楽しき人生 (2007)__後

[647]楽しき人生、楽しき映画。これぞ韓国映画の真骨頂だね。
★★★★★☆

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ジニョンが夜遅く帰宅すると…、ゲッ!

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教師の妻は寝ないで待っていた、角を生やして…。

「仕事も探さないで、毎晩遅くまでなにやってるの?
ひょっとして若い女でもできた?」

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「な、なにを言う。聞いてくれ、おれ、じつは…」
「聞きたくない」
「聞いてくれ」
「聞きたくないって言ってるじゃない」
「いいから…」

と、次の瞬間、バチーンとパンチがジニョンの頬っぺたに…(笑)。

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ごめん、笑い事じゃないよね。
そこへたまたま一人娘がトイレに起きてきた。

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ジニョンは…、パパはついに爆発した、半分…(笑)。
「おれはバンドをやってるんだ。
リード・ギター…、ボーカルもやってる…、ちょこっと…」

娘は、トイレも忘れて部屋に引っ込んだ(笑)。

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こちらはユンソク…。
教育ママの妻が言った。
子供の数学の成績がよくなったの。
もっと上を目指して塾を変えたいの。ついてはお金を…。

ユンソクはキレそうになるのを押さえて言った。
「人生に数学はいらん」…(笑)。

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サンホは…、顔に出てるよね、最悪(笑)。
カナダの妻から電話があり、
休みに入ったので帰国する電話かと思いきや、

「子供たちが帰りたがらないの。
私も帰りたくない。お願い、離婚して」だって…。

妻になにが起きたのかわたしも知らない。
サンホの妻、電話だけで一度も画面に登場しないし…(笑)。

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この話を聞いたジニョンとユンソクが怒った。
「なんて女だ。おまえ、女房の言いなりか。
子供を引き取れ、おまえが育てろ!」…。

そう。迫りくる危機を前にして、
意外や意外、おやじたちのロック魂が爆発したのよ。

その証拠に、見て、このライブ…!

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お~!!って感じでしょ。燃えてるでしょ。

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顔だけ見てちゃだめよ。

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腕を見て、腕に注目、ホンモノのタトゥーだよ。
タトゥー入れたのよ、ヤクザなのよ、
もう引き返せないのよ、市民社会には!(笑)

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話が少しずれるかもしれないけど、
この映画を観てて思い出したのはじつは尾崎豊…。

理由は、このオジサンたちの妻がみんな
教育・学校に入れ込んでるから…。

ジニョンの妻は、ズバリ教師。
ユンソクの妻は、わが子たちの…、二人の小学生の教育ママ。
サンホの妻もわが子二人を連れてカナダに留学移住、
表向きは受験熱の高い韓国で育てたくないということだけど…。

劇中、面白いピソードもある。
サンホ、中古車を売ってるんだけど、
買いにきたお客に、
「教授が乗っていた車、教授の奥様が乗っていた妻」
と言って薦めるんだよね、どの中古車も…(笑)。

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この3人も、サンウを入れると4人なんだけど、
韓国の教育熱の流れに乗って大学まで行った。
信じて大学まで行ったのに、なんてことはない、このザマ…?

で、教育・学校にたいする反発や反抗が
今になってバンドを再結成させた? タトゥーまで入れさせた?
そんな感じ…、尾崎豊的…(笑)。

少なくともライブやってる時の
このオジサンたちや若い客のノリは、反教育的・反学校的というか、
ただ生に、ダレイクトに人生を楽しんでる感じがあっていいんだよね。

観てるこのオジサンまで楽しくなっちゃうぜい…(喜)。

が、そんなオヤジに妻たちも黙っちゃいない。

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じつは夫がリストラにあっていたことを知ったユンソクの妻は、
堪忍袋の緒を切らし、ある日突然、子供を二人残したまま
さっさと実家へ帰ってしまったのだ…。

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ユンソク、ジニョンの手を借りて子育て奮闘の巻。
そしてサンホは…。

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ジニョンの忠告には耳も貸さずに、
妻と子供とカナダで暮らそうと、車を全部売り払い、
ひとりカナダへと…。

はい、オジサンたち、心の爆発を果たせぬまま、
一巻の終わり…。

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ジニョン、
サンウの遺曲にようやく歌詞をつけたのだが、
すまない、新しくバンドを作って歌ってくれ、
と、コンビニで働いているヒョンジュンに渡す。

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で、ある日、携帯がピコピコなるので変に思い、
サンホが残した海辺の中古車販売店へ行ってみると…。

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なんと、カナダへ発ったはずの
サンホがひとり太鼓を叩きながら待っていた…。

よっ、待ってました、100万ドルのその顔!(喜)

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じつはサンホ、空港まで行くには行ったんだけどさ。
電話口で妻に「来ないでくれ、絶対来ないで」って言われて、
遅まきながら気がつくのね、
「そばに男がいる、妻に男ができたんだ」って…。

で、腹が決まった?

