シラノ 恋愛操作団 (2010) 韓国

[930]ジンシルとの別れと、ミンジョンとの出会いを描いたビョンホン・シラノ物語(笑)
★★★★☆☆

画像


「シラノ・ド・ベルジュラック」、懐かしいなあ。

あの芝居好き、あの芝居やりたい!
という演劇青年どもがいた。
あ、ごめんな。日本じゃなくて韓国の話だがや(笑)。

この連中だべ。

画像

ところが劇団が借金を抱えてしまい、
まんず金ば稼がないと、つうことになり、事務所をば設立。
その名も「シラノ事務所」(笑)。

んだんだ、女ば好きになっても
「シラノ」のクリスチャンみたく恋を打ち明ける術を知らぬ男どもが
ソウルにもおろうぞ。

ならばシラノになり代わり、われらが
そんな男どもの夢を叶えたろじゃないか! つう会社(笑)。

え? 君も頼みたい、この連中に? 
大丈夫? やめた方がいいんじゃない。
だってこんな男のいる事務所なんだよ。

画像

はい、おらがパク・チョルミン。
帽子とめがねで誤魔化してっけど、根っからいい加減な男なんだべ。
騙されてもオラ知らねえべ(笑)。

と私が止めたにもかかわらず、
ある日、ひとりの男が依頼にやってきた。

画像

ファンドマネージャーで金だげはあるつう男サンヨン。
お~、いかにも美男クリスチャ~ンという感じだがや。

画像

が、このサンヨンが
恋に落ちたという相手の女の履歴書を見たとたん、
団長のピョンフン(オム・テウン)は…、
この依頼は気が向かんな、悪い予感がするべ、
こんな仕事やめて、そろそろ舞台やるべか、金も儲かったし、
と言い始める。

怪しいなあ怪しいなあ、団長さん。
と、オラがその履歴書をひょいと覗いてみると、

画像

お~お~! そこに映ってるのはまさしく
われらがビョンホンのわれらがイ・ミンジョンじゃないかあ~!!
という映画…(笑)。

もうお終いなのか?
だって後はわかるじゃん。

ピョンフンがシラノで、
イ・ミンジョンのやってる女ヒジュンがシラノの従妹のロクサーヌで、
ピョンフンがサンヨンの代わりにラブレター書いて
ロクサーヌに渡す…、つう映画なんだろうなあって。

画像

生身のイ・ミンジョン(笑)。
サンヨンは、教会に牧師の説教を聴きに行ったときに
オラがミンジョンに出会う。

画像

その教会の牧師さんは、じつはミンジョンの叔父さん。
やってるのは、おらがイ・デヨン。

びっくりしたよねえ。だって鬘かぶってるんだぜ。

ま、よく考えると、
いつもの素顔じゃイ・デヨン、とても牧師さんなんてやれねえべ。
神様も仏様も…、いやオラだって怒るっち、
あの素顔で牧師さまをやった日にゃよ(笑)。

画像

ところでこのシラノ団のやり方がけっこう面白いんだべ。

依頼主サンヨンに化粧、衣装を施し、素より野暮ったくする。
素朴に、純に見せかけるため?
で、韓国情報部愛用の超小型イヤホンを耳に埋め込み、
ミンジョンに近づけさせ、

画像

近くの移動車の中から、
自分たちの書いた恋愛シナリオのセリフを送り、

画像

サンヨンに喋らせるのじゃ(笑)。

おまけにこいつ、恋の告白が苦手だという割にはお調子者で
あらぬことを突然喋りはじたりするから…、

つうことはアドリブが出てきたりするつうことなんだけど、
場面がトンチンカンになったりして、

画像

相手のミンジョンもついこうなるのじゃ。
え? こうなるってどうなるのじゃ?

画像

見ろ、ミンジョンがキョトンとして可愛くなるじゃないかあ~!
いやあ可愛いよねえ。ほんと可愛い~。
当然、カマトトが少し入ってるんだろうけど、
あまりの可愛さにオラはくすぐったくなってよ、

おい、ビョンホン、
おめえ、彼女のこういう可愛ゆい可愛ゆいに参ったんだべ。
隠すなっちゃ、コニャロコニャロ!
と、つい、傍のビョンホンを肘で突きたくなるのじゃあ~(爆)。

画像

またこのサンヨンが、
はにかみを押し隠しながらバカを丸出しするときのビョンホンを
ちょっと彷彿させるよなとこがあるもんだから、

画像

ビョンホンと二人でいるときのミンジョン、こんな感じでねえの?
と、オラはひとりで思わずにやついたりしてさ(笑)。

画像

ちょこっとした表情がなんとも言えず可愛いんだべ。

画像

ビョンホンが惚れたの、わかるわ(笑)。

彼女、チェ・ジンシルとは全然違うよね。
ジンシルのような尖った神経が全然ない?

