戦場のアリア (2005) ヨーロッパ

[822]人間のどうしようもないところも描くと満点だったかな…?
★★★★☆☆

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第一次大戦のとき、
最前線で戦うフランス軍兵士とドイツ軍兵士が
1日だけ交戦を中止し、交流をもった…、
という実話を下敷きにつくられた映画。

いい映画だなあと思いながらも、
私にはちょっと教育映画的すぎたかな…?

前線地は、フランス北部デルソー。
そこまでドイツ軍が侵攻してきて、
スコットランド軍がフランスの援軍としてやってくる。

で、1日だけの交戦停止が成立したのは
12月4日…、クリスマス・イヴの夜。

きっかけは、
ドイツ兵ひとりだったオペラ歌手のニコラウスが、
共に戦っているドイツ兵士たちに
聖歌を歌ってきかせたことから…。

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その素晴らしいテノールが
目の前で戦っているフランス兵やスコットランド兵の
塹壕にまで届き、
歌が終わると共々に思わず拍手。

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スコットランド兵のひとりがお返しにと言わんばかりに
バグパイプを吹きはじめると、
ニコラウスがそれに合わせて歌いはじめる。
それもツリーを手に敵国の塹壕に歩みよりながら…。

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おいおい、何の約束もなしにいきなり大丈夫かいな、
と思わないでもないが、
ま、これは映画だし、「劇」だし…

しかし戦地がオペラ舞台に一変するこのシーンは
うん、なかなか感動的だったなあ。

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事態の思わぬ展開に、
ドイツ、フランス、スコットランドの大将たちが
中間地点で頂上会談を行い、
主の誕生を祝い、「1日休戦」ということになる。

フランスもドイツもスコットランドもない。
兵士たちの心に眠る主は軽々と国境を越えた、
ということだろうね。

クリスマスには馴染みがあるが、
主に馴染みがあるわけでもない私ら日本人は、
この「主」を「歌声」と置き換えるといいかもね。

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歌声…、産声…。
私らがこの世に生まれた瞬間…、私らの初源…、
人類の初源…。

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ニコラウスの歌声に触れたとき、
みんな、この初源に還ったんだよね。
国が、国家が成立するより、
はるか、はるか、いにしえの時代からある…。

その瞬間に、いまが…、いま自分たちの戦っている戦争が、
自分たちのやっていることが相対化される
というのかな…?

ま、そんなこっちゃと思うのよ、
このシーンに感動する根拠は…

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このあと、ドイツ皇太子の許可を得て、
たまたま塹壕に夫ニコラウスに会いに来てた妻アナも
三国一緒になった兵士たちの前で歌う。

いやあ、こっちの歌声のほうが全然いいよ。
やっぱり歌声は女性だよね、女性に限る!
と思うのはオレだけなのかなあ…?

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翌日、三国の兵士たちは一緒になって
死んだ兵士たちを弔う…。

しかし、ここまで来るのに長すぎるよね、この映画。
この戦いに参加したフランス軍の兄弟と、
ドイツ側のこの歌手夫妻の話から始まるんだけど、
あれは要らないよ。

前半は要らない。
いきなり戦地でのドンパチから始めるべきだよ。
かったるいし、なくてもこの物語にさして影響せんだろ?(笑)

それにさあ、
二人の歌、口の動きと合ってないのが
やっぱ気になるべ…

しかし、アナをやってるダイアン・クルーガーが
相変わらずきれいだったので、
うん、すべて水に流そうではないか…!(喜)


■117分 フランス/ドイツ/イギリス/ベルギー/ルーマニア ドラマ/戦争
監督:クリスチャン・カリオン
製作:クリストフ・ロシニョン
脚本:クリスチャン・カリオン
撮影:ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
編集:アンドレア・セドラツコヴァ
音楽:フィリップ・ロンビ
出演
ダイアン・クルーガー アナ・ソレンセン
ベンノ・フユルマン ニコラウス・シュプリンク
ギョーム・カネ オードベール中尉
ゲイリー・ルイス パーマー司祭
ダニー・ブーン ポンシェル
ダニエル・ブリュール ホルストマイヤー中尉
リュカ・ベルヴォー
ベルナール・ル・コク
アレックス・ファーンズ
クリストファー・フルフォード
ミシェル・セロー
シュザンヌ・フロン
ロビン・レイン
イアン・リチャードソン

第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした感動の戦争ドラマ。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。
1914年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。そしてクリスマスの日、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。その日、花形テノール歌手のニコラウスは、皇太子の前で歌を披露することになり、本国からやって来たソプラノ歌手の妻と久々の再会を果たす。御前コンサートを終え塹壕に戻ってきたニコラウスは、ツリーを手にノーマンズ・ランドへ歩み出ると、素晴らしいテノールを響かせた。すると、スコットランド軍はバグパイプの伴奏で応じた。いつしか最前線には、3ヵ国の兵士たちによる“聖しこの夜”の合唱がこだました…。

 

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