プワゾン (1997)

[413]アングラ意欲は買いなんだけど、もっと楽しませてよ…?


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1990年代の韓国映画は
アングラ・シネマの全盛期だったのかな…?

その代表作が「NOWHERE 情け容赦無し」
と言ってもいいんだろうけど、

これもその系列の作品で、
しかもアメリカン・ニュー・シネマ的な香りを漂わせてる…。

幼いころ、
映画館でポップコーンと一緒に母親に捨てられ、
いまはからだを売りながら生活してるソリン(イ・スア)。

睡眠薬を飲んでも眠ることができない
タクシー運転手チョンイル(パク・シニャン)。

ニーチェにとり憑かれて
孤独を生きる刑事ヨンス(イ・ギョンヨン)…。

この地を離れて生きたいと思ってる
その三人が、出会って、ついには殺しあって…、
みたいなお話…。

けして嫌いな話じゃないし、
アングラ意欲(?)はおおいに買いたいんだけど、
でも、もうひとつうまく行ってないよねえ…。

映画としてはあんまし面白くないのよ…(笑)。

いちばん大きな失敗は理屈が多すぎることかな…?

それも主人公三人がそれぞれこころで思ってることを
ナレーションで喋りながら進行させるなんて、
ちょっとダサすぎ…(笑)。

ことばを発しなくても、
その人間のこころや、物語のモチーフ、主題を
伝えられるように創っていくこと…。

芝居もそうだけど、映画はとくに
それを鉄則にしておかないとだめなんだよねえ。

ことばは
たしかに世界を広げてくれるけど、
同時に世界を小さくしてしまうから怖いのよ…。

理屈垂れなくたって、
練り込んでいけばけっこう面白い映画になったのに。
ちょっと惜しかった…?

パク・シニャンはよかったわ。
これまで観たかれの作品ではいちばんよかったかも…。

変な褒め方だけど、
演技の中途半端さが、タクシー運転手チョンイルの
妙に中途半端な生き方をよく表現してた…?

イ・ギョンヨンも相変わらずいいよ。
あの無骨なからだと、妙にデカイ面は特権的というか、
変態的というか…(笑)。

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■101分 韓国 ドラマ/犯罪

監督 パク・チェホ
脚本 キム・ゴン
音楽 ピョン・ソンヨン,イ・ムニ

出演
イ・スア
パク・シニャン
イ・ギョンヨン
ユ・オソン

幼い頃、映画館でポップコーンと一緒に母親に捨てられた後、食べるために身を売ってきたソリン(イ・スア)と、睡眠薬をいくら飲んでも眠ることができないタクシー運転手チョンイル(パク・シニャン)は、タクシーの中で初めて出会う。盗んだチョンイルのかばんの中の録音機に録音された内容を聞いて、チョンイルの純粋さに魅かれたソリンは、やはり彼女の魅力に捕らわれたチョンイルにまた会って、互いに深くひかれ合うようになる。一方ソリンに病的に執着する堕落した刑事ヨンス(イ・ギョンヨン)のせいで、ソリンは殺人を引き起こしてしまい、チョンイルと一緒に追われるようになる。

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