百万長者の初恋 (2006)

[616]透き通るような命の美しさを感じさせるイ・ヨニはイ・ウンジュの再来だ!
★★★★★☆

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残りものに福…。
福、福、福…、3連チャン!(笑)

いや、まいった、またボロボロにされちゃったよ…。

「私の名前はキム・キムサムスン」でブレイクした
ヒョンビン初主演映画らしいんだけど、
あの大好きな「愛と、死を見つめて」系…?

ヒョンビンもいいんだけどさ、
相手役の女優イ・ヨニがもうむちゃくちゃいいのよ。

初めて見たのかなあ…?
これまた私の大好きなイ・ウンジュ系?
いやあ、ウンジュの生まれ変わりかと思っちゃったよ…(喜)。

この子…。

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監督は、これまで
「パク・ボンゴン家出事件」「ファースト・キス」
「火山高」「オオカミの誘惑」等を撮ってるキム・テギュン…。

正直、物語としてはかなり杜撰…(笑)。
けしてうまく書けてるわけじゃない。

高校生のジェギョン(ヒョンビン)は、
祖父が死に、莫大な遺産を受け継ぐ。
が、祖父は相続の条件をいくつかつけていた。

そのひとつが、
江原道の山村のポラム高校を卒業しろというもの。

同校へ転校してみると、
卒業の条件として、
「恩恵園」という孤児院の子供たちと一緒に
劇をやらなければいけないというのがあった…。

劇創り進行のリーダーは、
クラスの委員長のウナン(イ・ヨニ)という女の子。

都会育ちのジェギョンには、そんなものは笑止千万。
で、ウナンとはケンカばかり…。

ところがある日、ジェギョンは、
雨の中を傘をさして歩いている二人の子供を見て、
妙に気になり、あとをついていく…。

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と、二人は恩恵園という孤児院に入っていく。
そしてそこで彼が見たのは、死んだ母と女の子の姿…。

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さらにおかあさんとその女の子について園内に入り、
ある光景を目にする…。

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施設の子…、つまり孤児たちと
仲良く暮らしているジェギョンの両親の姿…。

そしてその子供たちの中に幼いころのウナンがいる。
もちろん幼いころの自分も…。

つまり恩恵園は祖父のやっていた孤児院で、
ジェギョンの両親もボランティアで、時々こうやって
院にやってきては孤児の子供たちと暮らしていた…?

「?」がつくのは、よくわからないというか、
かなり曖昧な書きかただからなんだけどね…(笑)。

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ジェギョンが見かけた女の子と男の子は、
つまり幼いころ、
学校からこの孤児院「恩恵園」へ一緒に帰っていく
孤児ウナンとジェギョンの姿だった…。

ジェギョンは幻覚を見たというか、
突然、自分の抹殺していた記憶が蘇ってきたのね、
たぶん…。

たぶんというのも、
書き方が曖昧というか、物語構成が適当だから…(笑)。

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で、ジェギョンが
この山村の孤児院の記憶を抹殺していたのは、
じつは、思い出したくない辛い出来事があったから…。

ある日、ジェギョンと両親は、ソウルへ帰るんだけど、
その帰りに交通事故にあって、
両親は死に、ジェギョンだけ生き残ったんだよね。
それで…。

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しかもこの時…、院を去る時、
幼くしてウナンに初恋のこころを抱いていたジェギョンは、
彼女に約束してたのね。
10日たったら必ずまた帰ってくるって…。

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でもウナンのほうはいまもしっかり憶えてるの、
あの日、ジェギョンが交わしてくれた約束を…。

そしてじつは、
ジェギョンが自分のもとへ帰ってくるのを待っている、
いまもずっと孤児院「恩恵園」で暮らしながら…、
高校の校長で、孤児院の園長でもあるこの「おとうさん」と…。

けど、直接、ジョギョンには言えない。
かれがあの日、事故で両親を失くし、
辛すぎて記憶を抹殺していることを知ってるから…。

なので、その記憶の封印が解けるのをただ待ってるだけ…?

そのことを彼女は、
初雪が降るまでに初恋の相手が現れるといいなあ、
みたいに言ってるんだけどね。

初雪が降るまで…、というのはじつは、
ウナン、心臓が悪くてそんなに命が長くないからなんだけど…。

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これはある日、劇の稽古中にウナンが倒れたんで、
ジェギョンがおぶって病院へ走っていくシーン…。

最初はなにかと
自分にあたるウナンとケンカばかりしてたんだけど、
このころはもうなんとなく好きになっちゃってんだよね(笑)。

好きになってしまってるので、
雨の日、突然、前述の「過去」の記憶が蘇る…?

彼女が倒れたことも軽く考えてたんだけど、
また倒れて入院したとき、
じつは彼女が…、ウナンが心臓病で先が長くないことを知る。

でも、このときはまだこのウナンが、
あの幼い日、約束を交わしたウナンだとは気づかない…。

まあ、ストーリー上、
「まだ知らない」ってのはかなり無理があるんだけどさ…(笑)。

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ある日、劇の新しいシーンが付け加わる。
男の子が女の子に雨の中で約束するシーン。
「10日泊まってくる。必ず帰ってくる」と…。

シーンを書き加えたのはもちろんリーダーのウナン。

このシーンを見たときジェギョンは、
いまのウナンがあの時のウナンだってことを知る。
過去の出来事のすべてを思い出す…。

思い出して、雨の中、
たまたまそこにいないウナンを探し出して、こうやって…。

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言うんだよね。

「また来ようと思ったけど
あの日、両親がなくなって来られなかった
来たくなかった
君もこの場所(恩恵園)も
記憶から消さなければ生きられない気がした

ごめん
残された時間は少ないのに
来るのが遅すぎた」…。

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と、ウナンは、
「初雪を見てから逝きたい」…。

うん、私はもうボロボロだよね(泣)。
まあ、セリフは臭いし、
台本は都合がよくていかにもって感じなんだけどさ。

でも、いいのよお(泣)。
このイ・ヨニ、まあとにかく素晴らしいのよ。
うん、イ・ウンジュの再来!

