純愛中毒 (2002) 韓国

[034-2]兄になりすましたテジンと嫂ウンスはその後どうなったか私が教えよう(笑)
★★★★★☆

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ちょうど10年前の映画である。
ビョンホン、32歳…?

韓国映画の流れを変えた
「八月のクリスマス」系譜のメロー・ドラマである。

このあたりのDVDは新作の紹介なし、
すぐに本編が始まるので私はすごく嬉しい(笑)。

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幼いころに両親を亡くしたテジン(イ・ビョンホン)は、
兄夫婦と暮らしている。

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兄の名はホジン(イ・オル)、妻の名はウンス(イ・ミヨン)である。
夫婦は仲睦まじさを超してほぼ「純愛中毒」患者である。(笑)

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兄ホジンは家具デザイナーで、

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弟テジンはカーレーサーである。

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そのテジンは、あるレースの最中、
事故を起こし、意識不明の重態に陥る。

一方、
弟を応援しようとタクシーでレース場に向っていたホジンも、
まったく同じ時刻に、タクシーがスピードの出し過ぎで事故を起こし
意識不明の重態に陥る。

断っておくと、こういうことは実際に起こりうる。(笑)
どんな場合にか?
当人同士の無意識が繋がっている場合である。
たとえば一卵性双生児のように。

そう。齢の差はあるが、
二人は実際には一卵性双生児なのだと考えると
物語はわかりやすい。

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事故から1年後、
弟テジンのほうは奇跡的に意識を回復するのだが、
医師に名前を聞かれると、「ホジン」だと答える。

医師は兄ホジンの霊魂が弟テジンに乗り移ったのだろう、
憑依したのだろう、と言う。
信じがたいことだが、と断りながら。

なにを言う、信じろ、あるんだぞ、そういうことは…、
と私は言う。(笑)
そのために私の愛する霊魂作家クァク・ジェヨンは、
舞台をわざわざのどかな「農村」にしたんだぞ。

ましてテジンを演じてるのは類をみない憑依俳優、
われらがビョンホンなんだぞ、と。

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こうして嫂ウンスと、
夫ホジンの霊魂が乗り移った義弟テジンとの
奇妙な生活が始まる。

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姿かたちは紛れもなく義弟テジンなのだが、
料理をしたり家具を作ったりするその姿は、いや腕さえ、
間違いなく夫ホジンだからである。

そんなばかなと言ってはいけない。
そういうことは実際起こりうる。
二人はじつは一卵性双生児なのだから。(笑)

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ウンスは、テジンに
あなたはテジンだと言いきかせながらも、
一方でそのテジンが夫ホジンに見えてしまう瞬間がある。

言うまでもなく、
ウンスが最愛の夫ホジンを求めてしまうからである。
本人がいまだ意識不明のホジンを前に語るように、
ホジンなしには生きていけないからである。

ウンスもまた愛の中毒患者なのだ。

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もうひとり純愛中毒患者がいる。
すでになんどかご登場願っているが、
テジンの学生時代からの女ともだちであるエジュ(パク・ソニョン)だ。

私ならすぐに愛を告白してしまいそうなほど素敵な女性なのに、
われらがテジンはなにが不満なのか、
これまでも友だち関係から一歩も踏み出そうとしなかった。
悪いやつだぜ(笑)。

その彼女は、
テジンに乗り移ったホジンの霊魂を追い払い、
もとのテジンに戻そうと実家の牧場へ連れて行くのだが、
純愛中毒患者と化したホジンの霊魂は去らない。

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どころか午後になって雨が降りはじめたある日…、
テジンは牧場を抜け出し、傘のないウンスを迎えにいく。

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ウンスは混乱する。
以前、やはり午後になって雨が降りはじめたとき、
夫ホジンに迎えにきてとテレパシーを送ったら、
そのテレパシーを感受し、ホジンが迎えにきてくれたことがあった。(笑)

あの時と同じだったからである。

私は心の中であの時と同じように夫にテレパシーを送った。
そうしたらあの時と同じように、
私のテレパシーが通じたかのようにテジンが迎えにきた。
テジンはほんとうに私の愛する夫ホジンなのだろうか…!?

