いますねえ…(笑)。

●Leeさん
我次郎似いましたねえ。インディアン似も!
タモリ似。紳介似。チャンイのボス…。
そうやって考えると、脇は面白いひと多かったですねえ。
ガンホとウソンがどうしても霞んでしまいますねえ…(笑)。
ほんとはまずいですよねえ…。
「トウォンはライフルの腕は超一流のはずなのに」
乗馬銃撃ではあんなにカッコ良かったはずなのに、
あれじゃラストまずいですよねえ…(笑)。
そうですか、ラスト4通りも…!
私は2通り観たんですかね。3通り…?
ところでLeeさん、すでになんどごらんになったんですか?(笑)
ファンはほんとありがたいですよね…!

●ひまわりの種さん
そうですか。
ジウンがハリウッドで「狙われた獲物」のリメイクを…。
韓国の監督でハリウッドへ行くの初めてなんですかね?
楽しみですね。
おっしゃるように、かれが韓国で「キムチ・ウェスタン」を撮った!
ということはすごいことだと思っています。
「次回作日本では観られるでしょうか?」
なんですよねえ。そこが一番心配になるんですよねえ…。
まあ、文句なしに面白い作品だったら
だれか絶対買ってくれるはずだ、とは思うんですが…。

●スクリーンさん
「興行的に成功して欲しいのはGBW」
いやいや、私もまったく同感です!!
いや、違うかな?
作品的にも「GBW」に一番成功してほしかった…?(笑)
実際、観るとその可能性がすごくあった。
だから悔しくていろいろ私は言ってるんだと思います(笑)。
ビョンホンの記事、読みました。
「イ・ビョンホンの最高傑作はない」
この思いが、チャンイのような、自分に与えられた役への
一途な人物造形をもたらし、
見る側も堪能できる理由なんでしょうね…。

●チェブさん
砂漠の銃撃戦、いいですよねえ!
あそこは何度観てもいいです(DVDですが…)。
ただ「満点…?」で、「満点!」にならないのは、
おっしゃるようにビョンホンの出番が少なすぎるからだあ!
ということになります…(笑)。
別に乗馬なんか下手でもいいと思うんですけどね。
三人の話なんだから、出す、映すことが一番重要なわけで…。
ジウンのやること私にはわかりません(笑)。
ビョンホンに惚れてるから
カッコ悪いとこ見せるの嫌だったのかなあ…(笑)。
「登場人物多すぎ」
なんですよねえ。でも一方で、
この記念すべき韓国初の砂漠大敢行ウェスタン映画に、
これだけの連中が熱い想いで一堂に終結した!
という感じがあって、うわっ、いいなあ! 
とも思うんで困っちゃうんですよねえ…(笑)。
ジウンも同じ想いで、結局、編集段階になって混乱し、
自分でもあたま抱えちゃったんじゃないかなあ、
という気がしてしょうがないですねえ…(笑)。

ありがとうございました。

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■129分 韓国 アクション

監督 キム・ジウン
製作総指揮 キム・ジウン
製作 チェ・ジェウォン キム・ジウン
脚本 キム・ジウン キム・ミンスク
音楽 チャン・ヨンギュ 

出演
パク・トウォン チョン・ウソン
パク・チャンイ イ・ビョンホン
ユン・テグ ソン・ガンホ
ピョンチュン ユン・ジェムン
マンギル リュ・スンス
キム辧主(パンシュ) ソン・ヨンチャン
パク書房(ソバン) オ・ダルス
ソ・ジェシク  ソン・ビョンホ
石原大佐 白竜
特別出演
ナヨン オム・ジウォン

大日本帝国が朝鮮を統治する激動の時代、満州鉄道の列車を襲って見つけた地図を独占するため、それぞれの信念で生き抜いている朝鮮の風雲児、3人の男達が運命のように出くわした。
金の為なら誰でも殺る懸賞金狩人(マネーハンター、賞金稼ぎ)のパク・トウォン、人の上に立たなければ気が済まないプライド高き馬賊団の首領パク・チャンイ、踏みにじられても反発する雑草のような生命力を持った列車強盗犯のユン・テグ、彼らは互いの正体を知らぬまま地図を追い求め大陸を駆け回る。さらに、地図の正体の推測が交錯する中、大日本帝国陸軍と、大日本帝国軍による大陸横断列車の建設予定地だとして追う朝鮮独立軍や、馬賊団まで地図を手中に収めようと大混戦になる。果たして最後の勝者は誰になるのか。


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