男たちの挽歌 II (1987)

[502]生きることに慣れることのできないレスリー・チャンの魅力…?


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しばらく寝てました。
か、風邪ひいちゃって…、夏風邪…。

風邪なんてほとんどひいたことないのにね。
まして夏風邪なんて何十年ぶり…?

ここんとこ暑くて、
毎晩クーラーつけっ放しで寝てたからなあ。
じつはまだ鼻水グズグズですぅ…。

でも横になってても観れるとおもって観たのが、コレ…。
4度目くらいかなあ…?
「Ⅰ」観てから観たかったんだけど、「Ⅰ」がなくてさ。

なんでかって…?
いやいや、元気になれるんじゃないかって気がして…。

それになんとなくだけどさ、
ひさしぶりにレスリー・チャンにも会いたくなって…。

デビューしてもさっぱりだったジョン・ウー監督、
このシリーズで一躍人気監督になったんだよね。
いまやハリウッドのひとだもんなあ…。

しかし若いよねえ。
若くて、元気で、荒っぽい…!

ストーリーも粗くて…、めちゃ雑で、整合性なんて「?」(笑)
面白けりゃいいんだろ?って感じで、
ただひたすらドンドコ劇的に作っていく…?

うん、そうよお、面白けりゃいいのよお。
物語の整合性なんてことにこだわっちゃうと、
世界、小さくなって、つまんなくなること多いしさ。
うん、わたしもこれでいいと思うよお、若いんだしさあ…(笑)。

もともと人間に、
そんなに整合性あるわけないんであってさ。

わたしの師匠の唐(十郎)さんなんて凄かったよお。

え? このお話、ヘン。辻褄合ってない。
合ってませんよ、唐さん、これじゃ根本から話違っちゃいますよ、
って言うとさ、
「あ、そう? じゃあ、テツ、書き直しといて」だったもんねえ…(笑)。

若い頃の話なんだけどさ。
でも面白いのよ、めちゃくちゃ面白いのよ、ホン(台本)。
整合性なんかクソ食らえって感じで、おもしろいの…!

うん、すごい。
わたしの師匠はそこが凄かった。
天才の天才たるゆえんだった…?(笑)

え…?
でも考えるとジョン・ウー、
いまはトシ食ったはずなのに、このころとなにも変わってない?
テクニックに磨きをかけてきただけ…?

ソレ、言う?
言わない…。
わたしゃ言わないよ…!

しかし、ジョン・ウー、この映画つくるとき、
深作欣二や、サム・ペキンパー、セルジオ・レオーネらに
影響うけたって言ってるみたいなんだけどさ、

いい映画や監督に影響されたり、
刺激うけたりしながら映画つくるの、いいことだよねえ。

観て、改めて思っちゃったわ…?

だって影響されることで、
ひとのを真似ることでジョン・ウー自身が大きく変わったんだもん。
かれの世界が開けたんだもん。

あ、それまでどんな映画撮ってたのか
じつはわたし知らないんだけどね…(笑)。

知らないけど、
このシリーズで「香港ノワール」が生まれたんだもん。
ジョン・ウー、偉い…!

あ…、この「あ」は風邪ひいてるせいだかんね(笑)。

このシリーズ、よく、
60年代の日本映画の任侠路線みたいって言われるけど、
それ言うなら、わたしゃ、
「香港製 マカロニウェスタン風ゴッドファーザー」だって
言ったほうがいくねい?
って、ずっと思ってんだけど、どう思う…?(笑)

で、チョウ・ユンファ…。

ユンファ もねえ…?
このシリーズでわたしはファンになったんだけどさ、
カッコいいって…。

でも最近は、このシリーズの大ヒットが
ユンファをちょっとダメにしたのかもなあって…?

だっていま観ると、
このころからもうヤツは顔で芝居してるもんねえ、
「チョウ・ユンファでございます」って顔でさ…(笑)。

大ヒットしたから、これでいいんだ、この演技でよか、
って勘違いしちゃったのかもなあ、いま思うと…。
あのさ、石原裕次郎じゃないんだからさ…。

あ、いや、裕ちゃんだって若い頃は
もっとちゃんと芝居しようとしてたぜい…(笑)。

レスリー・チャンと比べるとよくわかるよねえ。
レスリー、ちゃんと芝居やってるもん…。
わたしゃ大物ですって顔で芝居しないもん。

実際、レスリーを知らないひとが観ると、
だれ、この若い、素人みたいな俳優…、って思うかもね。

大物顔したユンファと一緒にいる画面観ると、
なおさらそう見えるかもね…。

でも、そこがレスリーの凄いとこ…。

実際、並みいる名優たちと一緒なのに、
もうレスリーが圧倒的にいいのだあ…!