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家へ帰ると、ウンスは
夫ホジンが仕事をしていたアトリエで奇妙な行動に出る。

イヌイットという民族は、
愛するひとを亡くすと5日間そのひとを話をするの。
そうやって亡くなったひとの記憶を消すの。
そしてそれからは一切話題にしない。
霊魂が行き場を失ってしまうから…。

と前置きをして、
自分と夫ホジンしか知らない話をはじめるのだ。

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ところが目の前のテジンは記憶をしていたのである、
自分と夫しか知らないはずのその話を。

そんなことがあるのか?
ある。なにしろ一卵性双生児なのだから。(笑)

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どころか自分と夫ホジンしか知らない、
アトリエで愛し合ったあの日の
秘密の硬貨まで取り出してみせたのである。

俗に言う、犯人しか知りえない「秘密の暴露」ってやつだよね。(笑)

このシーンのウンスの行動が奇妙だというのは、
「亡くなったひとの記憶」を消すために彼女は
夫ホジンの話をはじめるのだが、
その夫ホジンはどのホジンなのか、よくわからないからである。

ごく普通に言えば、
弟テジンに憑いた夫ホジンの記憶ということになるのだろう。
憑依したホジンの記憶を消し、
弟テジンを以前のテジン本人に戻すために過去の話をするわけだ。

しかしそうすると、
いまだ意識不明のまま病床にある夫ホジンの記憶も消える、
夫ホジンは文字通り死に至る、ということになるはずである。

これは奇妙だ。
なぜなら彼女は夫ホジンなしには生きていけない
と言っているのだから。

どういうことよ、と疑い深い私は考えてしまう。

おい、ウンスよ、
ひょっとして君は病床の夫ホジンをあの世に送り、
自分にとってはすでに夫ホジンに等しい目の前のテジンと
愛し合い、生きていきたいと思ってるんじゃないの?
と…。(笑)

ウンスの言うことは結局矛盾してることになるのだが、
しかしじつはこの「矛盾」こそこの作品の要だと言っていい。

一言でいえば、愛の欲望は
本人自身の意志をも知らず知らずに裏切ってしまうということであり、
この作品はそうした愛を表現しようとしているのだ。

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ともあれウンスは私の予想通り(笑)、
目の前にいるテジンは記憶も心も間違いなく夫ホジンだと確信し、

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その夜、夫ホジンの憑依したテジンに抱かれる。

このシーンはちょっと不必要に長すぎる。(笑)
愛し方がホジンではない! とバレてしまうのではないかと
私はひとり気を揉んでしまうではないか。

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こうして再び、ウンスと蘇生した(?)ホジンの仲睦まじい、
幸せな日々がはじまる。

正直言うと私はこのあたりがいちばん恐い。
いまだ意識不明のホジンをうっちゃっといて、
テジンと愛を交わすウンス=女が恐いのである。
彼女に比べれば、
ホジンになりすましてウンスを手に入れようとするテジンなど
可愛いものではないか。(笑)

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エジュもまたテジンはテジンではない、ホジンだと確信し、
テジンに別れを告げて留学する。

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病床のホジンも意識が戻らぬままついに他界し、
ホジンに憑依されているテジンとウンスはその遺灰を海に撒く。

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テジンは自作家具の個展を開く。

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そして、ウンスは頭痛がして一時帰宅するのだが、
エジュから送られてきた小包みではじめて
世にも恐ろしい真相を知る。

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テジンは夫ホジンに憑依されたのではなく、
意図してホジンになりすましていたのである。

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そう。
テジンは、兄ホジンがウンスと結婚するずっと以前に、
偶然ウンスを見かけ、純愛してしまったのだ。
以来、「純愛中毒」患者となり、ウンスが兄ホジンと結婚してからも、
すぐそばでひたすら彼女を純愛しつづけていたのだ。

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しかしオカルトも真っ蒼の真実を知ったにもかかわらず、
ウンスは個展会場に戻ると、
何事もなかったかのようにテジンと愛を交わすのだった。

女は恐い! と心底思う。(笑)

