黒社会 (1989) 香港

[963]創りは粗くて下手だけど心がちゃんと伝わってくるからオラ大好き(笑)
★★★★☆☆

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ひさしぶりに観たら、
訛り懐かしき故郷に帰ったよな気分になったよ。
やっぱり故郷はいいなあ(笑)。

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香港NO.1のヤクザ組織、クワン組のウラ入社式。
裸の付き合いをやろうぜ!って感じがグーだよねえ。
「後に続け 清を倒し 明を復興」? 何なんじゃあ!

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お正月なので最近付け上がってる若い組にごあいつをば(笑)。

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左、クワン組長。
右、クワン組の長男シン…、チャーリー・チャン。

クワン組長が紳士的に言う。
「君のおやじとは兄弟だった。汚いマネはよしなさい」

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若い組長ハーが、おれたちの時代だ、
年寄りは引っ込めと言わぬばかりに返す。
「おれはあんたの手下じゃない」

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いきなり刃物が飛び出し、
中学生たちの騎馬戦によく似た出入りが始まる(笑)。

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そして千恵蔵親分によく似たクワン組長が殺られる。

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クワン組長の葬儀。
さすが大陸。龍が逝った! みたいな葬儀だべな。

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喪主は、アメリカから帰国した一人息子のホーだ…、チョウ・ユンファ。
左は妻、右はひとり息子くんだよ。
ちなみにホーは黒社会が嫌でアメリカで暮らしてるのだ。

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葬儀にやってきた香港黒社会の面々。
中、宙に浮いたシマを狙うビョウ伯父。
左、通称、棺桶だっちゃ(笑)。

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クワン組と敵対するチョウ組のボス。役者は揃った(笑)。

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ビョウ伯父の手下どもがホーを襲撃する。
ギェーッ、だから黒社会は嫌だって言ったんだよお、
と泣く、人の良いお坊ちゃん的ホー(笑)。

クワン組の若き狂犬ゴン(ロイ・チャン)が、
その手下をグサッと背後からナイフで刺し、ホーを助ける。

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そのゴン、残りの手下を追っかけようとしたら、
たまたまやってきた車にはねられ、10m吹っ飛び、負傷。
びっくらこいたなあ、スタントなしに、ホントに吹っ飛ばされてたよ。
香港映画のことだから、保険掛けずにやってるんだろうなあ(笑)。

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ゴン、おかげでめでたく幹部に昇進。
この昇進儀式もなんか大陸っぽいよねえ(笑)。

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お食事会(笑)。
左から…、ホー。シン。キョン…、シン・フイ・ウォン。
キョンは、クワン組の次男坊的存在。

シンとキョンは言う。
「ホー、おめえがおやじの跡継がんと組潰れるぜ」
ホーが返す。
「嫌だよ、おれ。シンさんが継げばいいじゃん。な、キョン?」

と、まあ、どこまでもアジア的というか、家族的なんやわ(笑)。

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もう一度、はい、ホーが首ったけの美人妻と息子くん。

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こっちはシンさんの美人妻。
シンさんが玄関を出て行くたびに、
「きょうもあのひとが無事に帰ってきますように」と祈ってる。
はやく足を洗ってほしいのが本音。

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新年会を兼ねた、クワン組の新組長シンの披露宴。

渡哲也にちょっと似の狂犬ゴンが
酔って客人に迷惑をかけたので、シン組長がゴンを殴る。

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それを根に持ち、狂犬ゴンがシンさんに仕返しをする。
シンさんは怪我をし、病院で手当を受ける。

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その帰り、
鶴田浩二をちょっとサラリーマンにした感じのシンさんが、
棺桶の送った刺客たちに襲撃される。

と、可愛い妻が、必死に愛するシンさんをかばおうとして殺され、
シンさんも瀕死の重症を負う。

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病院に駆けつけたちょっと山本麟一似の次男坊キョンは(笑)、
てっきり末っ子の狂犬ゴンが襲ったもんだと勘違いし、
ひとり次男坊キョンをぶん殴りにいくのだが、
揉みあううちに打ち所が悪くて死んでまう。

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長男シンさんは重症、次男キョンは死亡。
狂犬ゴンは焦って、組の立て直しのため
一番信用できない敵のチョウ組のボス、チョウ伯父と手を結ぼうとする。

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それを知ったボンボンのホーは、
チョウに何をされるかわからないと心配し、
ゴンを返してくれと頼むのだが、
いまやチョウの配下にいる棺桶や、若い組長ハーにぶん殴られる。

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で、狂犬ゴンは、案の定、チョウの策にはめられ、
警察に逮捕されてしまう。

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その一部始終を目撃していたホーは、
ゴンは無罪だ、チョウに嵌められたんだ、解放してくれ
とサツに食い下がる。

