オリエント急行殺人事件 (1974) ヨーロッパ

[907]小説を書くコツは言葉で説明をしないこと、描写すること、行動を書くこと!(笑)
★★★★☆☆

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そうかあ、74年の作品になるのかあ。
公開当時、面白そう!と映画館に駆け込んだんだけど、
ちっとも面白くなくてさあ(笑)。
以来、2度目なんだよねえ。

面白くないのになんでまた観たのか?
いま観ると面白いのかなあ、とは全然思わなかったけど、
出てる俳優さんたちが豪華なんだよねえ。

まあ、当時も、すんげえ豪華俳優だよなあ
と思って観たわけだけどさ。

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オリエント急行 (Orient Express) …、最大のスター。
いやあ、カッコいいよねえ。こういう物(ブツ)には勝てんよねえ。
1883年~2009年…、もう走ってないんだよねえ。

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世界が誇る名探偵、エルキュール・ポワロ…、アルバート・フィニー。
首が回らない機械人形みたいでいいよねえ(笑)。
ちなみに歳とってからのアルバート・フィニーはもっといいよ!

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オリエント急行に乗って殺害された歴史的人物、
アメリカの大富豪ラチェット…、われらがリチャード・ウィドマーク。
懐かちいよお~。

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そのラチェットの秘書、ヘクター・マックイーン…、
おらがアンソニー・パーキンス。
「サイコ」が最高だよねえ、怖かったよねえ。

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ハバード夫人…、ハスキーな声がたまらんローレン・バコール。
元ハンフリー・ボガートの奥さん。相変わらずきれいでセクシー。

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オールドミスの冴えないおばさん、オルソン。
さあ、誰かわかるかなあ~。わかるひとに賞金3000円!
ピンポーン、正解! おらがイングリッド・バーグマン!

先述の富豪ラチェットが車内で殺されて、
われらが名探偵ポワロが犯人を探すお話なんだけど、
すぐわかっちゃうよねえ。
このミス・オルソンだよねえ。

だって、あのイングリッド・バーグマンが
こ~んなに冴えないおばさんに化けてるんだもん。
誰だっておかしい!ってわかるじゃんか!
と、最初観たとき、おらは思ったんだよなあ。

ま、半分当たって、半分外れたんだけどさ(笑)。

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エレナ・アンドレニイ伯爵夫人…、
結婚しない女として名を馳せた、われらがジャクリーン・ビセット。
「さらば青春の日」、また観たいぜ。

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アーバスノット大佐…、おらがショーン・コネリー。

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その大佐の恋人、メアリー・デベナム…、ヴァネッサ・レッドグレーヴ。
懐かしいねえ!「裸足のイサドラ」「肉体の悪魔」「ジュリア」
いろいろあるよねえ。

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ドラゴミノフ公爵夫人…、ウェンディ・ヒラー。
映画史の生き証人みたいな名脇役女優さん。

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車掌のピエール・ミシェル…、
「影の軍隊」にも出てたこれまた名脇役のジャン=ピエール・カッセル。
と、まあ、すげえ豪華な連中が出てくるわけよ。

ほかにもいろいろと…、え~と何人だっけ?

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被害者ラチェットにあった刺し傷が12だから、12人?
容疑者だけで12人? 12人の名優が登場する?
え?なにか聞こえた?
あ、忘れて忘れて聞かなかったことにして(笑)。

にもかかわらず映画としては
改めて観てもあんまし面白くないよねえ。
あ、いや、俳優観てるぶんには面白いんだけどさ。

理由?

事件が起きて、
ポアロが紹介したような乗客たちにいろいろ話を聞いて、
で、最後にこうやってみんなの前で自分の推理を述べて
犯人を割り出すというストーリーなんだけど、

セリフがというか会話がというか、
説明に堕して、アクションになっていかないからなんだよねえ。
説明ほど面白くないものはないからねえ。

だからおら、小説を書く講義で学生にいつも言うんだよね。

いいかい、説明しちゃだめよ、言葉で。
説明は一切だめ、タブー!
講義で、どんなに素晴らしいことでも、
説明されるだけだとつまんなくて眠くなっちゃうだろう?
あれと同じだよ。

説明せずに、描写すること、人物の行動を書くこと。
会話を書くときも説明はだめ。
言葉でひとを動かすように書く。
そうすると読者も君の書いた言葉に動かされるから。

はい、言葉でひとを動かす動かす動かす。
言葉はアクションだよ、はい、アクションアクションアクション!
でないと読者は寝ちゃうよ!

