ワンス・アポン・ア・タイム 東方の光の秘密 (2008)

[605]嬉しいねえ、懐かしい昭和モダンが画面にいっぱい広がってるよ。
★★★★★☆

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B級コミック・アクション…。

アクションつうても軽アクション?(笑)なんだけどね、
うん、なかなかオモロかったよ、楽しめたぜい。

俳優はいいし、セットはいいし、
ストーリーはなかなかシャレてるし、
監督のセンスは抜群…?

「家門の危機」「家門の復活」を撮った
チョン・ヨンギ監督なんだけどさ、
これがまあ驚いたことに、昭和モダンやってみせてんのよ、
浅草モダニズムやってくれちゃってんのよ(嬉)。

上のポスター(?)の感じ、そのまんま…!
うそ言わないよ、ほんとだよ、観てごらんって。

いやあ、これくらいやってくれりゃ、
B級映画ファンのおいらはもう大満足だっぺな…(笑)。

舞台は、終戦直前の日本統治下の京城(ソウル)。

日本軍の総監が、
朝鮮に伝わる伝説のダイヤモンド「東方の光」を発掘した…。

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仏像の額で輝いてるのが「東方の光」だよ~ん(笑)。
で、これがキム・ウンス演じる日本軍総監…。

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キム・ウンス、けっこう日本人やることが多いよなあ。
と思ってたら、以前、日本で演技の勉強してたんだって…。

道理で日本語がうまいはずだと思ったけど、でもほんとかなあ。
反対なんじゃないの?
キム・ウンスが日本人に演技を教えてたんじゃないの…?(笑)

あ、ボケてる日本兵は、
総監に仕える山田憲兵隊中佐(キム・スヒョン)。
ほんとは朝鮮人なんだけど、一生懸命日本人になろうとしてんの。

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ジャン! 夜のソウルの通り…。
どう、いいでしょう、セット?
なんか昭和って雰囲気漂ってるでしょう。
日本人にはもうこういうセット作れないんじゃないの…?(笑)

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通りの一角にある「ミネルバー」というバーに、
帽子をかむったひとりのモダンボーイが現れ、ドアを潜る…。

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見て。ドアには日本語と韓国語で、
「朝鮮人と犬は出入り禁止」だって…!
いいねいいね、シャレてるよねえ、バカヤローだよねえ…(笑)。

あ、上のモダンボーイは、大阪の屈指の財力家・金村サン。
つうてもホントは、オ・ボング(パク・ヨンウ)という大詐欺師。
日本の軍人やヤクザたちに、
朝鮮の宝物だつうて贋物ばっかり売り歩いてるやつ…(笑)。

その金村サンは何しに現れたかってえと…。

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ジャン…!
このバー(クラブ)でうたってる歌手の春子に会いに来たのよ、
愛しちゃってるもんだからさ…(笑)。

春子サンが歌ってるのはもちろんド演歌(笑)。
特別うまいってわけじゃないけど、いいのよお。
きれいで、色気あって。
うん、おいらもいっぺんに惚れちゃったわな…(笑)。

あ、春子サンもほんとは朝鮮人。チュンジャ(イ・ボヨン)…。

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金村サン、春子サンにネックレスあげて誘うの。
日本軍総監が「東方の光」の祝賀会やるんだけど、
おいらと一緒に行かないかって…。

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ジャン…!

なにがジャンなのかって?

この男、すでに紹介した総監に仕える山田中佐。
山田も惚れてるのよ、春子サンに…。
なもんだからさ、背後の席から、
仲睦まじげな金村と春子を睨みつけてんの、
嫉妬の炎を燃やしてんの…(笑)。

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この二人は何なのか?
右が「ミネルバー」の社長サン(ソン・ドンイル)、
左が同店の料理人(チョ・ヒボン)…。

つうのは表向きの顔で?
ウラの顔は、な、なんと、独立解放軍!…の兄貴分と弟分…(笑)。

金九先生という独立軍リーダーの命を受けて、
といってもどこまでホントなのかわからんのだけどさ(笑)、
日本軍総監の命を狙ったり、日本軍の軍用列車爆破を狙ったりと、
まあ、右に左に大活躍して笑かしてくれるんだわさ。

この二人の大活躍がなかったら、
この映画の面白さ、半滅どころか全滅かもね(笑)。
二人に、はやくも大拍手~…!

