ワンドゥギ (2011) 韓国

[868]う~ん、差別問題はやっぱり人類の最終課題なのかもな
★★★★☆☆

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「ワンドゥギ」という名の高校生の、いわば青春映画。
韓国のベストセラー小説が原作だという。

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ワンドゥギ、高校2年生…、ユ・アイン。

引用解説では「不良」となっているが、うそ。
最初から全然不良には見えない。
隠しようもなく、おとうさん思いのとてもいい子に見える(笑)。

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ワンドゥギの父ちゃん…、パク・スヨン。

父ちゃんは障害を抱えているが、
踊るのが好きな元キャバレーのダンサー。
でもそのキャバレーが潰れて以来、貧乏している。

ちなみに母ちゃんはいない。
なんでいないのか息子のワンドゥギにもわからない。

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中央、ワンドゥギの叔父さんのミング…、キム・ヨンジェ。
といってほんとの叔父さんというわけでもない。

ワンドゥギが子供の頃、
父ちゃんのダンスに憧れて弟子入りしたのだが、以来、
ワンドゥギの叔父さんにもなっちゃった愛すべきひとなのである。

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ワンドゥギの通っているクラス。
窓際、最後列に座っているのがワンドゥギ。

そのことからもわかるように
勉強だけは誰にも負けないビリケツである。
ちなみにケンカも誰にも負けない(笑)。

これもちなみに成績トップは、
中央のメガネをかけた美しき女子高生ユナ…、カン・ビョル。

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ほらな、美しいべ(笑)。

あんたは勉強ビリでケンカばかりしてるけど、
人間は信用できる…、
と言って、後にワンドゥギと相思相愛になる。

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ほらな、相思相愛しとるべ(笑)。

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クラスの担任教師ドンジュ…、おらがキム・ユンソク。
おい、つい2、3日前、「哀しき獣」見たばっかりだぞ(笑)。

ユナ、おめえ、ソウル大学に行け。
傲慢なお前によう似合う大学だべ。
なんてクチを開くと出てくるのは悪態ばっかり。

と言うと、ロクデナシ教師のようだが、
じつは人一倍人情と正義感に溢れた「関西」丸出しの男
ということが、おらにはすぐわかる。

あ、誰にでもわかるか。
わからんやつは人間じゃねえ、叩き切ってやる(笑)。

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このドンジュ先生、じつは
ワンドゥギの家の真向かいの屋上に住んでいて、
「ワンドゥギ!」「おい、ワンドゥギ!」「こら、ワンドゥギ!」
と、事あるごとに絡んできて超うるせえ。

なのでいつも隣の住人の男の声が飛んでくる。
「うるせえ、はよ寝ろ!」「黙れ黙れ、おめえら!」と。

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ある日、ワンドゥギの父ちゃんが
行商するために金をはたいて買った超中古車の
タイヤがパンクしている。

ドンジュ先生が、こら、二階の住人おまえだろ!
と、その隣の住人に向かって怒鳴りつけると、

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うわっ、キム・サンホだべ!
と、おらがボルテージは一気に上るのだった。

サンホ・ヤクザは怒鳴り返す。
おれん家の前に置くからだっ!

おらはサンホが怒鳴るたび、動くたび、
おかしくておかしくてゲラゲラ笑ってしまう(笑)。

やっぱ天才やなあ、自分を全部捨ててるもんなあ、
と感動でウルウルするのだが、
で、出番があまりにも少ない。

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このあとワンドゥギに殴られて交番へ行くシーンと、

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物語の後半、
ワンドゥギに招かれて飯食らって、酔っ払って、
ソウル風阿波踊りを踊るシーンと(笑)、

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ラスト、生まれ変わった教会の壁に絵を描くシーンだけなのじゃ。
あ、職業はヤクザじゃなくて画家だったよ(笑)。

観客動員数5,30万人、2011年度3位という映画だが、
★4つはきっと、サンホの出番が少なかったせいかもなあ(笑)。

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サンホにくっついているこの美女は誰? 妻?
と思ったら、サンホの妹ホジョン(パク・ヒョジュ)だったよ。
だべな、サンホにこんな美女が嫁に来るわけねえもんな。

で、妹だとわかった瞬間急接近するドンジュ先生。
こら先生先生、くっつくな。
独り者にゃ毒じゃ、離れろ離れろ。
しかも相手は高名なる作家先生なんだぞ。(笑)

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と思ったら、おらがアホ先生、
秀才のユナにラブレターの書き方を教わって
事もあろうに大作家に…、