でもよく考えると、
それまでは夫ホジンとの愛がすべてだったが、
そのホジンが他界したいま、テジンの自分にたいする純愛をも
受け入れることにしたということだろう。

といって夫ホジンを裏切るのではない。
目の前にいるテジンは夫ホジンでもあるのだから。

そういう意味でいうと、
彼女はこうして純愛中毒を脱却し、
ひとまわり大きな愛を手に入れたとも言えるし、

いやいや信じちゃいけない、
じつは途方もなく愛の欲望が深い、恐~い女だとも言える。

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可愛そうなのはテジンである。
エピローグ…、兄の遺灰を海に撒いたシーンに戻る。

テジンはそこで兄に謝ったあと、
死んだのは自分だ、
自分はもうテジンではなく兄さんなんだから、ホジンなんだから、
彼女は一生兄さんを…、このホジンを愛するのだろう、
と慟哭する。

ビョンホン・ファンの私も同調して慟哭する。

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でもな、テジン…、と私は声をかける。
兄さんはきっと死ぬことでおまえにチャンスを与えたんだよ。

おまえは病床で、
兄の意識が戻らないという医師の言葉を
ぼんやりした意識の中で聞いたあと、
兄になりすまそうと考えたと言うかもしれない。

しかしほんとうはそうじゃない、事態はもっと複雑だ。
病床の兄さんの無意識がおまえの背中を押したんだよ。

おい、テジン、おまえ、ウンスが好きなんだろう。
兄さんが知らなかったと思ってるのか、ばか。
おれのためにもおれになりすまし、ウンスを愛してくれ、と。

繰り返すが、二人は一卵性双生児なのだから…。

ウンスもお腹の子どもが生まれたらきっと告白するよ。

テジン、私はほんとうのことを知っている。
私を愛してくれてありがとう。
私もあなたを…、テジンを愛している。とても愛している。
もちろんあなたの兄さんのホジンもよ。

これからは4人で一緒に生きていきましょう、
あなたと、あなたの兄さんと、そして私と
幸せに暮らしていたあの頃のように…、と。

私の予想はたぶん間違っていない。
テジンは、ウンスを撮った写真と日記をアトリエの壁の中に
隠していた。

これほどまで完璧にホジンになりすましているのに、
なぜそんな危険な「秘密」を焼いてしまわないのか?

理由はひとつしかない。
ウンスにこの「秘密」を知ってほしいと、
テジンがどこか心の片隅で願っていたからである。

そしてテジンが愛してやまないウンスほどの女なら、
テジンのその心に気づかないはずがないのだ。

でも、ほんとに気づかなかったりして…。(笑)

その時、私は改めて言おう。
女ほど恐いものはこの世にいないぞ、テジン、と…。

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この作品の面白さは見てきたように、
愛の前でひとは時に狂い、自分を見失うことを
見事に描いてみせているところにある。

そしてその表現はやはり
兄になりすますテジンを演じるビョンホン抜きには
考えられなかっただろう。

愛することの愛おしさ、狂おしさ、
そしてその裏面に張りついた切なさ、淋しさを演じたら、
ビョンホンの右に出るものはいないからだ。

観ている私はビョンホンのその表情にとり憑かれる。

そしてどうしてこんな演技ができるのだろうと
観るたびに考えるのだが、辿りつく答えはいつも決まっている。
かれの無意識が途方もなく大きいからだ、と。

なぜこんなに大きいのか?
残念ながら本人に聞いても「?」で終わるだろう…。(笑)


