脅迫(おどし) (1966) 日本

[778]ひとは肉体で生きているのだということを思い知らされるよ
★★★★★★

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愛する深作映画を観ていつも思うのは、
深作欣二には幕末の水戸浪士の血が流れてる!
ということだ。

初期の代表作ともいえるこの「脅迫(おどし)」もそう…。

ある会社の営業部長・三沢は、
部下の結婚式から帰った日の夜、
脱獄犯の二人組、川西とサブに侵入される。

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三沢…、わが愛する三國連太郎。
いきなり裸でごめん(笑)。
小心もののサラリーマン役は貴重かも…。

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突然侵入してきた脱獄犯のサブ…、わが愛する室田日出男。

左は三沢の妻・弘子…、惚れまくった私のメリー・ローズ!
といっても、もう誰もわからないかな?
そう、春川ますみさん…、私の超惚れまくった春川ますみさん!
私の先輩!

うそつけ、なんの先輩だよって?

春川さん、浅草ロック座から日劇ミュージックホールへ移って、
ほいで映画界からスカウトされたんだけどさ、
じつはず~っと後、私もその日劇ミュージックホールで
舞台演出してるんだよ。
だからオラは春川ますみさんの後輩なのだあ~!

あ、誰も信じてない。ほんとなのに…(笑)。

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そして脱獄犯兄貴格の川西…、わが愛する西村晃。

私は高校生の時に初めて「新劇」なるものを観た。
東京芸術座の舞台で、タイトルはなんと「忍びの者」?(笑)
で、主役は西村晃だったのだあ!

観たひとあんましいないでしょ?
だから、うん、私の超自慢なんだよ~…(笑)。

こいつらは新潟から船でロシアへ国外逃亡するために、
あろうことか子どもを誘拐して金をつくろうとした。

映画の中じゃ「ロシア」だなんて言ってない?
ばかだなあ、この世代の逃亡先はロシアに決まってるじゃん(笑)。

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この子…、坂田博士の孫。

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晃さんがこ~んな顔して話しかけると、

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この子、こ~んな顔して笑うんだよ、演技するんだよ。
どうだ、かわいいだろう、韓国の赤ちゃんも勝てんだろう…(笑)。

川西は、三沢を利用して身代金を取ろうとする、
三沢の妻・弘子と息子・ 正夫(保積ペペ)を人質に…。

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あかちゃんの祖父の坂田博士…、わが愛する三津田健。
そして左があかちゃん母親で、博士の娘の中原早苗。
「ギターを持った渡り鳥」で観て以来、私の姉的アイドル女優。
周知のように深作監督の奥さん…。

私の愛する俳優さんばっかし。たまらん。
まだいるのよ、先に見せちゃお、落ち着かんぜよ…(笑)。

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田中邦衛…、相変らず、かわいい!(笑)
春川ますみを口説きに来たわけじゃないのよ。
見回りに来ただけ…(笑)。

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ぎえ~っ! ハチのムサシだあ、内田良平だあ!(喜)

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ぎえ~っ! 室田が春川さんを犯そうとしてる。
こら、室田、「赤い殺意」じゃないんだぞ!

そうなのよ、川西が三沢を連れて外に出てる間に、
サブ、たまらず弘子に乗っかろうとしちゃうんだよね。
川西と三沢が帰宅して大事には至らなかったのだが、

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三沢は、オレよりあの男の方がいいのかと弘子をぶん殴って、
こんどはこうやって自分が…。
おいおい、三沢、こんな時におまえ…、だよねえ(笑)。

このあたりはもう春川さんを筆頭に、
わが愛する肉体派俳優たちの面目躍如だぜい(笑)。

あ、そうだ、深作監督に流れてる水戸浪士の話だったね(笑)。

室田日出男のことよ。

室田を大部屋俳優出身だと思ってるひとがいるようだけど、
じつはれっきとした東映ニューフェイスなんだよね。
この顔で? とは私も思うけどさ…(笑)。

でも会社にほされてたわけよ、
俳優の組合運動ばっかりやってたから…。

で、腐ってる室田を使いはじめたのがじつは深作監督なわけよ。
組合運動なんか関係ねえ、オレは室田が気に入ってんだ!つうて…。

どう、いい話でしょう。
よっ、さすが水戸浪士! って感じしない?