ゴンはチョウや棺桶、組長ハーを目の前にして狂犬化し、

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警察の車を奪って、チョウ組の事務所に突っ込む。

ほとん危ねえよなあ、香港の連中は。
ちゃんと保険に入ってから撮影してくれよな、と、
おらは真面目に心配する(笑)。

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ホーは、横転した車の中からゴンを助け出す。
と、ゴンは逃げる棺桶と組長ハーを見て…、

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あいつだ、ホー、
おやじを、クワン組長を殺ったのはあいつだ!
と吼え、ホーを煽る(笑)。

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と、ホーの中に眠っていた狂犬病が目を覚まし、
ホーは、その車を追いかけ、後ろから撃沈、炎上させる。

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そこへ警察が駆けつけると、
狂犬ゴンはホーを運転席から放り出し、
「おれだあ! あいつらをやったのは俺だあ、俺を逮捕しろ~!」
と吼えまくり、ホーの身代わりになったのでした。

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クワン組の事務所を燃やし、おやじに謝る、ホー。
組を解散したんだよね。

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おやじの位牌を抱え、
妻子と、車椅子生活を余儀なくされたシンさんを連れ、
アメリカへと戻っていく、われらがホー…。

主題歌が流れる。

 人の情けは嵐の中 移ろいやすく
 人は風雨の中 出会ってはすぐ別れる
 風を掴むことはできない 断ち切ることも
 愛に包まれて生き 恨みを受けて生きよう
 ヘイヨー ヘイヨー 砂が風に舞う
 ヘイヨー ヘイヨー 砂が風に舞う
 さすらいのこの渡世 恩と恨みのしがらみに
 同じ根を持つ者どうし なぜ俺たちは袂を分かつ
 苦しみもがく血染めの心 刃を振るうのは誰だ (ブチッ!)

というお話…。

主題歌はロック調のド演歌。
なんだけど日本のド演歌とはちょっとスケールが違うよな。
さすが華僑を生み出すド大陸って感じで、
ホロッとするんだよなあ。

でもでも、なんで
橋下市長と石原慎太郎を思い出したんだべ、聞いてて?
ドヒャ~、勘弁してくれ~、思い出したくねえよ~! (爆)。

「ブチッ!」って何か?
うん、音楽の途中で歌も映像も「ブチッ」て切れて終わるから(笑)。

ひどいよねえ、ザツイよねえ、ぶったまげるよねえ。
あのわれらが韓国映画もさすがにそこまではやらないぜ(爆)。
大陸は違うよねえ(笑)。

だからストーリーもザツくてどうしようもないんだけど、
でも、そのザツさがなんかたまんなくいいんだよねえ。

無茶苦茶だけど熱いからさあ。
九州の故郷を思い出すんだよねえ、暑~い。
うん(笑)。

ま、いいじゃないか、同音異義でも滅茶苦茶でも。
心が伝わってくればさ(笑)。

しかし
このころのチョウ・ユンファ、ほんといいよねえ、初々しくて。
顔で芝居してないもん。
「男たちの挽歌」シリーズでもうスターだったんだけどね。

韓国映画のモデルは、
案外、この時期の香港映画だったのかもな。

あんまし評判よくないけど、おらは大好きだぜ、この映画。
ほかの役者たちもいい顔してるしね。


■106分 香港 アクション
監督: テイラー・ウォン
製作: チェン・クェン
製作総指揮: カール・マック
脚本: ナム・イン
撮影: 邸禮濤
音楽: ロー・ターヨウ
出演
チョウ・ユンファ
ロイ・チョン
シン・フイウォン
チャーリー・チャン

香港の暗黒街最大の組織の組長クワンが敵対組織チョウ組の刺客に暗殺され一人息子のホー(チョウ・ユンファ)がアメリカから帰国するが、極道の世界を嫌う彼は組の幹部のキョン(シン・フイ・ウォン)やシン(チャーリー・チャン)の跡目をついで欲しいという要請を頑として拒む。
そんな彼の気持をよそに、宙に浮いたシマを狙うビョウ伯父の手がホーを襲い、危うい所を若手組員のゴン(ロイ・チャン)によって救われる。
組織の危機にあってホーは組を企業化することによって近代的にすることを決意、ビョウ伯父とも和解し、別の敵対組織の幹部、棺桶との抗争も話し合いで解決しようとするが、そんな彼のやり方に不満を持ったゴンは独走を始め、ホーによって新たな組長に指名されたシンと激しく対立してゆく。
そんなさなか、シンは棺桶の刺客によって重傷を負わされ、彼の妻は殺されてしまう。
組の立て直しのためゴンは敵であるチョウ組のボス、チョウ伯父と結ぼうとするが、逆に罠にはめられ麻薬所持の罪をかぶせられ、警察に捕まってしまう。しかしそこにホーが駆けつけ、隙をついて逃げ出したゴンと共にチョウや棺桶を追い詰め、復讐を遂げる。
全てが終わりゴンは自首し、ホーはシンや妻子と共に再びアメリカへ戻っていった。


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