追伸)
12月の「純愛中毒」上映に先立ち、
改めて観たのでメモ代わりに書いたものです。


●ことさん
そうですか、ビョンホン、自分がやる役テジンについて、
「理解できない」と怒ってたんですか。
いやあ、ビョンホンらしくていいですねえ、また嬉しくなっちゃいました。
ビョンホンが怒るのは、かれが愛にたいしてとても「純」だからだと
思います。
私も映画だから面白がっていますが、現実にこういう男がいたら、
おまえ、いい加減にしろとぶん殴りそうですねえ(笑)。
ただこういう観方はできるかなと思います。
テジンは、兄ホジンとウンスが結婚し、幸せに暮らしている姿を
見ているだけで自分も幸せだった。
でも、その兄が死んでしまうかもしれない。
そのときのウンスの不幸を見ていられない。
で、自分が兄ホジンになりすますことでどうにかしようとした。
兄ホジンの無意識もその背中を押した。
結果、自分でもなんでこんなことをしているのかわからなくなった…、
というお話です。
そのためには、ラスト、兄の遺灰を撒くシーンのセリフは
「ごめん、兄さん」以外は全部カットしなくちゃいけませんが。
脚本(原作)を脚色したクァク・ジェヨンが最初から書いたら、
たぶんそういう話にしたんじゃないかなあと思います。
かれの資質、倫理からしてこういう残酷な愛の物語は
書かないだろうなあと思います。
でも、原作をそれなりに大事にしようとした結果、
ビョンホンが怒るような中途半端なシナリオになったんじゃないかなあ
という気がしています。
「日本人だったらわかるだろう」という言葉も面白いですねえ。
よく日本人を知ってますよねえ(笑)。
オカルト映画として撮るんだったらともかく、日本人は
メローとしてはこういう映画撮らないだろうと私も思います(笑)。
そういう意味ではこの映画、きわめて韓国的だよなあと
私は思っています。
その韓国的なところを私はまたとても面白がっているところが
あるのですが…。

●lee_milkyさん
子どもを産む前にウンスが「すべて知っている」と告白したら、
私はテジンが自殺してしまうんじゃないかという気がするのですが(笑)。
生まれた子は、私(ウンス)にとっては、テジンの子どもでもあり、
ホジンの子どもでもあるの。
と、そういう話をしながら告白すると、
テジンは、テジンとして生きていけるような気がします。
ウンスの愛と、半分は兄の形見でもある生まれてきた子を
かすがいにしながら…(笑)。
私はそういう結末にしてほしかったので、ラスト、
ウンスはあんなにおたおたせずに、しっかりウンスの愛を受け止めて
ほしかったなあと、ちょっぴり思いました…(笑)。
昔の日本だと、もし人生半ばで兄が死んだら、弟が嫂と結婚する
みたいいなことが割と自然に行われていたような気がします。
たとえば、あそこの家の嫁さんが幼い子を残して死んじゃった、
あんた、お嫁に行ってあげなよ、そうだわね、そうするわ
みたいなのと同じように…(笑)。
この物語も日本風にしようと思ったら、
兄ホジンが死んだら弟テジンと嫂ウンスが自然な感じで結婚する
というふうにすればいいんだと思います。
なにもテジンがこんなオカルトまがいなことをしなくても…(笑)。
でも韓国ではそういう習俗慣習みたいなものがないから、
こういう物語が生まれるのかな…、と、なんとなく考えていました。
ともあれビョンホンの「理解できない役だ」をきっかけに
いろんな話が出てくると面白そうですね。

●月見草さん
はい、予習と言いますか、
上映会の方から私がなにを喋るか、すこし資料がほしいと
言われたものですから、それでまあなんとなく…(笑)。
青森からだと韓国まで1時間なんですか!
東京より近い!?
いやあ、1時間の飛行だったら私も行けそうですねえ。
青森に引っ越すかなあ(笑)。
この作品、ビョンホン作品で一番のお気に入りなんですか。
それも意外というか意外でもないというか…(笑)。
弟が嫂に惚れるというのは日本ではよくありますよね。
漱石もじつは嫂が好きだったんじゃないかと言われています(笑)。
兄弟なんだから、まあ同じ女性を好きになるのはしょうがないわなあ。
で、元を辿ればおかあさんにたどり着くつくんだろうなあ、
なんて単純に考えてるところがあります。
男なんて所詮そんなもんだろう、と言うか…(笑)。
おかあさんから見て息子さんはどうですか?違いますか?
韓国映画のモデルはおっしゃるように
フランス映画なんじゃないかと私も思います。
とくに2000年以前の映画はそうですね。
フランスのヌーヴェルバーグ映画をモデルにしていて、
ビョンホンやイ・ジョンジェの世代がその最後なのかなあ。
なので、それ以降の世代とビョンホンらの演技の質も
ちょっと違ってきてますね。
まあ、以降の世代は、ビョンホンやジョンジェみたいな
洒落た演技はあまりできなくなったと言いますか…(笑)。

