インビクタス/負けざる者たち (2009) アメリカ

[717]人間の心が通い合う姿ってやっぱり最高だよね
★★★★★☆

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そう言えば、最近、映画を観て泣いた記憶ないな。

泣ける映画がいい映画とも限らないが、
久しぶりに泣いてみるか、健康のためにも(笑)、
と思って観たのがコレ…。

オレの兄貴C・イーストウッドと、
兄貴の最愛の友にして、私の超々お気に入りの
モーガン・フリーマンがタッグを組んで作った作品。

これは泣けるよ~。
後半、一気に怒涛のごとく涙が押し寄せてきて、
バスタオルが何枚あっても足りないんだから…(笑)。

95年に南アフリカで初開催されたラグビーW杯の、
隠された裏話を描いた実話。

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1990年…、悪名高きアパルトヘイトで世界に名を轟かす南ア。
緑の芝生で白人たちはラクビーを楽しみ、

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向いの土埃りのする空き地で、
人種隔離された黒人少年たちがサッカーに興じている。

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そこを黒人たちの象徴にして英雄の
ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)を乗せた車が通りすぎる。
アパルトヘイトと闘い、投獄されていたのだが、
27年ぶりに保釈されたのだ。

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と、待っていたかのように、
長きに渡って抑圧されてきた黒人たちの怒りが爆発し、
内乱の様相を呈しはじめる。

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1994年、全人種による投票が初めて行われ、
マンデラは大統領に就任する。

と、かれは黒人国民たちに武器を捨てよと呼びかける。
南アが新しい国として蘇るには、
白人たちの協力やチカラも必要だと考えているからだ。

そのため、
かれが自分の心の中に立てたテーマは、
アパルトヘイトを実施してきた白人たちへの「許し」と、和解。
ともに手を取りあい、南アを再建していくこと…。

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マンデラは周辺から改革をはじめる。
前大統領の下で働いていた白人職員たちをそのまま残し、
黒人たちだけで構成されていた警護班に、白人たちを加える。

そして翌95年に、自国で開催される
ラグビーW杯を国民融和のチャンスと捉える。

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ところが南アのチームは弱い。
めちゅくちゃ弱くて、ただいま連戦連敗中…(笑)。

黒人たちで編成されたスポーツ評議会はそのため、
チーム改革に乗り出し、アパルトヘイトの象徴ともいえる
緑と金のユニフォームを捨てようとする。
そしてチームの名前も…。

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マンデラは慌てて駆けつけ、委員たちを説得する。
われわれ黒人は白人たちに勝利したのだから、
かれらはもう敵ではない。この国のパートナーだ。

チーム名を変え、カラーを変えたら、
かれらはわれわれをいまだに敵とみなす。
自分たち黒人も、かれら白人もいまは変わるべき時なのだ、と。
委員たちは理解する…。

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そして次の秘策は、チーム「スプリングボクス」の主将、
フランソワ(マット・デイモン)を午後の紅茶に誘うことだった(笑)。

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官邸を出たフランソワは驚きを隠せなかった。
W杯で優勝しろ!と言われたもんだから…(笑)。
そんな無茶な!チームの実力は主将のオレが一番よく知ってる!
って反論したいよねえ(笑)。

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マンデラはピーアールのため、選手たちに
黒人少年たちにラグビーを教えに行くようにと要請した。

白人選手たちは、
アパルトヘイトがもたらした自国の現実を初めて目にした。

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ラグビーを教え、一緒に遊んでいると、
サッカーファンだった少年たちはいつのまにか、
ラクビーファンに、選手たちのファンになっていた…。

マンデラはこう考えていたんだよね。
君たちが弱いのは、闘う目的を失っているからだ。
国民みんなに愛され、応援されてないからなんだよって…。

あとは一直線。
マンデラが期待したようにチームは生まれ変わり、
弱小とみなされていた南アチームが
奇跡の優勝をとげるというお話…。

では超泣ける感動のシーンをいくつか…(笑)。

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大観衆で埋まったスタジアム、興奮するよねえ(笑)。

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決勝戦のセレモニーで南アの国家を、
選手も黒人も白人もみんな一緒に声を張り上げて歌うシーン(泣)。

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決勝戦の相手は超強チーム・ニュージーランド。
やつらは部族の「戦いの踊り」で南アチームを威嚇する。
いいなあ、大好き、こいつら…(笑)。

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チームメートに檄を飛ばすフランソワ。

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敵のスーパーヒーロー、
ロムーに決死の覚悟でタックルしていく選手たち。

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スタジアムの外では、
黒人と白人とがひとつになって応援している。

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スタンドで応援するフランソワ家族。
白人の母親は黒人のお手伝いさんの手を取って…。

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延長戦を制し、喜びを爆発させる選手たち。

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これは私が一番好きなシーン?

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隣の白人男性が大統領警護員に抱きついて喜ぶ。
でも白人敵視の急先鋒をきってきた警護員は、
どうしたらいいかわからん…(笑)。

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でも彼が握手を求めにきてくれてようやく…(笑)。

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ラスト20分はほとんどセリフなしで、
ラグビーの試合の様子と、
応援するひとたちが映されていくだけなんだけど、
ホントいいよ~。泣けるよ~(笑)

人間の心が通い合う姿ってやっぱり最高だからさ。

さすが映画作りのツボを
いやというほど心得てるC・イーストウッドだよね。

モーガン・フリーマンはいいし、マット・デイモンはいいし、
アメリカの良心が詰まったエンタメの傑作。
まだ観てない方がいたらぜひどうぞ…。


■134分 アメリカ ドラマ/伝記/スポーツ
監督:クリント・イーストウッド
製作:ロリー・マクレアリー ロバート・ロレンツ
メイス・ニューフェルド クリント・イーストウッド
製作総指揮:モーガン・フリーマン ティム・ムーア
原作:ジョン・カーリン
脚本:アンソニー・ペッカム
撮影:トム・スターン
編集:ジョエル・コックス ゲイリー・D・ローチ
音楽:カイル・イーストウッド マイケル・スティーヴンス
出演
モーガン・フリーマン ネルソン・マンデラ
マット・デイモン フランソワ・ピナール
トニー・キゴロギ
パトリック・モフォケン
マット・スターン
ジュリアン・ルイス・ジョーンズ
アッジョア・アンドー
マルグリット・ウィートリー
レレティ・クマロ
パトリック・リスター
ペニー・ダウニー

「チェンジリング」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイト撤廃後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりを、ネルソン・マンデラ大統領と代表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生える絆を軸に描き出す。主演はモーガン・フリーマンとマット・デイモン。
1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネルソン・マンデラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、ネルソン・マンデラは南アフリカ初の黒人大統領に就任する。しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと捉える。彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャプテン、フランソワを官邸に招き、国を一つにまとめるためにW杯での優勝が欠かせないと訴えかける。戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれたフランソワは、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指してチームを引っ張っていくのだが…。

  

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