飛べ、ペンギン (2009) 韓国

[712]出来は半傑作だが、最近の韓国映画の中では圧倒的二重丸!(笑)
★★★★★☆

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惜しいっ! と思わせる「半傑作」映画…(笑)。

4つのエピソードで綴られている「半オムニバス」映画。
「半」が続いたけど、コレ、中途半端ってことね…(笑)。

一人息子の教育に熱を上げるというか、
追われるママの話から始まる。

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遅くまでママに勉強させられる息子、
夜遅く帰ってきたパパね。

ママをムン・ソリがやってるんだけど、
韓国の異常ともいえる受験熱を描いた1コマで、
まあ、観ててもクソ面白くもない(笑)。

ドラマが何もないのよ。
その1コマをただ20数分延々と紹介されてもねえ…(笑)。

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場面は一転、そのママの勤める役所に…。

でも、これまでの話と繋がらんなあ。
話の軸はどうやら、菜食主義の新入社員と、
それが気に食わん先輩のようだなあ。

私のムン・ソリは完璧に脇だなあ。
消えとるなあ、気に食わんなあ…(笑)。

こっちは、エピソード4本で成り立ってる映画だなんて
予備知識なしに観てるわけだから、そうなるわな。
話もたいして面白くもないし…(笑)。

ただ1個だけ笑える。
このひと…、この課の課長さん。

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あ、間違うた(笑)。

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われらがソン・ビョンホ!
可愛いでしょ、今回は。上のマンガ、似てるでしょ(笑)。

この課長さん、仕事は一切しない。
で、昼休み時間が来ると、待ってましたとばかりに立ち上がって、
「おい、みんな、メシ食いに行こ」の人なのね(笑)。
退社時間になると、「おい、みんな、飲みに行こ」…(笑)。

かくてこの職場は来る日も来る日も、コレ…。

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かつての日本のサラリーマン世界でしょ(笑)。
森繁や植木等がやってた東宝映画…(笑)。

これはかなり笑えた。
菜食主義者と肉食主義者のドラマなんてどうでもいいから、
ただひたすらこの食事と宴会のシーンを繰り返すと、
相当面白くなったと思うなあ、わたしゃ…(笑)。

この課長の「団体生活好き」には実はウラがあった、
というのがエピソード3なのね。

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課長の妻と子供2人は、アメリカに留学中なわけよ、
それも4年も!

で、独り身の寂しさで、「おい、みんな、メシ食いに行こう」
となるわけ。
わかるわかる…(笑)。

その家族3人が、休みだってんで帰国する。
が、留学生活をおくる妻と子供たちの間には、
パパが入る余地はもうまったくない。
相手にされない。パパはただ金を稼ぐマシーン…。

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パパの悲哀…。

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泣くな、わが友ソン・ビョンホ、オレがついてる!
と言いたくなるんだけど、このエピソードも全然面白くねえべよ(笑)。
気持ちはわかるけど、うまく描けてない…?

3のドンチャン団体生活が延々と続いたあと、
課長がわが家に帰ると誰もいない、
妻と子供3人は留学中で帰ってこない、というのがわかれば、
もうそれで十分わかると思うけど、課長の悲哀…。

そのほうが描き方としては上等だと思うけど、わたしゃ…(笑)。

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また所変わって、
定年退職し、老後を暮らす一組の夫婦のお話…。

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この二人…、パク・イナン(右)とチョン・ヘソン(妻)。

夫は、妻を「ババア」呼ばわりするド亭主関白。
妻は、こんな旦那といてもクソ面白くないもんだから、
お友達とカルチャー教室三昧…(笑)。

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夫はそれがまたいたく気に食わず、
粗大ゴミと化して部屋でひとり憮然としている(笑)。

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おば様たちはみな、
老後にして初めてわが世の春を満喫(笑)。

亭主どもは女房がいないとなにもできない。
女房どもは亭主の命を握ってるもんだから好き放題…(笑)。
おお! これもどこかの国そっくり…!(笑)

なに言ってやがんで、だったらワシラも! と男たちも…。

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わっ、冴えねえ、仲間入りたくねえ…!(笑)

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オレ、どうせ独り身だし、たまには実家行くか、
と尋ねてみれば、
わっ、オヤジもオレと同じだ、独身だあ…!(笑)

