カン・チョルジュン 公共の敵1-1 (2008) 韓国 ※重複記事

[757]親鸞は言った、作為を施すな、と。カン・ウソクはそれを実行した!
★★★★★★

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ひさしぶりに面白い韓国映画を観た!
って感じ…(笑)。

面白いのはあるんだけどさ、
そのほとんどがインディーズ系。
メジャー系はほんとだめになっちゃったね…(笑)。

笑ってるけどさ、心の中じゃ泣いてんだぜ、オイラ。

つまんなくなった理由のひとつは、
チカラのあるベテラン、中堅俳優を起用しなくなったから。
いまや若手主体だもんね(泣)。
ビョンホンの出る幕なんかないもんね…(号泣)。

なんで使わなくなったのか?
うん、ギャラが高くなったから…。
いつだったかカン・ウソク監督、マジ怒ってたもんな(笑)。

映画の基本は俳優だ!
ウソクはそのことをよく心得てる。
だから怒るんだよね、ホントだよ(笑)。

おい、ギャラが高けえんだよ、おめえら! 
と声高に文句をつけながら、
ベテランのいい俳優を使って映画の基本を証明してみせた。
それがこの映画…、「公共の敵」シリーズ3作目(喜)。

ウソクはやっぱり偉い! オラは信じてよかったぜ…!(笑)

あ、先に言っとくけどさ、
この映画、韓国内で約507万人動員したんだよ、ホントだよ。
凄いよねえ、お客さんたちもよくわかってるんだよねえ、
素晴らしいベテラン俳優さんたちのおかげだよねえ…(笑)。

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お馴染みのカン・チョルジュン、カンドン(江東)署のベテラン刑事。
ソル・ギョング、ソル・ギョング、ソル・ギョング。
うれしくて連呼しちゃったよ(笑)。

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場面は、チョルジュンが
娘の通ってる小学校で1日教師をやるところから始まる。

子供たちが刑事よりヤクザのほうがカッコいいと囃したてる。
と、チョルジュンが悔しくて怒りはじめる(笑)。
薄給の刑事なんかやめようと思ってんのに…。

が、はやくも奇跡が起きる。
われらがチョルジュン…、あのソル・ギョングが怒鳴らないのだ。
怒ってるのに、怒鳴らない!

ソル・ギョングが怒鳴らない、ソル・ギョングが怒鳴らない、
ソル・ギョングが怒鳴らない…、また連呼しちゃったなあ(笑)。

そうなのよ、
コレ、あのソル・ギョングが怒鳴らない映画なのよ。
全編通して、ほとんど怒鳴らない。

ソルギョングと言えば、
怒鳴らなくてもいいセリフまでとにかく全部怒鳴る。怒鳴りまくる(笑)。
というイメージが定着してんだけど、
怒鳴らなくちゃいけない場面まで怒鳴らない。

一貫して怒鳴らない。徹底して怒鳴らない。
怒鳴っても声が出ない。声ヨレ…(笑)。

薄給の刑事の仕事がよほど応えたのかなあ。
それとも韓国映画界の斜陽が応えちゃってるのかなあ。
なんてマジ心配しちゃったよ(笑)。

なんだかもう草臥れてヨレヨレになったスーツって感じ(笑)。

でも、それがいいのよ。超いいのよ。抜群抜群抜群!
笑える。哀愁漂う。胸がほのぼのする。痺れる。泣けちゃう。
観てるオイラは…(笑)。

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チョルジュンの娘。性格が父親にそっくり。
アホな父親を軽く手でいなす。
でもアホな父親であるがゆえに誰よりも父親を愛してる(笑)。
超かわいい娘…!

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イ・ムンシク、イ・ムンシク、オラがイ・ムンシク…!(笑)
「1話」の人物イ・アンス、通称サンス。
出所して(?)カラオケ屋3件を営業。いまや金持ち!