ちなみに、これは店内に掲げてある日の丸なんだけどさ。

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この日の丸を剥がすと…。

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韓国の国旗をはがすと…。

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総監が「東方の光」祝賀会を催す会場の地図…(笑)。

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さらにその下に「大韓独立万歳」…。

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さらにその下に独立軍リーダーの金九の顔写真…(笑)。

ついでにもうひとり独立軍を紹介しよう。

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朝日質店の主人のチャンチョン(アン・ギルガン)…。

そうなのよ。
金村サンや春子サンがよくご利用なさってる質屋なんだけど、
じつは主人も独立軍隊員なのよ。

その主人をやってるアン・ギルガンがまた渋くていいのよ。
もともと私のお気に入りの俳優なんだけどさ、
うん、いままで観た中じゃこの役が一番かも…。
嬉しいよねえ…。

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祝賀会の会場、1945年8月12日、敗戦3日前…。

総監が「東方の光」を収めた金庫を開けると…、ない!
「東方の光」が消えてる…!
盗んだのは詐欺師のオ・ボングか、「ミネルバー」の社長サンか?

ジャン…!
このひとでしたあ…。

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京城を騒がす大泥棒のヘダンファ…!

あ、ちなみに、これ、
ヘダンファが首のうしろに付けてる仮面(笑)。
表の顔は…。

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左の女…、そう、春子サン。
なにを隠そう、クラブ歌手チュンジャでしたあ…(笑)。

カッコいいよねえ。
女ルパンみたいなやっちゃでえ…(笑)。

右はオ・ボング。
かれも金庫室に侵入するんだけど、
大泥棒ヘダンファに先を越されちゃうの。
このとき、ボングも
チュンジャがヘダンファだったのかって初めて知るんだよね。

あ、この会場のシーン、
「ミネルバー」の社長サンと料理人が笑かしてくれるよお。
それにこの女も…。

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壇上の司会者なんだけどさ、アジるのよ。
「私が男だったら神風特攻隊になったわ~!」みたいなこと。
いいのよお、うまいのよお、笑っちゃうのよお…(笑)。

それを聞いてた社長サン、
「総監を殺す前にあの女を殺してやろか」だって…(笑)。

このあと、
チュンジャは馴染みの質屋で通行証を手に入れ、
ロシアへ行って東方の光を売ろうと、汽車に乗る…。

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どう、車内? いいよねえ、昭和してるよねえ…。

オ・ボングが
日本兵に化けて汽車に乗り込み、彼女を拉致監禁する。
が、彼女は東方の光の行方を割らない…。

彼女は、
オ・ボングが眠っている隙に抜け出し、例の質屋へ行く。
オ・ボングがあとをつける…。

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ここで初めて質屋の主人が独立隊の隊員だってわかるのね。

三者三様の駆け引きをやってると、
以前からオ・ボングとチュンジャの行方を追っていた
長谷川刑事(イム・ヒョンジュン)が現れ、三人を捕縛する…。

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長谷川刑事もじつは朝鮮人なんだけど、
日本統治の下で働いてる。

そうなんだよね。総監以外はみんな朝鮮人。
朝鮮人同士が日本軍を挟んで争ってる。
観てると、けっこう胸を衝かれちゃうよね…。

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その長谷川刑事は、
銃声を聞いて駆けつけた日本憲兵隊の一斉射撃にあい、
死んでしまう…。

セット、ちゃんと見てくらはいね。
憲兵隊の背後の京城銀行の看板、
ベニヤを貼り付けてるだけだよ…(笑)。

でもいいよねえ、ちゃんと昭和してるよねえ…(笑)。

チュンジャは憲兵隊に捕まるが、
オ・ボングと質店の主人チャンチョンは抜け穴から逃走…。

途中、チャンチョンは
負傷した(?)オ・ボングに東方の光が入った箱を受け取り、
ひとり日本憲兵隊のところへ向かう。

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憲兵隊は、山田中佐の、
「東方の光」が戻ってくるまで朝鮮人を100人ずつ射殺しろ
という命を受け、広場に朝鮮人100人を集めていた…。

それを知ったチャンチョンは、
憲兵隊に東方の光を差し出そうと思ったのだ。
同胞の命を救うために…。

が、届け出た箱の中身は石っころ。

怒った憲兵隊長が100人の射殺を命じたとき、
突如、拡声器から流れてきたのは
昭和天皇の終戦を告げる「玉音放送」だった…!

