珈琲(カビ) (2012) 韓国

[859]キム・ソヨンが16年ぶりに主演、いやあ、またまた凛とした美しさを堪能しちゃったなあ。
★★★★★☆

画像

舞台「こころ」を観に来てくだすったスクリーンさんが、
そのとき私にプレゼントしてくださった作品。
観て、嬉しさのあまり飛び上がったよ。

画像

誰か、わかる? わかるよな?
キム・ソヨンだよ。
「アイリス」で私が痺れまくったあのキム・ソヨン…!

画像

16年ぶりの映画主演なんだって。


舞台は朝鮮時代の末期。
ロシアでコーヒーと金塊の強奪を繰り返し、
氷狐・銀狐と恐れられている朝鮮人がいた。

画像

その銀狐のターニャ…、オラがキム・ソヨン。
ロシア在住の通訳官キム・ウヒョンの娘で、
ロシアで生まれ育ったが、
幼いころその父は日本兵たちに惨殺された。

画像

氷狐のイルリチ…、チュ・ジンモ。
幼いころからターニャの父ウヒョンに仕えていた。
そのウヒョンがコーヒー好きだったため、コーヒーを淹れるのがうまい。

画像

日本兵をウヒョン宅に案内したのはじつはこのイルリチ(右の少年)。
日本人に金で買われたからだが、そのこともあり、
かれは生涯、遺されたターニャ(中央の少女)を守る決意をする。

画像

幼いころからターニャを好きだったイルリチは、
おとなになるとこんな関係に…。

こらこら、ソヨン、
おまえの相手はチュ・ジンモじゃなくてビョンホンだろ、ビョンホン…!
え? 相手はビョンホンだと思って演技してる?
そうかそうか、なら許そう…(笑)。

画像

が、ある日、銀狐ターニャと氷狐イルリチはロシア兵に捕まり、
その場で銃殺された…、と思ったら、
朝鮮系日本人のサダコ(ユソン)に助けられる。

画像

そのサダコ…、ユソン。

朝鮮殲滅の命を受けている日本人政治家・三浦の下で暗躍する女。
じつは二人を日本軍の手先として使うため、
ロシア兵からターニャとイルリチを金で買い取ったのだ。

う~ん、悪い女め! と思うのだが、
オラがユソンは相変わらず魅力的なのでドキドキしちゃうよねえ。
困ったもんだ…。

画像

コーヒーを淹れるのがうまくて、ロシア語が堪能なターニャは、
ロシア高官や、外国人使節団が利用するホテルカフェで働きはじめる。

画像

そしてそこで、
ロシア軍と手を結ぶためにやってきた朝鮮使節団に気に入られ、
朝鮮のロシア領事館に退避している高宗(コジョン)の下で
働くことになった。

じつは、これ、全部サダコの陰謀なんだよね、
高宗(コジョン)に近づき、高宗(コジョン)を毒殺しろという…。
高宗(コジョン)がコーヒー好きで通っていたもんだからさ。

画像

ロシア領事館に退避している高宗(コジョン)…、パク・ヒスン。
好演が光ってるねえ。

画像

ターニャの淹れたコーヒーを飲んだ高宗(コジョン)が、
私の前でなんでそんな服を着ているのだと非難すると、
おらがターニャは凛々しく反論する、
「私は宮女ではありません」と…。

画像

高宗(コジョン)は享楽のひとで、政治は后(閔妃)に任せていた。
后(閔妃)はもともと親日派だったが、

日清戦争で日本が清を破り、朝鮮が清から独立すると、
ロシアに近づき親露政策を取った。
日本が閔氏勢力を追放し、
日本の意に沿った内政改革を進めようとしていたからである。

結果、親露政策を取った后(閔妃)は暗殺されてしまった。
その暗殺事件に恐怖し、
高宗(コジョン)はロシア領事館に退避したのである。

そのあたりの時代背景がわかっていると、
この映画はより楽しめるかも…。

画像

そのころイルリチは、三浦とサダコの下、
日本人坂本としていろいろと動きまわっていた。

いろいろと、と言うのは、
朝鮮が軍隊を作れないようにしようというくらいで、
すこしも詳細に描かれていないからだ。

このあたりいかにも韓国映画らしいというべきか…。(笑)

画像

ただ、そうしないと、
ターニャの命を保障しないぞと脅されてるわけだよね。

画像
画像

そんなある日、ロシア領事館の廊下で、
日本人坂本として高宗(コジョン)に会いに来たイルリチと
ターニャは偶然すれ違うのだが、
見知らぬ者同士として振舞わなければならないので
ことばを交わすこともできない。