若い時分は、神経の鋭いジンシルと付き合ってると…、
つうてもホントに付き合ってたのかどうか知らんのだが、
心地よい緊張感があってそれが良かったんだろうけど、

画像

ビョンホンもさすがにそんな歳は過ぎた?
おまけに噂によるとパニック障害を患ってるらしいから、
いい意味で神経質なとこのないミンジョンに惚れちゃうのも
オラ、よくわかるような気がすっぺ。

画像

そういう意味で言うと、
過去、ミンジョンと付き合ってというこのピョンフンは、
言うなれば過去のビョンホンだべな、
愛にまだ激情を…、緊張を求めてた?

で、ちょっとしたすれ違いで彼女と別れたんだけど、
まだミンジョンに未練たっぷりで、
初めはサンヨンの恋路の前に立ち塞がろうとする。

が、だんだん、
アホやけど愛に純なサンヨンの姿を見て
愚かだったかつての自分を反省して、

画像

最後、シラノみたく、
サンヨンの口を借りてひそかにミンジョンに
自分のこころを伝える訳さね。

ま、そういう意味で言えばこの映画は、
ビョンホンがいまは亡きジンシルにそっと別れを告げ、
ミンジョンに出会っていくつう物語だわな。

え~っ!?
そういう映画だったのかよ~!?

って、そら、あんた、
ビョンホンとミンジョンのファンである私からするとそういう映画だべ。
どうやったってそういう風に見えちゃうんだから
これはもうしょうがなかっぺ、諦めてくんな(爆)。

画像

おいおい、ミンジョン、
君まで「そうだったの、知らなかった」なんて考えこまんでけれ~!(笑)

原作のシラノは、長鼻で醜い容姿をした男。
それがコンプレックスになってて、
で、クリスチャンの恋文の代筆をしながら
自分の心を従妹ロクサーヌに伝えるというお話。

この「長鼻で醜い容姿」という設定を
なんとか生かしきれなかったのかなあとは思うけど、
ミンジョンのお陰でオラは楽しくみちゃったわ。

ほかにオラのお気に入りの、

画像

イ・ミドや、

画像

クォン・ヘヒョ が出てるよ。


●月見草さん
おい、誰か、翻訳機もってきてくれ。
翻訳機だ、津軽弁を標準語に直す。
ない? じゃすぐビッグカメラに走ってソフト買ってこい。
あ、待て。録音機も買ってこい、録音機。
おら、この津軽弁、生で聞きたいんだ!(笑)
いやあ、これ、生で聞いたら私にはほとんど外国語に聞こえる
んでしょうね。いいなあ。めちゃ聞きたいです!(笑)
ビョンホン、いっぱい寄り道してるって相手だれなんでしょう?(笑)
結婚して、子を産んだら、またひとまわり大きく変わるんじゃないかと
私はとても楽しみにしてるんですが…。

●sinoさん
機関銃ですよねえ。
ブログを拝見すると、月見草さんは、
お~平安期の教養あるおしとかやな女性を思わせる
なんて素敵な女性なのだあ、と思うのですが、
津軽弁が出てくると、わっ、津軽にもおらがキム・スミがいた!
って、ビビっちゃいますよねえ(笑)。
方言と云えばなんたって青森の寺山修司さんです。
最後まで青森弁を生き抜かれましたが、
あのころから私は、方言の中にこそ人間が現れる!
標準語なるものを撲滅せよ、という闘士でした(笑)。
「シャケと軍手」という舞台は秋田弁でやりましけど、
秋田のひとにうまい!と褒められたのがすごく自慢です。
つうても喋ったのはまあ佐野史郎ら俳優人どもだった訳ですが(笑)。
私は宮崎生まれですが、もうほとんど覚えてないし、出てこないですねえ。
「よだきい(かったるい)」くらいかなあ(笑)。
なんともはや故郷喪失者ですよね。
小林秀雄の件ですが、
「好きになれなかった」というのは私の場合、
別に「嫌い」ということにはならないんです。
好きとか嫌いとか特別の感情をそんなにもてない、
まあ、私にとっては大多数のひと、普通のひと、ということですかね。
そういう感情はないけど、読むと凄いなあと尊敬はしていたわけです。
「王になった男」、月見草さんとご一緒には…?(笑)

