ザ・ファイター (2010) アメリカ

[718]ボクサー兄弟の家族が再生していく様を丁寧に描いた秀作
★★★★★☆

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オギちゃん(オギワラ)推薦づくしだなあ(笑)。

実在のアメリカのボクサー、
ミッキー・ウォード(アイルランド系)の伝記ドラマ。

ウォードを演っているマーク・ウォールバーグが
自ら製作した映画なんだけど、
アメリカ映画としては近年稀に見る(?)大傑作だった…!(笑)

ウォードは、
マサチューセッツ州のローウェルウォードで、
家族とともに暮らしている。

低所得の労働者たちが暮らす寂れた田舎町だが、
町の名は一躍アメリカ中に轟き渡った。
ウォードの兄ディッキー(クリスチャン・ベイル)が、
天才ボクサーとしてリングに君臨したからだ。

が、いつのまにやらドラッグで身を持ち崩し、
いまはただ、シュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったという
過去の栄光にしがみついて存在を主張している…?(笑)

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ともあれ、映画は、ローウェルのヒーロー・ディッキーを
テレビ局が取材撮影するところから始まる…。

ところで、これが
そのレナードをダウンさせたという試合のビデオ…。

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う~ん、これは両手で押し倒してるとしか見えん(笑)。

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これは現在、女たちとドラッグを楽しんでるディッキー(笑)。
ついでに家族を紹介しておこう。

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左が徹底的に陽気でアホの超ヤンキー、ディッキーね。
右が徹底的に真面目な弟のウォード。
弟にとって兄貴は偉大なるヒーロー、神様、誇り、憧れ。
で、兄貴みたいになりたいと思い、弟もボクサーになった。
現在、トレーナーはその兄貴…、大丈夫かいな(笑)。

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おかあさん…、超美人(笑)。
現在は押しも推されぬ息子ウォードのマネージャー。
結婚暦は数知れず?(笑)

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現在の夫、ウォードの副マネージャー(?)。
そう、一家でボクシングやってるのだ、ジムを。

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ディッキーとウォードの姉貴たち、応援部隊(笑)。
いまやこの一家の生活はウォードのパンチにかかってる。

しか~し!!
トレーナーの兄貴はドラッグと女遊びに忙しく(笑)、
ウォードはトレーニングもままならない。

所詮ド素人に過ぎないママ・パパが選んでくる対戦相手は
いつも思わぬ強敵で、ウォードはただいま連戦連敗中…(笑)。

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今夜も殴られっぱなしで病院行き。
が、帰りにある人物に声をかけられた。
「対戦相手を選べ。いまならまだ花を咲かせられる。
オレと組まないか」と…。
つまり、能ナシ、ろくでなしの母親と兄貴を捨てろってことね(笑)。

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「誰じゃ、あれは?」と遠くで訝る、
その能ナシ、ろくでなしのマネージャーとトレーナー(笑)。

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試合には負けたが、真面目一方のウォードに恋人ができた。
酒場で働いているシャーリーンだ。
そのシャーリーンを家族に紹介し、みんなで食事していると、
また兄貴のディッキーがとんでもないことをやらかした。

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ヤク仲間の女と窃盗を働き、現行犯で捕まったのだ。
ウォードが慌てて駆けつけると、
公務執行妨害だと、警官に警防で
ボクサーの命であるこぶしをメチャクチャに殴られたうえ、
逮捕され、裁判に…。
う~ん、相変らずアメリカの警官は遠慮がなくて、恐いぜい(笑)。

で、ウォードは保釈金を払って出たものの、
ディッキー兄貴はめでたく入所した、牢屋へ…(笑)。

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手の傷がすこし癒えると、ウォードはトレーニングを開始した。
恋人のシャーリーンは、
このままではウォードがだめになると思い、
母親と兄ディッキーと手を切るようにと勧める。
ウォードも決意し、以前誘ってくれた人物に身を託した。
母親・兄と手を切ることを条件に…。

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かくて連戦連勝とウォードの快進撃が始まった(笑)。

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メキシコの強敵サンチェスとの試合を目前に、
ウォードは兄貴ディッキーとの面会に…。

元天才ボクサーのディッキー(笑)は秘策を授けた。
「右を打つフリをして左ボディーを狙えっ…!」
が、ウォードは、兄貴とはもう手を切ったんだと告げ、
面会室を後にした。

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サンチェスに勝てば世界戦も見えてくる。
が、自分の考えた作戦はまったく当たらず、ウォードは防戦一方。
そして後半、兄貴ディッキーが授けてくれた秘策に切り替え、
見事にサンチェスをKO…(泣)。

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一方、ディッキーは、
自分を撮ったドキュメンターが放映されることになって、
英雄気取りで囚人たちと一緒にテレビを観た。

