ぼくらの落第先生 (2003)

[594]僻地の学校に飛ばされてボンドゥ先生は子供たちに教えられた
★★★★☆☆

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われらがチャ・スンウォン主演の映画(笑)。

え? なんで笑うのか?
あ、いや、なとなく笑っちゃいませんか、ふつう、
チャ・スンウォン主演と聞いただけで(笑)。

キム・ボンドゥ先生(チャ・スンウォン)は阿呆、人間のクズ。
父兄から袖の下もらっちゃあ、生徒差別。
それがバレてとうとう僻地の分校に左遷。

どれくらい僻地かというとこれくらい。

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全校生徒数、5人。
私の村も僻地に近かったけど、
でも生徒、200人くらいいたような気がするけど(笑)。

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キム・ボンドゥ、この顔(^^♪
いや、この冴えない顔はチャ・スンウォンの地かな?(笑)

ちなみにこの映画のタイトルは、ホントは「先生キム・ボンドゥ」。
「ぼくらの落第先生」はDVD時のタイトル。
で、ボンドゥとは「封筒」(袖の下)という意味なんだって(笑)。

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店はない、女はいない、行くところはない。
退屈で退屈で、毎日、面白いことなんかな~んもない。

やる気なんてもともとないけど、もっと起こらない。
したがって授業は自習ばっかし。

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楽しみの通帳を見てもとうぜん増えない。

そこで子どもたちに、
家で「先生のためにできること」
みたいな作文を書いてこいって「封筒」渡すんだけど、
帰ってきた封筒にとうぜん金なんて入ってない(笑)。

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せめてメシ代を浮かせたい。
と、一計を案じて、村人たちに大演説。

ソウルの子供たちと同じように、
この学校の子供たちにも給食を!

給食が始まって子供たちは大喜び。
ボンドゥもメシ代を確保(笑)。

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村で唯一タバコを売ってる独居老人がいる。
このじいさん、読み書きができなくて、
アメリカ? カナダ? どこだったか忘れたけど(笑)、
そこからやってくる孫からの手紙も読めない。

で、こうやって学校に入れて読み書きを教える。

偉い、と騙されてちゃだめ。
たんにタバコを提供させるため(笑)。
おかげでじいさん、1年後には
孫からの手紙を読めるようになるんだけどね。

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ある日、子供が駆け込んでくる。
先生、大変だ、おとながケンカしてるぅ(^^♪

ヒマだからとりあえず駆けつけて仲裁。
村人たち、「ホー、今度の先生は頭ええべ」と感激(笑)。

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ああ、はやくソウルに戻りたい。
こんな僻地で暮らしてるとアホになる、
と、ひとり黄昏るボンドゥ。

そこで考えたのが、
子供たちを全員、ソウルの学校に転校させること。
そうすりゃ廃校、おれもソウルに帰れる!

子供たちに、ソウルの楽しさを吹聴。
親にも「子供たちに夢を、将来を!」と大演説。

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ソウルに帰ったときたまたま懐にした「封筒」(賄賂)で、
子供たちにソウルのお土産を!

うん、子供たち、大喜び。

しかしあれこれと努力の甲斐もなく、
子供たちはいっさい転校する気配なし。

う~ん、かくなる上は「辞表」あるのみ(笑)。

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その辞表をたまたま子供たちに盗み読まれて、
子供たちは大泣き。

先生、やめねえでくれ~!
おらだち、先生、大好きだあ!

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んなこと言ったって、おめえら…、おめえら…(泣)。

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おい、おめえ、なんで最近学校休んでるんだ。
なんで先生を泣かせるんだ。
ふくらはぎ出せ、バシッ、バシッ!

先生、知ってんだぞ。
おめえ、先生に「封筒」渡そうとして、
休んで、かあちゃんと野良仕事してたんだろ。

んなことしていいと思ってんのか、バシッ、バシッ。
今夜は先生と一緒に寝るだか、バシッ、バシッ。

おまえら、ほんと、
先生の小さい時と同じやなあ、悪い子や、ガバッ…、
と、ボンドゥ、この子を抱きしめた。

ほんま、このあたりから、
わかっちゃいるけど、私ゃもう例によって涙々だべ(笑)。

この子供やってるのは、
あの名作「春が来れば」にも出てたイ・ジェウン君だよ。
ほんと、天才だよねえ。
まっすぐに伸びてほしいよねえ。

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ボンドゥ、じつは父子家庭。
おとうさんはこうやって病気で入院中。

しかもおとうさん、
元気なころは、学校の用務員やってて、
「ああなってはいけない大人の見本」として
学校で指さされていたんだよね。

それでボンドゥ、もしかしたら、学校を憎んでるのかもしれない。
先生になって学校に復讐してるのかもしれない。

あ、監督にそんな上等な狙いはないかな?(笑)

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おまえの教え子たちを一目見たい。
いつもそう言っていた元用務員のおとうさんも、
ついに帰らぬ人に。

そこへ子供たちも駆けつけて、
遺影のおとうさんにご挨拶。

ボンドゥ先生、伏して涙とまらず。
ついでにわたしも止まらず(笑)。

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と、まあ、いろいろあって、卒業式になるんだけど、
この学校、この卒業式で結局
廃校になっちゃうんだよね。

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この1年、ボンドゥが
子供たちに教えられた1年。

この卒業式を見てると、
韓国の学校、日本の学校をそのまま
真似して作られてるんだというのがよくわかる?

併合時代、日本がそうやって
韓国の近代化を推し進めたからなんだろうけどね。

近年、それでもって
日本と韓国の併合時代を正当化する風潮があるけど、
そのことと、韓国の人たちを虐げたこととは別だと
わたしゃ思うけど。

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前半は例によって笑わせようとする。
でも、あんまり笑えない、下手だから(笑)。
物語的にもひどく散漫。

でも、後半はしみじみとして、けっこう泣かされるの(笑)。
いい映画なの。
なんたってもう子供たちが抜群。

チャ・スンウォンも自分は下手だって知ってるから、
子供たちを押しのけてしゃしゃり出ようとしない。
そこがスンウォンの超偉いところ!(笑)

しかし、日本ではもう
学校を舞台にしたこういう映画は創れないよね。
ということは、もう学校の役目は終わったってこと?

でも、まだ誰も、
かつての学校に代わる新しい学校のイメージは描けていない。

時間があればぜひどうぞ。

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■114分 韓国 ドラマ/ファミリー
監督: チャン・ギュソン
脚本: イ・ウォンヒョン チャン・ギュソン
撮影: キム・ユンス
出演
チャ・スンウォン
ピョン・ヒボン
ソン・ジル
イ・ジェウン
キム・ホンギュ

父兄からの寸志を好むキム・ボンドゥ(封筒)という不良先生が,廃校の危機にある辺境の村の山奥分校に赴任して巻き起こすハプニングと胸温まる話。
ソウルの小学校の先生キム・ポンドゥは,子供たちより遅刻が日常的で,校長先生に毎日注意されるいわゆる問題先生だ。教材研究より酒が好きで,父兄たちには現金封筒を積極的に推奨する。
しかし,ある日,現金封筒がばれて,江原道のチョンリム小学校サンネ分校に発令される。携帯電話の電波も届かず,外国製タバコはおろか国産タバコも売ってない辺境の地に追い出されたキム・ポンドゥ。しかも現金封筒は大きくて,各種の野菜,キムチ,果物などを分けてくれるウブな村人の姿も彼には不満だ。
一日でもはやくソウルへ帰る日を待ちながら,歳月を送っていたキム先生。全校生徒5人を転校させて学校を廃校にする計画をたてる。

  
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