セクシーヒーロー★ピョン・ガンセ (2008) 韓国

[825]クマと寝た男のお話。じつは兄弟愛のお話。荒唐無稽で最高のエロチック・ミュージカル!(笑)
★★★★★☆

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ポン・テギュだ!
しかも主役だ…!

と驚いて、レンタル屋さんから飛んで帰って
すぐに観た作品…。

「ジャングル・ジュース」でお気に入りしたんだけど、
最近の作品に全然出てこないので
おら、ずっと気になってたんだよねえ。

ところで…、
タイトルに騙されてはいけない。韓国映画なんだぞ。(笑)
大傑作。しかもミュージカル!
しかもしかもしかも、エロチック・ミュージカルなんだぞお~!

昔むかし、朝鮮八道のある村のお話。
村の女たちのお話…。

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「天地神明様~」と、いきなり村女が現れて歌いはじめる。
しかもオラがミュージカル・大スターのチョン・スギョンなのだあ~!

と、村の女たちが集まって続く。
歌って踊っての大合唱なのだ。
おお、見よ、この女たちの乱舞する光景を~(笑)。

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なんでこの小さな村に女たちがこんなにたくさんいるのだあ~。
しかもなんでみんな若い女ばっかりなのだあ~。
誰だ、そこで喜んでるのは~…、だよねえ。

なんと歌ってるのか。
一言で言おう。
天地神明様、私たち女を幸せにしてください。男をください!
と歌っとるのだ。(笑)

この村はある出来事を境に、陰陽不一致の村になってしまった。

陰陽不一致とはなにか?
女たちが強くなってもうて、
男たちがトンと弱くなってもうたことを言うのだ。

しかし、ひとりだけ、めちゃくちゃ強い若男がいた。
その若男とは、オラが村女のチョン・スギョンも言い寄る
オラが…、オラが…、

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ポン・テギュ(ピョン・ガンセ)なのだあ~!

え?どこが強そうか?
この村の「陰」を一身に背負ったような顔してるじゃないかって?

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なにを~、よそものどもを
片手でひねり潰すこの強さが目に入らぬか~!(笑)

つうても、ほんと、強いのはケンカばかりで…、

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ある月夜の晩、
湯船に誘い込んだ村の女の話によると、
ガンセのアレは役立たずどころか、
なんと「蚊の口より小さかった」のだそうだべ…。

だ、誰じゃあ、オラがポン・テギュを湯船に誘ったのは~!

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ありゃまありゃま、あなたさまは、
出る映画を全部傑作に仕立ててしまう
オラがユン・ヨジョンおばあちゃん様じゃないかあ~!

なんだよねえ。
こんな大女優までこんなエロチック・ミュージカルに出てるんだよ。
しかも歌まで歌っちゃうんだよ(笑)。
どうだ、オラが韓国の俳優さんたちはすごいだろう…!

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村の若い女たちに
真昼間からガンセのアレをバラすおばあちゃん。

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笑われて泣きそうになるガンセ。

このなんとも言えないポン・テギュの顔が
オラ大好きなんだよねえ…(笑)。

そんな弟の行く末を心から案じている兄がいた。
そのやさしいやさしい弟思いの兄とは、
川で水浴びをしている、オラが…、オラが…、

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オ・ダルスなのだあ~!
お~お~、あそこが真昼間から光り輝いてるぅ~。

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ガンセの兄のイツモツをこっそり覗き見て、
その立派さに仰天するおばあちゃんと村の若い娘たち。
こらこらこら…!(笑)

しかしオ・ダルスよ、おめえ、こういう役多いなあ。
作品、選んで出てねえか?(笑)

が、ガンセの兄は、
そんな俗な村の女たちなど眼中になかった。
かれの心を捉えたのは…、

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月夜の晩に、村外れの橋のうえで
ひとりミュージカルをする森の中の娘だった。
お~、かれのイチモツは限りなくロマンチストだったのだ!