が、紹介されたのは、栄光ではなく、
ヤクに嵌まって転落したローウェルの恥ディッキーの姿だった(笑)。

一躍笑われ者に転落したディッキーもさすがに反省、
この恥辱はリングで返すしかないと、
刑務所でひとり黙々とトレーニングを開始した。

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そして出所…。
弟ウォードのトレーナーとして、
また自分もボクサーとして再起するつもりでジムへ帰るのだが、
ウォードは新マネージャーとの約束だと言って
ディッキーを拒否。

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たまたまやったスパーリングでも弟はあっさり一発でKOする。
ディッキー、「オー、ノー!」と大ショック。
残されたのは絶望のみ…(笑)。

でもウォードは知ってるんだよね、
トレーナーのとしての兄貴は優秀だし、
兄貴がいない夢はオレの夢じゃないって…。
で、それを見抜いたシャーリーンはウォードのもとを去ろうとする。

と、ディッキーがシャーリーンに頭を下げに行く、
オレは弟から一切身を引くから、弟のそばにいてくれって。
ディッキー、ほんとに改心したんだよねえ…(泣)。

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そんなこんながあって家族は生まれ変わり、
ウォードはディッキー・トレーナーのもと
世界を目指してまたトレーニングをはじめた!(喜)

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そしてウォードは世界戦のチャンスを掴んだ…、
という
アメリカの片田舎で生きる家族の「再生」物語。
と同時にアメリカンドリームを掴んだボクサー兄弟の物語。

なんたって、
ディッキーをやってるクリスチャン・ベイルがいいんだわ、
笑わせてくれるし、泣かせてくれるし…。

これでアカデミー助演賞を獲ったらしいんだけど、
なんで主演賞じゃないんだあ!
と、オイラ怒ったなあ(笑)。

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ちなみにこれは実在のウォード(左)とディッキー(右)の兄弟。
エンドロールでちょっと出てくるんだけど、

クリスチャン・ベイルのディッキー、
実在のディッキーにもう瓜二つなんだよね、仕草から何から。
いやあ、すごいわ! 大拍手…!

ハリウッドも、ド派手な、「これでもか!」みたいな
クソ面白くもない映画作りをやめて、
こういう「小さな物語」を真心込めて創ってってほしいよね。

オススメの一作です…!


■116分 アメリカ ドラマ/伝記/スポーツ
監督:デヴィッド・O・ラッセル
製作:デヴィッド・ホバーマン
トッド・リーバーマン
ライアン・カヴァナー
マーク・ウォールバーグ
ドロシー・オーフィエロ
ポール・タマシー
製作総指揮:タッカー・トゥーリー
ダーレン・アロノフスキー
レスリー・ヴァレルマン
キース・ドリントン
エリック・ジョンソン
原案:キース・ドリントン
ポール・タマシー
エリック・ジョンソン
脚本:スコット・シルヴァー
ポール・タマシー
エリック・ジョンソン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
音楽:マイケル・ブルック
出演
マーク・ウォールバーグ ミッキー・ウォード
クリスチャン・ベイル ディッキー・エクランド
エイミー・アダムス シャーリーン・フレミング
メリッサ・レオ アリス・ウォード
ジャック・マクギー ジョージ・ウォード
メリッサ・マクミーキン
ビアンカ・ハンター
エリカ・マクダーモット
デンドリー・テイラー
ジェナ・ラミア
フランク・レンズーリ

「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグが自ら製作・主演を務め、実在のアイルランド系ボクサー、ミッキー・ウォードの波瀾のボクシング人生を映画化した伝記ドラマ。ミッキー・ウォードとその兄でかつての名ボクサー、ディッキー・エクランドが数々の挫折を乗り越え、二人三脚で再起を目指す中で家族の絆を取り戻していく姿を、迫真のボクシング・シーンとともに綴る。ディッキー・エクランド役は「ダークナイト」のクリスチャン・ベイル。共演に、メリッサ・レオ、エイミー・アダムス。監督は「スリー・キングス」「ハッカビーズ」のデヴィッド・O・ラッセル。アカデミー賞では、クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオが本作での熱演でみごと助演賞部門のダブル受賞を果たした。
アメリカ、マサチューセッツ州。低所得者の労働者階級が暮らす寂れた街、ローウェル。兄ディッキーは、一度は天才ボクサーとしてスポットライトを浴びたもののドラッグで身を持ち崩してしまい、今ではあのシュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったというかつての栄光にしがみつくだけの荒んだ日々を送っていた。一方、対照的な性格の弟ミッキーもボクサーとして活躍するが、自分勝手な兄とマネージャーでありながらマッチメイクに無頓着な母アリスに振り回され連敗続き。ミッキーの新たな恋人シャーリーンは、悪影響ばかりの家族から離れるべきだとミッキーを説得するが…。

 

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