続・荒野の用心棒 (1966) イタリア

[894]ジャンゴが愛した女マリアは史上稀にみる美女だった!
★★★★★★

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懐かしさのあまり、えび反りしそうだよねえ。

年末に観たんだけどさ、
こんな時にこの映画観てるのは、
世界広しといえどもオラくらいかも知んねえよなあって
たっぷし優越感に浸りながら(爆)。

さっそく行ってみようか、ジャンゴ~!




どう? 痺れる~! って、えび反りしちゃわない?
かっこいいよねえ。
イタリアーノだよねえ。カンツォーネしてるよねえ(爆)。

イタリア語は任せてくれ。翻訳してあげよう(笑)。

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♪ジャンゴ お前が愛したのは一度だけ
  ジャンゴ それも忘れてしまったか
  生きること愛することも たった一度のことだから

  ジャンゴ お前が愛したのは一度だけ
  ジャンゴ おまえはいつもひとりぼっち
  愛はとっくに消えうせて おまえは永遠にさすらい続ける

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♪空に星があらわれる それはおまえのため
  地にバラが咲く それもおまえのため
  ジャンゴ 苦しみの後に希望が湧く

  愛はとっくに消えうせて おまえは永遠にさすらい続ける

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♪空に星があらわれる それはおまえのため
  地にバラが咲く それもおまえのため
  ジャンゴ 苦しみの後に希望が湧く

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♪おお ジャンゴ  おお ジャンゴ
  さすらいの旅は果てしなく おお ジャンゴ

おお~、カンツォーネとはマカロニ演歌だったのか!
って思うよねえ。

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棺桶を引きずり歩く流れ者…、元北軍のガンマン、ジャンゴ。

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おらが兄ちゃんC・イーストウッドの
最強のライバルだった…、おらがフランコ・ネロ。

カッコいいよねえ。負けそうだよねえ。
ネロだぜ。あの皇帝ネロが
「キリング・フィールズ」を棺桶引きずって歩いてんだぜ。

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メキシコ人どもが、底なし沼にかかった橋の袂で
女を縛りあげ、鞭うっている。

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元南軍の野郎どもが、そのメキシコ人どもをぶち殺し、
その女を今度は裏切り者として十字架に吊るして
火あぶりにしようとする。

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一部始終を目撃していたジャンゴの銃口が
火を吹く。

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ジャンゴが助けた女に名を聞くと、女は答える。
「マリア…」

ドヒャーだよねえ。凄い筋立てだよねえ。
棺桶を引きずる墓堀人が、底なし沼で聖母マリアを助けたんだぜ。

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ジャンゴが愛したおらが女、マリア…、ロレダナ・ヌシアック。

美人だよねえ。心臓止まりそうだよねえ。
おらが好みだよねえ。イタリア絵画だよねえ。
この頃はもう
おらが兄ちゃんは完全に一時消えちゃってるよねえ(笑)。

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メキシコ国境のうら寂れた町。

元南軍のジャクソン少佐と、
メキシコ独立運動家ウーゴ・ロドリゲス将軍が対立する町。
そのため文字通り、死の湿地帯「キリング・フィールズ」と化した町。

そこへどこからともなく
セルジオ・レオーネとC.イーストウッドの
「荒野の用心棒」(1964)をそのまま剽窃したジャンゴが現われ、
その二大勢力を殲滅するというストーリー。

が、剽窃だらけなのに、趣はまったく違う。

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こっちの方は明らかに純国産型である。

「荒野の用心棒」がマカロニだとすれば、
こっちはマカロニマカロニマカロニである。
セルジオ作品にはない「腐臭」「死」が濃厚に漂っている。

元南軍とメキシコ革命軍の対立は、
米ソの東西対立を、「核」戦争を喩にしている。

このフィールドは、
おらの想像に間違いなければ、核戦争後の風景なのだ。
映画はつまりSFなのだ!

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核戦争で廃墟と化した町で
ジャンゴとマリアが愛し合い、やがてイエスが生まれ、
人類の死を救済するという予兆に満ちた
宗教的な革命愛の映画なのだ!