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彼女(タルゲン)がなぜこんな晩に
ひとりでミュージカルをするのか私は知らない(笑)。

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この映画はじつに荒唐無稽で、
その荒唐無稽さがじつに楽しく、じつに美しいのだから、
けして疑問を発してはならないのである。

こんなことをしてると夜が明けちゃうので急ごう…(笑)。

兄オ・ダルスは、このタルゲンと夫婦になる。
で、三人暮らしが始まるのだが、
ある日、戦さに駆り出され、彼女を置いて村を出る。

ほんとは弟が行かなきゃいけないんだけど、
弟がその日たまたま帰ってこなかったので、
弟の代わりに行っちゃうのね。

うん、限りなく弟思いなのだよ、オラがオ・ダルスは…(笑)。

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そのころ弟ガンセはなにをしてたかというと、
この導師の命を救ってたのね。

と、導師はガンセの悩みを知り、
だったら村の祠堂に埋めてある酒を飲めと教える。

ガンセがその酒を飲んで酔っ払って眠ってしまうと…、

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あらあら、不思議。
地面の下からグングンと茸たちが立ち現れ、
この茸たちとともに、ガンセ伝説が始まるのだあ~!

どんな伝説か?
まずは見よ…、

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この天を突く素晴らしきションベンの量と勢いを!(笑)

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かれはこのションベンでまたたく間に山火事を鎮火し、
山から転げ落ちる巨大な岩石を吹き飛ばし、
滝の流れを堰きとめ、
村人たちの人命を救助したのだあ~、だあ~、だあ~!

猪木かいな、オラは…(爆)。

え、うそだろ?
信じないなら、見よ、この証拠写真を!

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どうだ、うそじゃなかったろ。
この村にはひとりだけ強い若男がいたというオラの説は…。

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たまたまこの大珍事を…、
もとい大奇跡を目撃したオラがスギョン姐の口から
たちまちうわさが村に広まり、

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女たちはぜひその変身したイチモツを拝みたいと
大挙してガンセの家に押し寄せた。
こらこら、またヨジョンおばあちゃん様まで…(笑)。

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女たちを背に、イチモツで蹴鞠をして楽しむガンセ。

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そんなガンセが商売の餅つきをすると、
杵は、村中の女たちのからだの芯を打ち…、

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女たちはフラフラと夢心地に誘い出され…、

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しまいには杵音に昇天させられ、
お月様とともにエロチック・ミュージカルをするのだった。

あ~、訳わからん。
訳わからんけど、美しい…!(爆)

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かくて村の女たちの、夜毎々々のガンセ詣でが…、
いや正確には女どもの夜這いというか強チンというか…、
が、始まるのでR。

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見よ、スギョンを初めとする、女たちのこの満ち足りた顔を!

どころではない。
そんなガンセのうわさは地方長官にまで届き、
長官はガンセを呼びつけ、
折から朝鮮征服を企む異人どもと対決させた。

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なんの対決か?

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チン力(りき)対決だあ~!

もちろん異人どもの威圧は、
オラがガンセの前で無残にも砕け散った(笑)。

この映画の凄さのひとつは、
こんな荒唐無稽のエロチック物語にもかかわらず、
いままでの絵(写真)でもわかるように、
セット及び人員配置に少しも手抜きをしないところでR。

しかし…、しかし…、
ガンセの力は人々を平伏させたにもかかわらず、

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その表情は以前と少しも変わらなかった。
「陰」に満ちていた。

自分の代わりに兵役に行った兄が
戻ってこなかったからである。
兄は戦さで死んだ…、と思ったからである。

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兄嫁のタルゲンも熱病で倒れた。

心に鬱屈が溜まって熱病にかかったのだ。
水でからだを冷やすのがよいのだが、
日照り続きでそれもできない。

残された手当ての方法はひとつしかない。
「陽」のからだで心の鬱屈を解き放ってやることだ。
わしの口からは言えんが兄ちゃんも死んだことだし…、
と、ヤブ医者は言った(笑)。

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その夜、ガンセはタルゲンを抱いた。
自分の「陽」でタルゲンの命が助かるならと、泣きながら…。