坂本がビョンホンだったら、
ここはクグッと涙を堪えられないシーンになったろうなあ…(泣)。

画像

ここもそう。

イルリチは、
高宗(コジョン)が武器商人を通じて
ロシアから武器を購入しようとしていることを掴む。

その武器商人が高宗(コジョン)に会うため、
領事館にある秘密の通路を利用しているはずだ。
その通路を見つけるには、
ターニャから領事館の図面を描いてもらう必要がある。

で、三浦とサダコの許可を得て、
コーヒー輸入店でターニャに密かに再会するシーンなんだけど、
「アイリス」でのビョンホンとスヨンみたいにはなかなかいかない。

ビョンホンには、スヨンをメロメロにして、
ドラマだと忘れさせてしまうほどのエロス力があったからなあ。

でも映画は面白いよ。

画像

高宗(コジョン)はある日、
ロシア高官との会談にターニャを同席させる。
自分の言うことを通訳がロシア高官に正しく通訳しているかどうか
確認するために。

ターニャは正しく通訳されなかたことを伝える。

画像

ターニャを同席させたのは、
彼女がロシア語のわかる自分を利用してください、
殿下の手足になりますと申し出たからだが、

高宗(コジョン)は、
これでおまえの命は狙われることになったと謝る。
しかし私はおまえを守ると…。

画像画像

高宗(コジョン)のコーヒー係として
高宗(コジョン)のそばにいるうちに、
ターニャは次第に朝鮮を憂う高宗(コジョン)に惹かれ、
ついには自ら宮女になりたいと申し出る。

宮女は生涯国王に仕えなければならないことを
知りながら…。

画像

ターニャはイルリチにもらった指輪を外す。

画像

高宗(コジョン)はロシア高官らと、
三浦、サダコ、坂本らを食事に招待する。

サダコはこのチャンスに
コーヒーに毒を入れて高宗(コジョン)を殺せと命じるが、
ターニャは私が疑われるからとうそを言い、
命令を無視する。

画像

高宗(コジョン)は席上で「坂本」と名指しながら言う。

 私は無能な王だから餓える国民が多い

 朝鮮の山は貧しい台所より食物が多くある
 それゆえ山に上った者達も多い
 その者達は盗賊でも逆謨師でもない
 餓えた国民だ

 日本は餓えた民を鉄砲と爆薬で殺すのか
 私の国民だ!
 朝鮮王室を助けるためと彼らを殺したら
 私は二度と許さない

画像

その夜、イルリチは領事館内のターニャの寝室に侵入し、
ターニャに高宗(コジョン)を毒殺しろ、
そうすればすべてが終わるんだと言い、宮女服を引き裂く。

と、彼女の胸には
高宗(コジョン)から贈られたペンダントがあった…。

画像

ターニャは慟哭しながら胸の中でイルリチに伝える。

 私が生きられる方法はないの
 これ以上日本側につくとあなたも危ないわ
 領事館にいる間にあなたが去れる時間を作るわ
 ロシアへ帰って
 私の代わりにお父さんの墓参りをして
 コーヒーをお供えして
 お願い…

画像

高宗(コジョン)はターニャを通訳にロシア領事官に伝える。

 国を「大韓帝国(だいかんていこく)」と改めるので
 ロシアが認定してほしい。
 そうすれば他国も認定するだろう。
 我々が自ら国を守れるようにならないと、
 シベリア鉄道を作りたいロシアの望みも叶わないのだから。

と。

画像

翌日、高宗(コジョン)は部下に、
武器取引現場へ行かせるように見せかけながら、
ターニャを港へ送れと命じる。

国外へ逃亡させるためだ。

画像

ターニャの居所がわからなくなったサダコは、
かねてから日本側スパイにしていたロシア領事館の通訳官に
毒を手渡し、高宗(コジョン)毒殺を命じる。

画像

ひょんなことからそのことを知ったターニャは、
高宗(コジョン)のもとへ必死に駆け戻る。

うん、おらがキム・ソヨン、
「アイリス」で特訓したおかけで走る姿も
ずいぶん様になってきたなあ…。

画像画像

高宗(コジョン)はターニャのおかげで
寸でのところで一命をとりとめる。

画像

そのころ三浦は、
高宗(コジョン)臣下の武器取引現場に
日本軍を送ってほしいという坂本の依頼を受け、
近くの日本軍すべてをその現場に集結させていた。

が、それはじつは坂本の仕掛けた罠であり、
戦争だった!