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私の単なる妄想とは言わせない。
なぜなら、なぜなら、この映画を撮ったセルジオ・コルブッチは
正真正銘のコミュニストなんだぞお~!

しかしいいよねえ。
見てよ、映像。コルブッチ、F・フェリーニしてるよねえ。
痺れるよねえ。お~、イタリア~ノだよねえ。

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酒場に、手下を殺やられ、マリアを奪われた
ジャクソン少佐がやってくる。
ジャンゴはあっという間に手下どもを片付け、
わざとジャクソン少佐を逃がす。

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ジャクソン少佐が何百人と手下を連れて戻ってくる。

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墓堀人ジャンゴは
待っていたとばかりに棺桶の中から、

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機関銃を取り出し、掃射する。

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時間にしてわずか数十秒、
軽く1000人はぶっ死んだんじゃないかなあ(笑)。

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酒場の二階からジャンゴを見守るおらがマリア。
あまりの美しさに、誰かジャンゴを撃ってもいいのになあ
と呟く、もうひとりのおらが現われる。
いかんいかん(笑)。

ちなみにマリアはメキシコ人とアメリカ人の間の子。
「境界域」の子。

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いまは亡き恋人に報告をするジャンゴ。
ジャンゴの恋人は、その昔、ジャクソンに殺されたのだ!

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町にもうひとつの勢力、
メキシコ独立運動家のロドリゲス将軍がやってくる。
かれはジャンゴとはいわば旧友で、
ジャンゴはかれを助けたこともある。

ジャンゴはロドリゲスに相談を持ちかける。
ジャクソン少佐が
メキシコ軍砦の砂金を輸送することになっている。
その砂金をぶんどって機関銃を買い、メキシコ政府軍と戦え、と。

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二人は砦を衝撃し、まんまと砂金を強奪するが、
ロドリゲスが金をひとり占めするつもりだと知ったジャンゴは、
砂金を奪い、マリアと逃走する。

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が、ひょうなことからその砂金が底なし沼に沈んでしまい、
マリアが沼に嵌まったジャンゴを助けようとする。

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と、そこへ追ってきたロドリゲスが現われ、
マリアを撃ち、

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借りがあるので殺しはしないが、と
ジャンゴの「盗みを働いた手」を潰してしまう。

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そのロドリゲスたちは
待ち伏せしたジャクソン少佐とメキシコ政府軍に射撃され
あっけなく命を落とす。

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ジャンゴは傷を負ったマリアを酒場に運ぶと、

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マリアに一緒にやり直そうと言い、
最後の墓堀り仕事を終えるために
ジャクソン少佐が待ち受ける墓場へ行く。

両手を粉砕されたジャンゴは、
いったいどうやってジャクソン一味をやっつけるつもりなのか!?
あ、バレバレや。もう冒頭で紹介してしもうとるで~。





どう、「荒野の用心棒」と全然違うよねえ。
いいよねえ。これ、超メロードラマだよねえ。

しかも超メローにも拘わらず
これ、世界各国で上映禁止や年齢制限がされたんだよ、
暴力シーンが残酷すぎるって。

その筋の連中もばかじゃないよねえ。
これ観たやつは革命分子になっちまうと
ブルったんだよねえ、怯えたんだよねえ。

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しかし美しいよねえ。
若い頃から何度観てもブルブルしちゃうんだよねえ。
宗教的な革命愛の映画なのかどうか関係ないよねえ(笑)。
彼女の美しさだけでもう★満々点だよねえ。


●月見草さん
え~、月見草さんがこの「続・荒野の用心棒」を~!
と、いま嬉しさのあまり涙をボタボタと机の上に零しております(笑)。
私も観たのは学生時代です。
映画館出たとき、すっかりフランコ・ネロの気分になって
このメロディー口ずさんでたこと、いまも鮮明に憶えてますねえ(笑)。
音楽、残念ながらコレです(笑)。
もっとも当時の映画館の音響システム、いまみたいによくなくて、
低音部が出なかったんです。それでキンキンに聞こえたんで~す。
それも私、はっきり覚えてます(笑)。