目の前にいるだけで…、在るだけで、
人間の透き通るような命の美しさを感じさせてくれる…?

映像もきれい!
まあ、MV(ミュージック・ビデオ)風ではあるけど…(笑)。

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あとは一直線、それこそMVそのもの…(笑)。

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園長先生(おとうさん)の許可を得て、
ウナンとジェギョンは、残された時間を一緒に
幸せに暮らすの(泣)。

中でも一番泣かされるのはこのシーン…。

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ある夜、ジェギョンが一足早い誕生日プレゼントだと
このビンを渡す。

ソウルで売られてる高価な万能薬だ。
1日1カプセル。飲み過ぎないように、と…。

そのカプセルに入っているのは、
じつはジェギョンの小さなラブレター…。

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「おまえを想ってたらまた会いたくなった
恋の病だ」とか、

「雨だ
降ってくる雨の数よりおまえに会いたい」

「1時間 家の前で待ったらストーカーだ
2時間待ってる俺は?」とかいった…。

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ベッドで泣きながら読んでると、
ジェギョンが来て、「バカ、飲みすぎるなと言ったろ」と言う。
と、ウナンが答えるのね。

「全部読みたいの
1日ひとつずつだと
全部読み終わらないような気がして」って…。

おいおい、監督、創りすぎだよとは思うんだけど、
いやあ、ここまで創られると私ゃもう
ウナンと一緒に号泣するしかないよねえ…(号泣)。

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結末近くの劇(学芸会)もいいのよ。
恩恵園の孤児の子供たちと一緒に、
ウナン作演出の「サウンドオヴミュージック」やるんだけどさ、

この劇の中でこうやって
ウナンとジェギョンが結婚式挙げるんだよね…(泣)。

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あ、客席で見てるこの女性は、じつはウナンのおかあさん。

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じつはトップ・シーンですでにあるんだけど、
ウナン、自分が長くないとわかると、
捨てたおかあさんを探し歩くんだよね。

で、会えて、おかあさんって呼んで、
こうやって自分の舞台に呼ぶの…。

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その学芸会が終わると、
ウナンは庭のブランコで息を引き取る。
ジェギョンの肩に凭れて、「眠い。3分間だけ眠らせて」と言って…。

と、初雪が降りはじめる、ウナンが待ち望んでいた…(泣)。

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卒業式。
とうぜん、ウナンはもういない…。

たしかに台本的には粗すぎるんだけど、
でもほんとに素晴らしい映画。

韓国独特の、
孤児社会における純愛もようがとてもよく描かれてる。

イ・ヨニが抜群にいいし、映像もいいので、
もう、台本のアラなんかどうでもいい!
なんて思っちゃうんだよね。

不思議だよねえ。

韓国映画を観はじめたころは、
あの映画もこの映画も突っ込みたくなったのに、
いまはもう
どの映画でもあまりそういうことなくなっちゃったよなあ…(笑)。

うん、韓国映画、やっぱり恐るべしだよ。

しかし「夏物語」が創られたこの2006年は、
韓国映画のピークだったのかも…。
年表見ると、傑作が目白押しだもんね。

もしまだ観ていない方があったらぜひ一度!
イ・ヨニ、ほんとにすばらしい女優だよ…。

■113分 韓国 ロマンス
監督: キム・テギュン
製作: イ・ジュイク キム・ヨンドク
脚本: キム・ウンスク
撮影: チェ・チャンミン
音楽: イ・フンソク
出演
ヒョンビン カン・ジェギョン
イ・ヨニ イ・ウナン
イ・ハンソル ミョンシク
チョン・ウク 校長
キム・ビョンセ

遺産相続のために仕方なく田舎の高校へ通うことになった生意気な財閥少年が,彼の人生を根こそぎ揺さぶる運命的な愛に陥るというロマンチック・コメディー。
生意気で分別がない財閥三世のジェギョンは,世の中で恐れることも,特別な人生の目標もない。住民登録証をもらえさえすれば,すぐに数千億ウォンの遺産を受けることになっているが,そんなことが何の意味があるのか。
しかし,住民登録証をもらった翌日,ジェギョンに青天の霹靂のような祖父の遺言が伝えられる。遺産をもらいたいのなら,江原道の山奥,ポラム高校の卒業証書が必要だということ。この世の中に思いのままにならないことがあるとは。やむを得ず,田舎に下りて行ったジェギョン。この田舎高校をやめても遺産をもらえる方法は,退学処分になるしかないと考える。
ジェギョンは,登校早々,同級生のミョンシクと喧嘩しようと彼を殴るが,なぜかミョンシクの家の夕食に招かれてしまう。また,校長に支援金を寄付して退学をそそのかしてみるけど,戻ってきたのは,教育者の信念が入った訓戒だった。どんな誤りも許してしまうような所で,ジェギョンは身動きもせず,学校に通わなければならないのだ。
思いのままになることが何もないジェギョンに,いつからかクラスの級長ウナンが度々眼に触れる。時間さえあれば,熱心にアルバイトをしてお金を貯める,がむしゃら少女ウナンにジェギョンは無愛想にふるまうが,ある瞬間から彼女から目を離せなくなる。
ウナンの存在は,心の扉を閉じて生きてきたジェギョンの胸中に,いつのまに入り込んで,彼の人生を根こそぎ揺さぶる。遺産相続をあきらめることもできる程,愛を守りたいジェギョン。果たしてこの愛を守れるだろうか?

 

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