ありがとうございました。


■117分 韓国 ロマンス/コメディ
監督:キム・ヒョンソク
脚本:キム・ヒョンソク
撮影:キム・ウヒョン
音楽:キム・テソン

出演
オム・テウン
イ・ミンジョン
パク・シネ
チェ・ダニエル
パク・チョルミン

片思いの恋を成就させるために,状況設定はもちろん,キャラクター,好み,顔の角度まで細かいオーダーメード設計を通じて最上の環境を操作する集団<シラノ・エージェンシー>
100%成功率に挑戦する<シラノ・エージェンシー>は,恋愛が下手な人々の代わりをして恋愛を成し遂げる恋愛操作団だ。
時には映画撮影会場を彷彿させる程の組織的な動きで,時には秘密作戦遂行のように完璧に構成された脚本で,依頼人の愛を成し遂げる恋愛エージェンシー。彼らの信条は,「日陰で仕事をして,日の当る場所を指向しない。」だ。
そんなある日,エージェンシー代表のピョンフンと彼の作戦要員ミニョンは,予測不可能な依頼人サンヨンに会うようになる。
スペックは最高だが,恋愛はハズレの2%不足スペック男サンヨンが愛に陥った女性は,中身はわからないが愛らしい容貌のヒジュンだ。依頼人のターゲット女ヒジュンのプロフィールを見た瞬間,ピョンフンは苦悶に陥いる。

 

クリックしていただけると助かります。
登録商品数が無制限(ディスク容量内)のショッピングカートです! 感動の臨場感!☆話題のマシェリ☆

この記事へのコメント

月見草
2013年04月14日 23:13
てつ兄い~「んだんだ、まったくだ~ビョン弟、やっと港っこ見つけて、こんどだば、落ち着いてけるべの~こったにめごいおなごっこだっきゃ、なかなかいねはで、おめの弟、もすも(もしも)彼女ば泣かせることになったら、ただでおかねはで(成敗する)てつ兄ぃ~ちゃんと見張ってけろよ!おめの(あなたの)弟、いっぺ(たくさん)寄り道したばって、ま~んず、いぐ(良く)納まりそうで、わ~(私)も、さっぱどして、肩の凝りなおったじゃ~へばな!(またね)」(笑)
sino
2013年04月16日 10:26
うわっ! お姉ちゃんが爆発してる!…(笑)
これを生で機関銃のようにやられたら、わがるわげねべさ~。「きゃ」と「だば」の語尾が他所の人には耳に残るらしく、昔「だばだばって何よ~」とか言われたって聞きましたね。…(笑) 方言は恥ずかしいものという時代の子でしたが、今は方言は暖かくってユニークと思える時代になったかな~と、うれしいですね。 山崎さんの心に残る
宮崎弁はありますか?。…あのぅ、小林先生の件なんですが、2009・1・29の「ピーターパンの公式」のコメントを参照してください。てっせんさんも登場してて、なつかしいです。
sino
2013年04月19日 01:32
はい、これからご一緒しますよ~。なにしろ月見草さんは
北東北支部津軽地区の観客動員拡大部長として大活躍な訳で、ビョンホンファンの鏡だよな~。私なんか、加速的エントロピー増大の法則の住人だからな~。(ついさっき、テレビで福岡伸一さんが言ってた単語。一度、使ってみたかった!) あ、意味不明ですか?。すんません。…(笑)
山崎さんたら、気を揉んで下さってるんですか?。老爺心ですよ。…(笑)

小林先生のこと、そういう事だとは思ってましたんです。
月見草さんのとこにも書きましたが、私が読めたのは、短いものばかりで、長いものは、わかんなかったですもん。
でも、文章には惹かれていましたね…。今になると、最初に教科書で読んだ「無常について」に集約されるかな~。
血圧はその後大丈夫ですか?。演劇、文学のことばかりでなく健康についても興味をお持ちくださいね。老婆心。
「よだきぃ」だっきゃ!。=^_^=

この記事へのトラックバック