卑劣な街 (2006)

[435]主人公に思い入れしたおいらの気持ちはどこ行きゃいいのよ…?


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てっせんさんにお薦めいただいた映画…。

監督は「マルチュク青春通り」のユ・ハで、
どうやらその続編として撮ったらしいの。

いかにもノワールって感じで面白かったよ。
でもねえ…。

え…?

あ、いや、いいんだけどさ、
暗~いっていうか、最後までもう全然救いがなくてさ、
観終わったあとさすがに気分がぐったり…?(笑)

卑劣を通り越して、残酷だぜ、これ…?

ビョンドゥ(チョ・インソン)は、
高校を卒業したあとヤクザになる。

ナンバー2までにのし上がるが、
所詮ちいさな組織で舎弟たちへの金もままならない。

意を決して、
組織の後見人のファン会長にとり入ろうと、
裏でファン会長にたかっていたパク検事を殺害する。

めでたくファン会長に気に入られるのだが、
組織のボスのサンチョル(ユン・ジェムン)に検事殺しを勘づかれ、
サンチョルをも殺すハメに…。

でも根っからの非道さを持ち合わせてないので、
ひさしぶりに再会した高校時代の友人ミノ(ナムグン・ミン)に
事の次第を打ち明けちゃうの…。

でも、このミノってやつがさ、
表向き善良そうなふりしてっけど、
めちゃくちゃ卑劣なヤロウだったんだよねえ。

映画監督になりたいと思ってシナリオ書いてるんだけど、
それもヤクザ映画のシナリオなんだけどさ、

ビョンドゥが喋ったこと、
そのままぜんぶシナリオに書いて映画にしちゃうのよ。

ね、サイテーなヤロウでしょう…?
ヤクザの世界を取材するため、
友人のフリしてビョンドゥに近づいたわけよ。

いるよねえ、こういうヤロウ…!(怒)
わたしも腐るほどこういうやつ見てきたぜ…?(笑)

おまけにその映画大ヒットしちゃってさ。
ファン会長もビョンドゥもまっ青…!

で、ビョンドゥも卑劣なノミ野郎を…、違った(笑)、
ミノ野郎をぶっ殺してやるって追っかけてるうちに、
え~っ…、ビョンドゥが殺されちゃうのよ…!

それもさ、
自分が可愛がってた子分たちに…!

なんで~…?
主人公がそんなに簡単に殺されちゃっていいの~?
なんだよねえ…(笑)。

じつはさ、話が込み入ってて…、
いや、全然込み入ってやしないんだけどね、
ファン会長の指令なわけ。

ビョンドゥに分け前やりたくねえ。
やつはもう用済みだ。
ビョンドゥよりも一大スター監督に成り上がったミノのほうが
将来的に使える…?

つうことなんだろうけど、
捕まえたミノは見逃してビョンドゥを殺れって、
ファンがビョンドゥの子分たちに指示したんだわさ。

これからはおまえが組織を引っ張っていけ、
なんてビョンドゥに撒いたのと同じような餌撒いちゃってさ。

で、そのままジ・エンド…。
結局、卑劣な連中ばっかりが生き残って…。

どう思う…?
さんざん主役のビョンドゥに思い入れさせといてさ。

おい、おいらのその気持ちはどこ行きゃいいのんだよ?
だれかそいつら全員ぶっ殺してくれ~!
って気にならない…?

そりゃねえ、現実はたしかにそうかも知んないけどね。
卑劣なのばっかりが生き残ってのくかもしんないけどね。

でも、だからこそビョンドゥとか、
おいらたちの気持ちを補償してくんないと
救われないと思うんだけどねえ…。

まあ、いいんだけどね、
ビョンドゥやってるチョ・インソン、カッコよかったからさ。

それにサンチョルやってる紳助似のユン・ジェムン、
どうしようもない男やらせると、ほんといいね。

俳優名鑑、作っとかなくちゃ…(笑)。

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●てっせんさん
はい、まったく仰るとおり、あの映画監督が不愉快でした。
ヤクザの世界の話だけにして、
会長が用済みだから消したっていうだったら、
わたしの思い入れも立つ瀬があったと思います…(笑)。

ありがとうございました。

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■140分 韓国 アクション/サスペンス/犯罪

監督: ユ・ハ
脚本: ユ・ハ

出演
チョ・インソン
ナムグン・ミン
イ・ボヨン
チョン・ホジン
チン・グ

三流暴力団組織のナンバー2、ビョンドゥ(チョ・インソン)。組織のボスと這い上がってくる後輩たちの狭間で、チャンスは一度も掴めない。組織内ですることといえば、踏み倒された金を回収する程度のつまらない人生だ。病気の母と二人の弟たちまで責任を負わなければならない。ゲームセンターの経営権まで、ボスの身代わりで監獄に入る後輩に奪われたビョンドゥは、再び絶望に陥るが、そんな彼にもチャンスがやってくる。組織の後見人ファン会長(チョン・ホジン)が、極秘で提案をしてきた。ファン会長は、一生面倒看てやるから、自分を苦しめる部長検事を処理してくれという要求をしてきた。ビョンドゥは苦悩の末に、危険ではあるが、賭けに出る。ファン会長と手を握ることで家族たちの生計の心配が消えたビョンドゥは、映画監督となって訪ねてきた同窓生ミノ(ナムグン・ミン)との友情も、初恋の人ヒョンジュ(イ・ボヨン)との愛も育てながら、人生が楽しいと思い始めた。そんな新しい人生に対する夢を育てたある日、ビョンドゥはミノに、誰にも話せなかった本心を打ち明けるのだが…。

この記事へのコメント

てっせん
2009年12月25日 23:54
今晩は
どうも、気持ちの上でおさまりのつかない映画をお薦めしてしまって・・・(笑)
俳優の演技もよく、いいシーンも幾つかあったんですが、なんと言っても、あの映画監督・・・あれが邪魔というか、不愉快というか・・・。あんなの出さないで、ちゃんとした「純粋詩」ならぬ「純粋やくざ映画」にして欲しかったですねえ・・・(笑)。
この映画で好きなシーンは、チョ・インソン演ずるビョンドゥが、刑事の集団に追われて、大型書店の中を必死に逃げ回るところです。獣が、猟師たちに追い詰められていくような哀れさを感じました。同時に、手足の長さを生かしたチョ・インソンのしなやかな逃げっぷりも、見ものでした。
さらには、紳助そっくりなユン・ジェムンの殺られっぷりも、よかったんですが・・・(笑)

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