●月見草さん
私の人生には「訳あり」はほとんどないですねえ。
欲しいんですけど、もう凡々たる人生で…(笑)。
淀川さんの場合はちょっと特異かなあと思いますが(笑)、
男が女性を見る場合、やはりどこかで母親が基準になってる
のは間違いないかなあと思います。
だからと言って、自分の好きな女性を前に、
自分のおかあさんはどうだったこうだったなんて言いだす男は
どうしようもないよなあと思っていますが…(笑)。
「光海」、15部門で賞を、しかもビョンホンが優秀男優賞を!
ビッグニュースですねえ、思わず声をあげちゃいましたよ(笑)。
これでビョンホンの苦労が報われると、ほんと嬉しいなあ…!
ビョンホン・ファンの方、きっと今頃あちこちで盛り上がってる
んでしょうね。いい事です!(喜)

●ことさん
ホジンがテジンにラブレタ-の代筆を頼んだり、
デ-トの内容を話してきかせたりするの、
普通はちょっと考えがたいことですよねえ(笑)。
考えられるとすれば、あれは恋人ウンスのことを話してるんじゃなくて、
自分たちのおかあさん(=ウンス)に会った話を
兄が弟に話してあげてるということだと思いますねえ。
この映画、表向きはウンスと兄、あるいは弟との愛の話に見えるけど、
ほんとはホジンとテジンの「兄弟愛」の話なんじゃないの?
と私は思ってるところがあるんですよね(笑)。
そう考えないと、ホジンの遺灰を妻ウンスではなく
弟テジンが撒くというのもすこし変なんじゃないでしょうか。
それからことさんがおっしゃるように、
テジンのガレ-ジに隠してる「秘密」を ホジンも
知ってたんじゃないかと私も疑っていますねえ(笑)。

「光海」の賞総舐め、ですよね!

●まりっぺさん
まりっぺさんのこと忘れるはずがないじゃありませんか。
しかしなあ、コメント拝読して私はひとり大笑いでした。
もうなんと言うんでしょうねえ、まりっぺさんの気持ちがヒシヒシと
伝わってきちゃって。(笑)
ビョンホンにすれば、まりっぺさんみたいなファンがいると
役者冥利に尽きるんじゃないでしょうかねえ!
まあ、少しはまりっぺさんも落ち着かれたようでから(笑)、
こんどはどうぞごゆっくりごらんになれますように。(祈)

●まりっぺさん
あ、交通事故で入院して痩せたんですか。
どこで読んだのか忘れてしまいましたが、
そこには「役作りのために10キロ痩せた」と書いてあって
てっきりそうかなと思っていました。
しかし大きな事故にならなくて良かったですねえ!
ライセンスの件はたぶんそうじゃないかなあと想像してました。
日本公開、2月16日に決定ですか。
はやく来い来い、1月すっ飛ばして来い!って感じですよね!(笑)

●lee_milkyさん
もうすぐですね。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

●まりっぺさん
あ、そうか、「交通事故」とあったものですから私はまたてっきり…。
ともあれ現実じゃなくてホッとしました(笑)。
この映画の見所のひとつは、
カーレース事故後の、ビョンホンの見事な痩せっぷりですよね。
減量までして徹底的に憑依しようとするビョンホンを見てると、
ほんとに映画が、俳優が好きなんだなあと思えて
私はめちゃくちゃ嬉しくなるんですよねえ。

ありがとうございました。


■114分 韓国 ロマンス/ドラマ/ミステリー
監督:パク・ヨンフン
製作:イ・チュニョン
製作総指揮:パク・ムソン
脚本:ピョン・ウォンミ ソン・ミノ
脚色:クァク・ジェヨン
撮影:キム・ビョンイル
音楽:チョン・ジェヒョン
出演
イ・ビョンホン テジン
イ・ミヨン ウンス
イ・オル ホジン
パク・ソニョン エジュ

