めし (1951) 日本

[732]三千代の悩みは贅沢だし、反省もちょっと浅い!(笑)
★★★★☆☆

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一転して成瀬巳喜男と原節子の戦後映画。
原作は林芙美子。

で…、川端康成が監修で絡んでたんだね。
初めて気がついた…。

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物語は、大阪の南の外れから始まる。

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天神様のある路地、住宅街、庶民の。
朝…、子供は学校、サラリーマンは会社へ…。

いいよねえ、昭和…!

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三千代(原節子)がめしの支度をしている。
いいなあ、竈(かまど)…!

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夫の岡本(上原謙)は
ちゃぶ台で、昭和のサラリーマンらしく朝刊を…(笑)。

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そして出勤前の朝めしになるのだが、
岡本はタバコも新聞もやめない。

美千代は言う、
「ごはんの間くらい新聞はおやめになったらどう」…。

二人は5年前、周囲の反対を押し切って結婚した。
そして3年前、岡本の転勤でこの大阪へ…。

岡本、恋愛結婚なんだろ?
美千代の言う通りだよ。
なんだよ、わずか5年でその体たらく…(笑)。

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玄関先で夫を見送ると、隣の奥さんと世間話。
そ、私の大好きな浦辺粂子さん!
浦部さんと喋ると、
生活でやつれた三千代にも自然と笑顔が…(笑)。

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と、そこへ姪の里子が家出してきちゃったと尋ねてきて、
しばらく岡本の家に厄介になることに…。

彼女、ちょっとアプレが入った、生き生きとした女の子。
岡本も彼女といると満更じゃない、楽しい…(笑)。

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里子を連れて市内観光バスに…。
三千代をいちおう誘ったのだが、彼女は不貞腐れて来ない(笑)。

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当時の中之島…、いいなあ。
ま、いまとあんまし変わらない気もするが。
ごめん、大阪のひと…(笑)。

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大阪城…、これは変わらないよね?(笑)
しかし、こうやって観ると、
若大将(加山雄三)のお父さんも立派に若大将してるなあ(笑)。

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こっちは三千代の世界(笑)。
明けても暮れても近所のおばさんたちの相手。
岡本も帰ってくるとこのおばさんたちと変わらんし…。

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同窓生の彼女たちと会うと、自分だけ糠味噌臭い。
このまま自分の人生は終わるのかと思うと
三千代は耐えられない…。

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で、ある日、意を決してひとり東京へ帰る。

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東京に住んでいる三千代の家族。
韓国のドンジュン家(ち)に負けないくらい豪華(笑)。
小林桂樹、杉葉子、杉村春子…。

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杉葉子…、特別に意味はない。
私は彼女のファンだったもんだから…(笑)。

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三千代はもう大阪に帰らず働こうと思い、職業安定所へ。
と、復員兵をはじめ長蛇の列。

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そこでたまたま子を連れた同窓生に話を聞くと、
夫は復員してこないと言う。
彼女に比べたら自分はまだ…、と三千代は思う。

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ふと夫に手紙を書きたくなった…。

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岡本との間になにかあったのかと気には病んでいるが、
くどくは聞かない、言わない母…。

杉村さんが出てくると締まるね、映画が。
別に大物らしくやってるわけでも何でもないんだけどさ。
凄いわ…。

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遅くなったけど、三千代の実家…、お店。
いいね、昭和の家は風情があって。
ひとの暮らし、人肌、こころをすごく感じるよね。

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ある日、ひとに会った帰り…。
隅田川? 荒川? 
わかんないよ~、オラ、東京のひとじゃないから…(笑)。

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途中で、先日会った友人の姿を見た。
彼女は子を連れて、新聞を売っていた。
三千代はひどくショックを受け、急ぎ足でわが家へ…。

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と、妹が嬉しそうに「お客さんよ」と言った。

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ゲッ、たたきにあるこの草臥れた靴は…!

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戦後の若大将…、じゃなくて、岡本だった(笑)。
出張で上京したので立ち寄ったらしい。

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二人で食堂に入り、久しぶりにビールを飲んだ。
毎日、このひとのめしをつくっていた頃が
妙に懐かしかった…(笑)。

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三千代は、岡本と一緒に大阪へ帰っていった、
というお話…。

ごめん、ずいぶん省略しちゃったなあ。
でも、なんとなく感じはわかるよね…?(笑)

久しぶりに観てみたんだけど、
やっぱりだめだったなあ、私は…。

まあ、それなりにいい映画だとは思うんだけど、
成瀬巳喜男とはあんまり相性よくないんだろね、
前にも言ったけど。

なんか胃に…、もたっ、と凭れちゃうんだよね。
ホラ、明るくさっさと、もっとはやく行こう!
って感じになっちゃう…?(笑)

これが原節子じゃなくて
高峰秀子だと少しそんな感じになってくるんだけどね。
成瀬と異質な高峰秀子が
ぶつかりあうからなんだろうけど…。

三千代が「戦後」をどう見たのかも、
もちょっと突っ込んで描かないとね。
同じ林芙美子の原作だった「浮雲」に比べると、
これじゃちょっと甘いよね、中途半端…。

林芙美子の原作小説のほうはどうだったのかなあ。
学生のころ読んだきりだから忘れちゃったよ(笑)。

でも広島にいた頃、
尾道に残ってる林芙美子の家を訪れたことは憶えてる。
関係ないか…(笑)。


■97分 日本 ドラマ
監督:成瀬巳喜男
監修:川端康成
製作:藤本真澄
原作:林芙美子
脚色:井手俊郎 田中澄江
撮影:玉井正夫
美術:中古智
音楽:早坂文雄
出演
上原謙 岡本初之輔
原節子 妻・三千代
島崎雪子 姪・里子
杉葉子 村田光子
風見章子 富安せい子
杉村春子 村田まつ
花井蘭子 堂谷小芳
二本柳寛 竹中一夫
小林桂樹 村田信三
大泉滉 谷口芳太郎
進藤英太郎 竹中雄蔵
田中春男 丸山治平
山村聡 岡本隆一郎
中北千枝子 山北けい子
谷間小百合 鍋井律子
立花満枝 鈴木勝子
音羽久米子 金澤りう
滝花久子 竹中すみ
浦辺粂子 谷口しげ

名匠・成瀬巳喜男監督が林芙美子の原作を基に、倦怠期を迎え、ささいなことで諍いを繰り返し、溝を深める夫婦の姿を描いた傑作ドラマ。単調な毎日を送る中で、徐々に自らの生き方に疑問を抱き始める妻の心理を、日常のキメ細かな描写から見事に紡ぎ出していく。描かれる内容は、現代にも通ずるかなり辛口なテーマながら、最後はきれいに丸く納まり後味も良く、心に染みる名品。

 

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