網走番外地 (1965)

[620]日本人なら誰もが観たことのある北海道の雪原を舞台にした超名作!
★★★★★☆

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♪春に 春に追われし 花も散る
 酒(きす)ひけ酒ひけ 酒暮(きすぐ)れて
 どうせ俺らの行く先は
 その名も網走番外地

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そう。観たの、これ…(笑)。
年末…、「砂時計」観る前…。

書かせてね、ちょっと「砂時計」休んで。
忘れちゃうと困るしさ、トシだし…(笑)。

しかしタイトルでかいよね、カッコいい…!

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♪キラリ キラリ光った流れ星
 燃えるこの身は北の果て
 姓は誰々 名は誰々
 その名も網走番外地

どうしても歌出てくるよね(笑)。

あのころ好きでさあ…、うん、若いころ…。
酒飲むといつもこればっかり…。
夜道も、肩で風切りながら歌ってた(笑)。

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おれだけじゃないのよ?
ほんと、友人の島(利之)も、
金子(正次)も、お兄ちゃんの内田栄一さんも、
好きで好きで、もうこればっかり…。

あ、これ、網走行きが決まった健さん=橘真一…。

なんだったんだろね、あれ?
渡世人でもないのに…。
あ、いや、渡世なのかもね、青春って、うん…(笑)。

♪遙か 遙か彼方にゃオホーツク
 紅い真っ紅なハマナスが
 海を見てます 泣いてます
 その名も網走番外地

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こいつ、牢名主の依田。
おれは殺人鬼「鬼寅」の義兄弟なんでえ、と威張ってるの。
でも見るからに弱そう、ひと良さそうだよね(笑)。
しょうがないよ、われらが安部徹さんなんだもん(笑)。

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出たあ、われらがクニさん。
いつもクチをひん曲げて物言う田中邦衛さん。
相変わらずかわいくて、ブチュってしたくなるよね…?(笑)

あ、左隣は待田京介さん。

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役、ゲイなんだよ、珍しいよね、でもよく似合ってるのよ…(笑)。

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よっ、アラカン(嵐寛寿郎)…!
そうなの、なぜかあの鞍馬天狗が
男ばっかりのむさ苦しい雑居房に、阿久田と名前を変えて…(笑)。

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健さん、なぜかこの阿久田老人が好きなの。
敬意を払ってるの。
人は人を知る、としか言えないよね(笑)。

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この阿久田老人、ふだんは温厚なんだけど、怒らすと恐いの。
そりゃそうだよね、鞍馬天狗だもん(笑)。
あ、ごめん、あの8人殺しの「鬼寅」だった…。

なんだよね、ホンモノの殺人鬼「鬼虎」。
でもなんでこんなとこにいるんだろね、
8人も殺したはずなのに…(笑)。

それはともかく、これ、
「およしなせえ」って、みんなの脱獄を止めるところ。
で、健さんも反省するの、
なんてオレはバカなことやろうとしたんだって…。

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ジャン! 霊界帰りの丹波(哲郎)さん…(笑)。
ごめん、保護司の妻木。

健さんのオフクロさんが病気で倒れたってんで、
仮釈放願いを出してくれるの。
恐いけど、例によっていいひとなの…(笑)。

しかし、このころの邦画、
ほんと凄い俳優がゴロゴロ一同に会するよねえ。
もう観てるだけで痺れちゃうよねえ。

私ゃ随喜の涙よ…。

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物語は単純…。

橘(健さん)は義父が嫌で、母と妹を残し家出、ヤクザになる。

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そして渡世の義理で人を斬り、
3年の刑期を宣告されて網走刑務所へ…。

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妹から、母が病で倒れたと手紙がきて、
母思いの橘は脱獄しようとおもうが、
阿久田老人にいさめられて、反省。

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が、作業へ向かう途中、
権田(南原宏治)の巻き添えを食って、
結局、脱獄するハメに…。

権田と手錠をともにされてたからなんだよね。

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当然、捜索隊が追うのだが、
その中に保護司の妻木も加わる。

見せ場はここから…(笑)。

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権田と橘は、雪原をわたる途中、
トロッコを見つけて、それに乗って逃げる。

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妻木が銃を片手に、トロッコで追う。
すごいよ、ここ、スピード感溢れて。

銃もぶっ放すしさ、丹波さん。
おいおい、保護司がそんなことしていいのかよ、と思うけど…(笑)。

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なんとか妻木を振り切った二人は、鉄道に遭遇する。
で、名案を思いついて…。

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そう、こうやって手錠の鎖を断ち切ろうと…。

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列車がドンドン近づいてくる。

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恐怖にゆがむ二人の顔も、それに連れてアップされる。

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車輪のアップ。

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手錠のアップ。

これが繰り返されて、はい、名場面の出来上がり。
さすがわれらが石井輝男、なんど観ても大拍手…。

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鎖が切れて、ようやく独り身になった橘は、
「おっかさ~ん」と母のところへ戻ろうとするのだが、
途中、片割れの権田がケガで重症なのを発見して
助けようとする。