「JSA」「美しき日々」のイ・ビョンホン主演で描く捻りの利いた異色ラブ・ストーリー。一緒に暮らしていた兄夫婦とその弟。やがて、兄弟揃って事故で昏睡に陥り、1年後、奇跡的に意識を取り戻した弟に兄の魂が宿っていたことから妻の愛の葛藤が始まる。共演は韓国を代表する実力派女優「黒水仙」のイ・ミヨン。
幼い頃に両親を亡くしたカーレーサーのテジンは、固い絆で結ばれた家具アーティストの兄ホジンとその妻ウンスと共に、田園地帯の一軒家で仲良く平穏に暮らしていた。弟テジンは、仲睦まじい兄夫婦を暖かい眼差しで見守っていた。だがそんなある日、テジンは優勝を賭けたレース中に対抗車と激突、その同じ時刻にレース会場へ急ぐホジンを乗せたタクシーもトラックと衝突事故を起こし、兄弟は共に昏睡状態に陥ってしまう。1年後、テジンだけが奇跡的に意識を取り戻す。そして、ウンスのもとに帰ってくると“自分はホジンだ”と言い出すのだった…。


この記事へのコメント

こと
2012年10月28日 16:16
福岡からの上映後にレビュ-してくださるのかしら、
って思っておりましたが、ド~ンと出されました(感謝)

ビョンホンが役柄に対して理解できない人物だって、
ちと怒ってましたわ。

今年、ケ-ブルテレビでも放送されましたので
久しぶりに観ましたが、ラストの磯辺のシ-ンで、
ハタッと気がつきました(相当、遅し)

はい、ウンスが何十枚も上手でした(笑)

見て下さいませ、肩を震わせながら遺灰を撒く、
テジン本来の姿を(泣)。
その後姿を涙も流さず、ク-ルに見つめるウンス。

山崎先生の未来予想図は、大方当たっていると思います。

でも、テジンはウンスから「ホジンなりすまし」を
いつ、見破られるかって、毎日ビクビクしながら
生きていくのかって考えると、少し可哀そう…。
ウンスよ「知っていたわ」って言って!

違うかな? テジンからの告白(懺悔)を先に
待っているのかもしれません

福岡・上映会の盛会をご祈念申し上げます。
lee_milky
2012年10月29日 00:20
こんばんは。
本当にお世話様になります。
ホジンがテジンの背中を押した・・・目から鱗の感想でした。
なるほど~。
メモと言われますが、このレビューが一つの物語みたいで楽しく恐ろしく読みました。
私は、せめてどちらかが死ぬ前に真実を知っていたとウンスに告白して欲しいと願っていましたが、子供が生まれたら。。。が良いですね。そうすると、ハッピーエンドに?^^

ことさん、始めまして。
上映会の事務局のlee_milkyと申します。
ビョンホン、怒ってたんですか?
雑誌で?
実は、以前、笛木優子さんがオールインの時に「日本人なら理解できるだろう」とビョンホンにこの映画のシナリオを見せられたという記事を雑誌で読みました。
上映会でのシンポジウムのために探しているのですが、どの雑誌だったか分からなくなってしまいました。
怒ったというエピソードも日本人なら分かるだろうというエピソードも、宗族秩序に関連があると思われます。
もし、
>ビョンホンが役柄に対して理解できない人物だって、
ちと怒ってましたわ。
の情報源がおわかりでしたら、教えて頂けませんでしょうか。
山崎さん、長々とコメント欄を拝借し申し訳ありませんでした。
月見草
2012年10月30日 10:47
てつさん、福岡行き前の予習ですか?
それにしてもビョンホンさん映画で一番好きな「純愛中毒」取り上げて下さって、月見草も仙台あたりだったら行けるのになぁ~青森から福岡遠いです。
韓国まで青森空港から一時間で行けるのに・・・・
最後のどんでん返しで月見草はほっとした記憶があります。憑依していたのが、本当だったらオカルトだけど、意識的に兄になりすましてたので、納得です。高峰秀子と加山雄三の「乱れる」も兄嫁に恋しますよね、日本ではよくある現象と思います。ビョンホンさんほんとに見事に演じていて、雨のシーン、あの音楽とビョンホンさんの表情がはっきり脳裏に焼き付いています。
ほんと、フランス映画の「男と女」ようです。「甘い人生」もフランス映画の香りがしましたが、フランス語専攻のビョンホンさん、エスプリも効いてて、なんかフランス人にも受け入れられそうに思っていますが・・・・偏見でしょうか?
12月の講演終わった後の復習も楽しみにしております。
こと
2012年10月30日 23:08
lee_milkyさん、始めまして。
当時、ビョンホンがちょっと怒っていた
情報源の件ですが、
映像で一度だけ観た記憶があるんですが、
決して本気で怒っていたというのでは
ありません。
すべての雑誌は入手してませんので
ご協力できず申し訳ありません。