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そのころオ・ボングは、
「東方の光」を、金塊・チュンジャ(春子)と交換しよう、と
総監と取引を…。

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一方、独立軍の下っ端の
社長サンと料理人も総監の命を狙って…。

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このシーン泣けるよお…。
総監、最後死んじゃうんだけどさ、
二人に殺られたというより犬に噛まれちゃうんだよね、
自分が飼ってた犬に…(笑)。

このシーン、観てほしいので紹介しないけど、うん、白眉…!

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なんて言いながらやっぱり見せちゃった。
面白いと我慢できないんだよなあ、おいら…(笑)。
犬さん犬さん、そんなもの咥えてどこ行くの…?(笑)

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日帝から解放されて喜びを爆発させる朝鮮人たち…。
「東方の光」をめぐる争奪戦は、結局これだったわけよ(笑)。

で、ラストシーンは、1946年1月31日、ソウル…。

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トップシーン同様、オ・ボングが「ミネルバー」へ現れる。

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ドアには英語で「歓迎」、
韓国語で「日本人と犬はお断り」…(笑)。

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店内は日本人に代わって米兵ばっかり…(笑)。

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チュンジャが歌ってるのも、演歌じゃなくてジャズだわさ…(笑)。

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お~、居たいた、店長と料理人…(笑)。

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お~、でも街は変わらず、昭和の雰囲気が…!

というお話なんだけどさ、どう?
なんかセンスいくない、この映画…?

いやいや、ほんといいんだって…。

「東方の光」はどうなったのか?
ちゃんと面白いオチがあるんだけど、教えない…(笑)。

俳優も大物はいないけど、
みんなちゃんとお芝居してくれるし、それなりに決まってるし、
うん、おいらホント感動しちゃったなあ…。

時間があったらぜひ観てくださいな。

画面には懐かしき昭和モダンが満載なんです。
オシャレでとても小気味いいんだわさ、
韓国映画なのに…!(笑)

■110分 韓国 アクション/コメディ
監督: チョン・ヨンギ
脚本: チョン・ソンイル
撮影: ムン・ヨンシク
音楽: キム・ウチョル
出演
パク・ヨンウ
イ・ボヨン
キム・スヒョン
ソン・ドンイル
キム・ウンス
アン・ギルガン

韓国国宝第24号である石窟庵(ソックラム)の本尊仏像の額から日本が強奪したといわれる伝説のダイヤモンドを素材に、1940年代の京城の人々を描いたコミック・アクション。
1940年代、日帝統治下の京城。民族の名前を呼ぶどころか、自分の名前を改名してこそ生き残れた混乱した時代。日本軍部は、朝鮮に駐留して以来,新羅千年の象徴と呼ばれた石窟庵本尊仏像の眉間白毫相額に刺されていたダイヤモンド<東方の光>を探すために血眼になっていた。
日本軍部の最高権力者の総監は、数年間の執拗な努力の後に、<東方の光>を手に入れ、勝利を祝うと同時に、一日も早く本国日本へ移送するため、<東方の光>歓送会を開催するようになる。
一方、前途有望な財力家と知られていたが、実状は千の顔を持った京城最高の詐欺師ポングは、<東方の光>を手に入れるために、猫かぶり100段、京城一のジャズ歌手春子(チュンジャ)に<東方の光>歓送会席に同行しようといって高価なダイヤ指輪を武器に彼女を誘惑する。
しかし彼女も京城一の泥棒ヘダンファ(海棠花)として<東方の光>を盗む夢を持っている。お互いの正体を知らないポングとチュンジャは、それぞれ違ったもくろみで、値段を付けられない高価なダイヤモンド<東方の光>を手に入れるための野心に満ちた作戦を開始する。

 

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