権田が「かあちゃん…」って、
母を求めて泣いてたからなんだけどさ。
いいよねえ、こういうアホども好き…(笑)。

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二人に追いついた妻木もアホな二人を解して、
で、こうやって権田をソリに乗せて病院へ…。

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見てよ、丹波兄貴のこの笑顔…(笑)。

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ごめん、
健さんのスナップショット、なかなかちゃんと取れなくて…(泣)。

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♪追われ 追われこの身を故里で
 かばってくれた可愛いい娘(こ)
 かけてやりたや 優言葉(やさことば)
 今の俺らじゃ ままならぬ

この名曲、健さんの歌って思われてるけど、
もともとは違うんだよね。

原曲は、昭和6年の
日活映画「レビューの踊子」の主題歌。
田谷力三や羽衣歌子も歌ってたんだよ。

おまけでもうひとつ。

じつはこの映画の六年前にも、
日活で、あの松尾昭典監督が
小高雄二と浅丘ルリ子で「網走番外地」ってのを撮ってるの。

網走刑務所に服役したことのある人が書いた
小説をもとに…。

石井監督は、そこからタイトルと枠組みをもらって
創ったんだよね、これ…。

それもさ、監督の愚痴によると、

これで映画撮れってくれた会社の金があまりも少なくて、
「しょうがねえなあ、北海道で
雪景色でも撮ってりゃ金かからんだろう」
と思って撮ってきたんだって…(笑)。

んにゃ、まだあるでえ。
内容は、1958年のアメリカ映画「手錠のままの脱獄」から
拝借してんの…(笑)。

でも、これが大当たり!
シリーズ化して計18本も創られたんだもんね。

日本人でこのシリーズ観てないことはいないと信じてるけど、
もし…、もし観てないひとがいたらどうぞ。

北海道の雪景色は素晴らしいし、
俳優陣は素晴らしいし…、
観たらきっと、日本人でよかったあ!って思うからさ…(笑)。

うん、
オチャメな健さんも見られて感動間違いなしだべ…。

■92分 東映 サスペンス
監督: 石井輝男
企画: 大賀義文
原作: 伊藤一
脚色: 石井輝男
撮影: 山沢義一
美術: 藤田博
音楽: 八木正生
出演
高倉健 橘真一
南原宏治 権田権三
丹波哲郎 妻木
安部徹 依田
嵐寛寿郎 阿久田
田中邦衛 大槻
潮健児 囚人A
滝島孝二 囚人B
三重街恒二 囚人C
ジョージ・吉村 囚人D

冬の網走駅。汽車を降ろされた男たちはトラックに乗せられ網走刑務所へ護送される。受刑者であり主人公の橘真一も腰縄で他の囚人たちとつながれていた。入所後、雑居房に入れられた橘は、殺人鬼「鬼寅」の義兄弟と称して幅を利かせていた牢名主の依田や同じ新入りの権田と衝突、喧嘩の責任をとって懲罰房に送られる。
一人となった橘は、幼かった自分と妹を飢えさせないために母が不幸な再婚をしたこと、養父の横暴に耐え切れず母と妹を残して家を出たことを回想する。都会へ出てやくざとなった彼は、渡世の義理で人を斬り3年の刑期を宣告され網走刑務所に送られたのだった。
入所から半年以上が過ぎ、真面目に労役に汗を流す橘を囚人たちは点数稼ぎとして冷ややかに見る。仲間への意地から騒動を起こし再び懲罰房へ行かされる橘に対し、保護司の妻木だけは親身になって相談に乗る。故郷の妹からの手紙によると母が死の床にあり1日も早く戻ってほしいという内容であり、同情した妻木は仮釈放の手続きを約束してくれた。
一方、雑居房では依田、権田たちが脱走計画を練っており、密告すれば渡世の仁義を踏みにじるイヌとされ、巻き込まれた場合は仮釈放もないため橘は苦悩する。この脱走を直前になって失敗させたのは同じ雑居房にいた阿久田老人であり、彼の正体こそ「鬼寅」だと明かされる。鬼寅は橘の苦境を見抜き、命がけで彼を救ったのだった。
翌日、森林伐採の労役でトラックに乗せられた依田らは無蓋の荷台から飛び降りる。権田と手錠でつながれた橘も彼と一緒に飛び出して脱獄囚とされてしまう。報告を聞いた妻木は、やっともらった橘の仮釈放認可の書類を破りすて二人を追う。橘と権田の前には地平線まで続く大雪原が広がっていた・・・。

  

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この記事へのコメント

下等醜呆
2015年03月08日 12:12
この前、見ました。アラカン先生が演じる老人も良かったんですが、南原宏治が演じる権田権三も良かったです。
本当に凶悪で憎たらしかったです。
>権田が「かあちゃん…」って、
>母を求めて泣いてたからなんだけどさ。
そうなんですよ。憎めませんね。

晩年の南原さん。私生活ではいろいろ縋りたい気持ちだったのかな?
精神的な支えが欲しかったのかな?

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