チャンプ (2011) 韓国

[890]予想を覆される土壇場、テヒョンの美しい宇宙遊泳におらはただ涙(笑)
★★★★☆☆

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お、チャ・テヒョンだ!
やばいなあ。笑かして笑かして、
最後はまたドカーンと感涙絞り取るつもりなんだろうなあ。

いやだなあ。体力いるもんなあ。
そうだ、お正月に取っとこう。
といって、このお正月、じつは一等最初に観た作品。

「グランプリ」同様、競走馬と騎手のお話。

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舞台も「グランプ」と同じ、済州島。
運転しているのはちょっとお調子者の、おらがチャ・テヒョン。
韓国競馬界の期待の騎手スンホ。

隣は愛する妻…、といっても結婚はまだ。内妻。
後部座席に乗っているのは娘のイェスン。

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厩舎に帰る途中、競馬を輸送している前のトラックが邪魔。
にゃろめ、抜かしてやるぜ、と
チャ・テヒョン同様お調子もののスンホが、トラックを抜かす。

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ちなみに馬の名前は「ウバギ」と言い、
輸送しているのはユン調教師…、おらがユ・オソン。
おお、おお、またこの顔だあ、電信柱してる~。

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スンホ、トラックを抜いたのはいいものの、
対向車のバスを避けきれず、事故を起こして、妻が死亡。

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ユン調教師も煽りを食らって事故、
おかあちゃんと一緒に乗っていたウバキの子が死亡。
こ、こら、テヒョン、おめえが開始早々、調子に乗るからだ!

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事故後、ショックから立ち直れず、連戦連敗。
だめ騎手に転落して厩舎も追い出されそう。
そんなパパを励ましてくれるのは、愛娘イェスンちゃんと…、

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あんた、稼ぎがないんだから競馬警察にでもなったら?
と、尻を叩いてくれる美女のユニちゃん(パク・ハソン)だけ。
しかしテヒョン、ユニも言うとったがな、
おめえほどヘルメットが似合わねえ騎手、見たことあらへんで(笑)。

あ、ハソン、「19歳の母」、よかったよ~。

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ある日、厩舎の汚い事情(八百長)で
久しぶりにいい馬に乗せてもらったのはいいが、
またまた調子に乗って馬の尻にムチ入れるもんだから、
馬くんが怒って逆走し、追突、落馬。やっぱりアホ。

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右、その八百長仕掛け人の
サングラスマン…、おらがチョ・ジェヒョン。

と思ったら違うとったなあ、キム・ドヨンという俳優さん。
まあ、顔から演技からあまりにチョ・ジェヒョンそっくりなので、
あとで調べるまでわからんかった、おら騙されたべ(笑)。

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ほら、見て、このアホ顔!
大損したと厩舎に押しかけてスンホを殴ろうとしたら、
馬さんに脅されてやがんの(笑)。

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ほいで馬から必死こいて逃げるサングラスマン。
まあ、ダミ声からアングリ口、走り方まで、ほんま、
チョ・ジェヒョンそのもので、おら、ゲタゲタ笑うてしもうたがな(笑)。
いやあ、キム・ドヨン、あんた、即わしのお気に入りやで(笑)。

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この一件でスンホも逃亡、自動的に騎手引退。
娘のイェスンちゃんを連れて、
ユニのすすめた競馬警察官になろうとある厩舎を尋ねると、

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お~っと、そこの調教師は電信柱だったあ(笑)。

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お~っと、おまけに競馬警察を志す仲間に
絶好調のおらがキム・サンホがいたあ。
うまくできるてねえ、この映画は。

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電信柱・ユン調教師の愛馬ウバギとも対面するが、
ウバギもスンホ同様、事故後、絶不調。
すっかり人間不信に陥り、人間をよせつけなくなっていたのだった。

え?もう先が読める?
いいじゃないの、読めたって面白けりゃあ(笑)。

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みなさんの予想通り、ある日、ウバギが病気になり、
スンホは娘のイェスンと一緒に、事故のお詫びも込めて、
一生懸命、徹夜で看病したのでした。

と、それを知った電信柱(調教師)は、
ある日、ウバキとスンホを海の上に連れ出し、
「おまえたち、走れないならもう死んでしまえ」と、
なんと海の中にふたりを突き落としてしまったのです。

大変です。スンホは泳げません。
なのでブクブクと海の底に沈んでしまいます。

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と、なんと今度はウバギが
看病をしてもらったお礼だと言わぬばかりに、
海の底にもぐってスンホを助け出したのでした!

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どうでしょう、みなさん、
この展開はさすがに読めなかったのでは?(笑)

海上の船にいたキム・スンホは、
「おら、馬が人間助けるの初めて見たべ」と言ってたが、
んだんだ、スンホ、おらも初めてだ、すっかり感動しちまっただ!