ま、一言でいうと、そういうことかなあ(笑)。

アルバート・フィニーもそれがわかってるから、
説明的なセリフを
いろいろ工夫して面白おかしく喋ろうとしてるんだけど、
残念ながらほとんど効果ないんだよね。
セリフ聞いてると眠くなっちゃうの(笑)。

しょうがないから私は、
名優が入れ替わりで出てくるたびに、
ストーリーとは関係なく、
その俳優とブツブツお話しながら見てたんだけど、

知らない人が私を見てたら、
このひと気持ち悪~いって絶対引いただろうねえ(爆)。

でも、ほんとそうやって観ると面白いから。
超豪華俳優陣なんだから。
でも旦那さんや奥さんに引かれてもおら知らねえよ(笑)。

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あ、とは言っても、
真実が明らかになったラストはけっこう感動的なんだよ。
泣いちゃうかもしれないよ。

●sinoさん
月見草さんのブログで津軽の雪景色拝見しましたあ。
八甲田山に5mもの雪が積もったと聞いて心配したんですが、
二階にまで押し寄せるあの丸々と太った雪と、
白鳥たちが一緒に描き上げるあの津軽の雪景色には
心底うっとりとしてしまいました~!
あ、雪かき、大変でしょうけど頑張ってください!
sinoさん、これ、犯人わからなかったんですか?
実を言うと私、本なんて読んでないのに、
初めて観た時にすぐわかったんですよ~。
だって犯人でもないのに、冒頭に、あんなひとりひとり紹介するの
おかしいですもの(笑)。
たしかにスリルとサスペンスには欠けますが、観ちゃいますよねえ。
贅沢な気分味わえますよねえ!
昔むかしの東映オールスター映画と同じで、
こういうお祭り、いいなあと思うのに、最近はまったく見かけなくなって
寂しいです。

ありがとうございました。


■128分 イギリス/ミステリー/サスペンス
監督:シドニー・ルメット
製作:ジョン・ブラボーン リチャード・グッドウィン
原作:アガサ・クリスティ
脚本:ポール・デーン
撮影:ジェフリー・アンスワース
音楽:リチャード・ロドニー・ベネット
出演
アルバート・フィニー エルキュール・ポアロ
ジャクリーン・ビセット エレナ・アンドレニイ伯爵夫人
アンソニー・パーキンス ヘクター・マックイーン
マイケル・ヨーク ルドルフ・アンドレニイ伯爵
ローレン・バコール ハリエット・ベリンダ・ハバード夫人
イングリッド・バーグマン グレタ・オルソン
ショーン・コネリー アーバスノット大佐
リチャード・ウィドマーク ラチェット・ロバーツ
ヴァネッサ・レッドグレーヴ メアリー・デベナム
ウェンディ・ヒラー ナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人
ジョン・ギールグッド エドワード・ベドウズ
ジャン=ピエール・カッセル ピエール・ミシェル車掌
レイチェル・ロバーツ ヒルデガルド・シュミット
コリン・ブレイクリー サイラス・ハードマン
デニス・クイリー ジーノ・フォスカレッリ
ジョージ・クールリス コンスタンテイン医師
マーティン・バルサム ビアンキ

1935年。イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っていたが、その中には名探偵エルキュール・ポワロの姿もあった。二日目の深夜、折りからの雪で線路が埋まり列車が立往生している中、ポワロの隣の客室にいたアメリカ人富豪ラチェットが身体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見される。鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出したポワロは、一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を開始するのだが…。
A・クリスティの原作を、文字通りのオールスター・キャストで映画化したゴージャスなミステリ大作だが、多彩な人物を手際よく処理したS・ルメットの演出も見もの。オールスター・キャストによるクリスティ・ミステリの映画化は、この後「ナイル殺人事件」(78)、「クリスタル殺人事件」(80)、「地中海殺人事件」(82)、「ドーバー海峡殺人事件」(84)、「死海殺人事件」(88)と続く。

 

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この記事へのコメント

sino
2013年02月27日 14:31
このところ、すごい雪で、月見草さんを参照くださいね。
「やり場のない・・・。」といえば「ゆき」と答える青森県です。…(笑) ア~疲れた。ちょっとサボって山崎さんをチェックするか~。ちなみに今日は良いお天気で気分も楽しくなってま~す。
スリルとサスペンスが抜け落ちたようでツマラナイと批判は受けましょうが、実は私も観ちゃいますね~。キャラの立った名探偵が出てくる事件は安心して観れる私の娯楽です。しかも現代じゃないからね~。これは昔、文庫でも読みましたね。犯人を誰にするのか?。これとか、アクロイド殺人事件などはなかなか当てられないでしょうね~。
私はいつも気持ち良く騙され翻弄され、種あかしされて、
「あー、なんか引っかかってたんだよな~」残念!。というのが定番ですね。シャーロック・ホームズもそうなんだけど、とにかく豪華で時代の雰囲気満載で私にはリラックス効果がありますね。役者が揃った。華麗なる舞台挨拶。
そんな魅力でしょうか。…(笑)

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