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チョルジュンに超高級焼肉をごちそうする。
チョルジュンは金を貸してほしいんだが言えない!(笑)

前半に再会したからまた出てくるのかなあ、楽しみだなあ。
と思ってたら、出てこない、ず~っと出てこない。

アレ? アレは何だったの? ただの顔見世?
と思ったら、最後にドカン…。

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なるほどなあ、そういう役回りだったのか、
そりゃイ・ムンシクしかできないわな、と超納得。

どんな役回りか? 言わない。観て(笑)。

ソル・ギョングとイ・ムンシクが喋ってるだけでいいの。
面白いの。ワクワクするの。
圧倒的に存在してみせるから、二人とも、目の前に…。
これだけは観ないとわからない。観て(笑)。

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お馴染み、カンドン(江東)署刑事課強力2班の3人衆。

運転してるのは、キム・ヨンス刑事、キム・ジョンハク。
2話では熱血青年刑事として大活躍だったけど、
今回は冴えない部下、なんのとりえもない刑事…(笑)。

助手席にチョルジュン。
そして後部座席に強力2班の班長、オム・チュンイル。
オラがカン・シニル、カン・シニル、カン・シニル!

チョルジュンが書いた辞表99通。
班長が握りつぶしたチョルジュンの辞表99通。
きょうも騙してチョルジュンをこき使う。

屠殺場で殺人事件が起きたぞ、犯人を追え…!(笑)

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見て、情けなさそうなこの顔。

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この顔とどこが違うのよ(笑)。
もしかして二人、ほんとは血が繋がってるんじゃないの?

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大詰め、チョルジュンが刺されて病院に運び込まれると
血相変えて手術室まで入ってったもんね…(笑)。

しかし、いい。カン・シニル、抜群抜群抜群!
ただのひと。そのへんのおじさん。超愛すべきおじさん。
そのよさはほかの連中同様、言葉にはできない…!(笑)

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出たあ~、オラがユ・ヘジン、ユ・ヘジン、ユ・ヘジン!

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町の精肉屋さん、包丁1本で牛や豚を解体してるひと。
チョルジュンのお友だち(笑)。

屠殺場殺人事件の犯人らしき若い男が死体で発見された。
腹部に1発、包丁かナイフらしき跡。
チョルジュンがこの精肉業中年を呼んで遺体解剖させると、
見事に刺殺状況を再現してみせた。
そんじょそこらの遺体検視官より全然すごいやつ…(笑)。

しかし、なんだろ、ユ・ヘジンのこの火を吹くエネルギー。
もしかしたら大地のエネルギーを吸い取ってるのかも…、
と、オラは抱腹絶倒、のち全身フニャラフニャラ(笑)。

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そしてチョン・ジェヨン、チョン・ジェヨン、オラがチョン・ジェヨン!
コソン(巨成)グループ会長のイ・ウォンスル。
ソル・ギョングと二人してわが子に手を振るの図…。

いい父親たちだねえ、と感動しちゃいけない。
いや、いいか(笑)。

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このコソン・グループの会長、じつはヤクザ。
世間は会長と呼ぶが、本人も認める生まれつきのヤクザ。
ワルに憧れる高校生たちを集めて、ヤクザ道を説くヤクザ。

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部下を使って邪魔者を消すヤクザ。
親友に親友を殺させる人非人。

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ひとはわからん、人一倍実直そうなこの男が…(笑)。

チョルジュンが事件を追ううちに
このコソン・グループ会長に突き当たる。

で、若者を暴力組織に引き込むとは許しがたい野郎だ、
「公共の敵」だとばかりやっつけるお話なんだけど、
この映画が面白いのはストーリーじゃない。

俳優たち…、とにかく俳優たちがめちゃいいのよ。
凄いのよ。痺れるのよ。

理由ははっきりしてる。
カン・ウソク監督が、監督らしきことをな~んもしとらんから…(笑)。
な~んもせんと、俳優たちにすべて任せてる。
好きにやらせてる。

なものだから、
それぞれの俳優たちが持っているものが自ずと出てくる、
というふうになってるのね。
言い換えると、俳優たちの資質、無意識が表れるようになってる…?