●北国の帝王さん
北国の帝王さんも、おとうさんとこれを!
で、フランコ・ネロとジュリアーノ・ジェンマが
帝王さんの子供の頃のヒーローだった!
いやあ、きょうはもうめちゃくちゃ嬉しいですねえ。
ネロ同様、ジェンマも観まくって、
あの初々しい顔はいまも鮮明に憶えています。
よし、こんど借りてきて観よう!(笑)

ありがとうございました。


■92分 イタリア/スペイン 西部劇/アクション
監督:セルジオ・コルブッチ
脚本:フランコ・ロゼッティ
ホセ・G・マエッソ ピエロ・ヴィヴァレッリ
撮影:アンジェロ・ノビ
音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ
出演
フランコ・ネロ ジャンゴ
ロレダナ・ヌシアック マリア
ホセ・ボダロ ヒューゴ・ロドリゲス将軍
アンジェル・アルバレス バーテンダー(ナタニエル)
エドゥアルド・ファヤルド ジャクソン少佐
ジーノ・ペルーチ

メキシコ国境に近い町。ここでは元南軍のジャクソン少佐(エドアルド・ファヤルド)とメキシコ独立運動家ウーゴ・ロドリゲス将軍(ホセ・ボダロ)の二つの勢力が対立していた。棺桶をひきずり現れた流れ者のガンマン・ジャンゴ(フランコ・ネロ)は、彼らに殺されかかっていたマリア(ロレダーナ・ヌシアク)を救う。町に入ったジャンゴは、酒場でジャクソンの手下を撃ち殺す。ジャクソンは40人の手下を連れ現れるが、ジャンゴは棺桶から機関銃を取り出し返り討ちにする。ロドリゲスはジャンゴを仲間に引き入れ、メキシコ政府軍から金塊を強奪する。しかしロドリゲスは、金塊を山分けする約束を反故にしようとする。ジャンゴは金塊を棺桶に詰めマリアと逃げるが、ロドリゲスらに捕まり両手を潰されてしまう。メキシコに向かったロドリゲス一派は、ジャクソンらの待ち伏せに遭い皆殺しにされる。ジャクソンはジャンゴと最後の決着をつけるため、残った仲間を引きつれジャンゴの待つ墓地に向かう。

 

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この記事へのコメント

月見草
2013年02月06日 18:27
出た~~~~~マカロニウエスタン!!!
しかも月見草一番好きな、フランコ・ネロの「続・荒野の用心棒」嬉しいなぁ~
やっぱ、団塊の世代はてつさん指摘のカンツォーネ風な映画音楽、ジャンゴ~の出だしに痺れまくった記憶が蘇ってきました。
学生時代だったけ?たしかひとり映画館でみたような・・・・てつさんの挿入の音楽でしたか?
なんかもっときーんと張り詰めたような ジャンゴ~だったような・・・・違うかなぁ~
北国の帝王
2013年02月06日 23:52
うーん懐かしい。
団塊の世代ではないですけど、父親が西部劇と時代劇が大好きだったので一緒によく見てました。フランコ・ネロとジュリアーノ・ジェンマは僕の少年時代のヒーローだった。ストーリーなんかはよく覚えてないのに…
名無しの男
2013年08月04日 09:56
いきなりコメントすることお許しください。
「続・荒野の用心棒」大好きです。
私はまだ若者ヒヨッコでマカロニウェスタンには手を染めたばかりであり、まだまだ未視聴のマカロニウェスタンもたくさんありますが、そんな私が今まで観たマカロニ作品の中でこの「続・荒野の用心棒」が一番好きです。 音楽もいいし、フランコ・ネロもカッコいい。
それになにを隠そうロレダーナ・ヌシアクの美しさには、ついつい見とれてしまうほどです。 長文失礼しました。
流浪牙-SASURAI@KIBA-
2019年01月01日 13:03
カンツォーネはイタリア演歌、ですか……それなら他所の国のあれやこれやで
そう呼べるのは何なんですかね? アメリカ歌謡曲ではどうなんでしょうか?

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