経験を生かせない、想像だけでの
テジンのキャラクタ-作りが本当に大変だった、
という気持ちも入ってということだったんだと
思います。

2004年2月に、この映画のプレミアで来日
され、同年4月には日本公開さましたので、
この頃発売された雑誌が参考になるかと
思います

雑誌インタビュ-中で、(以下、超要約)
「テジンの人柄を理解するに精神的な
時間がかかって、大変だった」
「監督とは何度も時間をかけて
議論して、それで撮影時間も延びた」

役を完全完璧に理解できないと、
演じるのが難しい 
と、昔から変わらずに言ってますし。

この映画は、上映会にいらしてくださる
皆さんで盛り上がりそうですね(^^)

追伸
「日本人なら理解できるだろう」は、
初耳でした。
笛木さんに、また、伺ってみたいものですね。
月見草
2012年10月30日 23:11
「オイデップスの王」の昔から、母と息子は特別な関係がありますね。月見草もかなり訳ありの人生?(てつさんほどでないかぁ~)歩んでますので、もう嫌というほど男性の中の母親の存在の大きさには、ヘキヘキしたり、腹が立ったりいろいろありましたが、若い頃は戦うんですよねぇ~勝ち負けでないんだけど・・・・若気の至りです。行く道と来た道・・・今はすべてにおいて穏やかになりましたが・・・あの映画評論家の淀川ながはるさんが何かの本で「母以上の愛を注げないので、結婚する方に失礼なので、結婚出来ない」みたいなことおっしゃってましたが、なんかわかる気がします。
ところで、話が変わりますが、先ほど韓国のアカデミー賞のような映画祭で「光海・・・」が15部門の賞をとったそうです。ビョンホンさんの優秀男優賞、助演男優賞。監督賞、作品賞、音楽賞もです。チェ・ミンシク、アンソンギも男優賞候補でした。
一応てつさんに情報提供させていただきました。
何かのお役に立ってくだされば幸いです(笑)
こと
2012年10月30日 23:42
山崎先生へ

さすが、ホジンの魂にまでは、
なかなか気がつかなかったです
重要な役どころですね(笑)

最初は、
「ウンス、2人にモテて男運いい」とか、
「兄弟は何故にウンスのどこにホレたのだろうか」
とか、お気軽に観ておりました。

「ウンス」=「兄弟の亡くなった母親」
つまり、柔らかくて、冷静で、しっかり者の
遠い母の匂いを感じさせる女性なんだと思います

冒頭で3人の彼らの子供達時代を思わせる
シ-ンが出てきますが、
兄は母親の顔を憶えていても
弟は幼すぎて憶えていない。
口数が少なく、カメラだ、レ-サ-だ、
一人遊びが好きでマニアックな青年に成長。

テジンとっては、兄ホジンは父でもあり、
母でもあり。

でも、ウンスを一目見てから、いつも夢の中で
見ていた母がウンスだった。幻が現実に。

ホジンは弟がウンスが
好きだったことは感じていたとも考えられます
だから、わざとラブレタ-の代筆させちゃったり、
デ-トの話の内容も話していたのかもしれません。
ホジン兄貴も、なかなかです。
もしかしたら、ガレ-ジの秘密の場所は
ホジン兄貴は知っていたかもですよ(驚)!

何度も失礼いたしました。
こと
2012年10月30日 23:52
月見草さん、始めまして。

『光海~王になった男』の受賞報告、
早速、ありがとうござました。

彼は最高の俳優に成長しましたけど、
これからも進化してくでしょうね。

何度も失礼しました。
まりっぴ
2012年11月05日 22:17
山崎さん こんばんは !

何度かこのコーナーに書き込みさせている者です。

「純愛中毒」この映画のDVDを観たころ、私はビョンホンさんに夢中でしたから、兄嫁のウンスにとても嫉妬しました

ホジンからも物凄く愛されていたのに、今度はテジンの愛まで独占するなんて・・・・・。
しかも相手は(わが心のオルガン)でビョンホンさんを振った女優さん(笑)・・・・・これを嫉妬せずにいられますか・・

でもウンスもとても辛かったのだと思います! 倉庫に隠された秘密を見た後、ショックで泣いていましたよね!!