その俳優たちの資質、無意識の豊かさを
観る側は存分に堪能できるようになってる。
むろんそれがウソク監督の狙い…。

で、映画の基本は俳優だ!と信じて
監督らしきことをなにもしないウソク監督は偉い!
さすが監督の中の監督だ!
ということになるんだよね…(笑)。

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ムン・ソングン…、「失踪」よかったよね。

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大ベテランのキム・ヨンオク。

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もっと使われていいオラ好みのチョン・ジェフン(笑)。

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ごめんな、キム・ナムギル、いい写真盗れなくて(笑)。


監督はいろいろと考える、イメージする、工夫しようとする。
そうしないと出来ないから。
でも、考えたこと、イメージしたことをやろうとすると、
ほとんど間違いなく失敗する。
あるいは、つまらない映画になってしまう。

これはほとんど宿命…。

理由は、それはすべて「意識」の行っていることだから…。

言いかえると、
人間が頭で考えたことはどんなに凄いことのように思えても
つまらんということなんだよね。下らんのよ…(笑)。
だから考えたことをやろうとするなってこと。

小津安二郎が俳優に「なにもするな」って言ったのも、
そのことを言ってるんだよね。

親鸞も言ってる、作為を施すなって…(笑)。
極楽へ行きたいからって善行を施そうとするな。
作為するな。そんなものは下らん。
善行をしようなんて思わない悪人ほど極楽にいけるんだって…。

あれと同じ。
監督も作為を施そうとすればするほど失敗する。
理由は簡単、「無意識」を殺すから…。

この映画を観るとほんとよくわかる。
ウソン監督はなにもしてない、ただ撮ってるだけ(笑)。
俳優たちもただ自分に従って素直にやってるだけ。

作為を施さず素直にやってるから、
その俳優たちの持ってる資質、豊かな無意識が
素直に表に出てきてるだけ…。

それを観て、みんな、
「ホ~、いいなあ~」って溜息を漏らすことになる…?(笑)

「韓半島」と比べるとすごくよくわかる。
あれもすごくいい映画なんだけど、作為を施しすぎてる。
そのぶんこの映画の自由さ、解放感に敵わないよね。

「黒く濁る村」は最悪(笑)。
ストーリー的にも映像的にも演技的にも、作為だらけ。
そりゃ失敗するよね…。

マジいい映画だよ。

これだけ褒めりゃみんな観てくれるだろう…!(笑)


●ひらいさん
涎でるでしょう、出演者たちの名前聞くと(笑)。
もともといい俳優ばっかりなんですけど、
これ観ると、え~、ここまで自然体でできるようになったのか
って、ちょっと驚きます。
オ・ダルスですか、近いうちに登場するかも…(笑)。


■127分 韓国 犯罪/アクション
監督:カン・ウソク
脚本:チャン・ジン
撮影:キム・ソンボク
出演
ソル・ギョング カン・チョルジュン
  カンドン(江東)署刑事課強力2班 
チョン・ジェヨン イ・ウォンスル コソン(巨成)グループ会長 
カン・シニル オム・チュンイル(厳忠一)
  カンドン(江東)署 刑事課 強力2班 班長
ムン・ソングン テサン
イ・ムンシク イ・アンス 別名サンス カラオケ店社長
ユ・ヘジン イ・ヨンマン 精肉業者
チョン・ウォンジュン 医師 キム博士
キム・ナムギル パク・ムンス
  コソン(巨成)グループ開発人材支援チーム長      
ヨン・ジェウク アン・テジュン
  ハヨンの友人 高校生 コソン(巨成)グループ  

第1作の強力係刑事に戻り,社会悪の掃討に立ち向かう活躍を描いた<公共の敵>シリーズの第三弾。
カンドン(江東)署の強力班刑事カン・チョルジュンは,5年が過ぎた今でも,相変らず事件現場をかけずり回っているが,15年目の刑事生活で残ったものといえば,チョンセの家(借家)だけ。刑事という職業のために,銀行から住宅保証金を借りるのも不如意だ。
下手すれば,死亡,あるいは障害者になりうる刑事生活にうんざりした彼は,ついに辞表を提出する。しかし,その時,ある高校で起きた殺人事件のために,彼の辞表受理は延期され,今回の事件さえ解決すれば退職金を与えるという班長の懐柔に巻き込まれ,面倒な事件現場に戻る。
まったく解決の兆しが見られなかった殺人事件は,死んだ学生の指紋が,以前,カンドン署の管轄で起きた屠殺場殺人事件現場で発見された刃物に残された指紋と同じだという事実が明らかになり,新しい局面を迎える。
カン・チョルジュンは,死んだ被害学生と仲が良かったという友人3人に会って,糸口を探し始める。友人たちが,コソン(巨成)という会社に就職した事実を知ったカン・チョルジュンは,この事件が,コソン・グループと関係あるということを感知して,コソン・グループの会長イ・ウォンスルを追い始める。


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