映画は映画だ (2008)

[409]いやあ、ソ・ジソプに痺れっぱなしだったよ…?


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すごいなあ。
痺れる。ため息が出る…。

作品じゃなくて、俳優のソ・ジソプ…。

あとで調べたら、「盗られてたまるか」で、
パク・サンミョンの屋敷にドロボーに入ってた
あのプログラマーの青年役やってたんだよね。

あの作品では、印象には残ってるんだけど、
いや、ここまですごい俳優だとは思わなかったなあ…。

人気俳優のスタ(カン・ジファン)が
新作のアクション映画を撮っている。

が、ヤクザな血が流れているせいで(笑)、
相手役を何人か本気でぶん殴って怪我をさせ、
相手役がいなくなる。

そこでパブスナックに行ったときに知った
ほんまもんのヤクザ・ガンペに出演を依頼する。

ガンペは映画が好きで出演を受ける。
ただし、アクション・シーンは本気で殴りあうことを条件に…。

そのガンペがソ・ジソプの役なんだけど、
いやあ、ものすごくカッコいいんだわさ…(笑)。
肝っ玉が据わってるというか、重心が低くて…。

ストーリーもシャレてて、なかなかよくできてるの。
あとで調べたら原案がキム・ギドクだったので、
「は…?」ってなぜか苦笑いが出てしまったんだけどね…(笑)。

それもそのはず、
チャン・フン監督は、ずっとギドク作品の助監督をやってて、
この作品がデビュー作なんだって。

ギドク、偉いよねえ。
傑作「ピーターパンの公式」を撮ったチョ・チャンホ監督も
ギドクの門下生だったもんねえ…。

やっぱり才能ある者は自ずと才能ある者に憑く…?(笑)

私のいちばん好きなシーンは、
ガンペが弟分に、
おふくろに会いに行って来いって金渡したあと、
その弟分とスローモーションで殴りあう真似をするところ。

で、言うんだよね、
「映画はいいなあ」って…。
思わずググッと来ちゃうよねえ…(笑)。

自分たちヤクザのケンカはいつもほんもの。
痛い。苦しい。悲しい。生きるか死ぬか…。

映画の中のケンカは遊び。
殴らずに、ただ殴ってるようにみせるだけ…。
どこまでも遊び。
でも、そうやって遊べる俳優が、映画がうらやましい…。

裏社会で生きてる
ガンペらの心が一瞬垣間見えるシーンなんだよね…。

もう一個はやっぱりラストかな…?

撮影がUPして、
ガンペが自分たちを裏切った男とケリをツケに行く。

スタが心配して「どこ行くんだ」と聞く。
ガンペが「撮影に行くんだ」と答える。
スタが「カメラがないぞ」って言うと、ガンペが言う。

「カメラはおまえの目だ」…。

で、スタの目の前で、
その男を殴り殺すんだけど、そこも私ゃググッだよ…(笑)。

映画の中の物語には必ず結末がある。
だからガンペは、
ヤクザとしての自分が抱えていた問題(物語)にカタをつける。
結末を書く。

そういう気持ちがあって、
「映画を撮りに行くんだ」って言うんだよね…。

いやあ、ガンペのような映画の愛し方、好きだなあ。
映画ってほんといいよねえ…(笑)。

かといってこの作品、
「これぞ名画」ってわけにはいかないよ…(笑)。

ストーリーや人間ばっかり追いすぎ。
映像に広がりがない。

もちょっと言うと、
ストーリーや人間を
風景(世界)の中に置くことができていない…?

監督さん、応援したいので、
そのあたりは師匠のギドクをもっと勉強してくださいな…(笑)。

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●てっせんさん
ギドクっぽいところが随所に活かされてけっこう好みでした。
女優のホン・スヒョンにも着目を…(笑)。
しかし、てっせんさん、ドラマもずいぶん
観てらっしゃるんですねえ。びっくりです…。

●ふうこさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
そうですか、「バリでの出来事」では
チョ・インソンがジソプを食ってたんですか。
まだ観ていないので楽しみに観ますね…。
「卑劣な街」のチョ・インソンもわたしにはなかなか魅力的でした。
ただ作品自体の出来が違うと、
どうしても俳優も割を食っちゃいますよねえ。
そのあたりわたしは俳優に関しては
割引いて観るようにしてるんですよ…。

ありがとうございました。

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■113分 韓国 ドラマ

監督: チャン・フン
製作: キム・ギドク
原案: キム・ギドク
脚本: チャン・フン
撮影: キム・ギテ

出演
ソ・ジソプ ガンペ
カン・ジファン スタ
ホン・スヒョン カン・ミナ
コ・チャンソク
ソン・ヨンテ
チャン・ヒジン

韓国の人気スター、ソ・ジソプとカン・ジファンがヤクザと映画スターという対照的な2人の男を演じる異色ドラマ。鬼才キム・ギドクが原案と製作を担当し、ギドク作品の助監督を務めてきたチャン・フンが本作で監督デビューを果たした。人気俳優のスタは新作のアクション映画でファイトシーンを撮影中、頭に血が上って共演者に大けがを負わせてしまう。そんな短気で傍若無人なスタの振る舞いによって彼の相手役を引き受けようという俳優がいなくなり、撮影が中断する事態に。そこでスタは、以前出会った俳優を夢見ていたというヤクザの男ガンペに話を持ちかける。ガンペは、ファイトシーンでは本気でやり合うことを条件に出演を承諾するが…。

この記事へのコメント

2009年10月28日 16:38
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てっせん
2009年10月31日 23:45
この映画、ラストの撲殺シーンなんかは、まさにギドクそのものですねえ。撮影のはずなのに、ガンペが女優を車に押し込んでほんとにやっちゃおうとするシーンにしても、また、小道具の使い方なんかにしても、ギドクっぽいなあと思いました。ちょっと長く感じましたが、面白かったです。
主演の二人も、この先が楽しみです。ソ・ジソプはいま、チャン・ツィイーと一緒に新作キャンペーンのために来日しているみたいです・・・(笑)
あと、女優役の女優のホン・スヒョン、チェ・ジウの従姉妹みたいな顔してますが、韓ドラでチ・ジニと共演していたときから着目していました。わりと好みです・・・(笑)

ふうこ
2009年12月26日 01:45
初めてコメントさせていただきます。
韓国映画も初心者ながら、ブログで皆さんのご意見を拝見するのも初心者なので、失礼があったらお許しください…。
チョ・インソン氏のファンになって、韓国映画に今、のめりこみつつあります。
が、「卑劣な街」と、「映画は映画だ」を比べて、悔しいながら、こちらに軍配を上げざるを得ません。
同じヤクザ映画ながら、描く視点が違うといえなくもないのですが、俳優の魅力の見せ方、キャラクターの掘り下げ方、どれ一つとても、かないませんね…。
「バリでの出来事」では、(あくまで個人的意見ながら)ジソプ氏をくったといえなくもなかったインソン氏。
この映画で、ジソプ氏にクラッときそうです。かっこいいですね、ため息出ちゃいます。

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