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電信柱の粋な荒治療のおかげで、
すっかり心が通いはじめたウバギとスンホは、
美しい済州島の海沿いを颯爽と駆け抜けるのでした。

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おお、おお、おらが済州島の高原よ!
ん? なんか文体がめちゃくちゃやなあ(笑)。

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途中いろいろあるのだが、
おらはいまけっこう忙しいのでそのいろいろを省略して(笑)、
スンホはまったく予想通り、ウバギとともに騎手として復活。
グランプリ予選をキム・テヒの「グランプリ」同様、
みごとに連戦連勝で通過する。

が、しか~し!
現実はそんなに…、いや、映画はそんなに甘くない。
決勝を迎えたころ、
スンホの目はほとんど視力を失いつつあった!

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そうなんだよねえ。
じつは事故を起こしたとき、目を負傷したんだよね。
で、いずれ視力を失うかもとお医者さんに言われていて…(泣)。

亡き妻のお墓の前で慟哭するスンホ。

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スンホの目の異変に気がついた電信柱は迷う、
決勝をスンホで行くのかどうか。
スンホの命のことを考えると乗せるわけにはいかない。
が、スンホの気持ちのことを考えると、
スンホに走らせてやりたいとも思うし…。

電信柱は迷う。迷う迷う迷う。電信柱、危うし。
ただ突っ立ってる訳にはいかなくなる!(笑)

ユニは、走ると死んでしまうかもしれないので
出場させないでと電信柱に訴える。

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パパの目が見えないことに気づいたイェスンちゃんも、
お願い、電信柱、パパ死んじゃうよお、
と、泣き叫びながら電信柱に手を合わせる。

この映画、ここでは出番少ないけど、
じつはこのイェスンちゃんが大活躍してるんだよ。
例によって韓国の子役、凄いよねえ! 天才!
おじさん、イェスンちゃんにいっぱい貰い泣きしたよ。

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電信柱、ついに断を下す。
決勝はほかの騎手で行く、と。

が、が、が、しか~し、映画はそんなに…、
いや、ウバギはそんなに甘くない! 
見よ! ウバギが…、ウバギが、スンホでないとわかると、
暴れまくって騎手を振り落としたあ~!

電信柱はスンホと相思相愛のウバギのこころを察し、
スンホの元へ走る。

ウバギ、ほんと賢くて、心があって、しかも演技うまいんだよね。
演出家の私は涙が出るほど羨ましかったなあ。

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大観衆の中、レースが始まった。

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ウバギは出遅れた。
スンホの目が見えないため、ほかの馬からはるか後方に
置いていかれてしまった。

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と、スンホがいた元厩舎の、ライバルでもあるソンヒョン騎手が、
スピードを落としてウバギに並ぶと、怒鳴った。
「スンホ、おれの後について来い!」

かれは厩舎の調教師に…、
スンホは目が見えない、ウバギを潰せ、
非情に徹するものだけが勝利者になれる、
と指示されていたのだが、金と名誉のためならなんでもやる
そんな調教師がいやになってたんだよね。

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スンホはソンヒョンの後につき、耳を澄まし、付いて走った。
スピードを上げ、グングン走った。
そして最後の直線に入ったとき、すべての馬を追い越していた。

ソンヒョンが怒鳴った。
「行け、スンホ。競馬も人生も追い込みなんだろ!」

スンホは最後の追い込みに入った。
ゴールが見えてきた。その時…!
そう、まだあるんだよね、「しか~し!」が…。

その時、スンホはウバギの脚の異変に気づいた。

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ウバギは決勝を明日に控えた昨日、
じつは脚に重症を負ったのだ。

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みなさんには黙ってて悪かったけどさ(笑)、
娘のイェスンが、ウバギがいなくなればパパは走らなくてすむ
と、ウバギを引っ張り出して、小屋に一緒に隠れたの。

でもイェスン、
雨に濡れて、病気になって、その場に倒れて、
ほいでそれに気づいたウバギが
前脚で小屋の扉をぶち破って助けに走ったんだけど、
その時、脚を負傷しちゃったのよ。

ウバギもお医者さんに、
無理をして走ると命にかかわると止められたんだけど、
でも…、でも…、
亡き奥さんとイェスンのために立派な騎手でありたい
と思ってるスンホのことを思うと、おら…、おら…!

え? おれはいつウバギになったんだ?(笑)

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スンホは手綱を緩め、言った。
ウバギ、よく走った。もうこのへんで止めよう、と。

だがウバギは走るのをやめなかった。
全速力でゴールを目指した。

スンホはまた言った。何度も言った。
ウバギ、止めよう。やめないとおまえの脚は…、
おまえの命は…。

ゴールは目前だった。
が、スンホは、ウバギが走るのをやめないことがわかると、
自らその手綱を離し、空に飛んだ。

ウバギの命を救うために…。

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ウバギはようやく走るのをやめた。
そしてトラックを振り返ると、倒れたスンホのもとへ歩みより、
手綱を落とし、スンホを立ち上がらせた。

