THREE 死への扉 (2002)

[440]レオン・ライとユージニア・ユアンの演じる愛の物語に慟哭しちゃったよ

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(2010/01/13にUPした記事を加筆修正)

韓国、タイ、香港の3人の監督による
ホラー・オムニバス映画。

ピーター・チャン監督(香港)の
「going home」 が素晴らしく面白かったなあ。

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妻を亡くした私服警官のチャン(エリック・ツァン)が、
8歳になるひとり息子のションと
じきに取り壊される予定の共同住宅に越してくる。
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住んでるのは、向かいの棟のユウ・ファイ夫婦と幼い娘。
ほかに数人の独居老人だけ。

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ある夜、チャンが目覚めるとションの姿がない。
探してるうちに、向かいの娘と遊んでるのかも知れないと思い、
ユウ・ファイ家を訪ねる。
と、たまに見かけるファイ(レオン・ライ)が出てきて、
「うちには子どもなんていません」と追い返される。

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………?
そう言えば、
あの少女を見てるのは息子のションだけだなあ。
キナ臭いぞお。
マンションの壁に描かれた少女の絵の隣に
なかったはずの少年が突然描かれていたし。
まさか…、壁の中に消えた? あの少女と一緒に?

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翌日、チャンは、
ファイが例によって黒いゴミ袋を捨てに行ってる隙に
ファイの部屋に忍び込む。

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そこで見かけたのが目を閉じたまま
浴槽に全裸で横たわってる女(ユージニア・ユアン)。
きのうの夜、ファイが言ってた「病気の妻」?
死んでるの?
肌色からすると生きてるようにも見えるけど。

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と、背後からガツンとファイに殴られて、
気づくとロープで縛られ監禁状態に。

書いてると長くなるのでやめるけど、
ここから奇怪なというか、この世のものとも思えぬ
美しい、哀しい夫婦の話が明らかになってくるのだ。
可愛そうだからちょっとだけ話してあげるよう(^^♪

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じつはこの妻ハイアルは死んでいる。
しかも夫のファイが絞殺したのだ、3年前に。
なぜ?妻がガンを患ったので、いったん死なせて蘇生させめため。

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で、そのガンを治癒させるため、
そう。死なせて、ガン細胞を全滅させて、
自分が作るマル秘漢方薬を与えて、それで蘇生させようとしてる訳。

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かれが毎日黒いゴミ袋を捨てに行くのは、
その漢方薬を拵えるたびにゴミが大量に出てしまうから。

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蘇生させるためには、
妻の魂がからだから離れてしまわないように、
ずっと妻に話しかけてなければならない。
まあ、そういう意味では完全に死んでるわけではない?
だから肌も生きてる人間みたい?
で、お風呂に入れてあげたり、ごはんを食べさせたり、
お化粧したりしてあげてるのだ。

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しかもガンが完治して、
妻が目覚める約束の日がきょうあしたな訳。
狂ってる? だよねえ、誰だってそう思うよねえ。
ところが違うのよ、これがほんとなのよ。

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病院の医者が証言してるんだもん。
この夫のファイは以前ガンを患った。
ところが西洋医学は信用できない、漢方薬で治してみせる
と言ってほんとうに治してしまったって。

どうやって?
じつはファイ夫婦、幼馴染で、
しかも2人とも漢方医を専攻して結ばれたんだけど、
実は妻ハイアルが治してやったのよ。
そう、夫がやってるのとまったく同じ方法で。

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この部屋にはテレビがあって、
いつもずっとそこにハイアルの顔が映ってることから、
あとでチャンが発見する、
夫を治療中にハイアルが撮ったビデオを。

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そのビデオの中で
ハイアルは夫ファイのやってることと同じことをやってる。
ファイもガンを完治させるため一度妻に殺されて、
ハイアルの漢方療法で蘇生したのだ(^^♪

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で、ハイアルもほんとに目覚めるのよ!
体温が戻って、まつげがピクピク、指先がプルプル震えはじめる。

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でも、その直前に警察に踏み込まれて、ファイが逮捕されて、
ハイアルは殺害遺体として搬送されてしまう。

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どころかその搬送車のあとを追っかけて道路に飛び出したファイが、
やってきた車に跳ねられて死んじゃうんだよね。

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ホラーなんだけど、なんかすごくいい話だよねえ(^^♪
おらの瞼はもう涙々で霞んじゃったよ。

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あの少女は誰だったのか?
これも聞けば涙の物語。
3年前、ハイアルは妊娠してたんだけど、
ガンがわかって中絶したんだよね、その堕胎された子。
その子が「死の向こう側」で成長した姿。
おかあさんの治療を続けてるおとうさんに
陰ながらずっと付き添ってたんだよね。

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その死の扉はどこにあるのか?
少女とションが描かれてるマンションの壁?
いや、あの写真館かな、共同住宅の出入り口の前にある。

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とにかく一度観てくださいな。

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ファイが椅子に座ってるハイアルに話しかけるところなんか、
もうめったにお目にかかれない至高の愛のシーンだよ。

いやあ、レオン・ライとユージニア・ユアンに
スタンディング・オペレーション!

あ、キム・ジウンの「memories」も写真いいし、
「the wheel」もタイの伝統芸能ヒュンが舞台になってて
けっこう面白いよ。

ホラーとはいえ
そんなに怖くないので女性でも大丈夫だよ(^^♪

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■127分 韓国/タイ/香港 ホラー

監督
キム・ジウン
「memories」
ノンスィー・ニミブット
「the wheel」
ピーター・チャン
「going home」
脚本
キム・ジウン
「memories」
ノンスィー・ニミブット
「the wheel」
ニタス・シンガマット
「the wheel」
テディ・チャン
「going home」
マット・チョウ
「going home」
ジョージョー・ホイ
「going home」
撮影
ホン・クンピョ
「memories」
ナタウット・キッティクン
「the wheel」
クリストファー・ドイル
「going home」

出演
キム・ヘス
「memories」
ジャン・ボソ
「memories」
スウィニット・パンジャマワット
「the wheel」
サヴィカ・カンチャナマス
「the wheel」
レオン・ライ
「going home」
エリック・ツァン
「going home」
ユージニア・ユアン
「going home」

アジア各国のクリエイターによって手掛けられた3編から成るオムニバス・ホラー。それぞれの国の文化を反映したタッチで共通テーマ“死の向こう側にあるもの”を描く。監督は韓国「クワイエット・ファミリー」のキム・ジウン、タイ「ナンナーク」のノンスィー・ニミブット、香港「君さえいれば」のピーター・チャン。
「memories」――夫ソンミンは、妻が謎の失踪を遂げて以来、夢と幻覚に悩まされ始める。一方、路上で目を覚ました妻は記憶をなくしていた。クリーニングの伝票だけを頼りに記憶を辿る妻だったが…。「the wheel」――美しい人形によって演じられるタイの伝統芸能ヒュン。その人形には、一子相伝を守ろうとした一族の家長によって恐ろしい呪いがかけられていた。「going home」――妻を亡くした私服警官のチャンは、8歳のひとり息子チュンと閑散とした共同住宅に引っ越してきた。その向かいには、薄気味悪いユウ・ファイ一家がひっそりと暮らしていた…。


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