ほんとはガンセも彼女が好きだったんだよね。
でも、大好きな兄ちゃんの奥さんなんだからと、
必死で自分を押さえつけてきたのよ。

でも兄ちゃんを助けられなかったので、
せめて兄ちゃんの形見とも言うべきタルゲンだけは助けたい!
と思い、兄ちゃんに謝りながら抱くんだよね。

そのあたりにもっと力点を置くと、
この映画100点だったのになあ…、ちょっと惜しいよなあ。

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二人は、自然と夫婦のように暮らしはじめた。
が、そんなある日、突然、兄が帰ったきた。
戦さで片足を失いながらも…。

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その知らせを聞いたタルゲンは気を失い、
弟ガンセは
兄に会うこともなく、長官の屋敷に向かった…。

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この日照り続きで村は滅んでしまう。
救う方法はひとつしかない。
村の守り神の「クマ」の気を鎮めて雨を降らせてもらうのだ。
クマと寝れる男はひとりしかいない。
ガンセだ…。

長官がそう思ってガンセを探していたからなんだよね。

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「クマ」の棲む穴倉に向かうガンセ。
兄にたいして不義を行ったので、自ら死地に入るんだよね。

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兄ちゃんは病に伏すタルゲンに会う。
で、タルゲンのお腹に子供がいることがわかり、喜ぶ。

じつは戦さに向かう前、
タルゲンと祝言をあげてくれと頼んでたんだよね。
自分の嫁にと迎えたんじゃなくて、
弟のガンセと結婚させるために迎え入れてたってことなんだよねえ。

タルゲンもそのつもりだった。
でもガンセはそんなことともつゆ知らずに…、
というお話。

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この兄ちゃんのことだからもしかしたら…、
と、オラも半信半疑だったんだけど、やっぱりそうだったのかあ!
だよねえ。

どう?
荒唐無稽に見えながらすごくよくできたお話でしょう。

ちなみに私ら日本人は知らないんだけど、
この「ビョン・ガンセ」の物語は伝説として残ってるらしいんだよね。
それを映画化したってことなんだけど、
いやあ、ほんと面白かったわ!

おすすめ!

ポン・テギュ、期待に違わずいいよお~。

あ、そのテギュだけどさ。
観終わったあとに調べたら、

この映画を撮った2008年に腰痛で活動を休止、
父親の死も重なって落ち込んでいたらしいんだけど、
最近になって活動を再開したんだって…。

そうだったのかあ。
大変だったろうけど、また会えそうで私はすごく嬉しいよ。

おい、がんばれよ、オラがテギュ…!


■110分 韓国 エロティック/コメディ
監督:シン・ハンソル
脚本:シン・ハンソル
出演
ポン・テギュ ピョン・ガンセ 餅売り
キム・シナ タルゲン
オ・ダルス ガンセの兄
ユン・ヨジョン おばあちゃん
ソン・ジェホ 老僧 トサ(導師)
チョン・スギョン 酒母
イ・ジョンソプ 地方長官

朝鮮八道の女たちを惹きつけた絶倫男ピョン・ガンセの昔話を新しい見解で描いた作品。
陰陽(男女)の不一致のせいで,女たちが主導権を握っている村。餅屋をする青年ガンセは,夜の仕事をきちんとする男が一人もいない村でも,断然,不誠実ランキング1位。村中の女たちに冷やかされながら暮らしている。
そんなガンセの屈辱人生に,ある日,一生一代の事件が起きる。偶然に会った陰陽精通の道士様から秘策を伝え聞いて,500%ぎっしり埋まった陽気に戻ったピョン・ガンセ。突然に,村で最高の完成男に変身したガンセは,天地を揺るがす強大パワーで,女たちはもちろん,村中の動物まで驚かせる想像を超越した活躍を繰り広げる。
あらゆる山海の珍味を包んで列をつくる女たちのラッシュと,朝鮮の津々浦々まであふれるスポットライトが繰り広げられる。朝鮮最高の大物として人生の逆転に成功したガンセ。しかし,ひたすら幸せなことばかりだった彼の将来に,耐えられない大きな試練が近寄いていた。

 

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