けれど結局最愛のホジンを失った今・・・・テジンをホジンと思うことで生きていくしかない・・!お腹の子のためにも・・・。
そう決断したのでしょう。

天国のホジンもきっとテジンになら、最愛の妻をゆだねてもいいと思っているでしょうし・・背中を押したかどうかは不明ですが・・・(--;)

今なら少し冷静に「純愛中毒」観られるようになりました。あの時あんなに嫉妬したのはビョンホンさんがテジンになりきっていて、ウンスを本気で愛しているように見えたからでしょう、きっと・・。
それはやはりビョンホンさんの演技のうまさゆえだったのですね!!

いずれにしてもこの映画、皆で語り合うには最適なストーリーですね !!

山崎さん、ありがとうございました。★

まりっぴ
2012年11月06日 22:22
山崎さん、こんばんは !
度々出て来てしまいました^^
思い出したことがいくつかあったので。

この映画、交通事故に遭う前少し間が空いたらしいのですが、その間にビョンホンさん、6KGも痩せられたそうです
確か監督さんがずいぶん痩せたので驚いた。とおっしゃったとビョンホンさんがテレビのインタビューか何かで話していました。
確かに前半と後半では顔の雰囲気、表情も違いますよね!
そしてレーサーの役柄のためにライセンスも取得したとも・・・。A級とかB級とかその辺はよくわからないので、つっこまないでください。 (笑)
もしかしたら、「恋の香り」の時かもしれませんが、
あの時もレーサーでしたよね!あまり乗ってはいませんでしたが・・。「アスファルトの男たち」もそうでしたっけ。
日本でこの映画を3回観た人はビョンホンさんのポストカードをプレゼントするという企画をしたら、1日で3回も観たファンの方が何人かいたとかも・・・・。
どうでもいい情報かもしれませんが・・・。

でも凄いですよねビョンホンさん、1度に6キロも痩せるなどなかなかできることではないですよね !!
私など痩せたくても全然意志が弱くて(--;)
やはり才能だけでなく努力も怠らない人なのですね !!

話は変わりますが、「王になった男」日本での公開が2月16日に決まったそうです!!
おそらくロングランになると思いますので、ぜひご覧になってくださいね^^
現在韓国映画史上5位で「ブラザーフッド」をしのぐ勢いだそうで・・ 凄いです@@

やっぱり努力の人は違いますね (^^)
話は元に戻りますが、私にとって「純愛中毒」はとても気になる映画です。
ありがとうございました。
lee_milky
2012年11月07日 00:35
山崎さん、みなさま、こんばんは。
日韓映画文化交流研究会事務局のミルキーです。
何度か、コメントしようと試みたのですが、何故かいつもメンテナンス中で、なかなかお礼のコメントができませんでした。
ことさん、さっそくにお返事をいただき、ありがとうございました。
そのころの雑誌を読ませて頂きますね^^
それにしても、みなさん、熱いですね^^
シンポジウムでも平場からも色々ご意見が出たらうれしいです。
山崎さん、コメント欄をお借りし、ありがとうございました。
まりっぴ
2012年11月08日 11:51
山崎さん、こんにちわ !

また出てきました。

誤解させてしまったようですみません。
交通事故とは映画の中の事故のことです(--;)
確かに交通事故ではなくレース中の事故でしたよね!
あの撮影の前に少し期間があってその期間に6キロ痩せたと聞いた覚えがあるのですが、本当は10キロなんですか ?@@

確かに相当痩せられていますね!!
甘い人生の時も最後はガリガリに痩せていました@@

徹底的に役になりきるビョンホンさんらしいですね ^^

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    Excerpt: 「純愛中毒 (2002) 韓国」について こんばんは。 本当にお世話様になります。 ホジンがテジンの背中を押した・・・目から鱗の感想でした。 なるほど~。 メモと言われますが、このレビューが一.. Weblog: Designare☆Lee Byung-Hun racked: 2012-10-29 00:18