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スンホとウバギは、ゆっくりと、歩いて…、

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ゴールを目指した…。

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電信柱とユニは、
遠くからしっかりと、二人のこのレースを見守っていた。

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保安官になったおらがサンホとその仲間たちも、

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サングラスマンとその仲間たちも、

そしてスタンドを埋め尽くした大観衆も、
二人の美しいレースとゴールを目の前に、
私と一緒にただただ鼻紙をかみまくった。}

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どう? 
予想は大方当たったけど、土壇場になって大崩れでしょう(笑)。

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まさかあそこでスンホが、
ウバギの命を救うために手綱を手放すとは思わなかったなあ。
見事な、とても美しい空中遊泳シーンだったなあ。
この命ありて…、みたいな映画で、
またテヒョンに見事泣かされちゃったなあ。

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で、エンディングではじめて知ったんだけど、
この映画、実話を下敷きにしてるんだって。

ウバギのモデルはこのライトの当ててある馬…、
足に先天性障害を持つルーバ。

競売で史上最低で落札されたんだけど、
調教師と教師の手で障害を克服、通産13回もの優勝を飾り、

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最後の引退レースは8歳で、
なんと土壇場で逆転優勝したんだって!
凄いなあ。

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テヒョン、相変わらずいいねえ。
「受け」が多いから、バカ笑いとはいかないけど、
柔らかい心の持ち主だから、
かれの映画は、観ていてほんと気持ちが癒されるんだよね。


●たまねぎさん
え、いま東京の北朝鮮さんちに!
私は柏なので近いですねえ、東京までわずか30分です!(笑)
韓国の電信柱氏も大役で出てますので、
これはもうたまねぎさんにも必見の映画ではないでしょうか(笑)。
チャ・テヒョンの原点は「猟奇的な彼女」だと思います。
あの頃は若かったのですが…、
あ、いや、いまも若いと思いますが(笑)、
あの原点を子供たちに伝えるために、
ここ数年はめっきり若いパパ役に励んでますねえ。
話体というのは、文字通り話し言葉で書かれた文章ということですが、
それを始めたのがじつは漱石だったんですよね。

●たまねぎさん
ありがたいですが、私の舞台より
「王になった男」公開中だったほうがよろしかったかと…(笑)。

ありがとうございました。


■133分 韓国 ドラマ
脚本 イ・ファンギョン,キム・ヨンソク,キム・ファンソン
監督 イ・ファンギョン
撮影 イ・サンガク
照明 ファン・ソンヒョン
音楽 イ・ドンジュン
出演
チャ・テヒョン スンホ
ユ・オソン ユン調教師
パク・ハソン ユニ
キム・スジョン イェスン スンホの娘
パク・ウォンサン キム調教師
ペク・トビン ソンヒョン
キム・グァンギュ クァンギュ
ユン・ヒソク イングォン
キム・ギチョン パク室長/ファン委員
キム・サンホ 保安官
ソン・ビョンウク カンチュギ
イ・ジョンウ チジル

スンホ(=チャ・テヒョン)はかつて韓国競馬界で将来を約束された騎手だった。
だが、済州島の山道で自動車事故を起こし、妻を失い、自らも目に重傷を負って、リタイアせざるを得なくなる。
島にある警察騎馬隊の牧場で下働きをするようになったスンホだったが、騎馬隊のリーダー、ユン調教師(=ユ・オソン)も、その時の事故で名馬「雹(ひょう)」を傷つけ、その子馬を死なせていた。
娘イェスン(=キム・スジョン)と侘しい暮らしをするスンホだったが、事故以来、決して人を乗せなかった「雹」がスンホだけに心を許したことから、騎馬隊の仲間たちから支援を受けて、再び競馬界一線への復帰を試みる。
だが、スンホの視野が戻ることはなく、レースでは苦戦を強いられる。
後輩騎手のソンヒョン(=ペク・トビン)はそんなスンホに反感を抱くが、やがて彼もスンホを陰で支え始めるのだった。
実話を元に描く、再生の物語。



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この記事へのコメント

たまねぎ
2013年02月02日 00:08
この映画も面白そうですね~
チャ・テヒョン、先日、BS放送で観た「初恋」で、ヨン様の友達役で出ていましたが、とても若い彼でした。「猟奇的…」や「僕の彼女」でも観ましたが、ハンサムとは言えないけど、いい感じの俳優さんですね♪
この映画も「角砂糖」と同じ、馬ですね~あの電信柱氏も同じく出てるのですね(*_*)俄然観たくなりました(^-^)v

こちらで何ですが、今の文章は話体と言うのですね…それも漱石さんが初めて文章に使われたなんて知りませんでした!夢十夜、早速読んでみたいと思ったのですが…今、東京に住んでいる、北朝鮮の娘の所に居ますので、全集では読めません…残念(*ToT)
たまねぎ
2013年02月03日 12:14
柏からだと、多分一時間以上は離れていると思います^^;今、山崎さんの舞台があってれば良かったのですがね~(^-^)v

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