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三沢は、新宿駅での身代金受け取りに失敗する。

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で、帰宅するのが怖くなって逃亡しようとする、
上野駅から汽車に乗って水戸方面に…。
あ、ごめん、違った、黒磯方面だった(笑)。

でも乳飲み子を抱えた女や、
酔っ払いの父親を路上で介抱する少年を見て、
妻と息子を思い出し、帰宅する。

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と、サブが、てめえ、いままでどこ行ってやがったんだと
三沢をぶん殴るぶん殴る、230発?
うん、私ゃその凄さに思わず数えてしまったなあ(笑)。

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晃さんも、なんだこの二人、オレ関係したくねえなあって、
こうやって見てたよ(笑)。
私、大好き、この晃さんの顔…(笑)。

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しかし、230発殴られも三沢は立ち上がるの、こうやって…。

おお! あの小心者で己のことしか考えてない三沢が変わった、
三沢に水戸浪士の根性が叩き込まれた!
って思わない?(笑)

監督、ただこのシーンが撮りたかったんじゃないか
と私は思うんだよ。
ろくでなしの男には、オレが
水戸浪士の根性を叩き込んでやるって言いたかった…?(笑)

で、三沢やってる三國連太郎も
つい深作監督とやりあったんじゃないかと思うんだよね。

オレに根性を入れるとは何事だ。
ふざけるな。オレはな、
母親が16歳のとき、呉市の海軍軍人の家に奉公に行って、
犯されて生まれた子なんだぞ。私生児なんだぞ。
水戸浪士の根性なんか根性のうちに入らんわい!
と言って…。

あ、いや、撮影中、
二人がやりあってたってエピソードがあるもんだから、
そういう事だったんじゃないかなあと思ってさ(笑)。

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水戸浪士末裔VS海軍軍人私生児…。

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なんだこの二人、オレは関係したくねえ…、
と、呆然と、やりあう深作監督と三國連太郎を見てる晃さん。
特攻帰りの晃さん…。

ああ、こういうひとたちのエネルギーが
全盛期の日本映画を支えたんだと思うと私は嬉しくて!(涙)
私はこのひとたちを抱きしめたい…!

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最後、三沢は私服刑事たちを巻いて、身代金を入手。

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が、川西とサブには渡さず、

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妻と息子、誘拐された赤ちゃんを無事に救出。

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どうやったかは自分の目で確かめてほしい…(笑)。

わが愛する肉体派俳優たちの素晴らしい演技と、
深作監督のシャープで骨太な演出を
ぜひみなさんが堪能されんことを

私は、ただただ、切に願うのみ…!


■84分 東映 犯罪/サスペンス
監督:深作欣二
企画:秋田亨
脚本:深作欣二 宮川一郎
撮影:山沢義一
美術:北川弘
音楽:富田勲
出演
三國連太郎 (三沢)
春川ますみ (弘子)
保積ペペ (正夫)
西村晃 (川西)
室田日出男 (サブ)
三津田健 (坂田)
野田拓 (赤ん坊)
田中邦衛 (警官)
佐々木伊都子 (坂田家女中)
中原早苗 (赤ん坊の母親)
内田良平 (レイン・コートの男)

家族のために、また自分の小さな幸福のために、ひたすら上役にゴマをすり、出世に身を削っていた一流広告代理店「共報堂」の営業部長三沢の家に、ある日癌の権威者坂田博士の孫を誘拐した兇悪脱獄囚川西とサブが逃げこんできた。彼らは三沢を利用して高とびするための身代金一千万円をまきあげようというのだ。そして、思慮深い年配の川西は、新潟にいる仲間と連絡をとり、船で逃げのびる計画をたて、翌日坂田博士に指定してあるデパートで身代金を受取ってくるよう三沢に命じた。家に妻の弘子や息子正夫を残してきた三沢は逃げだすわけにもいかず、指定されたデパートにむかった。がすでに、そこには私服警官が張りこんでいて、三沢は金をおいて、命からがらデパートから逃げだしてきた。恐怖心のトリコになり街をさまよう三沢には、最早家族のことより、自分の命と地位の方が大事であった。だが、そんなとき、三沢は路傍で強い愛情の絆で結ばれた貧しい親子の姿を見て心を打たれ、自分の貧しい心を恥じた。川西やサブの待ちうける家に帰った三沢は、すでに昨日の小心者の三沢ではなかった。なんとかして、妻や子を守ろうとする使命感が彼に勇気を与えたのだ。翌日川西は再び、坂田博士を呼びだし、場所を地下街プロムナードに移して、三沢に金を取りにいかせた。こんどは三沢も積極的に動き、無事金を受取った。だが大金を手にし、一瞬逡巡した三沢のとこに、成行きを案じたサブがかけつけてきた。が、サブが一千万円入りの鞄を引ったくろうとした瞬間、三沢は無意識のうちにサブを殴り倒していた。これに勇気を得た三沢は、さらに川西が待つ車の背後に忍びより、これにいち早く気ついた弘子の助けで、川西を車から引ずり降した。突然の逆襲に川西はあわてて逃げだしたが多勢の通行人にさえぎられ、逃げ場を失い、線路にとびだし、電車にはねられた。孫が無事もどり顔をほころばせる博士の横で、三沢は妻と子をしっかりとだきしめた。

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