画像

前夜、イルリチはロシア領事館に潜入し、
高宗(コジョン)の命を狙った。

が、高宗(コジョン)を殺しところで、
朝鮮を愛しはじめたターニャはいまの自分と一緒になっても
けして幸福になれないと思い、翻意したのだ。

画像

高宗(コジョン)は、戻ってきたターニャにその男の…、
イルリチの話をした。
命を賭けて彼女を愛する男の話を…。

画像

さて、結末は…、どうぞ自分の目で確かめてくださいな。

監督は、
傑作「 ファン・ジニ」を撮ったチャン・ユニョン。

物語が大きすぎて
「ファン・ジニ」ほどのまとまりには欠けているが、
史劇としてもロマンスとしてもじゅうぶん堪能できるよ。
それになんたっておらがキム・ソヨンだしさ(笑)。

いやあ、彼女、やっぱり凛として美しい。惚れ惚れするわ。
おら、ほとんど彼女ばっかり見てたなあ。

チュ・ジンモも頑張ってるんだけど、
イルリチ役がビョンホンだったら、
もうめちゃめちゃ泣けたんちゃうかなあ。

「大韓帝国(だいかんていこく)」成立の過程も
それなりにわかって勉強にもなったよ。

画像画像

ちなみに写真は、
その後、高宗(コジョン)が建てた「徳寿宮静観軒」。
高宗(コジョン)はここでコーヒーを嗜んだそうだ。

スクリーンさん、
超うれしい作品、ほんとうにありがとうございました!


●picaさん
レスが遅れてすみません。
もちろんpicaさんのこと憶えていますよ。
おかしいですねえ、柏のツタヤには前から置いてあるのですが。
レンタル屋の店員さんに
「珈琲(カビ)が置いてないの変よ!入荷してよ!」
と頼んでみたらどうなんでしょう(笑)。
なんでしたら私が頼みましょうか!
この映画のソヨンもほんとにステキですよ。
感情を抑え気味に演技していますが、それでも
彼女のこころがジワーッと滲み出てくるんですよね。
彼女の映画あまりないんで、私もドラマ見てみるかなあ。

ありがとうございました。


■115分 韓国 ミステリー/ドラマ
原作 キム・タクファン
脚本 キム・ウンジョン
監督 チャン・ユニョン
撮影 オ・ヒョンジェ
照明 イム・ジェヨン
音楽 ウォン・イル
出演
チュ・ジンモ イルリチ
キム・ソヨン ターニャ
パク・ヒスン 高宗(コジョン)
ユソン サダコ
チョ・ドッキョン ソクチュ
キム・ウンス 三浦
チョ・ギョンフン 腹心
チョ・スンヨン ミン・ヨンファン
キム・ヒョナ プジェ尚宮

高宗皇帝に毎日ロシアンコーヒーを給仕していた朝鮮初のバリスタ・ターニャを題材にしたミステリー小説「ノソア・ガビ」をもとに映画化された『カビ(珈琲)』!
「ファン・ジニ」のチャン・ユンヒョンが監督を担当、「IRIS-アイリス」、「検事プリンセス」のキム・ソヨンが16年ぶり映画主演をしている。ほか、パク・ヒスン、ユソン、日本から吉村謙一などが共演している。時は1986年。朝鮮王朝末期の王・高宗(パク・ヒスン)は大韓帝国を立国するためロシア領事館に身を寄せていた。そんな混沌の時期、ロシアでコーヒーと金塊を強奪していたイルリッチとターニャはロシア軍に捕まってしまい、その後朝鮮系日本人のサダコ(ユソン)の陰謀で朝鮮へ行くことになる。朝鮮初のバリスタとなり、高宗にコーヒーを給仕するターニャ。ターニャを守るために、サカモトという偽名でスパイになったイルリッチ。二人はサダコの命令で、高宗皇帝暗殺作戦に巻き込まれるのだが…。

TVショッピング大人気商品!立花みどり開発!姿勢ウォーカー
ぽっこりお腹解消を目指すなら
ブログランキング・にほんブログ村へ 





この記事へのコメント

pica
2013年12月12日 22:35
山崎さん、大変ご無沙汰いたしております。
picaです、覚えておいででしょうか?
ソヨンさん主演の珈琲、私はまだ見ておりません。
山崎さんのレビューを見て、絶対見ようと決心しました。
アイリスのソンファ役を見て以来、ソヨンさんが大好きになり、ドラマはなんとかチェックしているつもりなんですが、この珈琲のDVD、なかなかレンタルされてません。
映画、ヒットしなかったのかな…(:_;)
ドラマを見ていて、やはりソヨンさんの演技は素晴らしく、感情がよく伝わってきます。
なんとかしてこの映画を鑑賞し、またコメントしに来たいと思います。

この記事へのトラックバック

  • チュ・ジンモ 最新情報 - これ好き! KoreaFan

    Excerpt: チュ・ジンモ の最新情報が一目でわかる!ニュース、ブログ、オークション、人気ランキング、画像、動画、テレビ番組、Twitterなど Weblog: これ好き! KoreaFan racked: 2012-12-13 05:07