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いいんだよねえ、このシーン…。

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わたしもたまにこの手を使うんだけどさ…。

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そこへ配達中のユンソクも現れて…。

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おとなの子ども遊び…、胸打つよねえ。

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ビョンホンもこういう映画に出ればいいのに。
ジャッキー・チェン、ジャッキー・チェン…(笑)。

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エンディング。

サンホの店を焼き貝屋さん&ライブハウス活火山に改装。
手伝ってるのは活火山のファン。うれしいなあ…。

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そして初ライブ…、続々と駆けつけるファン。

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おっと、ユンソクの妻も実家から…。
「だらしないわね、あんた。バントくらい頑張るのよ」…?(笑)

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バンド名隣のおじさんにしたら? の、
活火山ファン第1号の女の子たち。
改装も受付もぜ~んぶ手伝ってくれたんだよね。ありがと…!

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バンド仲間も駆けつけて前座をつとめてくれる。
歌は、活火山のあの「爆発するぞ」。
ん? この連中のほうがうまいかも…(笑)。

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真打登場…、活火山のいきさつを語るジニョン。
正面のスライド写真は結成当時の4人。

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ライブが始まる。
曲はサンウの遺曲「楽しき人生」。
ボーカルはむろんサンウの遺児のヒョンジュン…。

活火山の魅力はなんたってこの組み合わせだね。
オジサンたちを従えて歌う若きヒョンジュン…!(笑)

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スタンディングの客席にはもちろんジニョンの妻と娘も。

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いやあ、いい映画だなあ。
なんたって三分の一くらい活火山のステージだもんね。
ライブ好きの私には最高、理屈抜きにめちゃ楽しい…(笑)。

しかし考えてみるとアレだよね、
音楽と映画がドッキングしたみたいなこういう映画、
日本の映画にあったっけ…?

韓国映画にはけっこう多いんだけどさ。
ミュージックビデオなんかその最たるものだよね。
う~ん、人形浄瑠璃で終わってないか、日本は…?(笑)

そういう意味で言っても、
韓国映画は芸能の始まりに近いものがあるよね、
日本よりはるかに。
そのあたりも韓国映画のエネルギーの源なのかも…。

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このひと、監督のイ・ジュニク。
いい顔してるねえ…(笑)。

顔だけじゃなくて、この監督、ほんとうまいね。
映画の職人さん。匠。
作品、観た限り全然外れがないんだもん…。

いい映画をありがとう、イ・ジュニク監督さん。

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■112分 韓国 ドラマ/音楽
監督: イ・ジュニク
脚本: チェ・ソクファン
撮影: キム・ヨンチョル
出演
チョン・ジニョン
キム・ユンソク
チャン・グンソク
キム・サンホ
キム・ホジョン
コ・アソン

20 年前、3年連続して大学歌謡祭の予選に落選したのを最後に解散した、ホンイク(弘益)大学生のバンド「活火山」。
現在は、名誉退職(リストラ)後、小さくなってご飯を食べることにも慣れた一等級’白手(男性のプータロー)’ギヨン(チョン・ジニョン)。
負担になるくらい勉強ができる子供を持って、教育費を稼ぐために、昼は宅配バイク便、夜は運転代行と、背骨が抜けそうなくらい忙しい中年ソンウク(キム・ユンソク)。
カナダに妻と子供達を留学させた自分が誇らしいキロギ(雁)パパ、ヒョクス(キム・サンス)。
彼らは、活火山のリーダーだったサンウの葬儀場から戻ってきた後、不満ばかりの人生をなだめてくれるロックバンド活火山を再結成することを突然決心する。
リード・ギターのギヨン、ベースのソンウク、ドラムのヒョクスは、錆びついてしまった演奏と、衰えた歌唱力に我慢できず、死んだサンウの息子ヒョンジュンに、ヴォーカルをやってくれと頼み込む。無礼さを除けば、容貌、実力まで兼ね備えた完璧男、ヴォーカルのヒョンジュンの投入で、ステージの上で楽しめるようになった活火山。
しかし、楽しみも束の間、彼らには再び最大の岐路が近寄ってくる。

 

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