 この世のすべてがホジョンさんに見えます
 空の雲も 花も 月までも

なんつうラブレター渡してやがんの(笑)。

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で、思いがけず関西風男に、
こ~んな幸運が訪れたりして…。

あ、以上はサブ・ストーリーだわ(笑)。
本ストーリーは…、

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父ちゃんが行商に行って家を空けてる晩、
突然、ワンドゥギのかあちゃんが
「元気にしていましたか? 大きくなりましたね」
と訪ねてくる。

お節介野郎のドンジュ先生が探し出して
いま住んでいる家をかあちゃんに教えたのだ。

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ワンドゥギは戸惑う。

ほとんど初めて会うようなものだったし、
また、かあちゃんが外国人(フィリピン人)だったからだが、
家に上げ、ラーメンを作り、かあちゃんにごちそうする。

会えて嬉しいんだけど、
なにをどう伝えたらいいのかわからないから…。

かあちゃんは謝る。
かあちゃんは悪い人です。
一緒にいてあげれなくてごめんね、と。

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以来、時々、
かあちゃんはインスタントばかり食べててはだめと、
お弁当を作って届けてくれるようになる。

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ワンドゥギは行商からいったん家に戻ったとうちゃんに、
かあちゃんが訪ねてきたと言い、
別れた理由を尋ねる。

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とうちゃんもかあちゃんが訪ねてきたことに驚くが、
別れたのは、
かあちゃんがおれの仕事を理解しなかったし、
店の連中がかあちゃんをこき使うのが許せなくて、
と答える。

フィリピン人だということで差別するのを許せなかった、
とうちゃんといると差別されて可愛そうだったから別居した、
ということなのかな?

ちなみにワンドゥギはドンジュ先生に、
おまえの家の戸籍謄本を見たが、
とうちゃんとかあちゃん、離婚したわけじゃねえぞ、
と教えられていたのだ。

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夢も希望もなかったワンドゥギの中で
次第に何かが変わりはじめ、
キック・ボクシングを習いはじめる。

強くならなきゃ、と思いはじめたんだろうね、
とうちゃんのためにも、かあちゃんのためにも…。

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そしてある日、列車に乗り、
かあちゃの働いている店に会いに行く。

ワンドゥギはまた
かあちゃんと一緒に暮らすことができるようになるのか…、
というのが本ストーリー。


監督は、「永遠の片想い」を撮ったイ・ハンなんだけど、
全体的に人間関係がきれいすぎてドマ性を失っているかな?
という感じ…。

でも韓国映画らしく俳優がいいから
じゅうぶん見せてくれるんだよね。

面白かったのは、
「教会」が外国人たちの集会場になっていたこと。
そして最後、地域文化活動センターに生まれ変わること。

なるほどな、と妙に感心したなあ(笑)。

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キックボクシングのコーチとしてアン・ギルガンが、

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ドンジュ先生のおやじ役として
おらがチョ・サンゴンが1シーンだけ特別出演してるよ。


■108分 韓国 ドラマ/青春
監督:イ・ハン
原作:キム・リョリョン
脚本:キム・ドンウ
撮影:チョ・ヨンギュ
音楽:イ・ジェジン
出演
キム・ユンソク ドンジュ
ユ・アイン ワンドゥク
パク・スヨン ワンドゥクの父
イ・ジャスミン ワンドゥクの母
キム・サンホ 隣人
キム・ヨンジェ ミング叔父
パク・ヒョジュ ホジョン
カン・ビョル ユナ

「永遠の片想い」「青春漫画 ~僕らの恋愛シナリオ~」のイ・ハン監督が韓国のベストセラー小説を映画化したヒューマン・ドラマ。不遇な人生を送る不良青年が担任教師のおせっかいによって図らずも新たな希望を見出していく姿と、彼を取り巻く個性溢れる人々の人間模様をユーモラスかつ心温まるタッチで綴る。主演は「トキメキ☆成均館スキャンダル」のユ・アインと「チェイサー」のキム・ユンソク。
母のいない家庭に暮らす高校生のワンドゥク。勉強もせずにケンカばかりする問題児の彼だったが、おせっかいで型破りな担任教師ドンジュが私生活にまで遠慮なく干渉してくることに頭を悩ませていた。ある日、実の母に会ってみろと、またしてもいらぬおせっかいを焼かれ、ついには家出を計画するまで追い詰められてしまうワンドゥクだが…。

 

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