紙幣偽造組織に潜入して、
最後はホロボロに殺されてしまう若い刑事の役なんだけどさ。

ちなみに、コレ、ユンファと一緒にその組織を内偵するとこ…。

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終幕近く、撃たれて妻に電話するとこ…。
その妻は、病院で子どもを出産し終えたとこなんだけどさ…。

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目、見てよ。いいでしょう。
ビョンホンと同じでしょう…?(笑)

ビョンホンほど情感を前面に出すことはしないんだけどさ、
深くてさ…、なんか深くて…。

そう言ってよければ、
どこか生きることを恐れているとでもいった…、
そんな目…?

うん。レスリー、いつもそんな目してたなあ…。

だから慣れない…?
生きることを恐れてるから、現実に…、
自分を囲んでるすべてに慣れることができない…?

歌や映画もそうなんだよね。
どうやっても慣れることができないから、
どうしても幼く…、どこか素人みたく見えてしまう…?
ほんとに素人になってしまう…?

そこがユンファなんかと全然違ってしまうところ。
ユンファみたいにけして顔で芝居しないところ。
顔で芝居することができないところ…、

なんじゃないかと思っちゃうよね…。

うん、もってかれる…。
ユンファは全然太刀打ちできない…。

いやあ、レスリー、
やっぱり何十年にひとりかっていう「異能」だよなあ
って思っちゃったよ…。

ストーリー書かなかったけど、ごめんね。
風邪ひいちゃってるし、
知りたいひとは下の引用読んでくださいな…。

じゃ、レスリーのポートレートで、今夜は…。

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●shidarezakuraさん
ご主人も夏風邪を…!
そうですかあ。もしかしたらソヨン経由で移されたかなあ…(笑)。
熱はそんなにないんですが、とにかく咳と鼻水が…。
ウワサには聞いてましたが、夏風邪がこんなにしつこいものだとは…。
レスリー・チャン、shidarezakuraさんもお好きなんですか。
はい、わたしも…!
おっしゃるように顔見てるだけで胸を衝かれるとこありますよね。
ビョンホンの1993年のドラマって…、「生き残った者の悲しみ」
とか「明日は愛」…?
え、そんなに古いドラマ、DVDになってるんですか…!?

●shidarezakuraさん
はい、風邪のほうはお蔭様でほとんどよくなりました。
しかつ、けっこうしつこかったですねえ…。
そうですか、「ポリス」だったんですか。
しかし、私の観てないドラマ、ずいぶんあるんですねえ。
「別れの来ない朝」と「生き残った者の悲しみ」は、
shidarezakuraさん、だめなんですか?
いやあ、それはぜひ観て見なくちゃ…(笑)。
ゆうべから、といっても深夜過ぎからですが、
ようやく「美しい彼女」を見はじめました。
ビョンホン、やっぱりちょっとした天才ですね(笑)。
この若さで、これだけ自分を腹に落とせるのかと
唸っちゃいます…。
え~と、shidarezakura レンタルさんに甘えようかなあ。
このブログに書いてない作品は全部観てないのですがあ…(笑)。

●shidarezakuraさん
うわっ、shidarezakuraレンタルさん、めちゃ迅速!
もうなんとお礼を申し上げればいいのか…、ありがとうございます。
この夏は、「美しい彼女」のほかにも行けそうですね…(喜)。
はい、唐さん、「北の国」に出てました。自分でも自慢してました(笑)。
船に乗って帰ってくるところから始まるんですけど、
あそこはめちゃ気持ちよかったそうです…(笑)。
寺山さんにもほんとうにずいぶんお世話になりました。
あまり知られていませんが、唐さんの師匠はじつは寺山さんなんです。
渋谷での劇団員同士の乱闘騒ぎはよく知られていますが(笑)。
寺山さんが亡くなられたとき、真っ先に棺を担いだのも唐さんでした。
わたしの財産さんと言えば、唐さん、寺山さんをはじめ、
たくさんのステキなひとたちに出会えたことだと思っています…。
あ、寺山さんのやった力石のお葬式には行けなかったんですよね。
当時はまだ学生で広島にいたものですから…(笑)。