そ。老夫婦、じつはあの課長の両親だったのね(笑)。

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詳しく紹介してるヒマがないんだけど、
妻が運転免許を取ると勉強をはじめたあたりから、
夫のド亭主関白に拍車がかかり、ついに戦争勃発。
老妻はついに離婚だとばかりに家出…。

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家出先は娘のところ、間違っても息子(課長)のところじゃない。
娘のところだと料理しなくてすむもんね…(笑)。

ここまで紹介したスチールですでにわかるように、
老夫婦の戦争の向こうには、
歴史的な男女の戦争が横たわってるのだ(笑)。

うまい! 今日的! 笑える!
と、わたしゃ思わず雄叫んじゃったよ(笑)。

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実際、パク・イナンとチョン・ヘソンの、
事あるごとの口ゲンカが抜群に面白くて、ゲラゲラ大笑い。
大傑作じゃん! と立ち上がってしもうたわ(笑)。
うん、少なくともこのエピソード4は…(笑)。

で、惜しかったなあ、となったわけね。
この4話だけで撮ればよかったのにって…。

全体的にみると明らかに初歩的な構成ミス。
観ててどうなってんだかわかんないもんね(笑)。

どうしてもこの4つのエピソードを撮りたいんだったら、
2→1→3→4、そして最後にまた2だよね。
つまり課長を軸に据えないと、
観てる側に全体の話の流れがわかんないよ。

菜食主義VS肉食主義が、女VS男の話だってのも
観ててわかりにくい…。

でも、狙いはめちゃ面白い。
とくに韓国映画界の2010年前後を見てると、
圧倒的な◎(二重丸)…!(笑)

監督のイム・スルレは女性なんだけど、
女性じゃないとちょっと描けない視線持ってるよねえ…!

イム・スルレさん(監督)、頑張れ!
男ども(監督)はいまや韓国もだめ(笑)。
オレ、断然あなたを応援する、男どもを蹴飛ばしたれっ…!(笑)


■110分 韓国 ドラマ
監督:イム・スルレ
脚本:イム・スルレ
撮影:パク・ヨンジュン
音楽:ユン・ミンファ
出演
ムン・ソリ
パク・ウォンサン
ソン・ビョンホ
チェ・ギュファン
パク・イヌァン
チョン・ヘソン

私たちの周囲で容易に見られる人物の話を共感できるように描き出し,「差」を「違い」と認定できる社会を願って,私たちの今日の問題を暖かい視線と愉快な笑いで描き出す。
○ エピソード 1
9歳のスンユンの教育のために最善を尽くしたいスンユンの母は,同じ年頃の子供たちを見ると,もしかしたらスンユンを今よりもっと多くの塾にやらなければならないのではないかと悩んでいる。
まだ幼い息子を過度に追い立てる妻に不満なスンユンの父も,時折スンユンと遊ぶこと以外には,特別な方法はない現実がもどかしい。
○ エピソード 2
菜食主義者で酒は口もつけられない新入職員チュフンにとって,自分を特別だと考える先輩たちとの職場生活は,そんなにたやすいものではない。
さばさばした性格で先輩たちとうまくやっているチュフンの同期ミソンも,職場の階段で喫煙を見つけられた後,先輩たちとの関係が以前と同じではない。
○ エピソード 3
子供たちと妻がいない日常が悲しいが,彼らのためにさびしく空き家を守る父クォン課長。
たまにはとても孤独だけど,偶然に会った娘の友だちからうらやましいという話を聞いて,子供たちのために自分がもっと耐えなければと考えて今日も頑張る。
○ エピソード 4
年をとってから大きい勇気を持って運転免許を取ってきた日,車を売ってしまった夫を見ながら,もうこれ以上,権威的な夫を受け入れないと決心したソン女史。
彼女の離婚要求に当惑してまた一人で生きていくことが心配になるクォン老人は,それでも50年以上守ってきた自尊心を簡単に折ることはできない。

 

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  • 『飛べ ペンギン』みましたぁ!

    Excerpt: 『飛べ ペンギン』..........2009年作品 날아라 팽귄.....韓題 ムンソリ/パクウォンサン/ソンビョンホ他 .. Weblog: 韓ドラのたまり場 racked: 2013-04-27 22:21