ありがとうございました。

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■104分 香港 アクション

監督: ジョン・ウー
製作: ツイ・ハーク
脚本: ツイ・ハーク ジョン・ウー
撮影: ウォン・ウィンハン
音楽: ジョセフ・クー

出演
ディーン・セキ
ティ・ロン
チョウ・ユンファ
レスリー・チャン
クァン・サン
エミリー・チュウ

かつて香港の巨大な紙幣偽造組織を牛耳っていたホー(ティ・ロン)は、服役中のある日、香港警察のウー特捜部長から、東南アジアの紙幣偽造シンジケートを支配するルン(ディーン・セキ)のもとに潜り込み、その証拠を握るように命じられる。
彼は弟の刑事キット(レスリー・チョン)がこの捜査に加わっていることを察知し、身を案じて組織潜入を承諾するが、パーティの席でルンの部下コーが、彼に殺人の濡れ衣をきせ会社を乗っ取ろうと企み、敵対するボスを銃殺、茫然とするルンをホーたちはニューヨークにいる彼の昔の仲間で、今は神父となっているサムのもとへ高飛びさせる。
しかしコー一味は、香港に残った彼の一人娘ペギー(レジーナ・ケント)を殺害し、ニューヨークへも殺し屋を送る。
巻き添えとなってサムたちは犠牲となるが、何とか一命をとりとめたルンは、やがてホーのかつての相棒である亡きマイクの双子の弟ケン(チョウ・ユンファ)の世話になることになったが、深い精神的ショックから彼は何に対しても反応を示さなくなってしまう。
一方、ホーに続いてキットもコー一味に潜り込もうとするが、一味は彼が刑事であることに気づき、ホーに彼を殺すように命じるが、幸い命はとりとめた。ニューヨークでも殺し屋はルンとケンに襲いかかり、そのさ中正気を取り戻したルンは、報復を果たすためにケンと共に香港に帰国する。
そして二人は、ホーやキットが身を潜めているキットのもとに合流し、ニセ札製造の拠点である造船所内の倉庫を襲撃するが、それはコーの罠であった。四人は命からがらそこから脱出するが、コーの屋敷に向ったキットは一味に腹部を撃たれ、ケンの腕に抱かれながら、女児を出産したばかりの妻ジャッキー(エミリー・チュウ)に電話している最中、息を引き取った。
コー一味にキットの弔い合戦を仕掛けるホー、ケン、ルンの三人は自らの命を賭けて敵の家敷に乗り込み、凄絶な銃撃戦の末に復讐を果たすのだった。





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この記事へのコメント

shidarezakura
2010年07月24日 16:27
山崎さん、こんにちは。

風邪のお見舞い申し上げます。
鬱陶しいですね。実は主人も少し前、夏風邪で寝てました。うつしたのではないかと(笑)・・・台風を呼びはしなかったものの・・・。「はぁ、はぁ~」「ひぃ~」などと37度くらいの熱で騒いだりはしてないですよね?山崎さんは。

例によってこの映画も観ていないのですが・・・「香港ノワール」と聞いただけで、レスリーさんの顔を見ただけで泣けて来ます。近いうちに観られたらと思います。「若くて、元気で、荒っぽい・・・!」に反応しました。今、ビョンホンさんの1993年のドラマを観ていて、感じていたことだったので・・・。風邪が治ったころにまたお話しさせてください。

一日でも早くすっきりするといいですね!
shidarezakura
2010年07月30日 18:44
山崎さん、こんばんは。

もう風邪はすっかりよくなったのでしょうか?
それならいいのですが・・・。

私が観ていたのは「ポリス」(放映は1994年1月?)です。コミックをドラマ化したものなのでそれなりのストーリーです。でも事が起こった時のビョンホンさんと相手の女優さんの演技が凄くいいんです。(ジャケットに顔も出ていないのですが・・・「あの野菊のごとく」でも恋人役で共演しています。)この二人が作り出す世界が、同じレベルの演技で出るスパークみたいなものが感じられ、とてつもなく光るものを感じて・・・涙涙でした。作り方その他は若く、粗く、荒っぽいのですが…それだからこそ響くものってあるのですね?

ビョンホンさん作品のDVDは初期のものからほとんど出ています。私が苦手の「別れの来ない朝」「生き残った者の悲しみ」以外は持っています。いつか山崎さんが暇ができたら、お貸しできますよ(笑)ご覧になっていない私が持っているDVDは9作品かと。その気になられた暁にはおっしゃっていただければダンボールでド~ンと送ります。もちろん無料で(笑)期限は3年ぐらいで、好きなときに気の向いた時に見ていただけたら嬉しいです。
どうぞshidarezakura レンタルをお忘れなく!(笑)
shidarezakura
2010年07月31日 15:39
山崎さん、こんにちは。

唐さんに触れるのを忘れていました。
といってもよく存じ上げないのですが・・・「北の国から」に出演された時「凄い俳優だ!」とびっくりしたのを憶えています。豪快な方なのですね。寺山さんといい、山崎さんは沢山の財産をお持ちなんですね~!「美しい彼女」も見始めてくださり嬉しいです。観ている時「あしたのジョー」の事は全然思い浮かびませんでした。もしかして武道館の葬式にも行かれましたか?今度実写の映画?でジョーの役がNEWSの山下君だと聞いて・・・???でしたが・・・。あ、早速のご用命ありがとうございます(笑)明日の午前中に届くかと思います。

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